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注意:このファイルは統合政府第4種機密文書に指定されています、閲覧される際は専用の機密閲覧ルームを使用されるか、ご自身の執務室をご利用ください
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『オペレーション・アースクリーニング』
上記作戦は1985年6月《検閲済み》日《検閲済み》時《検閲済み》《検閲済み》《検閲済み》《検閲済み》にて当時の人類統合戦線によって行われた大規模対テロ作戦です。
度重なる『しもべ』によるテロ行為によってロシア国内およびアフリカ・中東諸国・南米大陸にて現地治安維持組織では阻止する事が不可能な程の軍事力を持った『しもべ』勢力の拠点を確認した為、これまでとは違う規模の大規模攻撃を行った。
各国首脳は当初、各国警察の持つ特殊部隊や練度の高い軍歩兵部隊を統合運用し対応していたが、『しもべ』はソ連国内より持ち出した複数の銃火器・戦術兵器を保有していた為に複数の被害を出していた。
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“被害一覧”
第1グループ[状況]“行方不明”
第2グループ[状況]“行方不明・壊滅と判断、再編中”
第3グループ[状況]“再編後・任務中”
第4グループ[状況]“任務中”
第5グループ[状況]“壊滅・再編中”
第6グループ[状況]“編成中”
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当時展開されていた第1から第5グループの内1.2.3.5が何らかの甚大な被害を受けている事から、統合軍司令部は各国首脳に対して「大規模な陸海空軌道軍による制圧作戦」を提言し、それが受諾された。
作戦に際しフランスを筆頭にカナダ・インドが大規模な陸上戦力を該当戦域に展開、米英伊空軍がCAPを担当、米英露日海軍が《検閲済み》《検閲済み》《検閲済み》《検閲済み》に展開し軌道上には日本皇国斯衛特務艦隊・アメリカ宇宙軍機動第3群・中国航宙宇宙軍軌道爆撃艦隊が展開していた
最初に交戦を行ったのは《検閲済み》地域に展開していたフランス地上軍だった、目標地点へ接近中だった第4戦車連隊所属の第4小隊が複数の対戦車ミサイル攻撃を受け2両が大破、残る2両はすぐさま撤退し司令部へ状況を伝えた。
司令部は軌道上に展開中の中国航宙宇宙軍軌道爆撃艦隊へ軌道爆撃を要請、艦隊は装備されている360mm砲による軌道砲撃を実施し、複数の防衛設備にダメージを与えた(後の調査によると当拠点の防衛設備の57%をこの砲撃によって無力化した)
この軌道砲撃と地上部隊の砲爆撃を実施した後、仏印機甲部隊とカナダ軍MBS部隊が突入を開始、掃討を開始。
爆撃から12時間後に制圧を確認
続いて各戦線でも戦闘が行われていたが、1つを除き順調に制圧されていった。
残る《検閲済み》では『しもべ』機甲師団と仏印機甲師団が戦闘を開始、既に双方に甚大な被害を出していた。『しもべ』はブラックマーケットに流れていた旧式のMBSや戦車、対空砲等を運用していた為地上軍が苦戦した上、当市街には民間人も複数存在した為軌道砲撃も不可能、地上軍は民間人避難と同時に侵攻を進めていた為に被害を出した。
しかし、複数の偵察部隊が市街地に浸透し『しもべ』の司令部と思われる場所を特定、その情報を受け取った司令部は軌道上で待機中の日米軌道降下部隊へ降下要請、要請から7分後に実施された。
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降下部隊一覧
日本皇国
皇帝・皇室護衛隊(桜花班)
日本国国防大臣・副大臣・臨時警護班(時雨班)
第17斯衛中隊(鬼班)
アメリカ宇宙軍機動第3群
第1降下グループ(エイブル)
第2降下グループ(ベイカー)
第1偵察グループ(ピーター)
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地上部隊に誘導された降下部隊は米第1偵察グループを先頭に次々と降着、戦闘を開始した、
エイブル及び時雨班(チャーリー)が地上を確保している間にベイカー・ピーター・桜花・鬼班(デルタ)が敵司令部の確保及び指導者の確保もしくは殺害を目的に動き始めた。
地下構造物を進むデルタだったが、最深部にて《検閲済み》と遭遇、謎の通信障害によりデルタと通信が途絶えたチャーリーは6機の増援を送り込んだ。
一方デルタは《検閲済み》との戦闘を開始、《検閲済み》や低出力レーザー、触手などの攻撃にさらされ日本国皇帝及び国防副大臣が戦死、残る部隊も大半が戦死するも残る鬼班と時雨班、ベイカー・ピーターの残存戦力により《検閲済み》の破壊に成功。
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《回収された皇帝搭乗機のログ》
『陛下、お下がりください』
「不可能だろう…お主らも奴のスペックは理解しておろう?」
『この戦域に存在する全ての部隊に警告!BETAの存在を確認!こちらはデルタチーム!チャーリー、応答を…くそ』
「あやつがアルファ個体と同じ存在ならば通信妨害ぐらいはしてきても可笑しくなかろうな」
《カメラには台座の上に鎮座する青く光り輝くナニかが映っている》
『総員戦闘配置!陛下にも従ってもらいます!!』
《全機が銃火器を構える、皇帝機もFCSが作動した》
「応、者共聞いたな!?死ぬ資格がある者のみついて来い!」
『陛下、その資格とは?』
「齢40以上、子供は20以上!…儂との付き合いが10年以上の者」
『では全員ですな、まだ死にたくはありませんが、お供します』
《皇帝機は右手に持つ機関砲を目標に向けて発砲するが、触手が弾を受け本体に弾が通らない》
「目がいい奴だのう」
《複数の機体が連射しているにも関わらず再生した触手が全ての弾を受け止め続けている》
『陛下、斬り込み許可を!』
「何名」
『私を含めて6名!』
「却下、アレを見よ…優に1000発は撃っておるのに1発も本体に届かん、今から6人が肉弾となってもあの触手の餌食よ」
《2機の米軍機が触手に薙ぎ払われた》
「どうしたものか」
《4機の斯衛機が大破する》
『脱出、脱出、脱出!…申し訳ありません陛下…』
「よい、このようなところで命を散らすでない。すぐに退け」
『はっ!…全員動けるな?撤退だ…何をバカを言う!さっさと退避しなければ味方の邪魔になろうが!』
『こちらはベイカー指揮官、マック大尉です、聞こえますかエンペラー?』
「何かな?指揮官殿」
『コチラに考えがある、援護していただけないか?』
「それは構わんが…如何に?」
『それは…ッ!とにかく奴を撃ち続けてくれ!イジェクト!イジェクト!イジェクト!』
《マック搭乗機から人影が飛び出すと共に、触手に貫かれる』
「…」
《溜息と共にコンソールとトントンと指先で叩く音》
「考えても仕方ないか、弾があるものは発砲を続けよ!あの米国人達を助けるぞ!」
《先に脱出した兵士たちと共にマックは大破したMBSから砲弾や弾頭を取り出して施設内にあった台車に乗せていく》
「なるほどな…ん、んん!聞こえるかマック大尉?」
『…手短に!』
「勝算は?」
『ある!奴の脅威判定は俺達人間より貴方達MBSの方が高い!つまり、貴方達が生きて動いている限り我々は狙われない』
「その情報は何処から?」
『勘…というか声が聞こえたんです…わかってます、分かってますよ…こんな事信じられるわけ』
「いや、信じよう」
《皇帝機はマック大尉達の前に出る》
「ワシにも覚えがある、お主らにもあのお方は語りかけてくるのだな…嬉しく思う」
《焼けついた銃を投げ捨て、廃棄された機体の武器を掴む》
『…あと4分!あと4分で準備が出来ます』
「あいわかった」
《周囲にも機体が集まり射撃を集中する》
《触手は弾を受け止めつつもコチラに近寄ってくる》
『弾薬が底を尽きそうです!』
「ならばナイフで切り落とせ、何としてでも…いや武器が無いのであれば避け続けよ、彼奴の言う通りならば動いているだけでも良いのだ」
《段々と射撃の勢いが消えていく、弾が無くなった機体はナイフシースからナイフを引き抜き構えている》
《射撃の勢いが落ちた箇所から触手が伸びてくるが、各々の持つ武器で叩き落とされる》
『陛下!後はお願いします!』
《1機の斯衛所属機がコックピットを貫かれる》
『完了!接近します!』
《砲弾等が満載された台車をマック大尉達が押し始める》
《それと同時にMBS達も本体に向けて歩いていく》
「さすがに…勢いが増すなッ」
『お先に!』
『陛下と戦えた事。こうえ』
《大破した機体の装甲や弾薬が尽きた武器を盾にしながら触手の攻撃を防いでいるが少しずつ破損部位が増えてくる》
『設置完了!各機は退避を!』
《台座の根元に配置された台車の上には指向性の弾頭などがBETA本体をへし折らんと構えていた》
《ここで根元にいる人間に気が付いたのか、触手がマック大尉達へ迫る》
「ちぃぃっ!!南無三!!」
《ログは途絶える》
とりあえずブルアカとディビジョン・掲示板物の予告だけあげときました、近いうちにスト魔女と掲示板物の予告もあげます
続きを書くのはコチラを終わらせてからかどうしようもないくらい溜まった時だけですが………あと気分転換(小声)