統合軍:最高機密指定ファイルNo1
当ファイルは統合政府令第11条により最高機密指定されています、無許可の閲覧及び拡散は貴方がどの様な人物・地位であろうとも即刻その立場からの解雇・抹殺の対象者となります、これは貴方のご家族・親族全てに当てはまります。
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当ファイルに記載されている事案は、公式には『統合宇宙軍による大規模な衝突事件』として記載されています。
統合宇宙軍戦闘被害報告書
報告書No:CR19960424
発信元:太陽系防衛艦隊旗艦『陸奥』
宛先:月面総司令部
戦闘概要
・日時:西暦1996年4月24日0201〜1312
・戦闘界域:太陽系防衛網『月』
・友軍勢力:統合宇宙軍:太陽系防衛艦隊・第1打撃艦隊・第3艦隊
・敵対勢力:不明のBETA種
・交戦体制:敵ワープ戦術による接近戦
参加艦艇
太陽系防衛艦隊
UCSC重巡洋艦『陸奥』損失68%、ドック入り
UCSC重巡洋艦『シャルンホルスト』損失81%、ドック入り
UCSC重巡洋艦『ダンケルク』損失12%、任務続行
UCSC重巡洋艦『ローマ』撃沈
UCSC重巡洋艦『アガメムノン』損失94%、ドック入り
UCSC重巡洋艦『オライオン』損失8%、任務続行
UCSC駆逐艦『デアリング』損失98%、廃艦
UCSC駆逐艦『アーレイバーグ』撃沈
UCSC駆逐艦『秋月』損失72%、ドック入り
UCSC駆逐艦『コルカタ』撃沈
UCSC重フリゲート『ホバート』任務続行
UCSC重フリゲート『ザクセン』損失28%、ドック入り
UCSCフリゲート『ファルバン』撃沈
UCSCフリゲート『カイオ・ドゥイオリオ』任務続行
UCSCフリゲート『クンミン』撃沈
UCSCフリゲート『デ・ゼーフェン・プロヴィンシェン』撃沈
UCSCフリゲート『アルミランテ・パディーヤ』撃沈
UCSCフリゲート『ドーントレス』撃沈
他の艦隊については別紙にて記載
損害状況
あまりに多数の艦艇が大損害を受けた為、ここでは主だった艦艇のみ記載とす、尚別紙1-3にて詳細な報告書を添付
UCSC『陸奥』 主機の半壊・搭載武装の85%の融解
UCSC『シャルンホルスト』CIC融解・弾薬庫誘爆・主機の全損・主砲破損
UCSC『アガメムノン』CIC融解・弾薬庫誘爆・主機の全損・主砲破損・船体下部の一部脱落
UCSC『デアリング』船体後部を残し消失
UCSC『秋月』左舷の喪失
人的被害
今戦闘において、人的被害は極めて少
戦死者:0
重傷者:47名
軽傷者:8041名
今回の記録は極めて異常な例として報告する、詳しい報告は別紙にて纏めるが、今回接敵した全てのBETA種は既存の物ではなく、BETAが我々に対抗する為に新たに生み出した存在であると我は推察する。
奴等は攻撃は仕掛けてくるものの、こちらを観察する様な動きやワザと攻撃を受けているような様子も見受けられた。
戦闘中に剥離した敵個体のサンプルを2種、技術本部へ移送する。
対戦BETA研究所報告書NoEX指定
我が研究所はこの報告書が世に出ない事を祈る
今回採取されたサンプルは今まで収集されたBETA種ともデータの一致を見なかった。つまりアレは完全なる新種という事になる。
今までのサンプルが示す通り、BETA種は炭素系生物であり我々人類とはまた異なる進化を繰り返した宇宙規模のイナゴやバッタの様な存在だと考えられてきた。
しかし1972年の個体や74年の個体、85年の例の様にBETAには何らかの指揮系統を持つ有機的ロボット兵器もしくは知能の高い上位個体による高度な社会性を持つ生物の可能性が追われてきました。
しかし今回採取されたサンプルは2種、そしてその2種共未確認のものであり、うち一つの装甲板と見られる物は明らかに加工された跡がありました。
もう一つの有機的とも取れるサンプルの主な構成は珪素系、つまりシリコンで構成されており、前述のサンプルと合わせて驚異的な発見をしたと言える。
つまり、この太陽系にBETA以外の生命体が侵入した可能性があると我が研究所は警告する。
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2075年現在、この存在は確認できません。