篠ノ之束との甘い生活〘完結〙   作:どこかの超電磁砲

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終わらない明日へ

 

 

「私達の計画を邪魔する…目障りよ!」

 

「束の夢を悪用したお前等に!」

 

 

翔真とブラックナイトスコードカルラを纏うスコールがぶつかる。スコールはオータムの遠隔操作でドラグーンを放つ。対する翔真も改修されたストライクフリーダム弐式の武装であるドラグーンを放つ。

 

「私達には世界を変える権利がある!」

 

「ふざけるなっ!」

 

シュペールラケルタビームサーベルを抜き、対するスコールも実体剣を構えて互いに近接戦闘へ入る。ドラグーンの猛攻を避けながら二人は次第にサーベルなどを捨てて殴り合う。

 

 

 

「貴方は何人の命を奪ったの!?今更正義の味方気取りかしら!」

 

「ふっ、所詮は血塗られた宿命……だけど束はそんな俺を愛し受け止めてくれたっ!!」

 

「戯言ね。だけど貴方は今日落とされるの!私とオータムの愛を形にしたブラックナイトスコードカルラには勝てないわ!」

 

「残念だがこちらにも武器はある!」

 

「何を…!」

 

 

カルラのドラグーンが一斉にビームを放つ。だが翔真は瞬時にストライクフリーダムを解除してウイングゼロカスタムを纏うとツインバスターライフルを放つ。

 

 

「彼女の愛だっ!!」

 

「巫山戯るなァァァ!!」

 

 

翔真はリミッターを外してゼロシステムを起動させる。ゼロシステムから繰り出される膨大なデータを払い除けて戦闘パターンを選び、翔真はビームサーベルでカルラのドラグーンを破壊してゆく。

 

「何故…何故こんな!」

 

「束の愛を知ったんだ!俺は負けないっ!」

 

―――しーくん、束さんは何時だってしーくんの帰る場所だから――

 

脳裏に過る束の言葉。翔真の中で種が弾ける――――素早い速さでカルラのドラグーンを全て撃墜するとスコールの前に現れる。

 

「速い!?」

 

「悪を倒す為なら悪にでもなる。例え鬼、悪魔と呼ばれようと!」

 

「っ!」

 

翔真はカルラの左翼や右腕を破壊してゆく。そして肩部のマシンキャノンで装甲を貫きスコールは吐血しダメージを負う。

 

 

〘スコールっ!逃げろっ!!〙

 

「オータム……」

 

〘アタシ等の負けだ……今は引き返してくれ!スコールが死んだらアタシは!〙

 

「……」

 

 

オータムからの通信が入る――――スコールは仕方なく撤退を選んだ。翔真も追う事はせずにそのまま帰投する。機体を解除した翔真を待っていたのはうっすらと涙を浮かべる束だった。

 

「しーくんのバカァ!心配したんだよ!!」

 

「ごめんごめん。だけど帰ってきたよ……ただいま」

 

「うん!おかえりなさい!」

 

 

束を宥めているとカレン、C.C、アンジュ、クロエも現れる。

 

 

「大したもんね。バカップルには敵なしって訳ね」

 

「馬鹿はどんな状況でも強いものだな」

 

「まあ、無事に帰って来たし今夜はパーティーね」

 

「無事で良かったです…翔真様」

 

 

翔真達は今後の事を考えて拠点を移す事にした。カレン達もまた翔真に付いて行く事を決めた。敵に狙われる日々は続いているが、カレン達がそれを追い払い、月日は流れて束は無事に女の子を出産した。

 

「しーくん、生まれたよ……可愛いね」

 

「ああ!束……お疲れ様だった……そして初めましてだな赤ちゃん」

 

「えっへへ。ほら、パパですよ〜」

 

 

我が子を抱き締めて束を労い、翔真は病室を出た。今は家族と仲間達がいる……歩んで来た人生は険しい道のりだったが今はこうして幸せを掴んだ。

 

 

「守るさ。絶対にな」

 

 

翔真の表情は明るく何処か穏やかだった。

 

 

 

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