馴れ初め回かな?
束side
束さんには夢があった……それは宇宙に行く事。ロケットで行くとかそういうのじゃなくて、空を無限に飛べる翼で自由に行きたい……小さい頃からそう思い続けて束さんはその時からインフィニット・ストラトスについて考えていた。
小さい頃からハイスペックな束さんはね、大きな紙に“白騎士“の設計図を書いてお母さんやお父さんに見せた。でもお母さんやお父さんも訳分からずといった感じで私にはどこか冷たい態度を取るし、箒ちゃんも私の夢に理解してくれなかった……必死に求めたんだ……束さんの夢を認めてくれる人を。でも誰も理解してくれず、次第に私は周囲から距離を置かれたんだ。月日は流れて小学4年生になった頃、遂に彼と出会った……
『綾崎翔真……よろしく……』
『………』
束さんがいるクラスにシーくんが転校して来た。シーくんは何処か浮いた私とは違って、誰とでも仲良く出来るしスポーツ万能……でも若干悪い子でよく先生に怒られていたのは今でも覚えてる。この時束さんはシーくんに微塵も興味なかったし、存在なんて気にしてなかった…だけど……
『それ、篠ノ之が書いたのか?』
『だったら何?……君には関係ないよ』
白騎士の設計図に修正を加えていると偶然にもシーくんにそれを見られた……どうせこの子だって束さんを気味悪く思うはずだと思った。
『スゲーじゃんか!』
『え……』
『これって設計図だろ?それを書けるなんてすげーよ篠ノ之…これはロボットか?』
『ロボットじゃなくて白騎士……束さんがいづれ作る…』
『……篠ノ之は夢があるのか?』
『いきなり何さ……』
『夢があるから設計図まで書いてそれを実現させようとしてるんだろ?夢を叶えようとするのはいい事だと思うぜ』
『君……』
『何を勘違いしてるかしらないけどさ、少なくとも俺は応援するよ…篠ノ之の夢をな!じゃあな』
シーくんは束さんの夢を応援すると言ってくれた……そんな事言われたの初めてだった……家族や友だちが応援してくれない中でシーくんだけは味方でいてくれた。それ以降からシーくんとの交流を深めて、束さんはいつも帰り道に夢をシーくんに語る……シーくんは嫌な顔一つせずに真剣に聞いてくれて、束さんは嬉しかった。
『束はスゲーな……俺には夢なんてないからな』
『シーくんなら何でも出来そうな気がするけど……あっ!だったらシーくんをお嫁さんにしてあげるよ!束さんがね!』
『ぶっ!?よ、嫁!?な、何言ってんだよ束!』
『ふふん!予言しちゃうよ!いづれ束さんは天災科学者になる!そしてシーくんを養うから』
『オイオイ……はぁ。せめて俺がお前をお嫁さんにしてやるさ』
『ふぇ!?シーくん……今の言葉……』
『っ!』
思わず顔を赤くしたシーくん……そういう束さんも顔真赤だけど、シーくんは言ってくれた。
『お、俺は束が好きだ……その……お前を守る男になって!養ってやる!だから……その……』
照れながら言うシーくんの顔は今でも覚えてる……あれから数年、色々あったけどシーくんは約束を守ってくれて束さんを愛してくれる……たまにエッチだけど、シーくんをもう離したくない……だからこれからもずっと一緒にいてね……シーくん!