それではどうぞ!
Noサイド
檜山
「…あり得ねぇ……俺の渾身の一撃が……」
中野
「お、おい!何で
斎藤
「いや、知らねぇよ!!」
近藤
(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい?!!)
予想外の事態に、それぞれ狼狽えている小悪党組から目を離さず、暁はハジメに問い掛ける。
暁
「ハジメ、今すぐ透織を連れてこの場から離れられないか?」
ハジメ
「無理だ!今の状態だと、下手に動かした命が危ないよ!」
ハジメの返答に、暁は口元を忌々しげに歪める。
現在透織は、顔面蒼白で苦し気に浅い呼吸を繰り返しており、医学の知識が無い素人から見ても明らかに危険な状態であった。
浩介
「…南雲、五十嵐、此処は俺に任せろ!」
そんな状況下の中、浩介は覚悟を決めた様子、で懐から
浩介
「え~と…あ、あったコレだ!……『息吹きよ。消え
そしてその中から一枚選んで、直ぐに詠唱。それと同時に、透織の全身が淡い緑色の光に包まれる。
透織
「……フゥ、フゥ」
…すると、みるみるうちに顔色が良くなり、呼吸も落ち着いてきた。
ハジメ
「えっ、これって回復魔法!?」
回復魔法“
良く知られる“
“天恵”に比べ、即効性と回復量は劣るものの、魔力の
ハジメ
「え、遠藤君、何で君が…
浩介
「南雲!何度も言うが、今は説明する時間が無い!俺は
ハジメ
っ!…ごめん、分かった!」
浩介
「五十嵐!無茶を承知で頼むが…
暁
「オーケー、OKだ遠藤。皆まで言わなくていい。
浩介
…すまない、頼んだ!」
暁
「あいよ~。さて……おい、檜山!」
檜山
「っ!!?」
若干ドスを利かせた暁の呼び掛けに檜山は、思わず体をビクリと震わせる。…が、それでも暁に対して、敵意に満ちた眼で睨み付けていた。
暁
「…バカだバカだと常日頃思っていたが、此処までとは流石に予想外だわ。…さっきの
檜山
「う、ウルセェんだよ!!テメェこそどっから沸いて出て来やがった!?つーか何だよ、その剣はよぉ!?」
暁
「…はっ、こっちの問いはガン無視かよ。…まぁいい。無駄だと思うが、一応言っておいてやる。…大人しく、
檜山
「はぁあああ!?誰がンな事するかぁ!!…テメェ、今此処で
近藤
「なっ、おい大介ぇ?!」
怒りのまま勢いで脅しをかける檜山に、近藤が思いっ切り狼狽えた。
近藤
「お前、いい加減頭冷やして状況観ろやぁ!!相手はあの『暴風』、五十嵐だぞ!?どう考えだって勝ち目無ぇだろ!」
檜山
「アホか礼一!?それは
近藤
「……は?おい、ちょっと待て大介。今お前、
檜山
「…はぁ?」
近藤の言葉に檜山は一瞬、『コイツ何言ってんだ?』と言いたげに呆け、やがてその意味を理解すると同時に険しい表情を浮かべる。
檜山
「…おい、礼一ぃ?お前…
近藤
「ザケんな、冗談じゃねぇ!!お前、五十嵐と
檜山
…なぁ!?礼一テメェ!!」
近藤
「ウルセェえ!!…信治、良樹!今すぐここから逃げ…
斎藤
「…待て礼一。此処は四人で協力して、五十嵐を倒すべきだ!」
近藤
…なぁあああ!?」
檜山を見限って離脱しようとする近藤だったが、前に同意見だったはずの斎藤の反論に思わず声をあげる。
近藤
「ちょっ、良樹!?」
斎藤
「いやいや、お前こそ冷静になって今俺達の状況を考えてみろ!仮にこのまま逃げたって、その後どうすンだ!?何で遠藤がここに居んのか知らねぇが、もしアイツがこの事チクったら、
近藤
「いやそれは……信治!お前からも何か…
中野
「悪い、礼一。…俺も“打倒、五十嵐”に一票だ」
近藤
…信治ぃいいいいいいい!!?」
更に中野も檜山に同調。完全に取り乱す。
中野
「つーかさぁ、礼一。前々から思ってたんだがお前は五十嵐にビビり過ぎなんだよ。そもそもさぁ、“あの噂”自体眉唾物だし、
近藤
「バッ…ちょっ、おま…
斎藤
「信治の言う通りだ!それに、此処で五十嵐を叩き潰した後、南雲と遠藤の二人を
中野
「ナイスアイディアだ良樹!!だったらもう考える必要は無ぇ!大介の言う通り、今此処でやっちまおうぜ!!」
近藤
「……いやいやいや!?ちょっと待て《ガシィッ!》…ぐぇっ!?」
檜山
「おい礼一ぃ、お前マジでいい加減にしろよ?…これ以上俺をイラつかせたら……お前、覚悟は出来てんだろぉなぁ?」
近藤
「…っ!?~~っ!!」
己の襟を掴み、締め上げながら圧力をかける檜山と、それを止めもせず冷ややかな視線で眺めるだけの中野と斎藤を見て近藤は、四人の中で自身が完全に孤立していることを悟った。
近藤
(このドアホ共がぁあああ!!テメェらは
…が、それでも近藤は決意しかねていた。
何故なら自分だけは知っていた。自分達がどれ程の危険を冒そうとしていることを…。
暁
「お~い、お前ら何時まで駄弁ってンだよ?」
檜山
「ウルセェぞ五十嵐ぃ!!テメェは黙って…は?」
檜山達が視線を向けるとそこには、暢気に魔法瓶からコーヒーを飲んでる暁の姿だった。
檜山
「…おい、お前何してンの?」
暁
「見てわかんね?コーヒーブレイク中」
檜山
「いや、そうじゃなくて……てかお前、あの剣はどこやった?」
暁
「あン?
檜山
「…は?」
暁
「あ、何?もしかしてお前ら相手に
檜山
「…はぁっ!?」
暁
「つーかさぁ、謝る気が無いならせめてこの場から消えてくんね?…それも嫌ならダルいけど、さっさと掛かって来いよ。これ以上お前らの相手すんのは時間の無駄でしかねぇわ…」
檜山
「《ブチッ!!》はぁあああああああああ!!?」
蔑み切った視線で吐き捨てる暁に対し檜山は、
檜山
「何処までも舐め腐りやがってぇえええ!!もう許さねぇ!テメェらまとめてブチ殺してやらぁあああああ!!!」
完全に怒り狂って殺害宣言する檜山。その後方では、中野と斎藤は近藤に対して苛立ちながら問い詰め始める。
斎藤
「…で、礼一?マジでどうすンの?…まさかこの期に及んでまだ逃げようなんて言わないよな?」
中野
「お前、このままだと
近藤
「~~っ!あぁあああもぉおおおおお!!わかったよ畜生ぉ!!こうなりゃヤってやるよクソッたれぇえええ!!!」
斎藤
「よし!…おい大介!お前もそろそろ頭を冷やしてくれ!そのままじゃ勝てる
中野
「頼むぜ
檜山
「ウルセェ!わかってンだよ!」
半ばヤケクソ気味に参戦を了承する近藤に一旦満足しつつ二人は、檜山にも冷静になるよう促し、
浩介
「お、おい五十嵐!お前、何してんだよ!?」
一方遠藤は、暁の小悪党組とのやり取りに対し、思いっ切り動揺していた
暁
「問題
浩介
「…一応伝えておくけど、
暁
「…はっ、
浩介
…っ!?」
暁
「…この件はもうそんなんじゃあ済まされねぇ。ヤツラは人の身内に手ぇ出した挙げ句、此処までヤラかしてんだ。ソレ相応の落とし前は付けさせる。…特に檜山の糞野郎は完膚無きまでに叩き潰す!」
そう宣言しながら放たれる暁の怒気と圧力に浩介はそれ以上何も言えずに押し黙り、代わりにすぐ隣にいるハジメに声を掛け始める。
浩介
「な、南雲?ひょっとしなくても、五十嵐のヤツ…
ハジメ
「…あ~、うん。”完全“ではないけど、そうとう怒ってるね。アレはもう止めても無駄だよ」
浩介
…やっぱりッスか」
諦めたような遠い目をするハジメを見て、浩介も似たような表情を浮かべ……同時に、この後に控える“後始末”について頭を悩ませる。
…そんな心情を察してか、暁が語り掛ける。
暁
「…悪りぃな遠藤。コレばっかりは譲れねぇんだよ。…代わりに前言ってたお前の“要望”、叶えてやるからさ」
浩介
「……出来る限りの事はやっといてやるが、あんま期待すんなよ?」
ため息混じりな浩介の返答を聞いた暁は、了承するように手をヒラヒラ振りながら無言でゆっくりと小悪党組に向かって歩み出した。
…一方、小悪党組はと言うと…
檜山
「……と、作戦はこんな感じだ。お前ら、問題無いな?」
斎藤・中野
「合点承知!!」
近藤
「………」
檜山
「…おい、礼一ぃ。返事はどうしたぁ?あぁ!?」
近藤
「ちょ、ちょっと待てって!まだ心頭滅却してる途中なんだよ!」
檜山
「いや、どんだけビビってんだよ!?オメェ、マジでしっかりやれよ!?シクったらタダじゃおかねぇからなぁ!?」
近藤
「ウルセェわかってンだよ!!そっちこそ、『コレ成功させたら、さっき自分だけ逃げようとした件はチャラにする』って約束、ちゃんと守れよ!?」
檜山
「いいからさっさと構えろ!!五十嵐のヤツが動き始めたぞ!」
…そんな感じでごちゃごちゃしながら臨戦体制に入る。
檜山
「よし、やるぞ!!…『舞い上がれ
ザザァア!!
暁
「っ!?」
…檜山達が練った作戦は以下の通りだ。
まず最初に檜山が風で砂塵を巻き起こして煙幕にする魔法を唱え、暁の視界を遮る。
檜山
「行け、礼一!!」
近藤
「…ああ、こうなりゃやってや…らぁ!!」
続いて近藤が、高速移動を可能とする技能“縮地”を発動。訓練用の剣を手に暁に向かって突撃する。
狙うのは暁の
檜山
「信治、良樹!」
斎藤
「あぁ。こっちは問題無い!」
中野
「俺もいつでも行けるぜ!」
そしてその後、一撃を入れた近藤が離脱したと同時に、中野と斎藤がすかさずに“火球”と“風球”を撃ち込んで暁に大ダメージを与える。…という流れだった。
檜山
(後は動けなくなった
砂煙の中に突入する近藤を見て
ドゴォオオ!!
近藤
「プぎゃぁ?!!」
檜山・中野・斎藤
「……へっ??」
……が、この後直ぐにそれは大間違いだったと、身を持って思い知らされる
~~~~~~~~~~
檜山
「いいからさっさと構えろ!!五十嵐が動き始めたぞ!」
…時は
檜山の怒声が響くなか、近藤はひたすら自分に言い聞かせていた。
近藤
(大丈夫だ…落ち着け礼一。よくよく考えれば大介言う通り、現状は俺達が圧倒的に有利。むしろこれで負ける方が難しいだろ!いつまでも“あの時のこと”に囚われてんじゃねぇ!)
…実を言えば、近藤は過去の
…だが、この状況につい考えてしまった。
今ならあの『
檜山
「よし、やるぞ!…」
近藤
「っ!?」
そうこうしてる内に作戦開始。檜山の魔法で暁は砂煙に包まれる。
檜山
「いけ、礼一!!」
近藤
「…ああ、こうなりゃやってや…らぁ!」
近藤は残ってた迷いを絶ち切るように、檜山の合図と共に“縮地”を使って暁に向かって突進する。
近藤
(やってやる…やってやるぞ!今此処で
そう決意する近藤は更に加速しながら、砂煙の中に突入する。
そして、暁とお思しき影が見えたと同時に…
近藤
「勝った、死ねぇ!!」
…そう、勝利を確信して剣を振り抜いた。
スカッ…
近藤
「………は、えっ??」
…が、その一閃は何の手応えも無く空を切き、影の先に暁の姿は無かった。
暁
「おい、上だ」
近藤
「…っ?!!」
突如、聞こえてきた声に近藤が上を見上げるとそこには、上空から
近藤
「……あ、ちょっ…
暁
「…とりあえずお前は一旦、地面
ドゴォオオ!!
近藤
…プぎゃあ?!!」
躊躇無く放たれた暁の拳は脳天に直撃。そのままの勢いで近藤は、顔から地面に突き刺さる。
その威力は相当なモノだった様で、頭部の周りの地面がクレーター状に陥没し、衝撃で発生した風圧が、砂煙を一瞬で吹き飛ばした。
檜山・中野・斎藤
「……へっ??」
そうして露になった光景を見た残り三人は、呆けた表情のまま固まる。…無理も無い。“縮地”を発動した近藤は、三人の目でも追えない程の速度であり、『アレは防ぎ様がない』と高を括っていたからだ。
暁
「……フン」
…ズボッ!
近藤
「あが…か、かかっ…」
檜山達の様子を見つつ、暁は片手で近藤の髪を掴んで、そのまま大根みたいに引っこ抜く。
…先程の一撃のせいか近藤の顔面は、鼻が潰れ、前歯も
檜山
「な、なななな何してンだ信治、良樹!?ボサッとしてないで早く撃ち込めよ!!」
斎藤
「アホか?!今撃ったら礼一も巻き込むじゃねぇか!お前早く助けに行けよ!?」
檜山
「ウルセェ!あんな役立たずもう知るか!いいからさっさとやれぇ!!」
中野
「いやいやいや!?もうコレヤバいって!!もう
斎藤
…ちょっ!?信治おま…」
檜山
「ザけんじやねえぞテメェら!!口答えしてんじゃねぇぞ!?さっき、『
…早々と近藤を見棄てる檜山。それに異を唱えるも、自分からは動こうとしない斎藤。…そして完全に怖じ気付いて、一刻も早く逃げ出そうとする中野の三人は、互いの意見が合わずにその場で言い争いを始める。
近藤
「……あ、あが、五十嵐ぃ。俺もう降参するから助け…」
暁
「…お前、今更そんな事が通用すると思ってんのか?…とりあえず…」
最早
近藤
「あ、ちょっ、ままま待って…」
暁
「オラァ、逝って来ぉおおい!!」
近藤
「イィイイイイヤァああああああああああ!!!」
檜山・中野・斎藤
「…っ?!!」
…そして、そのまま勢いよく近藤を投げ飛ばす。
投げられた近藤は手足を大の字に拡げ、横一文字に高速回転しながら、檜山達に向かってきた。
中野・斎藤
「ひぃっ?!!」
人間手裏剣と化して迫りくる近藤を、中野と斎藤は地面に伏せ…
檜山
「ふぉおおおおお!?」
…一方檜山は
近藤
「ヂグジョォオおおおおおおやっぱり辞めときゃよか《ドゴォン!!》ギャぶぅっ!!」
そのまま檜山の上を通過した近藤は、後ろの壁(レンガ製)に轟音と共に激突する。
檜山・中野・斎藤
「…っ?!!」
三人がそれぞれ立ち直って再び前に視線を向けるとそこには、猛スピードで迫ってくる暁の姿があった。
斎藤
「ひぃいい!無理無理無理ぃ~!!」
中野
「こここ降参!降参しますから勘弁してくださいぃ~~!!」
…それを見た恐怖で心が折れた中野と斎藤は、武器を遠く投げ捨てると同時に、必死に地べたにひれ伏した。
暁
(……フン)
…幸いな事に、二人の対応を見て危険は無しと判断した暁は、そのまま通り過ぎる。
檜山
(あのクソ共がぁ!?どいつもこいつもマジで役に立たねぇ!)「…『荒ぶり猛る厄災よ。冥府より出でし死の使いよ!』…」
…対して檜山は、出来るだけ距離を取る為に全力でバックステップしながら魔法の
…因みに、そこには
檜山
「…『捻れ渦巻き牙と成れ。鋭く研がれて槍と成れ』…(大丈夫だ、間に合う。…ひゃはははは!まとめてバラバラにしt…)
暁
「…チッ!」(…あぁ、
ダァン!!
檜山
…へっ??」
詠唱を終えて勝ち誇る檜山だったが、次の瞬間、暁が急激に加速。あっという間に懐に入られた上に、右拳を思い切り振り絞った状態だった。
檜山
「ひぃいい?!ら…らら、“喇尖g…
暁
「遅せぇえええ!!」
ドグシャア!!
檜山
「ぶぅぐぅううううううううう!!?」
動揺しつつも無理矢理魔法を放とうとする檜山だったが、それよりも早く暁の
檜山
(……は?ちょ、オレどうなってンの?何で空と地面が交互に見えンだ?……つか痛てぇ?!顎がめちゃくちゃ痛てぇ!!)
混乱しながら宙を舞う檜山はやがて、重力に従ってゆっくりと落ちてくる。
暁
「……おい、まだ終わりじゃ無ぇぞ?」
檜山
「っ?!!」
…そうして落ちて来た檜山の目に一瞬捕らえたのは、自分に向かって回し蹴りの体勢を構えた暁の姿だった。
暁
「オラァア!!」
檜山
「ふぁ、ひょっ?!…《ドカァアア!!》ぐげぇええええ!!」
恐怖に歪む檜山の顔面に、暁は容赦無く
ドカッ! バキッ! バコッ!
檜山
「はがっふげっほごぉ?!」
吹き飛ばされた檜山は地面を何度かバウンドし…。
近藤
「う、うぐぅ……はぁっ?!ちょっ…ヒィ!!?」
ドゴォオオ!!
檜山
「ぎゃばぁアアアア!!?」
…最後は近藤と同じ壁に激突。…丁度そこに近藤もいたが、間一髪で回避に成功する。
ハジメ
「うわぁ、エッグぅ…」
浩介
「ああ、まるで交通事故だ…」
中野・斎藤
(ひ、ひぇええええ?!!)
その様子を観ていたハジメと浩介はドン引きし、中野と斎藤もへたりこみながら顔を真っ青にしてガタガタと震えていた……よく見ると、二人の下には
檜山
「か…か、かかっ…か…」
……暁の怒涛の二連撃を受けた檜山は、全身ズタボロ……特に顔面は完全に変形しており、見るも無惨な状態だった。
ガシッ!!
檜山
「ぐぇっ?!」
…が、暁は一切の躊躇も無く、檜山の襟を掴んで、そのまま宙吊りにし、地の奥底から聞こえるような低い声色で問いかける。
暁
「……オイ、
檜山
「…っ?…ッ?!」
暁
「…『撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ』だ。…ま、ざっくり言えば、『“やったらやり返される”って事を重々承知した上で実行しろ』って事だ。……俺がテメェに何を言いてぇか判るか?」
檜山
「ふ、フザケんなぁ!!?お、おおお前ぇ、ンなことしてタダで済むと思…《ドクシャア!!》ぐぎょぼぉお?!!」
…騒ぎ始める檜山を暁は、壁に思い切り叩き付けて黙らせる。
暁
「…はぁ?『フザケんな』?『タダじゃ済まさない』?……そりゃコッチのセリフだこのグズ野郎がぁ!!!」
ドカァア!!
檜山
「ぎゃぶぅ?!!」
近藤・斎藤・中野・遠藤
「ひっ!!?」
ハジメ
「………あっ」
…直後、暁は怒声と共に、再び檜山を壁に叩き付ける。あまりの容赦の無さに
檜山
「あ…あがががっ!?」
暁
「テメェこそ散々ヤラかしといてタダで済むとと思ってんじゃねぇぞ!?…『ぶっ殺してやる』とかヌカした上で実行してんだ。……テメェも
檜山
「ヒィイイイイイィイイイイイイイイイ!!?」
じょぼぼぼぼぉおおお~~!!
暁の強烈な怒気に当てられ、完全に心が折れた檜山は、
…立ち込めるアンモニア臭に不快感を感じた暁は、思わず檜山を掴んだ手に力が入り、それが止めをさされると勘違いした檜山は泣き叫びながら助けを求め始める。
檜山
「いやぁああああ誰かぁああああ
浩介
「オイオイオイオイ!?ちょ、南雲アレ…」
ハジメ
「ヤバい!いつの間にか
その様子にハジメは、慌てて止めに入ろうとする。…正直、檜山がどうなろうと知ったこっちゃないが、これ以上やり過ぎると暁を擁護するのは難しいと判断した為である。
???
「そこまでだ、五十嵐!!」
…だがここで、暁の邪魔……もとい、檜山の救世主が現れた。
光輝
「貴様、何をしているんだ!?今すぐ檜山を解放しろ!!」
その場にいた全員(昏倒している透織以外)が一斉に、声のする方に視線を向けるとそこには……無駄に神々しい
以上になります。
今回は本作オリジナル魔法について簡単に説明させて頂きます。
“
光系初等魔法。
天〇飯の太陽拳と同じ。
“
治癒系初等魔法。
ざっくり言うと
“
風系初等魔法。
今回の説明通り、砂煙を巻き上げて目隠しにする技。攻撃性は皆無だが
“
風系中等魔法。
外見のイメージはNA〇UTOでお馴染みの螺〇丸を、巨大化且つ銃弾状に形成した見た目。(…少なくとも、人に撃って良い代物ではない)
次回もよろしくお願いいたします。
ハジメのヒロインについて(ハーレムは確定)
-
原作通り(某吸血姫様がメイン)
-
香織がメイン(吸血姫様が挑戦者)
-
両方(香織と吸血姫)いってまえ!