具材投入。着火!
ファンタジー世界に転生し、なんとか元の世界の並行世界に再転生できた。
やはり文明。文明は正義である。ネットだけがこの世に安息をもたらす。
途中忍者の世界も経由したし、それはそれでよかったけど。
俺、月夜は大学生の兄、陽太と中学生の弟、流星を弟子として、イラストレーターをしてお小遣いを稼ぎながらニートと黒幕生活をエンジョイしていた。
再転生の際に、ファンタジー世界と忍者世界からアフターフォロー万全の状態でいくつか魂を連れてきているし、変身アイテムなどをばら撒いて魔法少女などを増やしている。
魂達は5才で記憶が、10歳で能力が、15歳でアイテムが、20歳で行動制限が解放されるように調整してある。行動制限は大規模な力の行使の禁止などだ。連れてきた、もしくは力を渡した人物は厳選したいい子達で、犯罪などには力を使わないと信じている。ちなみに20歳で2022年になるように調節してある。
2022年には趣向を凝らしたパーティーをする予定で、それは伝えてある。それに最低2022年までの共同体加入義務もつけている。
忍者の皆さんは烏夜衆、魔法使いの皆さんは魔道士協会日本支部、魔法少女はスイートデリシャスパフェ日本支部、変身ヒーローは対モンスター対策研究会日本支部、異能者は異能者互助会である。
それぞれの掲示板を見ているだけでとても面白い。全ての掲示板を見れるのは俺だけだ。ふふふ。
腹の探り合いや自慢、愚痴、教え合いなどなど。
共通しているのは、2022年に対する警戒である。
ふふふ、期待されると頑張りたくなっちゃう。2022年にする事と東京という場所、最低1時間は参加しないとぶっ殺す事だけ予告しているので、さぞかしドキドキしている事だろう。何せ全員東京から引っ越したほどだし。
ハロウィンの日を楽しみにしていろよ!
そして来る8月7日。ごく普通のなんでもない日。
東京を行き交う数多の人々のスマホが鳴り響いた。
東京タワーの近くに巨大な門が開き、怪獣や悍ましい化物が降り立ち、虐殺を始めたのだ。
五つの組織は、もちろん鎮圧に動いた……。
「烏夜衆、推参した!」
「うぉっと。予想の100倍激しくてびっくり! 魔道士協会日本支部、行くよ」
「これが大祭……ひどい。スイデリパの皆、私達は救助を頑張ろ!」
「対モンスター対策研究会日本支部、日頃の研鑽を試すときだ! 冷静に、冷酷にな!」
「あー、異能者互助会はそれぞれのペースで行こっかぁ。くれぐれも顔バレしないようにな」
うーん、どうしようね、これ。嘘でしょ?
とりあえず、予告した祭りではないってアナウンスしておこうか。
帰還アイテムとついでに移動アイテム配布しとこ。いつでも撤退していいですよ。
にしても大祭のハードルあがっちゃったよなぁ。
しかも知らない子達も戦ってますね。誰だお前ら。魔力でも忍力でもねーぞ。
この世界ファンタジー要素あったのか。
そこかしこで誰何の声が上がっている。
うーんカオス!
でもそれもまた良し。
今日の所は押し返せるでしょ。
魔法使いと忍者は経験値も能力も選りすぐりのエリートの転生体だ。20年ぶりではあるけどな。
ハロウィンの日の盛り上げはどうしようか。
どちらの話の方が良さそうですか?
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