「キバナ氏キバナ氏~」
「何だねナンジャモ~」
「温泉って良いですね~」
「そうだな~。まさに命の洗濯だ~」
「しかも、部屋毎に1つ露天風呂とか、贅沢にも程がありますよね~」
「列島はプレートの境目にある上に火山も多いから、こういう事も出来るんだろうよ~」
「なるほど~、流石はwikiバナ氏~」
「好き勝手に書き込めるようになるから止めろ~」
という事で、ボクらは今、ヤマブキシティで一番お高い「ホテル・ツワブキ」の露天風呂に入っている。各部屋毎に1つずつ付属している、何とも贅沢な仕様である。
ちなみに、混浴とかではなく、ボクとマツリカ氏、キバナ氏で別々の部屋に泊まり、柵越しに会話をしている状態だ。秘部も不自然な湯煙で隠れているから問題ナッシング☆彡♪
「……何でオレ様のだけ「マジカルシャイン」仕様な理由を教えて貰おうか」
「調整中です」
「嘘吐くなよコンマイ」
隠されているだけ有難いと思え。
余談だが、当のマツリカ氏はというと、
「ばしゃばしゃばしゃ」『きゃんきゃん』
こいぬポケモンの「パピモッチ」と戯れてます。
今回の旅行に際して、チャンピオンからボックスを預かっているんだけど――――――その名もズバリ「完成パルデア図鑑」。パルデア各地のポケモンを網羅した、オーキド博士に見せたら言い値で買って貰えそうな、非常に豪華なポケモンボックスである。なお、キバナ氏の方は「完成ガラル図鑑」を預かっている模様。考える事は皆一緒か。
むろん、単なる自慢用に持ち歩いている訳では無く、きちんと交換用だ。ようするに「私と貴方の何かを♪」という事である。ご当地ポケモン同士をトレードする事で、交流を深めようって主旨だね。
ほんで、今回はマツリカ氏がパピモッチを欲しがったから、代わりにアローラロコンをお裾分けして貰ったのだ。手持ちポケモンの子供だそうな。
……ちょっと重いけど、気にしたら負けだろう。考えてはいけない。
「可愛いねぇ~」『ぱんきゃん!』
うんうん、流石はフェアリータイプのキャプテン、パピモッチとも直ぐに仲良くなれましたなぁ~。
「ニックネームは「ルンルン」にしよう」
「おっ、可愛い名前ですね。由来は何ですか?」
「カビの息を吐くから」
「酵母って言ってあげて?」
可愛い子犬をばい菌呼ばわりするなよ。パンだっつってんだろ。
「マサヒコは「ダクマ」を選んだんだっけ。てっきり御三家ばかり減るかと思ったが、そうでもないようだな」
ああ、そうそう、マサヒコ氏はジム戦後、新たな修行の旅に出掛けたのよ。ナツメ氏とも再戦の約束してたし、良いライバルになるかもね(何かナツメ氏が脈ありっぽく見えたけど、マサヒコ氏はリア充だから、別の意味でライバルになるかも……)。
そんなマサヒコ氏には、拳法の使い手であるダクマがピッタリだろう。それこそ、コノヨザルのように独学でウーラオスに進化させてしまうかもしれない。
御三家に関しては、珍しいけど絶対に欲しいという程でもないから、キバナ氏の言う通り、あまり見向きはされていないんだよね。あくまで好みの問題だから、何とも言えないけど。
「マサヒコ氏から色違いのバルキーを貰えたんだから良いじゃないですか」
「まぁな。気前のいい奴だぜ。後でサイトウにでも譲ってやるか」
幾ら伝説のポケモンとのトレードとは言え、色違いの個体を快く譲ってくれるマサヒコ氏は良い人。サイトウ氏にはバルキーくんを大事に育てて欲しい所存。
「それで、次は何処で撮影するんだ?」
「う~ん、ヤマブキシティは企業の街だから、大半が企業見学になっちゃうんですよね~」
「だよなー。ちょっとお堅い感じになるし、映像でサラっと紹介するだけでも良いんじゃねぇかな。ホテルばっかり映すってのもアレだし、後は現地の土産でもレポートしたら、別の街に行くってのも手だぜ?」
「ま、それが妥当ですかね~。ちなみにおススメは?」
「ここからだと「タマムシシティ」「ハナダシティ」「シオンタウン」に行けるが、近さと華やかさで言えば、断然にタマムシシティだな。デパートに自然公園、カジノまであるから、映す物には困らんぞ」
「おっ、良いっスね~。なら、明日はタマムシシティに向かいますか」
「そんじゃあ、今日はゆっくり英気を養おうぜ。晩飯が楽しみだねぇ~」
という事で、ヤマブキシティの撮影はここまでにして、明日からはタマムシシティに向かおうと思いま~す♪
ちなみに、ヤマブキ土産は「れんがパン」という菓子パンになりました。何でもコガネシティとヤマブキシティを繋ぐリニアモーターの駅舎をイメージしたんだとか。煉瓦造りとか、結構凝ってるよねー。
◆ホテル・ツワブキ
ヤマブキシティで一番大きなホテル。各部屋毎に露天風呂が設置されているリッチな仕様。主に企業のお偉いさんや国外からの企業戦士をターゲットにしている。デイリーマンションの側面も持っており、お金さえ払えば定住する事も可能。