キバナモンジャTV!   作:ディヴァ子

43 / 47
今回からグレンタウン。


グレンタウン☆彡

「おはこんハロチャオ~♪ あなたの目玉をエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモです!」

「グッドノッキング! ドラゴンストーム、キバナだぜ!」

「さてはて、ナンジャモと!」「キバナの!」「「キバナモンジャTV!」の時っ間っだぞ(ぜ)~ッ!」

「いやー、遂にカントー地方の旅にも終わりが見えてきましたね~」

「今日はグレンタウンだから、後はポケモンリーグぐらいしかないもんな」

「シロガネ山やハナダの洞窟は、許可が無いと入れませんもんねー」

「それだけ危険な場所だって事だよ。パルデアで言えば、大穴みたいな物だ」

「なるほど、そりゃ危険だ」

「そういう事。そんじゃ、気合入れて行くぞー」

 

 という事で、ボクらはグレンタウンに来ていた。あれからもライゼクスとリオレウスを分からせてたけど、そろそろ頃合いだろうと思って切り上げて、次の撮影場所に移った次第だ。

 

「ドコ?」

「グレンタウン、だよ」

「ぐれん、たうん」

「そーそー。良く出来ました。偉いね~♪」

 

 もちろん、アグルも一緒である。オーキド博士から託されちゃったからね。ボクとしても捨て置けるような問題じゃないし、仕方ない。

 ……いや、別に嫌じゃないのよ?

 ただねぇ、

 

「おねショタですわ」

「おねショタだねー」

 

 エリカ氏とマツリカ氏(こいつら)が煩いんだわ。こんな子供に欲情なんてするか。犯罪だわ。

 

「それで、何処から行く?」

 

 と、キバナ氏が話題を振ってくる。ナイスフォローだぞ!

 

「そりゃあ、SNSでも話題になってる、「ダイグレンビオトープ」と「ダイグレンアクアリウム」でしょ!」

 

 そう、グレンタウンは他の町にはない、独自かつ大々的な観光名所がある。それが「ダイグレンビオトープ」と「ダイグレンアクアリウム」だ。ビオトープが「陸棲生物生息空間」で、アクアリウムは「水棲生物生息空間」を意味している。ようするに、動物園と水族館である。ビオトープに関しては、情報を見る限り、放し飼いが基本の「サファリゾーン」に近い形態と言える。捕まえられないけどね。ジムもあるが、そこは後で良いだろう。

 いや~、楽しみだねぇ~♪

 

「そいじゃ、先ずはアクアリウムの方から行くか」

「そうですね。着いたばかりだし、ゆっくりと見て回りたいですし」

「お前らもそれで良いか?」

「「良いとも~♪」」

「ふとももー」←※「良いとも」と言っている

 

 なら決まりだね。最悪「ダイグレンビオトープ」は明日でも良いでしょ。あんまり紺を詰め過ぎても、ロクな事にならない。水族館はゆったりと見て回る物なのよん。

 という事で、お邪魔しま~す♪

 

「「「「「おぉー」」」」」

 

 こりゃあ凄い。ニビシティの博物館も立派だったが、こちらの方が確実に大規模だろう。水槽がホエルオーも飼えそうなくらいにデカいし。色んな化石ポケモンが泳いでますよ。オムナイトが可愛い。

 

「ここは復元した化石ポケモンを展示してるんですね」

「グレンタウンと言えば、化石研究のメッカだからな。技術も活かせる、良い展示だと思うぞ。愛護団体が黙っていないかもしれんがな」

「そんな物、“(コレ)”で一発でしょ」

 

 ボクは指でコインの形を作った。権力に屈しなくても、資金(カネ)には屈する物よ。何をするにも、先立つ物が無いとね。

 

「それにしても、ニビ博物館で見たポケモンが生きて動いている姿を見られるとはね」

「ああ、提携もしてるらしいぞ。同じお土産、置いてあっただろ?」

「そう言えば、そんな気も……」

 

 ――――――って事は、トキワコンツェルンも関わってるのか。マツリカ氏が受付のお姉さんと親し気に話してるし、そういう事(・・・・・)なのかも。世間は狭いなぁ……。

 

『アグルは何か欲しい物ある?』

『この饅頭が良い。ユクモ村のお土産みたいで美味しそう』

『そっか。なら買ってあげる』

『わーい!』

 

 可愛い反応するなぁ。何でも買ってあげちゃう♪

 

「おい、お婆ちゃん」

「黙れ、お爺ちゃん」

 

 煩いぞ、キバナ氏。人を孫に現を抜かすお婆ちゃん扱いするな。流石に目に入れたら痛いよ。可愛いのは事実だけど。

 

「でもねぇ、話してみればキバナ氏も分かるよ?」

「悪いが、お前みたいに児童翻訳機能は付いてねぇんだよ」

「“自動”ね、“自動”。……それに漸く慣れて来たばかりだから、そこまで正確ではありませんよ」

「どうだかね」

 

 何だ、何が言いたい。文句があるなら聞こうじゃないか。

 

「犯罪者」

「だから違うって言ってんだろ!」

 

 どんなに頑張っても弟って感じだから、恋愛に発展したりはしないってば。ボクに前科を負わせようとするな。

 

「……とか何とか言ってたら、そろそろ出口ですね」

「そうだな」

 

 何か与太話ばっかりしてた気がする。アグルやおっとり組たちは普通に楽しんでたようだけど。折角の水族館なのにぃ~。

 

「なら、次は「ダイグレンビオトープ」の方に行くか」

「ジープに乗って、園内を練り歩けるんでしたっけ?」

「そうそう。気分は「古代の大陸横断の旅」って感じだな」

「おー、それは楽しみですね」

 

 古代の超大陸を旅出来るとか、ワクワクが止まらないぜ、ゴ○リくん。

 よーし、今度こそちゃんと楽しむぞ~♪




◆グレンタウン

 ご存じ熱血クイズおやじが住まう、カントー地方沿岸の孤島(火山島)。元はフジ老人が身を寄せていた場所でもあり、彼が住んでいた廃墟=ポケモン屋敷には今でもはぐれ研究員や火事場泥棒が宝探しにやって来る。また化石の復元を行う「グレンラボラトリー」があるのもここ。エラーイ怪しい博士に頼めば、あっという間に復活させて貰える。後に火山の噴火により壊滅し、カツラはジムを双子島に移した。黄昏たグリーンにもここで会える。
 この世界では、火山噴火の原因=昼寝してたデカいサンドをオーレン諸島のジムリーダーが捕らえた為、今でも街並みは健在である。それ処か、とあるロケット団員の入れ知恵のせいで余計に発展していて、最早「タウン」と呼ぶには大きくなり過ぎている感がある。しかし、ダイグレンビオトープの環境や街の景観維持の為、シティにはしていない(人口を増やし過ぎない為)。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。