キバナモンジャTV!   作:ディヴァ子

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オーリム博士、アンタって人ハ……。


クチバシティ(後編♪)☆彡

 ルールは簡単、お互いの選ぶポケモン1匹同士でタイマン勝負だよ!

 

「お願い、プニちゃん!」『プルリンコ~♪』

 

 ボクが繰り出すのは、もちろんプニちゃん。今日も今日とて、プルンプルンで可愛いねぇ!

 

「レッツゴー、ライチュウ!」『パンチュゥ~!』

 

 対するマチス氏が選んだのは、アローラライチュウ。南国の風が吹いてますね。確か「でんき/エスパー」の複合タイプだっけか?

 だが、使い手は軍人のマチス氏。一体どんな技構成を……?

 

「ライチュウ、「フォーメーション・サイコ」!」

『ライライ~! ……ライッチャアッ!』

 

 と、マチス氏の指示でアローラライチュウがサイコキネシスでプニちゃんを一瞬だけ空中へ浮かべ、そのままメガトンキックとボルテッカーを叩き込んできた。

 

「畳み掛けなさーい!」『ピカライ!』

 

 さらに、ぶっ飛ばした後もサイコキネシスで追撃。まさに畳み掛けるような連撃だ。

 だが、プニちゃんを相手に手数勝負を挑むのは宜しくないわよ~♪

 

「……今よ、プニちゃん! 反撃の「10まんボルト」!」『プルリンコ~!』

『ラァイ!?』

 

 食らった手数を電気に変えた、プニちゃんの10まんボルトがアローラライチュウを襲う。例えでんきタイプと言えど、威力が倍加していれば、流石に少しは効くでしょ!?

 

「プニちゃん、「マッドショット」!」『プチャッ!』

 

 そこからマッドショットに繋げ、アローラライチュウの素早さを下げた。スピードスターが足を殺されるのは辛いよねぇ?

 

「ライチュウ、「メガトン――――――」

「プニちゃん、「ふいうち」!」『プニャン!』

『ラォッ!?』

 

 そして、焦って動こうとした所へ不意打ちをかます。このスローアップによる多段攻撃……どうよ!?

 

『……ライッ!』

「くっ……!」

 

 食いしばりで耐えられた! 伊達にジムリーダーの相棒は務めてないわね!

 

「「メガトンキック」!」『ライチュウゥゥキィィィック!』

『ハラボテェ~!』「プニちゃーんっ!」

 

 クソ~ッ、ボクのプニちゃんが~!

 

「中々やりますが、ここまでのようでスネー?」

「……いや、まだだよ!」

 

 そろそろ“アレ”が届いている筈……!

 

「来い、スターモービル!」

 

 

 ――――――ズワォッ! バリバリバリ……ヒィイイイイイイイイン!

 

 

『ジババンジババンジババン!』

「「痛車が突っ込んできた!?」」「おー」

 

 ジムの壁を破壊して現れたるは、ボク専用のライドマシン、「ミラク・スターモービル」。言うまでも無くタイプは「でんき」で、エンジン部はブロロンとブロロームに代わってジバコイルとレアコイルを使用しているエコカーだ。オルティガくんが一晩でやってくれました。

 

「勝負はここからだよ☆!」

 

 さらに、ステージにボクが立つ事で、ミラク・スターモービルは完全無欠のGEAR戦士となる。まさにスター団驚異のメカニズム。これを広めずして、何の為の宣伝なのか。わざわざ別便で空輸した甲斐があるぜ。

 フハハハハハ、凄いぞ、カッコいいぞーッ!

 

「おい、ちょっと待てーい! タイマンのポケモン勝負じゃなかったのかよ!?」

「分かってないなぁ、キバナパイセン。これはマシンだから問題ナッシング!」

「いや、余計に問題あるだろ!?」

「うるさい、ボクがルールだ!」

「開き直りも甚だし過ぎるぅ!」

 

 ボクは可愛い、可愛いは正義、つまりはボクが正義である。Q.E.D.証明終了★♪

 

「オーマイガー!」

「ほら、マチスさんも困ってるから!」

「ワタシもホシイ!」

「子供かテメェは!」

 

 そんなキバナ氏とマチス氏のやり取りを見た、マツリカ氏が一言。

 

「みんな楽しそうだねー」

「オレだけ全然楽しくない!」

 

 さぁ、プラトーンしているキバナ氏は放っておいて、ここからがクライマックスだよ!

 

「行け、ミラク・スターモービル! 「エレキアクセル」!」

『ジバババコィイイイイル!』

「『ニャンチュゥウウウッ!』」

 

 そして、ミラク・スターモービルの「エレキアクセル」がクリーンヒットし、マチス氏ごとアローラライチュウをKOした。

 

「勝った★♪」

「アホかぁ!」

「痛ぁいっ!?」

 

 ボ、ボクの頭を……ぶったなぁ!?

 

「親父に何度殴られたか分からないのに!」

「突然重い過去出すなよ!?」

 

 それはともかく、これで勝負は終了。ボクの勝ちである事実に変わりはない。

 

「オ~、何か色々と納得し難い物がありま~スガ、スターモービルのグレートさに免じて許してあげまショウ!」

 

 意外と懐深いね、マチス氏。壁に穴開けたのに。

 

「それはそーと、そのスターモビル、ワタシにも貰えませんカ~? 言い値で買いますヨ!」

「良いですよー。お値段は150万円になります」

「軽の新古車かよ」

 

 お黙りキバナ氏、今商談中なの!

 

「……ちなみに、動力にテラスタルオーブを使いますので、そちらはレンタルという形になりますね。詳しくはこちらのパンフレットで確認して下さい♪」

「うんうん……オー、この程度ならノープログレムネ!」

「なら、契約成立って事で★♪」

「しっかり商売しやがって……」

 

 聞こえんなぁ~。

 

「――――――さて、話は済んだな? 一件は落着したんだよな? ん?」

 

 と、今まで突っ込みに回っていたキバナ氏が、急に朗らかに笑い、

 

「だったら、このジムぶっ壊そうぜ! どうせ壁に穴が開いたんだ、この際新築出来るよう、徹底的に破壊してやる!」

 

 キ、キバナ氏、壊れる!?

 

「お、落ち着いて、キバナ氏! ちょっとふざけ過ぎたのは認めますから!」

「うるせぇ! 最初からクライマックスにイラっとさせやがって! 今日から「滅びのドラゴンストリ-ム」って名乗ってやる! 全速全壊だ!」

「オーノー! やめなさーい!」

「あ、バタフリー」

 

※その後、クチバジムがどうなったかはご想像に任せます。




◆ミラク・スターモービル

 ナンジャモのお願~い☆により、オルティガくんが一晩で造り上げた最新式のスターモービル。今回は機材をふんだんに使えたので、性能がかなり向上している。エンジンに使用されているのはジバコイルとレアコイルで、照明系はコイルが担当している。移動方法は電磁浮遊によるホバー形式。元々でんきタイプのジバコイルをテラスタルしているので、「エレキアクセル」の威力がえげつない事になっている。
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