転生したらオーバーロードだった件   作:仮面大佐

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第8話 大鬼族の襲来

 エレン達が、俺たちの村から去った後、俺たちは、村の開発を着々と進めていた。

 カイジン達が、衣類、住居、道具作成を進めて、リグルド達、ゴブリン・ロードによって、村の統治を行う流れが出来上がっていた。

 その間、俺たちは、一つの天幕へと入っていった。

 誰も通さない様に頼んである。

 リムルは、シズさんの仮面とマナさんが持っていた杖を取り出す。

 イフリートとフーパの暴走の際に、ヒビが入っていたが、修復出来たらしい。

 

ルーク「シズさんの仮面とマナさんの杖、直ったんだな。」

リムル「ああ。2人とも、直ったぜ。」

シズ「うん、ありがとうね。………それと、お願いがあるんだけど………。」

リムル「お願い?」

マナ「私の杖とシズの仮面、2人が受け取ってくれないかな?」

 

 シズさんとマナさんは、俺とリムルに対して、そう言ったのだ。

 リムルは、シズさんに聞く。

 

リムル「………それって、シズさんの大事な物なんじゃ………。」

シズ「今の私には、必要ない物だから。スライムさんに受け取って欲しいんだ。」

ルーク「良いのか?」

マナ「うん。」

リムル「ああ。受け取るよ。」

ルーク「分かった。」

 

 リムルはシズさんから、仮面を受け取り、俺はマナさんから、杖を受け取った。

 そして、三人に話しかける。

 

ルーク「さて。実は、三人には渡したい物があるんだ。」

リムル「渡したい物?」

シズ「私たちに?」

マナ「何を?」

ルーク「これだ。」

 

 そう言って、俺が取り出したのは、3基の戦極ドライバーだ。

 

リムル「これって、ルークの戦極ドライバーじゃないか!?」

ルーク「ああ。まあ、厳密には、俺のじゃないんだがな。」

シズ「どういう事?」

ルーク「戦極ドライバーは、最初に装着した人しか使えなくなるから、まだ、誰の物でもないって事。」

 

 そう。

 戦極ドライバーの初期型は、最初に装着した人に登録されて、それ以外の人には使えなくなるのだ。

 

マナ「そうなのね。」

ルーク「三人には、これを渡そうと思ってたんだ。」

リムル「良いのか?」

ルーク「ああ。特に、マナさんとシズさんに関しては、戦う力が必要だろ?」

シズ「ありがとう。」

マナ「受け取らせてもらうわ。」

 

 そう言って、三人は戦極ドライバーを受け取る。

 三人が腰に装着すると、フェイスプレートに仮面ライダーの顔が浮かぶ。

 リムルはバロン、シズさんはイドゥン、マナさんは、鎧武や斬月の様な和風テイストの仮面ライダーの横顔が映る。

 知恵之実に聞いてみる事にした。

 

ルーク『知恵之実さん。マナさんの仮面ライダーは何なの?』

知恵之実『解。個体名、マナの仮面ライダーは、仮面ライダー煌鎧(オウガイ)です。』

ルーク『煌鎧?』

知恵之実『是。梨のロックシードを使わせるべきでしょう。』

 

 なるほどな。

 俺は、マナさんに話しかける。

 

ルーク「マナさん。」

マナ「うん?」

ルーク「マナさんの仮面ライダーは、煌鎧って言うんだけど、剣を使う仮面ライダーなんだ。大丈夫?」

マナ「大丈夫よ。空間の魔術師なんて言われてたけど、剣も使ってたし。」

ルーク「そっか。」

 

 そうして俺は、リムルにバナナとマンゴーを、シズさんには禁断のリンゴを、マナさんには梨のロックシードを渡す。

 知恵之実さん曰く、梨のロックシードのアームズウェポンは、大橙丸と似た武器である幸水丸という武器らしい。

 その後、俺たちはヴェルドラが居た洞窟へと向かう事にした。

 向かう途中、リグルドが話しかけてくる。

 報告をしに来たのだ。

 

リグルド「報告は以上です。」

リムル「ああ。ありがとさん。」

ルーク「報告ご苦労。」

リグルド「ああ、それと。」

「「ん?」」

リグルド「………リムル様は、今日もご食事の必要がないのでありますか?」

リムル「ああ。どうせ、スライムの体じゃあ、味なんてしない………。」

ルーク「おい。今、人間の姿を得ただろ?」

リムル「あっ!リグルド!」

リグルド「はっ。」

リムル「今日から、俺も一緒に飯を食うよ!」

リグルド「なんと!では、今日は宴会ですな!」

ルーク「ああ。頼む。」

リグルド「はっ!」

 

 そう言って、リグルドは去っていく。

 そう、リムルは、スライムの姿では味がしないので、これまで食事には参加しなかったのだ。

 ちなみに、俺は、味を感じる事は出来たが、流石にリムルが不憫なので、俺も食事をしていない。

 俺たちは、今日の夕飯の事を考えながら街の外へと向かうと、リグル達がいた。

 

リムル「よう、リグル。」

リグル「リムル様!ルーク様!シズ殿!マナ殿!」

ルーク「食料調達、ご苦労様。」

リグル「ありがとうございます。これから、森へ向かう所です。」

ルーク「今夜は宴会だ。美味しそうな獲物を頼む。」

ゴブタ「今日は、リムル様達も食べるっすか?」

リムル「おうよ!なんせ、この体には味覚があるからな!」

ゴブタ「いっぱい食べたら、おっぱいも育つっすかね?」

 

 ゴブタがそんなセクハラ発言をすると、リムルに思いっきり蹴られる。

 まあ、自業自得だし。

 それを見たリグルは、すぐに頭を下げる。

 

リグル「すいません!ゴブタには、きっちり教育させるので!では、特上の牛鹿をご用意しましょう。」

ルーク(牛鹿………牛と鹿が合体した様な動物の事か?)

リムル「おう、頼むな。」

リグル「お任せ下さい!最近は、森の奥から移動してくる魔獣が多いので、獲物は豊富なんです。」

ルーク「………何かあったのか?」

リグル「いえ。環境の変化によって、魔獣の移動がありますからね。大した事は無いと思うのですが。」

 

 そういう魔獣の移動がある場合は、何か強い存在に追われて、移動するという場合があるからな。

 つまり、何か強い存在が居ると警戒した方が良さそうだ。

 すると、リムルの影から、嵐牙が現れる。

 恐らく、思念伝達で、嵐牙を呼んだのだろう。

 

嵐牙「お呼びですか?我が主。」

リムル「嵐牙。リグル達と森に同行してくれ。」

ルーク「何も無いとは思いたいが、念の為に、俺からも頼む。」

嵐牙「心得ました。お任せ下さい。遠慮はいらぬ。我を連れてゆけ、リグル殿。」

 

 そう言う嵐牙。

 かっこいいのだが、尻尾をブンブンと振っていると、ただの犬にしか見えない。

 俺たちは、リグル達を見送って、ヴェルドラの洞窟へと向かう。

 封印の洞窟に到着して、俺たちは、リムルの方を見ていた。

 

シズ「ここが、ヴェルドラが封印されていた洞窟……………。」

マナ「何をするの?」

リムル「ちょっと、俺たちが変身する仮面ライダーについて、確かめたくてな。」

ルーク「まあ、流石にぶっつけ本番で行くわけにはいかないしな。」

 

 そういう事だ。

 俺たちは、それぞれの仮面ライダーを確かめる。

 リムルのバロンも、シズさんのイドゥンも、マナさんの煌鎧も、3人とも使いこなしていた。

 知恵之実さん曰く、シズさんもオーバーロードになった事で、禁断のリンゴロックシードの副作用は無くなったそうだ。

 シズさん曰く、『マナは、空間の魔術師なんだけど、接近戦に持ち込まれた際に備えて、ある程度剣術も習っていた』そうだ。

 俺も、マツボックリやドングリなどの他のロックシードを試していた。

 ちなみに、スイカロックシードは、機能停止状態になっており、次に使うには、もう少し時間がかかるそうだ。

 しばらくして、休憩がてら、シズさんとマナさんの2人に聞く。

 

リムル「なあ、シズさん、マナさん。」

シズ「どうしたの?」

リムル「実は、2人の事は、占いで知ったんだけど、その時に、5人の子供が居たんだけど、何なんだ?」

 

 リムルの質問に対して、2人は顔を見合わせて、答える。

 

シズ「…………その子達は、国によって召喚されたんだけど、不完全な状態で召喚されたから、大量の魔素で死んじゃう。」

マナ「だから、私たちは、あの子達を助けたいの。」

 

 そう語った。

 2人曰く、不完全な状態で召喚された十歳未満の子どもは、数年もしない内に大量の魔素によって死んでしまうらしい。

 それを、国は召喚したのにも関わらず、捨てたのだ。

 それは、到底許される行為ではない。

 だが、救う手段は、2人が知っていた。

 というより、シズさんとマナさんの2人こそが、その証拠なのだ。

 精霊と同化させれば、死を免れる事が出来るらしい。

 ただ、2人が上手く行かなかった理由としては。

 

シズ「私とイフリート。マナとフーパとは、馬が合わなかったんだと思う。」

マナ「イフリートとフーパは、魔王レオンへの忠誠心が強かったから。」

 

 と、語っていた。

 2人は、魔王の一人、レオン・クロムウェルを憎んでいたらしく、イフリートとの不一致が、寿命が縮まった結果になってしまったのだろう。

 俺としては、その子達を助けたいと思う。

 突然異世界に召喚され、捨てられたのは、余りにも不憫だ。

 だが、魔王か……………。

 そう簡単には会えないよな。

 そう思っていると。

 

嵐牙『リムル様!ルーク様!』

ルーク『嵐牙!?思念伝達か!』

知恵之実『個体名嵐牙からの思念伝達。声音から、救援要請と推測。』

ルーク『嫌な予感が的中したか!救援に向かうぞ!』

知恵之実『了。』

 

 嵐牙からの思念伝達を聞いて、俺とリムルは立ち上がる。

 ちなみに、俺も思念伝達を習得していた。

 

リムル「シズさん、マナさん、行くぞ!」

シズ「どうしたの?」

ルーク「嵐牙達が襲われているんだ!助けに行こう!」

マナ「ええ!」

リムル「ルーク!一応、これをつけとけ!」

 

 リムルはそう言って、俺にシズさんの仮面を投げ渡す。

 

ルーク「この仮面は?」

リムル「複製品だ!一応、お前も妖気(オーラ)を抑えとけ!」

ルーク「分かった!」

 

 俺は仮面を付け、嵐牙達の元へと向かって行く。

 すると、ゴブタが転がってくる。

 

ルーク「ゴブタ!大丈夫か!?」

ゴブタ「斬られたっす!超痛いっす!!」

リムル「落ち着け。傷は浅い。」

 

 周囲には、警備班が倒れており、その先には、二人の人物が。

 人間では無い事は確かで、見た所、角が生えている。

 

ルーク「なんだ、お前ら?」

ゴブタ「あっ!リムル様とルーク様じゃないですか!心配で来てくれたんすね!」

リムル「そうだな。元気そうだし、回復薬はいらないな。」

ゴブタ「冗談っす!欲しいっす!」

ルーク「素直にそう言えば良いのに。」

 

 俺はそう呟いて、ゴブタに回復薬をぶっかける。

 ゴブタが回復される中、嵐牙は、大槌を持った者と2本の刀を持った者と交戦していた。

 嵐牙がその二人に向かおうとした瞬間、地面から炎が立ち上り、嵐牙は怯む。

 木々の間に、桃色の髪の人物がいて、その指先から炎が出ていた事から、あの炎は、その人物による物だと思う。

 

リムル「嵐牙!」

 

 リムルは、嵐牙を呼ぶと、嵐牙はすぐに戻ってきた。

 

嵐牙「主達よ!申し訳ありません。我が居ながら、この様な………!」

 

 すると、武器をぶつけ合う音が聞こえてきて、そちらを向くと、リグルが、紫色の髪の人物と緑色の髪の人物と交戦していた。

 緑色の方は、弓矢を使っていた。

 だが、リグルが劣勢になっていた。

 

リムル「戻れ、リグル!」

 

 リグルは、リムルの呼びかけにすぐに応じて、こちらに戻る。

 見た所、重傷ではないな。

 

リグル「リ、リムル様、ルーク様!申し訳ありません………!」

リムル「安心しろ。あとは俺たちに任せて、ゆっくり休め。」

リグル「ありがとうございます………。」

ルーク「嵐牙。倒れている者たちは、どうしたんだ?」

嵐牙「はっ。魔法によって眠らされています。あの桃色の髪の仕業です。」

 

 嵐牙が視線を向ける先には、襲撃者達が全員揃っていた。

 数は七人。

 その内、武器を持っているのは六人で、桃色の髪の人物は、魔法による支援の役割だろう。

 多分、全員が強い。

 これは、変身する事も考慮に入れるか。

 すると、リグルが口を開く。

 

リグル「面目ありません。まさか、大鬼族(オーガ)に出くわすとは………。」

ルーク「大鬼族(オーガ)か………。」

マナ「確かに、大鬼族(オーガ)ね。」

 

 やはり、人間では無いな。

 それも、大鬼族(オーガ)

 だとすると、かなり厄介な事になりそうだな。

 まあ、まずは対話から。

 

リムル「おい、お前ら。事情は知らないが、うちの者が失礼したな。」

ルーク「話し合いに応じる気はないか?」

 

 俺たちの問いかけに、大鬼族(オーガ)達は黙っていた。

 実力差は明白。

 だが、ゴブタとリグルの二人は致命傷ではないし、他の連中も眠らされている。

 何か、理由があるのか?

 すると、リーダー格の大鬼族(オーガ)が口を開く。

 

大鬼族「正体を現せ!邪悪な魔人どもめ!」

「「は?」」

 

 そのリーダー格の言葉に、俺たちは首を傾げる。

 

リムル「お、おいおい!ちょっと待て!俺たちが何だって!?」

ルーク「どういう意味だ!?」

大鬼族「魔物を使役するなど、普通の人間に出来る芸当ではあるまい。見た目を偽り、妖気(オーラ)を抑えている様だが、甘いわ!」

大鬼族「正体を現せい!」

大鬼族「黒幕が直々に出向いてくれるとは、好都合な物。」

 

 えぇぇぇ………。

 大鬼族(オーガ)の恨みを買った覚えはないぞ!?

 ていうか、まあ、見た目を偽ってるのは、合ってるなぁ………。

 人間としての姿だけでなく、仮面ライダー鎧武としての姿もあるしな。

 

ルーク「ちょっと待て………。」

大鬼族「ふん。答えを聞くまでも無い。貴様らの正体は、仮面が物語っている。」

「「仮面?」」

 

 仮面って、俺たちが持ってるこれの事か?

 ちょっと待った。

 それを聞いたシズさんとマナさんが叫ぶ。

 

シズ「ちょっと待って!」

マナ「2人の仮面は、私たちが預けた物よ!」

大鬼族「同胞の無念。その億分の一でも、貴様らの首で贖ってもらおう!邪悪なる豚どもの仲間め!」

 

 不味いな………戦る気満々だよ。

 ていうか、同胞の無念に邪悪なる豚どもの仲間?

 やっぱり、何か訳ありみたいだな。

 俺は、腰に戦極ドライバーを装着する。

 嵐牙が話しかける。

 

嵐牙「どういたしますか?」

リムル「どうって………。お前はあの桃色を相手しろ。」

嵐牙「はっ!」

ルーク「殺すなよ。殺したら、更に連中の憎しみが湧きそうだ。」

嵐牙「はっ………。」

リムル「残りは、俺達でどうにかするよ。」

ルーク「シズさん、マナさん。いけるか?」

シズ「うん。」

マナ「行けるわ。」

嵐牙「しかし、たった4人で、六体の大鬼族(オーガ)を相手に………。」

ルーク「問題ないさ。負ける気がしない。」

嵐牙「それでこそ、主達です!」

 

 俺たちはそう言って、それぞれのロックシードを起動する。

 

オレンジ!

バナナ!

リンゴ!

ナシ!

 

 すると、俺達の上空にクラックが開いて、それぞれのアームズが滞空する。

 俺達は、それぞれのロックシードを、戦極ドライバーに装填する。

 

ロックオン!

 

 すると、法螺貝の音が鳴り、和風テイストの待機音と、ファンファーレの待機音が流れてくる。

 待機音が流れる中、俺達は叫ぶ。

 

「「「「変身!」」」」

 

 俺達は、カッティングブレードで、それぞれのロックシードを切る。

 

ソイヤ!

カモン!

 

 すると、それぞれのアームズが俺たちに着いて、それぞれのアンダースーツが生成される。

 

オレンジアームズ!

花道オンステージ!

バナナアームズ!

ナイト・オブ・スピアー!

リンゴアームズ!

デザイア・フォビドゥン・フルーツ!

ナシアームズ!

天下道オンパレード!

 

 その音声と共に、それぞれのアームズが展開して、鎧になる。

 俺は仮面ライダー鎧武・オレンジアームズに、リムルは仮面ライダーバロン・バナナアームズに、シズさんは仮面ライダーイドゥン・リンゴアームズに、マナさんは仮面ライダー煌鎧・ナシアームズに変身する。

 煌鎧の見た目は、仮面ライダー冠に似ているが、頭部の飾りが、真田幸村の兜に付いている角に似ているのが付いていた。

 

大鬼族「す、姿を変えたところで何も変わらん!」

 

 そう言って、俺達に迫り、刀を振り下ろすが、俺たちはすぐに躱す。

 リムルが黒色の大鬼族の元に向かい、シズさんが紫色の大鬼族に、マナさんが青色の大鬼族の方に向かう中、俺は緑色の大鬼族を相手にする。

 緑色の大鬼族は、女性の様だ。

 

大鬼族「私を相手に、たった1人で挑むなんてね。舐められた物ね。」

ルーク「どうかな?」

 

 俺は、緑色の大鬼族と戦う。

 緑色の大鬼族は、弓矢を使って攻撃してくる。

 俺は、無双セイバーのバレットスライドを引き、ガンモードにして、矢を撃ち落とす。

 

大鬼族「なっ…………!?」

ルーク「ハアッ!」

 

 俺は、無双セイバーと大橙丸の二刀流で、その大鬼族に迫る。

 大鬼族は、格闘戦で攻撃する。

 俺は、無双セイバーと大橙丸の二刀流で、その大鬼族と戦い、峰打ちをする。

 

大鬼族「うっ…………!」

ルーク「安心しろ。峰打ちだ。」

 

 そう言って、他の人たちの方を見る。

 リムルは、黒色の大鬼族が大槌を振おうとした際に、バナスピアーで突いて、麻痺吐息で気絶させていた。

 シズさんは、紫色の大鬼族の棍棒を、アップルリフレクターで受け止め、ソードブリンガーで攻撃する。

 その際に、クラック展開能力を使いこなしていた。

 マナさんは、青色の大鬼族と戦っていて、無双セイバーと幸水丸の二刀流で応戦していた。

 しばらくして、その青色の大鬼族を倒した。

 

リグル「おお!」

ゴブタ「流石っす!」

大鬼族「あんなに簡単に………。」

 

 リグルとゴブタは、歓声を上げ、桃色の髪の大鬼族は、驚いていた。

 俺は、リムル達と合流して、残りの二人の方を見る。

 

ルーク「さて………。」

リムル「どうする?」

大鬼族「…………あの者たちは、かなりの強者ですじゃ。ご油断召されるな、若。」

 

 警戒心を抱かれたか。

 まあ、無理もないか。

 流石に、話すか。

 

リムル「なあ……ここら辺にしないか?」

ルーク「そろそろ、俺達の言い分も聞いてほしいんだが………。」

大鬼族「黙れ!邪悪な魔人め!!」

ルーク「ええとな………。」

 

 あれ?あの白い老人の大鬼族が居ない。

 いや、気配を感じない。

 リーダー格の大鬼族の言葉を聞きつつ、周囲を警戒する。

 

大鬼族「確かに貴様らは強い。だからこそ確信が深まった。やはり貴様らは、奴らの仲間だな!」

ルーク「奴ら………?」

大鬼族「たかが豚頭族(オーク)ごときに………我ら大鬼族(オーガ)が敗れるなど、考えられぬ!」

ルーク「オーク?」

 

 待って。

 それって、俺ら無関係だぞ。

 現在、村にオークなんて、誰一人居ないわけだし。

 

リムル「おい………さっきから何を………。」

大鬼族「黙れ!全ては、貴様ら魔人の仕業なのだろうが!!」

ルーク「魔人?」

大鬼族「とぼけるな!」

リムル「待ってくれ………それは誤解……。」

ルーク「リムル!しゃがめ!」

 

 俺たちの背後に、あの爺さんが現れ、俺たちの首を飛ばそうとしていた。

 すかさず俺は、リムルと爺さんの間に入り、無双セイバーで受け止める。

 

大鬼族「なぁ………!?気配は完全に絶っていた筈………!?」

ルーク「悪いな。俺の第六感っていう感じかな?」

大鬼族「化け物どもめ………!鬼王の妖炎(オーガフレイム)!」

 

 驚いた爺さんがすぐに下がり、リーダー格が、炎の攻撃をしてくるが、俺たちには、熱変動耐性がある。

 炎の攻撃は効かない。

 俺たちが悠然と炎から出てくるのを見て、リーダー格と爺さんは唖然となった。

 

ルーク「悪いな。俺たちに炎は効かない。」

リムル「どうやら、俺はお前達を侮っていた様だ。少し、本気を見せてやろう。」

 

 そう言うと、リムルは仮面を外して、オーラを全開にする。

 それには、大鬼族も驚いていた。

 だが、真に驚くべきは、その先だった。

 何せ、黒炎がリムルの左手から上がったのだ。

 それには、シズさんとマナさんも驚く。

 

ルーク『………何、あれ?』

知恵之実『告。個体名リムル=テンペストが、個体名シズエ・イザワの体を取り込んだ際に得たユニークスキル、変質者を用いて獲得したスキルだと推測。』

ルーク『…………なるほど。』

 

 そんなスキルを得たのかよ。

 そして、あの黒稲妻を使い、目の前にあった岩を破壊する。

 やっぱり、黒稲妻、威力高すぎるだろ。

 だが、今の状況では、役に立つ。

 

ルーク「どうする?」

リムル「まだやるか?」

シズ「こっちの話を聞いて欲しいの。」

マナ「だから、もうやめて。」

 

 そう言うと、リーダーは顔を歪める。

 ビビっている様だな。

 そのまま逃げてくれ。

 すると、あの爺さんがリーダーに話しかける。

 

大鬼族「若。姫を連れてお逃げください。ここはワシが………。」

大鬼族「黙れ、爺。………凄まじいな。悲しいが、我らでは、貴様らには遠く及ばぬようだ。だが、俺には、次期頭領として育てられた誇りがある!無念に散った同胞の無念を晴らさずして、何が頭領か!叶わぬまでも、一矢報いてくれるわ!」

大鬼族「若………。それでは、ワシもお供致しましょうぞ!」

 

 やばい、リムルの炎が逆効果になった。

 まあ、事情は分からないが、恐らく、何者かに故郷を襲われ、同胞を虐殺されたのだろう。

 どうしたもんか………。

 すると、嵐牙と交戦していた筈の桃色の髪の大鬼族が、リーダーの前に来る。

 

大鬼族「お待ち下さい、お兄様!この方達は、敵では無いかもしれません!」

大鬼族「そこを退け!」

大鬼族「いいえ!」

大鬼族「………何故だ!?里を襲った奴と同じく、仮面をつけた魔人では無いか!お前もそう言っただろう!?」

大鬼族「はい………ですが、冷静になって考えて見てください!これだけの力を持つ魔人様達が、姑息な手段を用いて、豚どもに我らの里を襲撃させたのは、不自然です!それこそ、たった4人で我らを皆殺しに出来るでしょうから!確かに、この4人は異質ではありますが、里を襲った者達とは、無関係なのではないでしょうか?」

 

 どうやら、気付いてくれたみたいだな。

 あと、もう一押しってところか。

 

リムル「少しは、人の話を聞く気になったか?」

ルーク「じゃあ、その炎、さっさと始末してくれ。危なくてしょうがない。」

リムル「ああ。」

 

 リムルは、炎をしまう。

 そして、俺達は変身解除する。

 リーダーは、訝しげな声を出す。

 

大鬼族「何者なんだ、お前達は?」

リムル「俺?俺はただのスライムさ。」

ルーク「そして、俺は新たに生まれた種族、オーバーロードさ。」

大鬼族「スライムにオーバーロード?」

リムル「そう。スライムのリムルに。」

ルーク「オーバーロードのルークだ。」

 

 そう言って、リムルは人間としての擬態を解く。

 俺は、怪人態みたいなのは無いので、そのままにしておく。

 

大鬼族「ほ、本当に………!?」

シズ「本当よ。スライムさんが持ってる仮面は、私が託した物。」

マナ「何なら、彼らの仮面が、貴方達の里を襲った者と同じ物か、確かめても構わないわ。」

大鬼族「ああ………。」

 

 大鬼族は、俺たちから仮面を受け取って、それを検分する。

 

大鬼族「似ている気はするが………。」

大鬼族「これには、抗魔の力が備わっている様です。」

大鬼族「しかし、あの時の魔人は、妖気(オーラ)を隠してはおらなんだ。」

大鬼族「では………。」

 

 誤解だと気付いたリーダーは、俺たちの前に跪く。

 

大鬼族「申し訳ない。どうやら、追い詰められて、勘違いをした様だ。どうか、謝罪を受け入れて欲しい。」

リムル「うむ。苦しゅうない。」

ルーク「大丈夫だ。まあ、立ち話もなんだ。一先ず、村に戻るとしよう。君たちも来てくれ。」

 

 俺の言葉を聞いたリーダーは、驚いた表情を浮かべる。

 

大鬼族「良いのか?」

リムル「色々と事情を聞きたいしな。」

大鬼族「………そちらの仲間を、傷つけてしまったが………。」

ルーク「そりゃあ、俺らも、そちらの仲間を傷つけてしまったからな。お互い様さ。」

マナ「それに、死人が出なかったから、良かったわ。」

リムル「それに、今日は、俺たちの村で宴会をやるんだ!」

シズ「人数が多い方が良いでしょう?」

 

 俺は、大鬼族の動けなくなった面子に回復薬を使う。

 ちなみに、爺さんは、ゴブタに謝ったが、ゴブタは爺さんに恐怖していた。

 そして、理由も分からず戦いになってしまったが、何とか終結した。

 俺たちは、村へと戻っていく。




今回はここまでです。
リムルがバロン、シズさんがイドゥン、マナさんが煌鎧というオリジナルの仮面ライダーに変身しました。
そして、大鬼族側に、オリキャラを入れました。
そのオリキャラは、龍玄になる予定です。
あとの黒影、グリドン、ブラーボと言った仮面ライダーや、ゲネシス系列の仮面ライダーは、誰が変身するのか、意見がある人は、お願いします。
ちなみに、武神鎧武に関しては、いずれ出す予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
煌鎧の強化形態がどういうのが良いのかとか、そんな感じですね。
エナジーロックシードを、どのタイミングで出して欲しいというのがあれば、活動報告にお願いします。
セイヴァーはどうしましょうか?
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