【巨乳】もんくえに転生したと思っていたらもんぱらだった件【天使】 作:ちゅーに菌
感想や評価をいつもありがとうございます。いつも励みになっておりますので、どしどしとどうぞ(強欲)。もんぱらとゾンビが終わったタルコフが楽しくて仕方ない今日この頃です。
【ミルクと】もんくえに転生したと思っていたらもんぱらだった件【パンツ】
123:カナン乳業
あなた方も授乳手コキしてやろうってんですよっ!!
124:名無しのにんおす
ひぃこわい!?
125:名無しのにんおす
たすけて
126:名無しのにんおす
赤ちゃんにされる
127:名無しのにんおす
ライダー助けて!
128:名無しのにんおす
アンパンマン!(救いのヒーロー)
129:名無しのにんおす
このでけぇオッパイが……
ウチは今から赤ちゃんにされる
130:名無しのにんおす
急に与える側に回るな
131:名無しのにんおす
今北産業、そろそろイリアスベルク着いた?
132:名無しのにんおす
>>131
スレと空気を読め
133:名無しのにんおす
>>131
・ギガントウェポンちゃん倒した時にカナンネキが久し振りに乳搾りしたらもんくえ知らなくて日の浅いスレ民がドン引きした
・折角なのでカナンネキがもんむすのミルクについてスレ立てして熱く語り出した
・よりキモがられてキレた←イマココ
134:名無しのにんおす
キモくないと思う方が無理があると思うんですけど……?(凡推理)
135:名無しのにんおす
もんぱらには技で搾乳して、"〇〇〇(もんむすの名前)のミルク"というモノを全てのもんむすから獲得できるとしても確かに大分アレ
136:名無しのにんおす
ちなみにもんむすのパンツも剥ぎ盗れる(こっちは履いていないor構造的に履けないから盗れない奴も多い)
137:名無しのにんおす
出たな、もんぱらの謎に狂ったコンプ要素
138:名無しのにんおす
ええ……?(困惑)
139:名無しのにんおす
何の問題ですか? 何の問題もないね(レ)
140:カナン乳業
ですから何度も言っているでしょう!?
もんむすのミルクというモノは、その種族あるいは一個体の全ての情報が凝縮された生命のルーツにして、スープなのです。そのため、魔導科学においてもんむすのミルクからは血液や肉片よりも多くかつ効率的に情報を獲得することができ、そこに性的な要素など一欠片もない実益のあるモノなのですよ!
そうでなければ100%機械のロイドや、無機物のドールからも当たり前のように搾れる道理がありません
141:名無しのにんおす
まあ、確かにロイドとドールから搾れるのは謎だし……
142:名無しのにんおす
それで言うとゴーストとか植物とかも大概だよな
143:名無しのにんおす
スライムのミルクってなんだよ
144:名無しのにんおす
確かにそう考えるともんむすのミルクって概念的な何かとも思えなくもないのか……?
145:名無しのにんおす
で? じゃあ、なんでお前2本ミルク搾るんだよ?
146:カナン乳業
>>145
それは……気になるじゃないですか、味が
147:名無しのにんおす
知ってた
148:名無しのにんおす
ご高説からのこの落差よ
149:名無しのにんおす
どうせ、そんなことだろうと……
150:名無しのにんおす
コイツ、嘘つきではないんだがな。聞かれないと答えないだけで
151:名無しのにんおす
天使じゃなくて悪魔じゃねーか
152:カナン乳業
失敬な……私はこの世界で最高の美食を常に探求しているだけです。美味しいものを美味しく食べることに何の不条理があるというのでしょうか?
153:名無しのにんおす
美食……? あっ……(察し)
154:名無しのにんおす
色々な作品で美食とか名乗るやつがマトモなわけない定期
155:名無しのにんおす
カナンネキ、食べるの好きよね
156:名無しのにんおす
性欲と食欲で生きてるからな
157:名無しのにんおす
手段と体裁を保て
158:名無しのにんおす
模範的もんむす
159:名無しのにんおす
そういえば、何処か行くと必ず何か食べてるよな(強姦含む)
160:名無しのにんおす
カナンネキがこれまで食べたモノで一番美味しかったモノってなに?
161:カナン乳業
>>160
それはもう、なんと言っても玉藻さんの尻尾ですよ
162:名無しのにんおす
草
163:名無しのにんおす
ええ……(困惑)
164:名無しのにんおす
それは流石に草
165:名無しのにんおす
たまも……玉藻!? 六祖の時の方!?
166:名無しのにんおす
お前……玉藻のこと食材だと思ってたのか……
167:名無しのにんおす
好き(物理)
168:名無しのにんおす
カナンネキが玉藻に付き纏う理由ってそういう……
169:カナン乳業
玉藻テールは素晴らしいですよ。あれほど極上の肉を私は知りません。まあ、基本的にもんむすって大怪我や欠損してもしばらくしたら生えたり復活しますので大丈夫です
170:名無しのにんおす
大丈夫とかじゃねーんだよ
171:名無しのにんおす
たまもがあんな反応な理由かぁ……
172:名無しのにんおす
玉藻の尻尾を希少部位扱いするな
173:名無しのにんおす
友達を食べるな
174:カナン乳業
他だと禍撫さんのゼリーは美味しかったですね。逆に
175:名無しのにんおす
六祖飯
176:名無しのにんおす
これは天使のクズ
177:名無しのにんおす
なんでこんなのを地上に置いたんだよ、イリアス様はよぉ……
178:名無しのにんおす
素行が悪すぎて天界から締め出されたからでは?(名推理)
179:名無しのにんおす
というか、その食べた話って文脈的に聖魔大戦よりも前の話だよな……?
180:名無しのにんおす
あっ……(察し)
181:名無しのにんおす
外 交 問 題
182:名無しのにんおす
エ ン ジ ェ ル ダ ス ト
183:名無しのにんおす
そこに直れ
184:カナン乳業
六祖方はそれぞれの魔物体系の原初にして頂点なのですから誰だって美味しいと思うではありませんか?
まあ、結果的に玉藻テールが一番美味しかったですし、何度も皆様の住処に出向いた甲斐があったかは微妙なところです
185:名無しのにんおす
同意を求めてくるな
186:名無しのにんおす
人類をお前と一緒にするな
187:名無しのにんおす
というか、スライムのゼリーって食べると乗っ取られるんじゃなかったっけ? なんで大丈夫なんだ?
188:カナン乳業
>>187
私、生まれつき消化器系が超超超強いんです
189:名無しのにんおす
そうか、消化器系が……ってなるわけないだろ
190:名無しのにんおす
もんむすにしても限度があるだろうがよ……
191:名無しのにんおす
ぜったい、文字通りの意味じゃないゾ
192:名無しのにんおす
エデンさんの身体で禍撫ゼリー食べて無事で済むわけないだろ、いい加減にしろ!
193:名無しのにんおす
まあ、調理とか何かして無毒化とかしてんだろ。その辺りはお手の物だろうし
194:名無しのにんおす
急に小学生みたいな表記をするな
195:カナン乳業
それはそれとして、話を戻しますと他人の趣味を否定する者はロクな大人ではありませんよ全く……
196:名無しのにんおす
それはそう
197:名無しのにんおす
まあ、趣味は人それぞれだからな
198:名無しのにんおす
正論……と言いたいが、カナンネキの趣味は他害前提だろうがよ……
199:名無しのにんおす
歩いてたら突然、天使にミルク瓶2本分搾乳されてパンツを奪い取られる魔物の気持ちにもなれ
200:名無しのにんおす
>>199
くそワロタ
201:名無しのにんおす
>>199
あまりにも酷い
202:名無しのにんおす
>>199
通り魔…いや、通り魔なのかこれ!?
203:名無しのにんおす
>>199
別の世界の女性魔物に転生したワイ、震える
204:名無しのにんおす
>>199
怖過ぎるだろ……一生の傷になるわ……
205:カナン乳業
>>199
絶ミ美ゾ
206:名無しのにんおす
黙れ
207:名無しのにんおす
もう喋るな
208:名無しのにんおす
コイツのメンタル化け物かよ
209:名無しのにんおす
魔物(天使)なんだよなぁ……
210:カナン乳業
うるさいですね、あなた方……
でもざぁんねぇんでしたぁ……あなた方のもんくえでの推しは、大概私が既に搾乳済みですよぉ……?
211:名無しのにんおす
コイツ……!
212:名無しのにんおす
無敵の人過ぎる……
213:名無しのにんおす
これがNTRですか
214:名無しのにんおす
ドブ川様とは別方面でクズ過ぎるだろ
215:名無しのにんおす
よくも……俺のエルちゃんをよくも……!
216:名無しのにんおす
テメー! 何してんだぁ!!
217:名無しのにんおす
そう言えば、さっきのカナンネキの六祖の話。蛭蟲がいないのはなんで?
218:カナン乳業
>>217
その話をするのは止めましょうか
219:名無しのにんおす
あっ……(察し)
220:名無しのにんおす
あー、あー
221:名無しのにんおす
来たなカナン姉貴のブロックワード
222:名無しのにんおす
カナンネキが普通に嫌そうなの珍し過ぎる。まあ、日の浅いニキネキや許してーや
223:名無しのにんおす
振ってきたのはお前なんだよなぁ……
224:名無しのにんおす
この人、聞かれたことには基本的に答えるもんな
225:カナン乳業
まあ、私が一方的にそれを嫌い……いえ、苦手にしているだけなので気にしないでください。これに関しては誰が悪いわけでもありませんので
226:名無しのにんおす
全肯定マンのカナンネキがソレ扱いってかなりヤバいのでは……?
227:名無しのにんおす
何、蛭蟲ってそんなヤバいん?
228:名無しのにんおす
まあ、華音、禍撫、蛭蟲は作者のCi-enでヤバいことしか書いてなかったからなぁ……
229:名無しのにんおす
我々、どんなもんむすなのかもよくわかってないんですけどね
230:名無しのにんおす
まあ、そういう意味だと正しく人と成りと能力を知っているのはカナンネキだけだしな
231:名無しのにんおす
まあ、このスレにそこそこ在中してたらわかるよ
232:名無しのにんおす
仕方ないね
233:名無しのにんおす
お前ら優しいな
234:名無しのにんおす
もう、何年このスレにいると思ってんだ。ほぼ10年だぞ
235:カナン乳業
短いですね
236:名無しのにんおす
超長げぇよ
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◆◇◆◇◆◇
「イリアス様、そう言えばカナンさんはどういう天使なんですか?」
ルカたちはイリアスヴィルで幾つか依頼などを済ませた後、イリアスベルクへと向かい、その道中で夕方に差し掛かったため、野営の準備をしていた。
道中で倒したところ仲間になりたがった魔物や、何故か毒沼のど真ん中にいたスライム娘のライムや、カナンの指示で剣のサンドバッグにした程度の知り合いであるラミを含むインプ3名などを仲間としたため、既にそこそこの所帯となりつつあり、それらが入る広いテントを建てているところである。
そんな中、特に何もせず野次を飛ばしているイリアスや、食事を待っているアリスが目に入り、ふと思ったことをルカは口に出した次第あった。
「よくぞ聞きましたね、ルカ。カナンは私の祝福の下、幾つも折り重なった奇跡によって誕生し、私の見えざる手により育まれ、私の威光で相成った兵器なのです」
「偶々生まれ、勝手に育った存在をよくそこまで己の手柄にできるな――ん? 待て、今兵器と?」
「……少々、口を滑らせましたね。これ以上、私から魔王に言うことなどありません」
3人分ほどスペースを空けて隣りに居るアリスの言葉に彼女が居ることにイリアスは眉を潜め、そう言って話を切り上げようとしたが、酷く純粋な視線を投げ掛けられる。
「イリアス様……お母さんって兵器なの?」
「…………むぅ、カナンはあなたに何処まで話しましたか?」
どうやらイリアスはアズリエルの視線と言葉には何故か叶わなかったようで、重い口を開き、彼女の言葉を待つ。
「えっと――」
"四大天使のひとり"、"乳と蜜の流れる地"、"地上文明記録者"、"聖魔大戦において地上攻略の総指揮官"等とアズリエルが話したところでイリアスは目を少し瞑ると溜め息を吐く。
「いいでしょう。そこまで知っているのならば……隠す理由もありません。それに娘ともなれば知る権利もあります。とは言え、私も記憶の欠落や混乱があるので、今覚えている範囲ですが……」
「ありがとうイリアスさまっ!」
「うふふ、よろしい。私に尽くすのですよ? カナンの娘ならば今のうちに懐柔しておく他ありません」
「イリアス様……そういうことは口に出さない方がいいんじゃ……」
いつの間にか、会話を聞いていたソニアはそう答えるが、イリアスはどこ吹く風な様子と笑顔のままカナンについての話を始めた。
「太古の昔の話です。最初に私は原初の天使である熾天使の姉妹を造り、その後に3番目の天使であるエデンを造りました」
「あれ? これ凄いこと聞いてるわよね私たち……?」
驚いた様子のソニアの言うことは尤もであり、流石のアリスも極稀な知識を得れることからしがらみなどは考えずに聞くことに徹している。
「そして、4番目としてどのようなものを造ろうかと考えたとき……直近で"星喰い"と呼ばれる極めて強大な力を持ち、星を糧とする星外生命体を退けたことを思い出し、そのような危機への対抗策が必要だと考えたのです」
「スケールが……」
父を探すために村を出た駆け出し勇者には余りにも桁違いのスケールの話であり、真っ赤な嘘でない限りは創世神話そのものと言えるような話であろう。無論、聖書にはそのようなことは書かれていない。
「……未曾有の事態への対処ともなれば、女神と邪神と言えども互いに貴賤をしている場合ではありません。足の引っ張り合いをして星を外の生物に蹂躙されるなど言語道断ですから」
"私は柔軟でリスクヘッジに長けた女神なので"と付け足しつつイリアスは更に続けたが、女神と邪神が協力関係にあることもあったという眉唾な話にアリスは口に出さずとも訝しむ様子をしている。
「私は3番目の天使であるエデンを複製した素体を提供し、邪神の方は――この部分の記憶は欠落していますね……」
『イリアス様、面白そうなお話をしていますね?』
すると聞き覚えのある声が全員の頭の中に直接響き、その直後、彼方からソニックブームを響かせながら天使――カナンが飛来し、遥か上空で急停止すると、瞬間移動によってイリアスの目の前に出現した。
「遅いですよカナン! 不遜にも私を待たせると――」
そして、直ぐにカナンはイリアスの口にくまさんチョコを捩じ込み黙らせる。
「お――」
ついでにアリスが何かを言おうと口を開いた刹那、瞬時に手を振り抜いたまま隣りに移動していたカナンは、同じくくまさんチョコを口に捩じ込んでいた。
「皆さんに一つずつあげます」
「えっ……手にチョコが」
「ホワッ!? いつの間に!?」
「わーい!」
そして、カナンがそう言うとそこにいた全員は、自身の手にくまさんチョコを握らされていたことに気付く。
ちなみにこの場合の全員とは、イリアスの話を聞いていた者達ではなく、文字通り野営をしていた場にいた仲間の魔物たちを含む全員であり、無駄に洗練された無駄のない無駄な技能が輝いていた。
ちなみに配慮もしているらしく野営に居るが、くまさんチョコを好まないマンドラゴラのラゴラには別のものが与えられている。
「これが六祖クラスの――あまくて、おいしい……♪」
「むしゃむしゃ……何を戯言を、カナンは六祖より――おいしい……♪」
「それで、イリアス様? なぜ、私の話など?」
ひとまず、ヘソを曲げると一番困りそうな2名の機嫌を取ったカナンは、再度そう問い掛ける。そのとき、カナンに親しい者は彼女がそわそわとしているような違和感を覚える。
「ただの記憶整理ですよ。つまりこのカナンは、創世の女神イリアスと邪神アリスフィーズによって共同開発された対侵略的星外生命体撃滅用試作兵器です。搭載された"神の矢"は専用の神造兵装なのですよ」
「……………………………………それだけですか?」
「えっ……?」
それだけで凄まじい事実ではあったが、周りが声を出す前にカナンが動く。
しかもその様子は何事にも動じずに余裕に満ちた風体をしている普段の様子はなく、何処か焦っているように思え、イリアスに詰め寄るとしゃがんで目線を合わせながら彼女の両肩を持つ。
「私のことを何処まで覚えていますか?」
「今の私の記憶ではそれが全てですよ? どうしたのですか、カナン?」
「…………わかりました。記憶を整理しましょう。まず、私の動力炉にイリアス様だけがコードを知る自爆機構が搭載されていることは?」
「……ああ、そうでしたね。コードもこのように……えいっ!」
イリアスがリモコンでテレビを付けるような動作をした直後、カナンの胸部が発光し、それが点滅し始めると徐々にその間隔が狭まって行く。
その異様な様子に周りの者達が焦り始める中、再びイリアスが同じ動作をすると何事もなかったかのように点滅が止まった。
「ええ、問題なく正常に動作しているようで何よりです。カナンは果報者ですね」
「…………そういうところですよイリアス様」
その言葉と行動に半眼で小さく溜め息を吐くカナンと、首を傾げているアズリエル以外の面々はイリアスに対して引いた様子を示す。
「その理由は、強大な力を持ち、自由な意志を持つ配下を造ることをミカエラ姉さんとルシフィナ姉さんを除き、イリアス様自身が良しとしなかったためですね?」
「お前……それが臣下に対する仕打ちか……?」
「なんですか? リスク管理といいなさい」
「まあ、イリアス様は自身以外の者を誰も信じていないので仕方ないことでしょう」
「――ッ、カナンそれは……」
カナンの言葉を聞いたイリアスは、一瞬だけ何か言い返そうとした様子であったが、直ぐに言葉を詰まらせ、そのうちにカナンが口を開く。
「では……私を基本的に天界ではなく地上に置いていた最大の理由は?」
「それは――……あなたが天界で他の天使を巻き込むような叛逆を企てさせないようにです」
「ええ、ついでに天界で私と会う時には基本的にミカエラを自身の護衛につけていましたね」
"ですが、イリアス様。それは第二の理由でしょう?"とカナンは呟き、更に言葉を続ける。
「計算上、私の動力炉の臨界爆発は、現存する全ての大陸の地表面と文明をこんがりウェルダンにする程度の威力ではありますが、天界に届くほどではありません。つまりはそういうことですね?」
「………………」
イリアスは押し黙る。その無言は肯定を意味しており、その場の空気が完全に固まるのは当然と言えるだろう。
「まあ、そんなことはどうでもいいのです。重要なことではありません」
「どうでもいいの!?」
「ええ、いいんですよ。他でもない当事者の私がそう言っているのですから。一万年ぐらい心臓に爆弾を宿していれば慣れますよ? それより、どうして私の色々な記憶が
「わ……私が知りたいですよ!」
「便利な脳みそですね」
常人が絶句するような事実をいつもの調子で当然の如く流し、煽り始めるカナン。そもそも人間やマトモな感性を持つ大多数の魔物とは精神の構造が違うのであろう。
「さて、ひとまずこの話はまた次の機会にでもしまして――何か食べたいものはありますか? イリアス様?」
「――はっ!? なら…………カレー……カレーライスが食べたいです! カナン!」
「…………はぁ、こういうところが可愛いんですよねぇ……。はいはい、わかりましたよ。では軽く煮込むので1時間ほど時間をください」
「ほう、カレーか。楽しみだ……」
「なんですか魔王! あなたにはあげませんよ!?」
「なんだとぅ! 食い意地の張ったアホ女神め……! この貧乏神がッ!」
「はぁ……!? このっ! 私を……! 貧乏神ィ!? そこに直りなさい! この世から残滓すら残さず撃滅します……!!」
「上等だ!」
「はい、二人共。第二次ぷち聖魔大戦なら野営地の外でしてください。適当な時間に戻って来るのですよ?」
そんなカナンの言葉を背に受けてか、それとは特に関係なくかは不明だが、小さな女神と魔王は足早に走り去って行く。
「えっ……放置でいいのカナンさん……?」
「あれぐらいの子供は泥んこになるまで遊んだら疲れと空腹で勝手に帰ってきますよ。あっ、ポ魔城のお風呂も沸かしておいた方がいいですね」
「お母さんからいのきらーい……」
「大丈夫ですよ、構造的にエデン姉さんも私も苦手ですから。こういうものは全て甘口で作って、後で辛くしたい者だけガラムマサラとか一味で辛くすればいいのですよ」
「お母さん!?」
心配から疑問を呈したが、そんな態度に驚くソニアを他所にカナンは何処からともなく寸胴鍋や大量の食材を取り出して宙に浮かべると調理を始めた。
「勝った……!」
「く、くそっ……!」
「おのれ……!」
ちなみに第二次ぷち聖魔大戦は、二人が疲弊して来たところに突如として割りとクソガキなアズリエルが乱入し、両者をしばき倒すという形で幕が下ろされたのであった。
蛭蟲さん六祖で一番すきになった(感想)
小説に反映しよ(不穏)