風太郎「 ! 夢か…………」
らいは「は〜い学校の時間だよ!起きて起きて〜!ボーッとしてないで着替える!」
勇也(母さんに似てきたな)
らいは「卒業まで あと少しなんだからこんな時に遅刻なんてしないでね あーもう心配だよ〜来年から私が起こしてあげられないんだからね」
風太郎「行ってきます」
らいは「はーい」
風太郎(高校を卒業し、俺は家を出るそれは入学より前から既に決めていたことだ 俺の武器が勉強だけならば将来のため、学歴に拘りすぎるということはないこの考えに変化はないはずだ 変わったとすれば…………)
一花「あ フータロー君だ おっはー今日はお寝坊かな?」
六海「またらいはちゃんに起こされたんじゃない?しっかりしろよ〜」
三玖「下見て歩くと危ないよ」
四葉「上杉さん おはようございまーす」
二乃「あんたはいつまでその言葉遣い続けんのよ」
五月「……………………」
風太郎「おっす」
六海「あれ……もうこんな時間だ……」
四葉「五月 一花と六海が行っちゃうよ」
五月「が 頑張ってください!」
風太郎「お前……ひどいな…………」
五月「何がでしょう………」
三玖「五月 また徹夜してた」
一花「大丈夫………?」
六海「ちゃんと寝てる?」
二乃「あんた 少しくらい休みなさいよ」
五月「ここまで来たら最後までやり抜きます! 上杉君 放課後はよろしくお願いします!」
風太郎(変わったのは俺の環境の方か)
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「だ か ら!ここはもう100回は教えたはずだ!何回間違えれば気がすむんだ馬鹿!」
四葉「ごめんなさ〜い!」
二乃「普段通りの二人だわ つまらない とても付き合ってるとは思えないわね」
五月「ええ もっとギクシャクするのかと思ってました プロポーズしたと聞いた時は驚きましたが………」
二乃「それくらいの覚悟でやってもらわなきゃ拍子抜けよね」
三玖「……………」
五月「三玖 どうしました?」
三玖「あっなんか……私 もう受験しない立場なのにここにいていいのかなって………」
風太郎「そんなこと気にする必要あるか?家庭教師はもう終盤だ たとえ今日 教師と生徒の関係が終わったとしても明日 同じように会うだろうな」
四葉「三玖がいてくれた方が心強いしね」
五月「そうです 教えてほしい日本史の問題があったんです どんな目標もきっと一人では持ち続けられませんでした 何より……こうして皆で机を並べられた日々がとても楽しかったです」
〜・〜・〜・〜・〜
三玖「見て 一花と六海から連絡来てる」
五月「これって前言ってたドラマの役ですか?」
四葉「凄ーい!合格できたんだ!」
二乃「全く……あの子達は私たちの何歩も先を行ってるわね」
ピコン
『
新着メール 中野一花
やったー!
ドラマの主演ゲットだぜ⭐︎
あ!エッチなやつじゃない
から安心してね
フータロー君
次は君だよ
』
『
新着メール 中野六海
ドラマの主演ゲット!
一花ねぇも主演ゲット出来たって!
風太郎
頑張れよ
俺も頑張るから
』
風太郎「あいつら………」
四葉「私たちも一花に負けないように頑張ろう!」
五月「はい!」
風太郎「……………お前たちに言っておかなくちゃいけないことがあるんだ 俺が受ける大学……ずっと言えなかったが………とっ 東京なんだ!卒業したら俺は上京する そしたらもうお前たちと今までのようには…………」
二乃「え? そんなこと知ってるけど」
風太郎「…………は?」
五月「あえて聞くことはしませんでしたが………」
二乃「フー君ならそうだろうと思ったわ」
三玖「だよね 私たちは全然気にしてない」
風太郎「……………っ!あっ………そう…へ〜………俺だけ盛り上がってたのか……恥ず…………」
四葉「あはは 一生のお別れじゃないんですから どこにいても上杉さんを応援しています 上杉さんがそうしてくれたように」
三玖「頑張って」
二乃「いつでも会いに行ってあげるわよ」
風太郎「……………ありがとな お前たちと会えてよかった またな」
五月「はい また明日」
〜・〜・〜・〜・〜
五月「予想通りでしたね」
二乃「珍しく寂しそうだったわ……」
三玖「でも ちょっと嬉しいかも……」
四葉「上杉さんのあんな顔が見られるなんてラッキー……………」
二乃「………バカ 泣かないって決めたでしょ」
四葉「に…二乃だって………」
二乃「寂しい…………」
五月「もうすぐ卒業なんですねね
〜・〜・〜・〜・〜
二乃「夢とか…目標とか………私もあんたたちみたいになれるのかしら」
三玖「二乃ならできるよ 私たちなら……できる」
二乃「……… ふん もう少しだけあんたに付き合ってあげるわよ」
三玖「そっか よろしく」
〜・〜・〜・〜・〜
スタッフ「中野一花さん・六海さん出番です」
一花「お願いしまーす」
六海「お願いします!」
〜五月 合格発表日〜
五月「 !!! お母さん……私……やったよ………」
〜五月の合格おめでとうの会〜
一花「本当に無理してない?」
六海「無理してるならしっかり言いなよ?」
四葉「あはは 一花と六海は心配だなぁ 離れていったって……平気だよ だって私たちは……皆………」
〜・〜・〜・〜・〜
武田「らしくもなく緊張してるのかい?」
風太郎「かもな だが俺は一人じゃねぇ」
(きっとあいつらも…………)
「あ 飛行機雲」
完結まで 残り4話