五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

101 / 104
第99話 六分の一の確率

 

 

〜五年後〜

 

三玖「一花たちもうすぐ着くって」

二乃「あら それじゃあ私たちも準備するわよ 久しぶりの全員集合ね

 

一花「ふぅ〜やっと着いた……この国も変わらないわね  帰ってきたわ 日本」

六海「本当に久しぶりだね 日本」

【挿絵表示】

 

五月「旅行に行ってただけでしょ」

一花「あ 五月ちゃんお迎えありがと〜」

六海「おひさ〜五月ねぇ お迎えありがと!」

五月「わっ!二人ともゆ 有名人なんだから!こっそりこっそり」

六海「ってか一応仕事で行ってたんだから」

五月「わかってるって どう?手応えあった?」

六海「手応えは良かったよ〜向こうの人も結構フレンドリーだったし!ただ女の子と思われたのは嫌だったけど………

五月「一花はどうだった?」

一花「う〜ん まだイントネーションだけが不安かな」

五月「一花 イント↓ネー↑ション→」

一花「あちゃ〜厳しいな〜」

五月「一応先生だからね もう着くよ 二乃と三玖が待ってる」

 

〜喫茶店 なかの〜

 

二乃「いらっしゃ〜ってあんた達か」

三玖「一花、六海久しぶり」

一花「うんうん!二人とも元気そうで良かった!」

六海「お店も大繁盛のようで」

二乃「へー流石アメリカかぶれはジョークがお上手ね」

三玖「食べてくでしょ 今用意するね」

五月「やった!」

二乃「ふんっアメリカのあんな気取ったカフェに行ってる人の口に合うかしら」

一花「あれ?私が行ったこと教えたっけ?六海言った?」

六海「言ってないけど………」

三玖「二乃 いつも一花と六海のインスタ見張ってるから」

二乃「 ! 三玖!言うんじゃないわよ!」

一花「そうだ それならお礼にこのお店も紹介しちゃって………」

六海「そうだね」

三玖「待って 一花と六海の人気にあやかればお客さんも絶対増える とっても嬉しいけど今はまだ遠慮しとく 最近は常連さんも増えて来たんだ こんな設備の整った場所を貸してくれたお父さん(勇也さん)のためにも……もう少しだけ私たちの力だけでやってみたい !な 何?」

一花「う〜ん自慢の妹!どこに出ても恥ずかしくないよ!また私が体調崩しちゃった時はよろしく」

三玖「あれは………もう遠慮しとく…………」

一花「冗談 お互い頑張ろうね」

三玖「うん」

二乃「あんた達が売れなくなったら働かせてあげてもいいわよ」

六海「あっちは可愛くないな〜」

三玖「あれはあれで可愛い 皆 今日の主役の登場だよ」

四葉「ど〜も…………皆さんお集まりで…………」

五月「いよいよ当日だね」

六海「…………なんで汗だくなの?」

四葉「なんだかじっとしてられなくてうちから自転車で走ってきたんだ」

六海「へぇ〜自転車で」

二乃「走ってきたって………自宅から!?大事な式の前に何してんのよ!」

一花「元気だね〜 ここからあのマンションって意外と遠いもんね」

二乃「あ………」

三玖「一花と六海にはまだ言ってなかったけど………《b》四葉 最近引っ越してフータローと一緒に暮らしてるんだ」

一花・六海「 ! 」

一花「そうなんだ〜へぇ〜幸せそうで結構ですな」

六海「いや待って………東京からここまで自転車でって………本当に何してんの!?流石に風太郎は電車だよね」

四葉「うん 風太郎は昨日から来てるよ」

一花・二乃・三玖・五月・六海「ニヤニヤニヤニヤ」

四葉「何!?」

五月「これはいよいよ認めざるを得ないね」

二乃「ふん だからこんな朝っぱらから呼んだのよ 一花」

一花「持って来たよ」

二乃「私が預かってた方は結局しまったままだったわ」

六海「最後まで日和ってたもんね………」

二乃「はいはいそうね………」

六海「二乃ねぇが成長してる………弟として嬉しいよ……………」

五月「そんな所ひ感動しないでください」

三玖「これが私たちからの結婚祝い お母さんの形見のピアス

四葉「こういうのって開けてすぐにつけていいの?」

六海「さぁ?でも今日つけないと間に合わないし」

二乃「四葉 覚悟できてるわよね」

四葉「うん お願いします」

二乃「じゃあいくわよ 皆」

一花・二乃・三玖・五月・六海「せーの 四葉(ねぇ)結婚おめでとう!

四葉「痛った!!!な なんか祝福以外の感情を受けたきがするんだけど!」

六海「気のせいじゃない?」

二乃「さてね もう片方も行くわよ 一花 押さえてなさい!」

一花「は〜い」

三玖「私たちも会場に行こっか」

五月「ええ 諸々の準備があるもんね」

六海「あ 俺らの担当メイクさん来てくれるって」

四葉「ほ 本当にやるの!?」

二乃「何 怖じ気付いてんのよ あんただって乗り気だったじゃない」

五月「だね 上杉君には確かめておかないと」

二乃「やるわよ四葉」

四葉「せ せめて一思いに!」

二乃「3…2…1…0‼︎でいくわよ!」

四葉「ギャー‼︎

 

 

スタッフ「お疲れ様でした 披露宴開始まで暫くお寛ぎください 新婦様のお色直しが済みましたらまたお声がけをさせていただきます」

風太郎「あ あの………新婦の………姉弟を見ませんでしたか?」

スタッフ「はい お早いうちからいらしていましたよ」

風太郎「そうですか………」

スタッフ「新郎様新婦のご親族様がお越しくださいました」

風太郎「 ! 良かった!来てないかと思ったぞ なんで式に出てくれなかったんだ?」

⁇「すまないね 来るべきか否か直前まで思案していたんだ」

風太郎「おっお父さん‼︎」

マルオ「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない………」

風太郎「お越しくださってありがとうございます!てっきり僕とは会ってくれないものかと…………昔は若さゆえの数々のご無礼を………」

マルオ「上杉君 単刀直入に聞く 四葉は心から喜んでいるかい?

風太郎「 ! はい 僕も同じく

マルオ「………ワインを頂こう」

風太郎「えっあ………はいただ今……………」

 

勇也「えーっと風太郎の控室は………」

 

風太郎「母が死んだのは十年以上前のことです 事故が起きたのは母の夢であった自分の料理店を出した直後でした うちに残されたのは開業資金のために借りた多額の借金だけ 親父が二乃と三玖にあの空き店舗を貸したのも半分はあいつらを助けるため そして半分は母の夢を託すためだったのかもしれません………一人の女性を一生かけて愛する 俺は………そんな男になりたい 二人の父の様に

マルオ「よしてくれ」

風太郎「あっすみません」

マルオ「慣れてないんだ 未だに父と呼ばれることにはね」

スタッフ「新郎様 新婦様がお呼びですのでお越しください」

風太郎「えっと………」

マルオ「行きたまえ」

 

風太郎はマルオに深く頭を下げて()()()()の方へ行った

 

勇也「けけけ マルオよぉ俺らも老けたもんだな」

マルオ「一緒にするな 僕の方が見た目年齢が五歳は若い」

勇也「んだと!俺だってお肌ピチピチじゃい‼︎………酒は祝い事にしか飲まないんじゃなかったのか?」

マルオ「そうだ だから飲んでいる

勇也「あいつらうまくいくと思うか?」

マルオ「そんなもの親が判断できる事柄ではないだろう ただし一筋縄でいかないことは確かだ 何しろ 相手は僕の娘だからね

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「四葉 来たぞ」

四葉「はーい お待たせしちゃってごめんね もうすぐ着替え終わるからそこで待ってて」

風太郎「あいつら来てるみたいだぞ ったくなに企んでんだか…高校生の頃から変わっちゃいねぇ問題児だらけだ」

四葉「それって私も含めて?」

風太郎「もちろんだ」

   (そういや 今朝も夢を見たっけな あの日を何度 夢に見るんだろう そんな深く脳裏に刻まれるほどとんでもない悪夢だ)

四葉「お待たせ」

風太郎「……………まだ 俺は夢を見てるのか?」

 

そこには花嫁姿の()()がいた

 

四葉「六つ子………いや六人当てゲームファイナルだよ 愛さえあれば見分けられるよね







【挿絵表示】

↑この六海をイメージで作らせていただきました。
Picrew(ピクルー)というサイトの御子柴美虎さんが作ったほどほどに手抜きで作らせていただきました。ぜひそちらにも行ってみてください‼︎


今回使わせていただいたメーカー↓
https://picrew.me/ja/image_maker/2212440
御子柴美虎さんのTwitter(X)↓
miko1868
https://x.com/miko1868?t=v0Jw4Lt1B5i4h59jYbAcZQ&s=09


番外編も投稿したのでそちらも読んでください!




完結まで 残り3話





▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。