風太郎「皆様 本日はご多忙の中僕たちの結婚披露宴にお集まりいただきまして誠にありがとうございました これまでお世話になった方々の前でようやく挙式を執り行えたことを大変嬉しく思います 何せプロポーズ自体は五年前にすませていますから」
前田「マジかよ」
真田「早すぎん?」
武田「早いね……」
風太郎「本当に長い道のりでした」
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風太郎「六人当てゲームって………馬鹿か!特に六海!」
??「俺が発案した訳じゃないし……複雑な気持ちだけど…」
??「思いついちゃったもんね」
??「私が花嫁本人なんだけどね」
??「違うよ私だよ」
??「花嫁と言ったら私だよね!」
??「風太郎ならわかるよね?」
風太郎「……ったく馬鹿野郎………少しは大人なったかと思えば相変わらずのようで安心した 俺を舐めんな お前だ」
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司会者「宴もたけなわとなりましたがそろそろお時間のようです 最後に新婦から親御様へ感謝を込めたメッセージです」
四葉「お父さん そして天国のお母さん 私が今日 この日を迎えられたのは二人がいたからに他なりません お母さんは私が小さい頃にいなくなってしまいましたがその教えと愛はいつまでも私の中に残っています そしてお父さん 幼い私はとつぜんのことに気持ちの整理がつかず反抗してしまう時もありました あの時はごめんなさい ですが時間をかけてお父さんの気持ちを知ることができました お父さんが私のお父さんになってくれてよかった 今ではそう思います 改めて家族に感謝します 今日の私があるのは父、母そして……姉妹の皆のお陰です」
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??「え?私……?」
風太郎「あぁ お前が一花だ」
一花「 ! 」
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四葉「長女の一花は個性豊かな私たちを優しくまとめてくれるお姉さんです ご存知の通り大活躍の女優さんで私の憧れの存在です」
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一花「な〜んだ お姉さんびっくりしたよ 正解」
風太郎「懐かしいな お前には随分手を焼かされた クールビューティーなんて世間は歌ってるが俺は騙されねぇ 自堕落 鈍間 惰眠を貪る 怠惰だ」
一花「そこまで言わなくても…………」
風太郎「それでも強くあろうとする姿が俺には眩しく見えた 大した長女だよお前は」
一花「なんだよ〜急にどうした?」
風太郎「ふん せっかくだ 俺も言いたいこと言わせてもらう 次はお前だ二乃」
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四葉「次女の二乃はちょっぴり怒りん坊だけど強くて厳しくて私たちの背中を押してくれるお姉さんです 女子力抜群で私も見習わなくっちゃいけません」
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二乃「そうよ!正解!ハイハイ良かったわね 次どうぞ…………なんで…なんでこんな時に…四葉だけ当てればいいのよ」
風太郎「お前の強さはその人一倍の弱さの裏返しだ厳しさもそれだけ大きな愛情があるからなんだろうな あの頃の俺はその答えを見つけることができなかった すまん」
二乃「いいわよ…私は……後悔してない…………」
風太郎「そうか…………三玖だな」
三玖「うん」
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四葉「三女の三玖は不思議とお姉さんという感じではありません 同じ立場で接してきた親友に近いかもしれません だからこそ自分の夢を叶えた三玖を尊敬しています」
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「 ! 」
三玖「たまに不安になる……私…うまくやれてるかな……」
風太郎「俺が答えるまでもない お前はそうやって常に自分の不安と戦ってきた そうして勝ちえた戦果だ 自分を信じろ お前は昔からできる奴だ」
三玖「そう言ってくれると思ってた ありがとうフータロー」
風太郎「次はお前だ 五月」
??「えっ」
風太郎「えっ」
??「私が四葉だけど……」
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四葉「五月は私がお姉さんできる可愛い妹です 実際は私なんかよりずっとちゃんとしてるんですけどね 私がどうしていいか悩んでいる時に背中を押してくれたのも五月でした」
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五月「なーんて じゃーん 五月でした!どう?上手くなったでしょ」
風太郎「この……焦らせやがって………この際だからハッキリ言わせてもらうが!お前にあってからだ!俺の人生が狂い始めたのは!諸悪の根源!妖怪カレー喰い女!」
五月「わ 私だって!あなたと会うまでこんなにデリカシーのない人がいるなんて想像もつきませんでした!あたまでっかち!天然キス魔 やっぱりあなたとは一生馬が合いそうにありません!」
五月「五月……昔の口調に戻ってるわ………」
??「しょうがないよ 風太郎が相手だとね」
風太郎「はぁ…………最後はお前だな 六海」
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四葉「ご存知の通り六海は大活躍中の社長兼声優兼俳優さんで私たちを支えてくれる弟です 実は六海は血の繋がった弟ではありません それでも私の大切な弟です」
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六海「流石に当ててくれるよね ってか当ててくれないと困るけど……」
風太郎「お前には1番助けられたが1番問題児だ……」
六海「へ?」
風太郎「林間学校の時は俺と一花を閉じ込めるし、修学旅行の時は勝手に走ってどっか行って…行き先で倒れて病院送りになるし…挙句の果てには
四葉・六海「えっ」
一花・二乃・三玖・五月「えっ」
六海「いつの間にバレてたの……」
五月「六海?どういう事ですか?」
四葉「今話すとややこしいから後!」
風太郎「そんな問題児のお前に1番助けられた 1人だった俺に声かけてくれて…良くしてくれたのも…毎日一緒に飯食ったのも…俺が最高の
六海「こちらこそ ありがとう
風太郎「…………で余ったお前が四葉な はい全問正解」
四葉「あ あっさり!」
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四葉「姉弟の皆がいなかったら私の人生は全く別のものになっていたでしょう 六人同じということが負い目に感じることもあったけどその何倍も何百倍も楽しかった記憶が残ってます」
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風太郎「これだけ長く付き合ってりゃ嫌でも覚える 俺はお前ら六人の家庭教師だったが多くのことを教わった」
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四葉「私は皆と五つ子として産まれて1人の大切な弟が出来て幸せでした」
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風太郎「お前たち六人に出会えたことが数少ない俺の自慢だ」
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四葉「他の家とはちょっと違って 人から見た奇妙なのかもしれませんが 私はそんな家族が大好きです」
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風太郎「あ~…疲れた……」
らいは「お疲れ様 スーツ返してくるね」
風太郎「サンキューらいは」
らいは「しっかり旦那さんしなきゃだめだよ お兄ちゃん」
風太郎「……………五年か…これでようやく一段落だな」
四葉「私も緊張の糸が溶けて一気に疲れたよ」
風太郎「やっぱお前も緊張してたんじゃねーか」
四葉「あはは 風太郎ほどじゃないけどね 誓いのキスの時に手がブルブルだったもん」
風太郎「あ あれは仕方ねーだろ! 皆見てるし………お前だって……五年前を思い出せっていったよな パニクって記憶が不確かだったがお前に言われてハッキリ思い出した 五年前の春の旅行 あの鐘がある見晴らしのいい丘でのこと」
~五年前?~
四葉「あれっ上杉さん付いてきてないよ」
五月「本当ですね」
四葉「どうしたんだろ 私 見に行って………ってこんな姿じゃややこしいよね 五月本人が行った行った方が………」
五月「きっと大丈夫でしょう 上杉君なら気づいてくれるはずです」
~現在?~
風太郎「もしかしてあの時………」
スタッフ「新婦様 控え室にお忘れ物がございました」
四葉「わっ ありがとうございます ! ごめんなさい やっぱりもう要らないので捨てておいてください」
スタッフ「かしこまりました」
風太郎「いいのか?お前のトレードマークのリボンだろ」
四葉「いいんだよ どんなにそっくりでも 私に気づいてくれる人がいるから」
風太郎「 ! どうしてもっと早く言わなかったんだ」
四葉「ごめんね 風太郎には伝えたいことがもっとたくさんあるんだ」
風太郎「な なんだよ」
四葉「ふふっそれはね………………」
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「 ! なにしてんだお前ら」
一花「ごくろーさま いい式だったね」
六海「二人ともお疲れ様」
二乃「何って決まってるわ 式蛾終わればやることはひとつ 《b》新婚旅行よ!」
風太郎「は? 待て!お前ら付いてくるつもりか!?」
二乃「当然」
六海「楽しそうだし」
三玖「その行き先に悩んでるところ」
風太郎「めちゃくちゃだ…こいつら…………」
四葉「あはは いいじゃん皆が一緒の方がもっと楽しいよ ね?」
風太郎「…………」
四葉「それなら行きたいとこ指さそ」
六海「四葉がそう言ってくれるならいいか」
一花「なんか前にも同じことで揉めなかった?」
??「風太郎」
六海「あ~高校の頃の…………」
??「風太郎」
四葉「じゃあいくよ せーのっ!」
〜・〜・〜・〜・〜
六海「風太郎起きて!」
風太郎「えっ……」
五月「やっと起きましたか………」
四葉「おはよ~ございます」
一花「フータロー君見てたら 私も眠たくなってきたよ」
六海「昼まで寝てたじゃん」
三玖「風邪ひいちゃう」
二乃「そんなところで寝てないで早く起きなさいよ」
風太郎「結婚式は……………」
六海「はぁ!?」
四葉「えええっ!?」
一花「気が早いね~」
二乃「いつまでも寝ぼけてないでさっさと決めるわよ」
風太郎「ん?何をだ?」
三玖「卒業旅行 フータローが提案してくれたんでしょ」
風太郎「そ そうだったな」
四葉「と とりあえず六人で指さししよっか!」
風太郎「俺の意見は?」
一花「結果は知れてるけどね~」
風太郎「俺もやめといた方がいいと………」
五月「じゃあせーのでいきますよ」
風太郎「おっ おい!」
一花・二乃・三玖・四葉・五月・六海「せーのっ!」
風太郎(そうだ…………あの時も同じことを思ったんだ)
風太郎(18)・風太郎(23)「この六人…めんどくせー……」
〜・〜・〜・〜・〜
六海「フータロー起きて」
風太郎「は?」
六海「飛行機ついたぞ」
五月「もっと自覚を持って あなたの新婚旅行なんだからね」
風太郎「もう訳がわからん……」
二乃「そんな無頓着やつは置いといて私たちは遊ぶわよ!」
四葉「わーい 遊ぶぞーっ!どこ行こっか?」
一花「特に決めてないけどとりあえず行きたいとこ適当に…………」
風太郎「ちょっと待て 誰が無頓着だ………こう見えてめちゃくちゃ楽しみにしてたわ お手製の旅のしおりだ!王道から隠れたスポットまで全てを網羅した!お前ら今日からこれに従って行動してもらうからな!」
一花・二乃・三玖・四葉・五月・六海「………………」
風太郎「しまった!五分後にバスが出る!急げ」
三玖「……………改めてフータローって……」
二乃「フー君はぶっちゃけそうね……」
五月「不思議と上杉君に関しては意見が合いそうだね」
六海「わかる………」
一花「新婦さん フータロー君のことどう思う?」
四葉「うーん……一言で言えば風太郎は……」
一花・二乃・三玖・四葉・五月・六海「めんどくさい! あはははは!」
ついに100話達成&原作ストーリー完結!長かったです!
あともう少しで完結です!
最後までよろしくお願いします
ちなみにこの世界線では友人スピーチは前田ではなく友人兼新婦の親族の六海がしています
完結まで 残り2話