風太郎「考え直して下さい 卒業まであと一年半ありますいくらなんでも尚早では?ただでさえ五人なんだ手に負えませんよ」
風太郎(赤点で解雇だと…中間試験はもう来週だぞ…)
五月「…?」
⁇「この程度の条件は達成できないと安心して娘たちを任せてはおけないよ ここでハードルを設けさせてくれたまえ」
風太郎「…っ」
⁇「それでは健闘を祈る」
プープー
風太郎「くそっ」
五月「私のスマホなんですけど⁉︎」
風太郎(全員赤点回避だと…?今週末の時間だけではカバーできない それにニ乃と五月こいつらが素直に言うこと聞いてくれるだろうか…)
風太郎(どちらにせよ時間が圧倒的に足りない 不可能だ)
五月「父から何を言われましたか?」
風太郎「世間話をしただけだ」
五月「それだけでその汗の量ですか⁉︎」
五月「とてもそうには見えませんが…」
風太郎「人のことより自分の心配をしたらどうだ?中間試験の対策はしてるんだろうな?」
五月「も 問題ありません」
風太郎「問題ないわけあるか 今日やった小テストの点数悪かったろ」
五月「見たのですか?」
風太郎(はぁ…やっぱ悪かったのか…とか言ったら怒るだろうな こいつなりに頑張ってるんだろうし…)
風太郎「わからない箇所があったら教えてやるぞ?」
ムッ
五月「なんなんですか?私が信用できないのですか?」
風太郎(あー!怒っちゃった!)
五月「あなたに教えは乞わないと言ったはずです」
風太郎「お前は真面目な割に要領が悪い 俺を頼ってくれたらわかりやすく教えてやれる」
風太郎「三玖や一花を少しは見習え!」
ピタ
五月「あなたは忘れているでしょうが私は最初にあなたを頼りました それを拒否したのはあなたでしょう?嫌々相手にされるなんて御免です」
風太郎「…っ だったらお前一人で合格できるって言うのかよ」
五月「できます たとえ中間試験には間に合わなくても…」
風太郎「それじゃだめだ!今回赤点なら次はない」
五月「えっ」
風太郎「これも仕事なんだ 我儘言ってないで受け入れろよ!」
五月「我儘を言ってのはあなたでしょう!」
風太郎「お前だって成績を上げたいんだろ?だったら…黙って俺の言うこと聞いてればいいんだよ!」
五月「!」
ハッ
風太郎「いや…今のは…」
五月「あなたのことを少し見直していたんですが私の見込み違いだったようですね」
五月「所詮お金のためだけにですか」
風太郎「! 金のために働いて何が悪い 何不自由なく暮らしてるからそんなことが言えるんだ 仕事じゃなきゃ誰がお前みたいなきかん坊の世話焼くか」
五月「無理して教えてもらわなくて結構 私はあなたの金儲けの道具じゃありません」
風太郎「そうかよ 後悔しても知らねえからな」
五月「ええ!たとえ退学になってもあなたからは絶対に教わりません」
風太郎「お前だけには絶対教えねー」
ーーーーーー
風太郎(なんであんなこと言っちゃったんだー‼︎)
風太郎(クビがかかってるんだ…仲たがいしてる場合じゃないだろ 次会ったら正直に話そう…)
四葉「上杉さんっ 私結婚しました!ご祝儀ください!」
風太郎「えっ」
一花「おめでとー」
三玖「じゃあ次私の番」
三玖「スカウトされて女優になるだって」
一花「もー‼︎それ私がねらってたのに!」
風太郎(あ… ボードゲームの話か…ってか六海いないな…仕事かな?…)
風太郎「ゲームでも貧乏な俺…ははは はは…ってエンジョイしてる場合かー‼︎自分の人生どうにかしろ!」
一花「でも今日はたくさん勉強したし休憩しようよ〜」
四葉「もう頭がパンクしそうです」
風太郎「そうだが…」
風太郎(今やこの仕事は俺のためだけでなくなっている らいは…そして五人+六海の人生を背負っていると言っても過言じゃない…俺たちはゴールにたどり着けるのか…?)
三玖「フータロー?なんかいつもより焦ってる…私たちそんなに危ない?」
風太郎「実は…」
風太郎(どうする?こいつらに打ち明けて協力してもらうか?いや…それがプレッシャーになってしまわないだろうか?」
一花「……それなら私から提案があるんだけど」
二乃「あー‼︎なんだ〜勉強サボって遊んでるじゃない」
風太郎「に…っ」
二乃「私もやる あんた代わりなさいよ」
三玖「実は?」
風太郎「いやっ なんでもない!」
風太郎(このことを二乃に知られてみろ こいつがどんな行動に出るか火を見るより明らかだ)
二乃「お金少なっ!あんたも交ざる?」
風太郎「五月…昨日は…」
五月「私はこれから自習があるので失礼します」
風太郎「お おい!」
二乃「……」
二乃「ほら あんたも 今日のカテキョーは終わったんでしょ?帰った帰った」
風太郎「あ ああ…」
風太郎(まずい…これじゃあ何も解決できないまま…)
一花「待って二乃 フータロー君何言ってるの?約束が違うじゃん」
一花「今日は泊まりこみで勉強教えてくれるって話でしょ?」
二乃「えっ ええーっ⁉︎」
風太郎(一花のやつどうしてこんな助け船を…)
風太郎「広…」
風太郎(もしや解雇の話を知っているのか?何にせよこれで…光明が見えてきた これだけ時間が取れたら間に合うかもしれない そしてあいつとも…」
⁇「上杉君 五月です」
五月?「あなたから私に話したいことがあると一花に言われたのデスが何か御用でしょうが?」
風太郎「え?俺が?そんなこと言ってないけど」
五月?「そうですか それでは…」
風太郎「あ!嘘 嘘!よく来てくれたな」
五月?「……話したいこととはなんでしょう?」
ザパー
風太郎「昨日は悪かった 焦って感情的になっちまった 俺に家庭教師をさせてくれ」
五月?「…何があったんですか?」
風太郎「お前たちの誰がが赤点を取ったら俺は家庭教師を辞めさせられる うちの事情はしってるだろ?」
風太郎「そうでなくてもお前には」
五月?「そういうことでしたか」
ガラッ
風太郎「い 五月!何開けてんだよ」
⁇「前に私の裸を見たんだからこれでおあいこでしょ?」
⁇「あんたと五月の様子が変だったから来てみたら…」
二乃「赤点を取ればクビね いいこと聞いちゃった」
《タイトルが思いつかなすぎて原作と一緒になってしまった…すみませんでした。あと投稿が遅くなってすみませんでした》