ハゲネズミ先生「残り10分」
風太郎(………)
六海(………)
ハゲネズミ先生(ふふふ…悩んでいるな上杉と中野の長男…私の渾身のテストを毎回二人とも澄ました顔で満点取りおって)
ハゲネズミ先生(遅刻し二人とも途中参加だったが知ったものか 特別難易度高い問題を用意した さぁ思う存分堪能するがいい!)
風太郎(くっ…‼︎みんな頼んだぞ)
六海(頑張れ!姉ちゃん!)
そこには全問解いてある解答用紙があった
三玖(難しい問題ばっか…でも歴史ならわかる フータローより良い点取ったらどんな顔するかな)
四葉(う〜ん ハッ 思い出した 五択問題は四番目の確率が高いっと)
ニ乃(討論 討論 わかんないや 次)
回想風太郎(『でばて』と覚えるんだ)
ニ乃(勝手に教えてくるんじゃないわよ)
一花(終わった〜こんなもんかな おやすみー……式の見直しくらいしてもいいかな)
五月(あなたを辞めさせはしません)
回想父(一人でも赤点なら辞めてもらうと先ほどは伝えたんだ)
回想五月(本当ですか お父さん…)
五月(らいはちゃんのためです!念のため!)
次の日
先生「先日の中間試験の返却を行う」
生徒1「何点だった?」
生徒2「言うかよ!」
風太郎「よぉ 集まってもらって悪いな」
六海「………」
一花「どうしたの?改まっちゃって」
四葉「水臭いですよ」
三玖「中間試験の報告 間違えたところ また教えてね」
風太郎「ああ ともかくまずは…答案用紙を見せてくれ」
一花「はーい私は…」
五月「見せたくありません」
五月「テストの点数なんて教えるものではありません 個人情報です 断固拒否します」
一花「五月ちゃん?」
六海「五月姉…」
風太郎「ふぅ〜…ありがとな だが覚悟はしてる 教えてくれ」
四葉「ジャーン 他の四科目はダメでしたが国語は山勘が当たってちょうど30点でした こんな点数初めてです!」
三玖「社会は68点 その他はギリギリ赤点 悔しい」
一花「私は数学だけ 今の私じゃこんなものかな」
ニ乃「国数理社が赤点よ 言っとくけど手は抜いてないから」
五月「合格ラインを超えたのは一科目…理科のみでした…
風太郎「…そうか ったく短期間とはいえあれだけ勉強したのに30点も取ってくれないとは…」
六海「まぁ姉ちゃんも頑張ってくれたよ…」
ニ乃「まぁ合格した教科が全員違うなんて私たちらしいけどね」
六海「あ!確かに言われてみれば」
三玖「それに最初の五人で100点に比べたら…」
風太郎「ああ 確実に成長してる」
風太郎「三玖 今回の難易度で68点は大したもんだ 偏りはあるがな 今後姉妹に教えられる箇所は自信持って教えてやってくれ」
三玖「え?」
風太郎「四葉 イージーミスが目立つぞもったいない 焦らず慎重にな」
四葉「了解です」
風太郎「一花 お前は一つの問題に拘らわなさすぎだ 最後まで諦めんなよ」
一花「はーい」
風太郎「二乃 結局最後まで言うことを聞かなかったな きっと俺は他のバイトで今までのように来られなくなる 俺がいなくても油断すんなよ」
ニ乃「ふん」
三玖「フータロー? 他のバイトってどういうこと? 来られないって…なんでそんなこと言うの?」
三玖「私…」
五月「三玖 今は聞きましょう」
風太郎「五月 お前は本当にバカ不器用だな!」
五月「なっ⁉︎」
風太郎「一問に時間をかけすぎて最後まで解けてねぇじゃねぇか」
風太郎「反省点ではあります…」
五月「反省点ではあります…」
風太郎「自分で理解してるならいい 次から気を付けろよ」
五月「でもあなたは…」
六海「話してる途中に悪い 親父から電話」
一花「?」
風太郎「上杉です」
⁇「ああ六海と一緒にいたのか 個々に聞いていこうと思ったが君の口から結果を聞こうか 嘘はわかるからね」
風太郎「つきませんよ ただ…次からこいつらにはもっと良い家庭教師をつけてやってください」
六海「風太郎……」
⁇「と言うことは?」
風太郎「……試験の結果は…」
風太郎が試験の結果を伝えようとした時ニ乃が風太郎からスマホを奪い取る
六海「‼︎‼︎」
風太郎「え?」
ニ乃「パパ?ニ乃だけど 一つ聞いていい?なんでこんな条件出したの?」
⁇「僕にも娘を預ける親としての責任がある 高校生の上杉君がそれに見合うか計らせてもらっただけだよ 彼が君たちに相応しいのか」
ニ乃「私たちのためってことねありがとうパパ…でも相応しいかなんて数字だけじゃわからないわ」
⁇「それが一番の判断基準だ」
ニ乃「あっそ じゃあ教えてあげる 私たち五人で五科目 全ての赤点を回避したわ」
風太郎「⁉︎」
六海「⁉︎」
⁇「……本当かい?」
ニ乃「嘘じゃないわ」
⁇「ニ乃が言うなら間違いはないんだろうね これからも上杉君と励むといい」
ピッ
六海「さっきのってもしかして一花姉は数学、ニ乃姉は英語、三玖姉は社会、四葉姉は国語、五月姉は理科 五人で五科目クリアってこと?」
ニ乃「そういうこと」
風太郎「そんなのありかよ…」
ニ乃「結果的にパパを騙すことになった 多分二度と通用しない 次は実現させなさい」
風太郎「……やってやるよ」
一花「ちょっと何の話〜?」
四葉「私いつの間にか五科目合格してたんですか⁉︎」
五月「三玖安心してください彼とはもう少し長い付き合いになりそうです」
四葉「じゃあこのまま復習しちゃいましょー」
ニ乃「え?普通に嫌だけど」
一花「逃げないの」
風太郎「そうだな 試験が返却された後の勉強が一番大切だ…だが直後じゃなくてもいいな」
風太郎「ご褒美…だっけ…?…パフェとか言ってたろ」
全員「プッ アハハハ」
風太郎「なぜ笑う…‼︎」
六海「風太郎がパフェって似合わねーww」
五月「では私は特盛で」
風太郎「そんなのあるの?」
風太郎(次こそは必ず果たしてみせる)
風太郎「よし!五人で五科目だから一人前だけな!」
六海「俺も奢って〜」
風太郎「お前は自分で買え!」
六海「はーい」
四葉「そういえば上杉さんは何点だったんですか?」
風太郎「うわっやめろっ見るな!」
三玖「全部100点…」
六海「まぁ知ってた…」
風太郎「あーめっちゃ恥ずかしい!」
五月「その流れ気に入ってるのですか…?」
一花「六海は何点だったの?」
六海「オール100点」
五月「さすが六海!私の弟です!」
一花「よく仕事しながら勉強できるよね〜」
六海「収録の時間より早く着いてその合間があったらやってるからね〜」
風太郎「仕事ばかりで勉強をおろそかにしてなくてよかった」
六海「そりゃ〜ね〜風太郎に負けたくないからね」
風太郎「……これからもよろしくな」
六海「…急にどうした?まぁよろしくな風太郎」