四葉「上杉さんが林間学校に着ていく服を見繕いました 地味目なお顔なので派手な服をチョイスしました」
風太郎「多分だけどお前ふざけてるな?」
六海「どうせならバカにしてるでしょ…」
四葉が選んだ服はキャップに色々な動物のイラストが載った服だった
五月「私は男の人の服がよくわからないので男らしい服装を選ばせていただきました」
風太郎「お前の男らしい像はどんなんだ」
六海「世紀末かな?」
五月が選んだ服はドクロが載ってたりズボンがところどころ破けたりしている
三玖「フータローは和服が似合うと思ってたから和のテイストを入れてみた」
風太郎「和そのものですけど!」
六海「なんでか今でてる服装で三玖姉が一番マシなんだけど…」
三玖が選んだ服は時代劇の町の住人が着てそうな服だった
六海「やっぱりシンプルイズベストでしょ」
風太郎「今出てきた候補だと六海かなぁ」
六海が選んだ服はシンプルな白のロングTシャツにシンプルな黒の長ズボンだった
風太郎「……」
六海「ニ乃姉本気だ…」
三玖「ガチだね」
二乃「あんたたち 真面目にやりなさいよ!」
二乃が選んだ服は長ズボンに黒シャツ、フード付きのジャケットだった
四葉「ふー買ったねー」
五月「三日分となると大量ですね」
風太郎「お前ら洋服に一万二万って…俺の服40着くらいは買えるぞ」
二乃「こんなの安い方よ」
三玖「はい フータロー さっきの服 お金はいいから」
風太郎「?しかし…」
六海「いいからもらっておいて」
五月「林間学校もいよいよ明日ですね」
二乃「まだ買うものあるわよ」
四葉「うーん男の人と服を選んだり一緒に買い物するって…デートって感じですね!」
三玖(デート…)
五月「これはただの買い物です 学生の間に交際なんて不純です」
六海「凄い風太郎みたいなこと言ってるな〜」
五月「一緒にしないでください あくまで上杉さんとは教師と生徒 一線を引いてしかるべきです」
風太郎「言われなくても引いてるわ!」
二乃「ほら そんなやつほっといて残りの買い物済ますわよ」
五月「そうですね 上杉君と六海はここで待っていてください」
六海「了解」
風太郎「は?なんでだよ」
二乃「いいから待ってなさい!」
六海「おとなしく待っとこう…な?風太郎」
風太郎「そうはいくか 俺の服を勝手に選ばれたんだ お前らの服も選ばせてもら…」
二乃「下着!」
五月「買うんです!」
風太郎「待ってまーす」
二乃「デリカシーの無い男ってほんとサイテー」
六海「はぁ…フータロー先帰る?バイクで来たから送ってくけど?」
風太郎「そういや六海は途中参加で来てたな できたら頼む」
四葉「あ! 上杉さん!明日が楽しみでもしっかり寝るんですよ」
六海(寝れないのは四葉姉じゃん…)
風太郎「言われなくても寝るよ」
四葉「しおりは一通り読みましたか?」
風太郎「読んでねーよ」
四葉「サボらずに来てくださいね」
風太郎「あーわかったわかった」
四葉「うん偉い!最高の思い出を作りましょうね」
風太郎「……」
プルルル
六海「携帯なってるよ?」
風太郎「はい上杉です…え?熱が出てらいはが倒れた?」
四葉・六海「えっ!」
六海「四葉姉は他の姉ちゃんに風太郎と先に帰るって伝えといて」
六海「風太郎はここに入ってるドラッグストアでゼリーとさポカリとか買っていくぞ!四葉姉またあとで!」
四葉「わ わかった」
六海「らいはちゃんは今はどこに居るの?」
風太郎「今は学校の先生に送ってもらって家に居る」
六海「了解」
風太郎「お前バイクなんて持ってたんだな」
六海「仕事始めたと同時に買った ちなみに去年取った」
風太郎「ちなみにコレなんてやつだ?」
六海「隼って奴で値段は2,156,000円 二人乗り出来るからコレにした」
風太郎「俺の給料…家庭教師だけで三年くらいか…買うとしたらしんどい額だな…」
六海「乗りたいなら貸してやるよ 風太郎が免許持ってるか知らんけど」
風太郎「必要になったら借りるわ」
六海「おっけ〜」
風太郎「らいは大丈夫か?」
六海「心配なのはわかるけど落ち着け…あまり大きな声を出すな…」
らいは「うん…大丈夫…お出かけの最中にごめんね なんか熱みたい…」
風太郎「お前は身体が弱いんだ 無理すんないろいろ買ってきたからな」
らいは「お薬飲ませて」
風太郎「ああ」
らいは「汗ふいて」
風太郎「ああ」
らいは「あと学校の宿題のやっといて」
風太郎「これでもかとわがまま言うな」
らいは「…ありがと」
風太郎「親父は仕事で明日まで帰れないそうだ」
らいは「そっか…お兄ちゃんも明日は林間学校だよね お兄ちゃんも明日は林間学校だよね」
らいは「……もういっこわがまま行っちゃおっかな 帰ったら楽しいお話いっぱい聞かせてね 私は一人で大丈夫だから」
風太郎「わかったからゆっくり寝ろ」
六海「……俺はそろそろ帰るわ…ちゃんと明日こいよ…」
風太郎「おう わかった」
バスガイドの人「一組の生徒の皆さんはこちらのバスになりまーす」
先生「中野さん大変!」
五月・六海「どうしましたか?」
先生「肝試しの実行委員代役どっちかやってくれないかしら?」
五月・六海「え?」
勇也「らいは生きてるか⁉︎」
風太郎「親父 まだ寝てるんだ 静かにしろ」
勇也「看病してくれてたのか ってもう林間学校のバス出てんじゃないのか⁉︎」
風太郎「そうだっけ?どうでも良すぎて忘れてたぜ しかしこれで三日間思う存分勉強できるな」
勇也「風太郎忘れ物だぞ 早く帰れなくて悪かったな 一生に一度のイベントだ 今から行っても遅くないんじゃないか?」
風太郎「バスも無いし別に大丈夫だ」
らいは「あー‼︎お腹空いた!」
風太郎「え…らいは…?…熱は…?」
らいは「治った! なんでお兄ちゃんまだいるの?ほら早く行った」
風太郎「お前!俺の気遣いを返せ‼︎」
らいは「ありがとっ 私はもう大丈夫だから林間学校行ってきて」
風太郎「だからバスが…」
⁇「バスがどうしたんだ?約束は守れよ風太郎」
風太郎「六海と五月⁉︎なんで…」
五月「それはこちらのセリフです」
六海「勇也さん らいはちゃん 風太郎借りていきますね」
らいは「はーい」
風太郎「お前らバスは…」
六海「見送ったよ」
風太郎「なんでうちに来たんだ!」
五月「あなたの家を知ってるのは私と六海だけなので 私たちにしかここへ案内できません」
三玖「フータロー」
一花「おそよー」
四葉「こっちこっち!」
二乃「ったく何してんのよ」
風太郎「……」
五月「肝試しの実行委員ですが暗い場所に待機するなんてこと私にはできません お化け 怖いですから あなたがやってください」
風太郎「…… 仕方ない 行くとするか」
二乃「…もう見られたくない写真が入ってるなら慎重に扱いなさいよ」
風太郎「あ 悪い」
二乃「いつ見てもタイプの顔だわ親戚って言ってたけどいつ撮ったの?」
風太郎「えっと五年前…かな…」
二乃「ふーん…五年前ね やっぱりこの子…どっかで見たような」
一花「三玖 キャンプファイヤーの話 本当にいいの?」
三玖「うん 六海がその場しのぎで決めちゃったから」
六海「すみませんでした」
三玖「しょうがないよ…」
一花「じゃあぼっちのフータロー君の相手をお姉さんがしてあげますか」
六海(二人の気持ちがなんとなくわかってるから思うけどなんであんなふうに答えちゃったんだろう…)
三玖(相手を独り占めしたい そんなことしない私は六等分だから それに一花なら心配ない」
一花(三玖が言うなら…いいよね)
六海「みんな乗った?」
四葉「ちょっと詰めて」
五月(先の試験で指導してくれる人の必要性は感じました ですがあなたは私の理想と教師像からかけ離れすぎている 上杉君 あなたの家庭教師としての覚悟 この林間学校で確かめさせていただきます)
六海「座り心地はどう?」
風太郎「ああ!ふわっふわだ!」
四葉(私がこの三日間を上杉さんの思い出の一ページにしてみせます!)
四葉「それでは…しゅっぱーつ!」
六つ子ちゃん(くん)は料理当番を六等分できない
六海「これから六人で暮らしていくから家事は当番制にするよ」
四葉「170gの六人分は…フィーリングでいっか!」
六海「クビ!」
五月「ご飯は一人何合食べますか?」
二乃「クビ!」
一花「危なかった〜寝坊したので出前取りました」
六海「クビ!」
三玖「こだわりは…」
二乃「クビ!」
六海「結局いつも通りだね…」
二乃「そうね…」