二乃「やっぱり…あの写真の顔だ」
風太郎「なんのことだ?とにかくこっちに来るんだ」
二乃「え?そんな強引な…」
風太郎「あっ悪い…」(二乃のスカート破いちまった…絶対怒られ…?)
風太郎「本当にすまない」(なんだ今日はしおらしいな)
二乃「ねぇ君の名前教えて!」
風太郎「え?」
二乃「あ ごめん 前にキミの写真を見たことがあってかっこいいなーと思ってたんだ」
風太郎「写真…」
二乃「ここのコテージ他の学校の生徒も林間学校に来てるのは知ってたけど まさかあいつの親戚に会うなんて思わなかったわ」
風太郎「あっ」
二乃「なんとなく雰囲気は似てるわね」
風太郎(つまり…整理すると『あの頃の俺』を俺と思ってないニ乃が俺を『あの頃の俺』だと思ってる…‼︎ う〜んわかりづらい!)
風太郎(正体を明かすべきか…しかし弱みを握られそうでできれば避けたいところ ボロが出る前に戻ろう)
二乃「待って 妹と逸れちゃったの 一緒に探してくれないかな…」
風太郎「むつ…」
風太郎(いやまて…これ六海が探してるってあの頃の俺が知ってたらおかしくないか…じゃあ探すしかないんだよなぁ…)
二乃「そっか 金太郎君っていうんだ」
風太郎(安直すぎたかかな…早く出て来てくれ五月…あとめっちゃ二乃見てくるな…)
回想二乃(めっちゃタイプ)
金太郎「あー…タバコ吸いてぇ」
二乃「え?」
金太郎「未成年だけどタバコ吸いて〜法律犯して〜」
風太郎(どうだ 幻滅しただろう 変に好かれるのも困るからな)
二乃「ワイルドで素敵」
風太郎(えーっ逆効果!もうだめだ…早く見つけて帰ろう…)
二乃「何してるの?」
金太郎「星から方角を割り出してる 北斗七星のあの星間を五倍した先が北極星 つまり北だ」
二乃「へー意外と物知りなんだね 頭いい人って憧れちゃうなー」
金太郎「嘘つけ‼︎」
二乃「それも自分の成績をこれ見よがしにひけらかす奴とは違うわー」
金太郎「そ…そんな酷い野郎がいるのか…」
二乃「知ってるでしょ?君の親戚の……あれ?キミ…顔見せて」
金太郎「えっ なっ…まさか…」
二乃「ほら!おでこ傷ついてる!」
金太郎「な なんだ…こんなかすり傷ほっとけば治る」
二乃「そんなわけにはいかないわ うちにもすぐ怪我して帰ってくる子が二人(四葉と六海)いてさ」
ピタっと絆創膏を貼る
二乃「うん これでよしっ」
風太郎(調子狂うな…)
二乃「!ねぇ何か声みたいなの聞こえない?」
金太郎「え…そういうのやめろよ…そ そうだ!俺にはこのお守りがある!どんな魔もはねのけるお守りだ!」
⁇「あぁぁ」
ダッ
二乃「ちょちょっと置いていかないでよ 一人は怖いわ!」
金太郎「は?俺は怖がってないけど?」
二乃(なーんだ…男らしくないなぁ…ちょっと幻滅)
二乃「この道の方が楽そうだわ こっちから行こうよ」
金太郎「!……向こうは確か…」
二乃「ほら 森もすぐ抜ける!」
金太郎「おいバカそっちは…‼︎」
二乃「あ…」 (ヤバ 落ちる…)
その時金太郎(風太郎)がニ乃を助けた
金太郎「やべ…」
二乃「手っ」
金太郎「ハァ ハァ ハァ ハァ 助かった」
二乃「こちらこそ…ありがと…」
金太郎「しかし見つからないな もう帰ったんじゃないか?」
二乃「……」
金太郎「?どうし…」
二乃「…ごめんちょっと動けないかも 怖いから…手 握って…」
金太郎「は?」
ニ乃「ほ ほらこんな所じゃまた怖い目に遭うかも!」
金太郎「…はぁ」
二乃「って初対面の男の子に何言ってんだろ!今のなし!」
金太郎「わかった」
金太郎はニ乃にらいはが作ってくれたお守りを渡した
二乃「え?」
金太郎「これは徳の高ーいお守りだ 持ってるだけで旅行安全 身体健康 厄除け開運安産間違いなし!」
金太郎「願いだって叶うともっぱらの噂だ 特別だぞ」
二乃「キンタロー君 キミは明日もここにいるのかな?」
金太郎「え?ああ…」
二乃「私たちの学校 明日キャンプファイヤーあるんだ」
二乃「その時やるフォークダンスに伝説があってフィナーレの瞬間に手をつないでたペアは結ばれるらしいの」
金太郎「へ へー 初めて知った」
二乃「結構大雑把な伝説だから手をつないでるだけで叶うって話もあったりで人目を気にする生徒たちは脇でこっそりやってるみたい」
金太郎「それでいいのか…」
二乃「ほんと大げさで…子供じみてるわ キンタロー君 私と踊ってくれませんか?」
二乃「待ってるから」
遡って数分前の六海
六海「二乃姉!五月姉!いるなら返事して!」
五月「わあぁあぁ二乃ぉどこに行ったんですか〜」
ガサガサ
五月「ヒィ」
六海「五月姉!」
五月「むつみぃ〜怖かったですぅ〜」
六海「よしよし…もう大丈夫」
五月「でもなんで六海がいるんですか?」
六海「俺が嫌な予感して戻ってみたら風太郎が二乃姉と五月姉が崖に行ったかもって言うから俺と風太郎で探しに来た」
五月「上杉君はどこに行ったのですか?」
六海「多分二乃と会ったら二乃といるしまぁ連絡してみようか…圏外…二人を探そっか」
六海「どこにいるの二乃姉!」
五月「二乃!どこにいるんですか!」
戻って二乃達
二乃「待ってるから」
金太郎「……っえっと…」
二人共「‼︎」
⁇「ニィノォォ」
ニ乃「さっきの…来るっ!」
六海「二乃姉!」
五月「二乃!よかったですぅ〜」
ニ乃「あんたたち紛らわしいのよ!」
六海「あれ?風太郎と一緒じゃないの?」
二乃「上杉には会ってないけど彼と…あれ」
五月「どうしました?」
二乃「待ってるから…」
風太郎(どうしよう…)