五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第25話 結びの伝説 その七

〜二時間前〜

 

一花「いやー悪いね こんな時に体調崩すなんてついてないなー」

五月「事故とはいえ不注意が招いた結果です 反省して日中は大人しくしていてください」

一花「え〜〜」

一花「あー…五月ちゃんは私に付き合わなくていいからスキーしてきな」

五月「ですが…」

一花「大丈夫 ヤバくなったら六海呼ぶし私も回復したら合流するから…それともフータロー君と顔合わせずらい?」

五月「あの日食堂で勉強を教えてもらおうとした時には考えもしませんでした」

一花「まだフータロー君は悪い奴に見えるかな?」

五月「そ そういうわけでは…ただ男女の仲となれば話は別です 私は彼のことを何も知らなさすぎる」

五月「男の人はもっと見極めて選ばないといけません」

一花「五月ちゃんはまだ追ってるんだね 大丈夫 フータロー君はお父さんとは違うよ」

 

 

〜現在〜

一花「三玖 話って何かな?」

 

三玖(平等じゃなくて公平でいい 私はどうしたらいいんだろう)

 

一花「もしかしてキャンプファイヤーのこと?」

三玖「う うん」

一花「伝説は手を結ばなきゃいけないってクラスの人たちが話してた」

三玖「そうだ フータローの手は二本ある 両手に花でいこう」

一花「ゴホゴホッ え?どうするって?」

三玖「なんでもない!」

一花「ごめんねー朝より咳が酷くなってきたかも」

三玖「それならスキーしてないで安静にしてて」

一花「えー‼︎せっかく服レンタルして着替えたのに!私もスキーしたいよー‼︎」

三玖「だめ 病人はベット」

一花「はいはい戻りますよー」

三玖「お大事に」

風太郎「なんだ一花 やっぱり悪化したか お互いついてないな」

三玖「‼︎ ス…スピーカー」

一花「あれ フータロー君に体調悪いって言ったっけ? まぁいいや三玖とフータロー君一緒なんだね ちょっと安心…かな…」

一花「じゃあ私は戻るから 二人にお願い 一人でいる五月ちゃんを見つけてあげて 本当は寂しいはずだから」

 

 

風太郎「おかしい ここに五月がいないとは」

三玖「失礼…」

風太郎「そもそもスキーを始めてから一回も見てないなもしかしたら上級コースに…」

三玖「フータロー?汗凄いけど」

 

風太郎(自分を騙し続けるのも限界か…やはりらいはから貰ってたか ということは一花のも…悪いことしたな)

 

三玖「休んだほうがいいよ」

四葉「三玖と上杉さん見ーっけ!」

三玖「!」

風太郎「四葉」

四葉「へへーん こんな所で油断してちゃだめですよ」

 

三玖(忘れてた…)

 

四葉「あと二人も捕まえたし残るは五月と六海を見つけるだけですね」

風太郎「お前も見つけてないのか」

四葉「おーいこっちこっち」

二人「!」

三玖「一花 休んでてって言ったのに」

一花?「ごめーん四葉に捕まっちゃって」

三玖「フータローも一花もコテージに戻るよ」

風太郎「四葉…五月と六海には逃げられたのか?」

四葉「六海には逃げ切られましたが五月は捜しましたが見つけられませんでした」

風太郎「事態は…思ったよりも深刻かもしれない…」

全員「!」

二乃「話 聞かせなさいよ」

風太郎「六海とは連絡取りながら捜すから先に本題を話そう」

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

二乃「遭難…?」

風太郎「ああ いくら広いゲレンデとは言え五人がこれだけ動き回って合わないのは不自然だ」

三玖「五月はスキーに行くって言ったんだよね」

一花?「え…うん…もしかしたら上級者コースにいるんじゃない?」

二乃「そこは私も行ったけどいなかったわ」

全員「……」

一花?「ちょうど入れ違ったのかも私見に行ってくるよ」

四葉「!ここまだ見てないかも」

全員「えっ」

三玖「こっちは…」

二乃「えっと…最初に先生が言ってたよね まだ整備されてないルートで危険だから立ち入り禁止って…」

三玖「本当にいないかコテージ見に行く」

四葉「私は先生に言ってくるよ!」

一花?「ちょっと待って もう少し捜してみようよ」

二乃「なんでよ 場合によってレスキューも必要になるかもしれないのよ」

一花?「えっと…五月ちゃんもあんまり大事にしたくないんじゃないかなーって」

二乃「大事って…呆れた 五月の命がかかってんの 気楽になんていられないわ」

一花?「…ごめんね」

風太郎「どこにいる五月…」

 

風太郎(だめだ…考えがまとまらない…)

 

三玖「フータロー もう休んだ方がいいよ」

 

風太郎(あと少しなんだ…今日…どこかで…)

 

三玖「聞いてる? フータロー フータロー」

 

回想一花?(上杉君)

 

二乃「もういい 私が先生を呼んでくるわ」

風太郎「待ってくれ 俺に心当たりがある」

全員「?」

二乃「心当たりって…」

風太郎「大丈夫だ 恐らく見つかる」

二乃「……信じていいのよね?」

風太郎「ああ 一花付いてきてくれ」

一花?「!」

 

 

一花?「もしかして心当たりって…ここから捜すこと…?」

風太郎「い…意外と高いな…」

一花?「確かによく見えそうだけど…!」

 

五月(前の人 いちゃいちゃしてます!不純です!)

 

一花?「やっぱやめない?」

風太郎「あ!あれ五月じゃないか?」

一花?「え どれ?」

風太郎「あれだよ あれ!」

一花?「あれじゃわかんないよ」

風太郎「今 真下を滑ってる女子だ」

一花?「あー あの人」

風太郎「あれ絶対五月だろ」

一花?「そうかなぁ…」

風太郎「よく見ろ似てるって!」

一花?「うーん…違うような…」

風太郎「だよな だってあれどう見ても男だし」

風太郎「見つけた お前は目が悪いから眼鏡がないと見にくいだろ」

風太郎「…悪いな大事にしちまって言い出しづらかっただろ」

五月「………いつから…」

風太郎「! 気づいたのはついさっきだがきっかけはあの時お前が俺を『上杉君』と呼んだからだ」

風太郎「ふー 一花は俺を名前で呼ぶ いくら俺だってなそれくらいはお前たちのことを知ってる」

五月「すみま…せん…でした… 私…確かめたくって…」

風太郎「バカ不器用め つめが甘いんだよ」

五月「!あの…上杉君…それはちょっと…上杉君?」

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

六海「さぁそろそろ戻ろ…って五月姉…やっぱりバレたんだね…あと風太郎?どしたの?」

五月「上杉君が凄いしんどそうで…」

六海「……俺が背負って下に降りるよ 五月姉は一人でゆっくりでいいから下に降りてきて」

五月「下に降りるって…滑ってですか?」

六海「もちろん じゃあまた後で」

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

六海「先生!」

ハゲネズミ先生「中野くん?あまり大きな声を出さないでください」

六海「それはすみません…風太郎が多分熱出てて…運んであげてください」

ハゲネズミ先生「ああわかった」

 

 

 




《なんとかもう少しで林間学校編終わりそうです…いや〜長かった 次濃い内容になるのは原作でいう二乃五月家出事件編ですね 家出事件は今回の林間学校編と違ってオリジナル要素が多くなる予定です お楽しみに!》
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