五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第29話 探偵風太郎と五人の容疑者たちと何故か疑われてる一人

六海「急にどうしたの?同じ髪型にしろって」

二乃「今日は家庭教師の日じゃなかったの?」

風太郎「なんだ二乃らしくもなく前のめりじゃないか」

六海「二乃ねぇはこっち それは三玖ねぇ」

風太郎「一花 二乃 四葉 三玖 五月 六海」

二乃「二乃 三玖 六海 四葉 一花 五月よ 髪を見ればわかるでしょ!」

風太郎「…と このようになんのヒントもなければ誰が誰かもわからない 最近のアイドルのようにな」

六海「なんで僕もわかんないの…」

一花「それはフータロー君が無関心なだけでしょ」

六海「……?なんだ…その紙?」

風太郎「これはほんの10分前のことだ」

 

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「ふふふ オートロックも使いこなしてきたぜ」

⁇「////////」

風太郎「まだかよ」

⁇「変態!」

風太郎「ピンポン押しただろ!」

風太郎「……!こ…これは…ッ」

 

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

六海「全教科0点…」

風太郎「奇跡だ ご丁寧に名前は破られている バスタオル姿でわからなかっただけでこの中にいる!」

六海「…ちょっとまって…弟が降りてくるかもしれないのにバスタオルで出てきたの?しっかり着てから出てきてくれる?」

一花「まぁ六海になら見せてもいいけどね〜」

三玖「まぁ六海になら見せても…いい」

四葉「六海にならいいです…かね…」

二乃「六海になら…」

五月「六海にならいいです‼︎」

六海「少しくらい嫌がってくれ…」

風太郎「…私が犯人だよーって人?」

六海「誰も名乗りでないよ…」

風太郎「四葉白状しろ!」

四葉「当然のように疑われてる!」

三玖「それでこの髪だったんだ」

風太郎「顔さえ見分けられるようになれば今回のようなこともスキーの時みたいな一件も起きないだろうな」

五月「反省してます……」

二乃「あの五月はマスクさえなければ私たちもわかってたんだけど」

六海「別に顔でわかるでしょ あと声と喋り方」

二乃「それできるのはアンタだけよ…」

五月「六海は絶対に見極めれます」

三玖「五月の六海好きは本当におかしい…」

風太郎「…お前らは顔だけで判断つくんだ?」

六海「そりゃ普通に…」

二乃「こんな薄い顔三玖しかいないわ」

三玖「こんなうるさい顔二乃しかいない」

三玖「薄いって何?」

二乃「うるさいこそ何よ!」

六海「二人共落ち着いて!」

四葉「良いこと教えてあげます 私たちの見分け方はお母さんが言ってました 愛さえあれば自然とわかるって」

風太郎「……どうりでわからないはずだ やはり顔は同じ…」

一花「もう戻していいかなーなんで今日はそんな真剣になってるんだろ」

五月(まさか昨日の話を…)

風太郎「ん?シャンプーの匂い…」

三玖「えっえっ」

二乃「なんかキモ…」

風太郎「これだ!お前たちに頼みがある! 俺を変態と罵ってくれ!」

全員「………」

六海「お前…とんだ変態だな…」

風太郎「心にくる言い方じゃなくてな…」

三玖「ほくろで見分けることもできるけど」

風太郎「お手軽ぅ どこにあるんだ?見せてくれて!」

三玖「えっえっと…フータローになら見せてもいいよ」

六海「だめに決まってるでしょ!」

六海「そもそも犯人のほくろ見てないと意味ないでしょ」

風太郎「それもそうか…」

一花「フータロー君…もしかしたらこの中にいないのかもしれないよ…」

風太郎「どういうことだ?」

一花「落ち着いて聞いてね 私たちには隠された七人目の姉弟…七瀬がいるんだよ」

風太郎「!」

四葉「なんなってー‼︎ な…七瀬は今どこに…」

一花「ふふふ…あの子がいるのはこの家の誰も知らない秘密の部屋…」

六海「あるわけないでしょ」

風太郎「となると…残された手がかりはこの答案用紙」

 

風太郎(五月の場合しっかり消しゴムを使うはず 三玖よりは字が上手くもなく 悲しいことに四葉より漢字が書けている)

風太郎(二乃は丁寧にファイリングしてるから四つ折りは不自然で 雑な一花はもっと紙がよれているはず 六海はまずまず頭悪くないし…)

風太郎(うーん…一貫性がない…しかしこう よく見てみれば 六つ子って意外と違うもんだな)

 

風太郎「ややこしい顔しやがって!もうわからん!最終手段だ これはそのテストの問題を集めた問題集これが解けなかったやつが犯人だ」

六海「まぁ頑張れよ〜ねぇちゃん♪」

風太郎「いやお前もやるんだぞ?」

六海「あれぇ?マジぃ?」

風太郎「一番最後の奴を犯人認定しまーす はいスタート」

 

 

風太郎「ふっふっふ…」

六海「できたよ風太郎」

風太郎「…六海じゃないな」

六海「当たり前だよ バ〜カ」

 

一花(追い詰められたねフータロー君 あの時はビックリしてらしくもなく追い返しちゃったけど 逆にそれが功を奏したかな)

 

二乃「なんでこんなことになるのよ…」

三玖「今日のフータローちょっと強引」

 

一花(みんなには悪いけどさっさと終わらせようかな 小テストの時は油断しちゃったけど 私だってやればできるんだから…っ!)

一花(待って筆跡!何食わぬ顔で筆跡を比べようとしてる!やるねフータロー君 危ない危ない…)

 

一花「はーい私も終わったよ」

 

一花(あの短時間で髪を乾かせるのは私と六海だけ 服を着る余裕はもう少しほしかったけど…君の敗因は女の子をちゃんと見てあげないところだよ)

風太郎「ふむ お前が犯人か」

一花「あれっ なんで…筆跡だって変えたのに」

二乃・三玖・四葉・五月「……」

風太郎「ここ bの書き方」

一花「!」

風太郎「筆記体で書くのは六海と一花だけ 六海のテストは六海と点数勝負した時に見たからな」

一花「や…やられた〜」

六海「なんで僕も疑ったの?」

風太郎「いつもやられてるしやり返し」

六海「なるほど…」

五月「一応私たちも終わりました」

風太郎「ご苦労 ひとまず採点を…ん? 五月の『そ』犯人の書き方と同じだ…」

風太郎「よく見たら二乃の『門構え』三玖の『4』四葉の送り仮名…六海以外犯人と同じ…お前ら1人ずつ犯人じゃねーか!」

三玖「バレた」

二乃「何してんのよ一花 六海とこいつが気が付かないうちに隠す約束だったでしょ」

一花「ごめーん」

風太郎「六海が仕事で俺が入院、どっちもいなくなったとたんこれか…」

五月「上杉君 今日あなたが顔の判別にこだわったのは昨日話してくれた五年前の子と関係があるのでしょう?」

五月「私たちの中の誰かだと思ってるんですね」

風太郎「……… そうだ…」

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

風太郎(過去)「お前 全部学業お守りって…そんなに買っても意味ねーだろ」

⁇「これはね うーん…六倍頑張ろうってこと!私はみんなのお手本になるんだ」

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

風太郎「…と思ったが この中で昔 俺に会ったことがあるよって人ー?」

六海「急にどうしたの?」

三玖「どういうこと?」

風太郎「そりゃそうだ そんなに都合よく近くにいるわけがねぇそれに…お前らみたいに馬鹿なはずねーわ それに六海の雰囲気ねーしな」

五月「ば…馬鹿とはなんですか!」

風太郎「間違ってねーだろ五月 よくも0点のテスト隠してたな 今日はみっちり復習だ」

⁇「……」

風太郎「?」

六海「風太郎?凄く冗談が上手くなったね〜」

ゴゴゴゴゴ

風太郎「わるい…悪かった‼︎」

四葉「あはは まずは上杉さんが勉強しないといけませんね」

 

風太郎(こいつらを見分けるのは今は諦めよう…)

 

 




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