五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第45話 今日もお疲れ その壹

 

二乃「もうこんな生活うんざり!

風太郎「………」

二乃「なんで私の布団に入ってくんのよ!」

六海「ちょっと寒かったから…」

二乃「あんた髪長くてくすぐったいのよ さっぱり切っちゃいなさい!」

六海「あー!自分が切ったからってズルい!それに言われなくても撮影が終わったら切るよ!」

風太郎「お前ら一部屋で寝てたのか…」

四葉「でもお布団は久々でまだぐっすり寝られてません」

三玖「四葉はもう少し寝付けない方がいいと思う」

二乃「フカフカのベッドが恋しいわー」

六海「そうだね〜僕も布団は久々…というわけではないけど…慣れるまで我慢しないとね〜」

六海「ってか僕の布団どこ行ったの?」

三玖「本当にどこ行ったの…」

四葉「ベッドから落ちなくなったのはいいよね」

五月「それ四葉だけですよ」

風太郎「はぁ…新生活始まって早々これか…これだけの騒ぎの中ぐっすり寝てる一花を見習え!」

六海「見習えって…」

五月「既に汚部屋の片鱗が見えてますが…」

風太郎「一花!朝だ!早く起きて勉強するぞ!」

五月「あ!上杉君!」

一花「……むにゃ あ フータロー君おはよ」

 

そこには()()()()()服を着ていない一花がいた

 

五月「見ちゃダメです!」

六海「わっ‼︎ ちょっ 急になに!五月ねぇ何にも見えないよ」

五月「六海は絶対に見てはいけません!」

三玖「見ちゃダメ!」

二乃「ってか仮にも乙女たちの寝室に勝手に入ってくんな!」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「よし やっと始められ…!」

 

一花・六海 ウト ウト

 

四葉「一花、六海」

一花「あっごめん」

六海「ありがとう…」

一花「フータロー君と六海には先程お見苦しいものを見せて申し訳ない それともご褒美だった?」

六海「?」

風太郎「冬くらい服きて寝ろ!」

一花「習慣とは恐ろしいもので寝てる間に来た服を脱いじゃってるんだよ」

六海「え⁉︎僕も一緒に寝てるのに脱いでんの⁉︎嘘でしょ⁉︎」

風太郎「仕事はどうなんだ?」

六海「勉強に集中できるように仕事をセーブしてもらってる」

一花「次こそ赤点回避してお父さんをギャフンと言わせたいもんね」

三玖「うん」

四葉「私も 今度こそ…!」

五月「そうですね」

六海「全員で合格して親父に風太郎を認めさせよう!」

風太郎「ふん 赤点なんて低いハードルに苦しめられるとは思わなかった しかし三学期期末こそ正真正銘のラストチャンス」

風太郎「早速始めよう!まずは俺と一緒に冬休みの課題を片付けるぞ!」

五月「え?」

風太郎「え?」

四葉「ふふ」

一花「あはは」

三玖「フータロー…」

二乃「あんた舐めすぎ」

六海「課題なんてとっくに終わってる」

風太郎「あっ そう… じゃあ通常通りで…」

六海「風太郎は今までなにをやってたの?」

風太郎「………」

四葉「私たちがてつだってあげましょーか?」

風太郎「う うっせー!」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

三玖「フータロー ここわかんないんだけど」

風太郎「どれ」

三玖「!」

風太郎「目の和が奇数になる場合は何通りか サイコロはなだから奇数になるのは二パターン 偶数・偶数・奇数と奇数・奇数・奇数」

三玖「なに二乃?」

二乃「いやっなんでもないわ」

風太郎「おい 一花、六海起きろ」

六海「ムニャ?スースー」

一花「あ…いや…ごめん。寝て…ないよぉ…」

風太郎(寝てる!)

風太郎「お前らなぁ…」ゴゴゴ

二乃「少しは寝かせてあげなさい」

風太郎「は?」

二乃「六海はあんな風に言ってたけど本当は二人とも仕事を増やしてるみたいなの」

五月「私の調べでは六海は約2.76倍も増やしてます」

四葉「生活費はらってくれてるしね」

五月「貯金があるから大丈夫って言ってましたけど…」

三玖「こうやってフータローに教えてもらえてるのも一花と六海のおかげ」

風太郎「…………だからって無理して勉強が身に入らないなら本末転倒だ おい起き…」

五月「あの 私たちも働きませんか?」

三玖「え?」

五月「も もちろん勉強の邪魔にならないように 少しでも…一花と六海の負担を減らせたらと思いまして…」

風太郎「……今まで働いた経験は?」

五月「あ ありません…」

風太郎「勉強と両立できるのか?赤点回避で必死なお前らが」

五月「うっ…それなら…私もあなたのように家庭教師をします!」

風太郎「⁉︎」

五月「教えながら学ぶ!これなら自分の学力も向上し一石二鳥です」

風太郎「やめてくれ…お前に教えられる生徒がかわいそうだ」

四葉「それならスーパーの店員はどうでしょう?近所にあるのですぐに出勤できますよ」

風太郎「即クビだな」

三玖「私…メイド喫茶やってみたい」

風太郎「⁉︎ い 意外と人気出そう…」

二乃「却下 却下」

三玖「二乃はやっぱ女王様?」

二乃「やっぱって何!」

四葉「二乃はお料理関係だったよね」

二乃「ふん やるとしたらね」

四葉「だって二乃は自分のお店を出すのが夢だもん」

二乃「!」

風太郎「へぇ初めて聞いた」

二乃「こ 子供の頃の戯言よ 本気にしないで」

五月「私 美味しいケーキ屋さんを知ってますよ」

二乃「!」

 

風太郎(ミルフィーユ エクレア モンブラン)

二乃(メルシーボクー)

 

二乃「いやあああ‼︎ おえー…」

風太郎「居酒屋 ファミレス 喫茶店 和食に中華 イタリアン ラーメン そば ピザの配達」

風太郎「様々なバイトを経験してきたがどれも生半可な気持ちじゃこなせなかった」

四葉「食べ物系ばっかり」

五月「まかないが出るからでしょう」

風太郎「仕事を舐めんなってことだ!試験を突破しあの家に帰ることができたら全て解決する そのためにも今は勉強だ」

風太郎「一花が女優目指したい気持ちも六海が声優兼俳優を目指したい気持ちもわからんでもないが」

風太郎「今回ばかりは無理のない仕事を選んでほしいもんだ」

一花「ん〜…」

ヌギッ

三玖「フータロー!」

五月「一度ならず二度までも…」

風太郎「俺⁉︎」

二乃「変態!」

六海「ムニャムニャ」

五月「六海!急に抱き付かないでください ヒャァァ‼︎」

四葉「六海⁉︎」

風太郎(………この仕事舐めてたぜ…)

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