五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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久しぶりの本編です!


第48話 最後の試験が六海の場合

四葉「冬休みも終わっちゃったね」

二乃「あんたたちのクラスも進路希望調査もらった?」

三玖「何 書けばいいかわからない」

四葉「一花と六海はすぐ書けるね」

一花「う〜ん私はまだ学校に行ってないんだよね」

風太郎「よーし お前ら今日も授業始めるぞ」

五月「やりましょう…ぜひ やってください! そして確かめてください 試験突破に何が必要なのかを!」

風太郎「お おう…乗り気なのは助かる…とにかく授業だ 目指せ30点超…」

六海「風太郎!鼻血出てるよ!」

二乃「どうしたのよ?」

一花「エッチな本でも見たんじゃないん?」

風太郎「はぁ……こいつのせいだ なぜか最近ずっと市販のチョコを無理矢理食わせてきやがる」

三玖「今日も持ってきた」

二乃「あら 丁度甘いものが食べたかったの」

三玖「二乃にはあげない」

二乃「はぁ?独り占めしないでよ」

三玖「しないよ まだ  ってことで全部食べて感想教えて」

風太郎「なんの罰ゲームだ…」

六海「僕も一つぐらい…」

三玖「だめ」

四葉「もー みんなあと二ヶ月なんだから勉強するよ 試験まで二ヶ月なんだから」

六海「四葉ねぇのいう通り!勉強するよ!」

 

 

〜月命日の日〜

 

五月・六海「…………」

 

五月(私はお母さんのようになれるのでしょうか…?)

六海(僕はねぇちゃんを右腕として支えれてるかな…?)

 

⁇「お 先客なんて珍しいな」

六海「?」(誰だ?母さんの知り合いかな?このオネーサン)

五月「えっと……初めまして…」

⁇「うげっ……先生が二人…?」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

下田さん「わっはっは 悪ぃ悪ぃ お嬢ちゃんとお坊っちゃんがあまりに先生にクリソツだったから間違えちまった」

下田さん「良く考えたら二人もいるはずないしとっくの昔に先生は死んでたわ おっと娘さんと息子さんの前で言う事じゃねぇな許してくれ」

下田さん「昔から口が悪くて先生に良く叱られたもんだ ここで会ったのもなんかの縁だ 先生への恩返しで好きなだけケーキを奢ってやるよ」

六海「あの〜下田さん?それはやめといた方が…」

五月「す…好きなだけ…」

下田さん「遠慮すんな ここのケーキ屋はうめぇぞ 店長はちょっと感じ悪いがな!」

六海「店長……」

五月「あの…下田さんはお母さんの…」

下田さん「元教え子だな!お母ちゃんには何度ゲンコツを貰ったか覚えてないね!」

六海「失礼だったらすみませんが母さんがどんな人だったか教えてくれませんか?」

五月「私も知りたいです!」

下田さん「覚えてないのか?五年前だから結構大きかったろ?」

五月「ええ…そうですが 私は家庭でのお母さんしか知りません お母さんが先生としてどんな仕事をしていたのか知りたいです」

下田さん「ふ〜ん まぁ聞きてぇならいくらでも話してやれるが なにぶん先生とは高二の一年間だけの思い出しかねぇ」

下田さん「私が少々…おてんぱだったからかもしんねぇがとにかく怖ー先生だったな」

下田さん「愛想も悪く生徒にも媚びない 学校であの人を笑ったところを一度も見たことがねぇ」

六海「あはは……さぞ生徒さんには怖がられてたんだろうな〜」

下田さん「いーや…それが違うんだよなぁ どんなに恐ろしくても鉄仮面でも愛されてしまう慕われてしまう」

下田さん「先生はそれほどまでにめっちゃ美人だった」

五月「……!めっちゃ美人…!」

下田さん「ただでさえ新卒の年の女教師 しかも美人 それだけで同学年のみならず学校全ての男子はメロメロよ」

六海「メロメロか……」

下田さん「ま そんなこと言わずもがなか 二人共先生似だしいけるんじゃねーか」

五月「わっ私なんてそんな…!」

下田さん「ファンクラブもあったくらいだ とにかく女の私でさえ惚れちまう美しさだった」

下田さん「あの無表情から繰り出される鉄拳に私ら不良は恐れ慄いたもんだ まさに鬼教師」

下田さん「だがその中にも先生の信念みたいなもんを感じてな…いつしか見た目以上に惚れちまってた 結局一年間怒られた記憶しかねぇ」

下田さん「ただあの一年がなければ 教師に憧れて塾講師きなんてなってねーだろうな」

五月「下田さんの話を聞けて踏ん切りがつきました 学校で進路希望調査が配られたのです 下田さんのようにお母さんみたいになれるなら…」

五月「やはり私はこれしかありません!……………え?」

 

六海(フォークでシャーペン止めてる…すごっ…バトル漫画かよ!)

 

下田さん「ちょいと待ちな 母親に憧れるのは結構 憧れの人のようになろうとするのも決して悪い事じゃない 私だってそうだしな」

下田さん「だがお嬢ちゃんはお母さんになりたいんだけなんじゃないか?」

五月「!」

下田さん「なりたいだけなら他にも手はあるさ とはいえ人の夢に口出す権利は誰にもねぇ」

下田さん「生徒に勉強を教えるのもやりがいがあっていい仕事だよ 目指すといいさ 『先生』になりたい理由があるならな」

五月「私は…」

下田さん「おっと こんな時まで説教なんて先生の悪いところが出ちまった 連絡先交換しようぜ」

六海「あの…僕もいいですか?」

下田さん「お母ちゃんの話がまた聞きたくなったらまた会おうな」

 

 

五月「私たちも帰りましょうか〜」

六海「あ!このハンカチ下田さんのじゃない?」

五月「そうかも知れませんね…」

六海「ちょっと走って届けてくる!先帰っといて!」

五月「気をつけて行ってくださいよ!…って行っちゃいました…」

 

 

 

六海「下田さん!」

下田さん「お坊ちゃんじゃねーか!どした?」

六海「これ下田さんのハンカチじゃないですか?」

下田さん「お!ありがと!」

六海「あの!母さんの墓を知ってるならもしかして生みの父親…………いや無堂(クソ野郎)のことを知っているなら教えてください」

下田さん「………名前はどうやって知ったんだ?」

六海「親父……マルオに聞きました…でも名前以外教えてくれなくて…だから親父以外で知ってる人に話を聞きたくて……」

下田さん「なるほどな……まぁ少しだけなら教えてやるよ……」

 

 

 

 

 

〜二月〜

 

風太郎「試験まで残り1ヶ月を切った」

風太郎「いいか 良く聞け……ということでここでは作者の気持ちを答えるというより読者のお前らが感じたことを書くわけで……」

六海「行き詰まったな……」

三玖「えーっと…私が感じたことってなんだろう……」

風太郎(いつかはくるだろうと思ってたが教師とてのノウハウのない俺の限界……)

風太郎(何がわからないのかわからない!どう教えたらいいのかわからない!くっ………IQの差とはなんと残酷……)

六海「お前めっちゃ失礼なこと思ってない?」

一花「……というか問題を解く以前にみんな集中力の限界だよねぇ……」

四葉「わ 私はまだできるよっ!」

五月「連日勉強漬けですからね……」

風太郎「むむむ……!時には飴も必要か……決して余裕があるわけではないが……明日一日だけオフにしよう」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

一花「ふふ 休日デートにここを選ぶなんて フータロー君も下手だねぇ」

三玖「デート……!」

風太郎「他に行きたいとこあったなら言えよ」

五月「いえ 私たちも久しぶりなので楽しみです」

六海「母さんに連れて行ってもらった以来だね」

四葉「………」

風太郎「今日だけは勉強のことを忘れることを許そう 思う存分羽を伸ばせ」

 

 

その後風太郎と二乃 四葉と三玖 一花と五月と六海で行動して遊び倒した

 

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

風太郎「これからは全員が家庭教師だ」

六海「ん?どういうこと?」

風太郎「自分が得意な科目を他の姉妹にも教えるんだ 俺や六海がいない時も互いを高め合ってくれそうして全員の学力を一科目ずつ引き上げるぞ!」

 

 

 

〜数日後の夜〜

一花(もうだめ…今日は寝て明日…)

一花「もう少し!もう…少しだけ…」

六海「まだやってるの?明日に支障ないように寝なよ?一花ねぇ」

一花「六海!いつからそこに……」

六海「ん〜まぁ少し前からかな〜」

六海「わからない所ない?今なら教えれるけど」

一花「本当に!ならここがわからないんだけど…」

六海「あ〜これね!ここはこうやって……」

 

 

〜試験終了後〜

 

五月「四葉やりましたね!一番危なかったのに!」

三玖「おめでとう」

四葉「えへへ 私史上一番の得点です 合計194点とギリギリでしたけど…」

五月「私は計240点 少し危ない教科もあったのが今後の課題です 三玖はどうでした?」

三玖「私は…250点」

四葉「えー凄い!」

五月「さすが三玖ですね」

四葉「あ 一花も来たよ 二乃はまだかな?」

五月「試験結果が返ってきたらここに集まると伝えてあるはずですが…もしかして…」

風太郎「三玖 見違えたな やはりお前が一番の成長株だ」

三玖「フータロー……私……」

四葉「よかった〜 一花も赤点無かったんだ 合計何点だったの?」

一花「えーっとね…252点」

三玖「……………………」

六海「⁉︎」(一花ねぇが点数を言った瞬間三玖ねぇの顔が暗くなった……なんか一花ねぇとあったのかな…負けられない戦いとか…)

四葉「ってことは…」

五月「一花が一番じゃないですか!」

一花「あ そうなんだ……やった」

 

 

六海はその時確信した…三玖の絶望の顔と一花の悪の笑みには風太郎への『恋心』が関係している事を………

 

四葉「今のところ一花が一番だね」

一花「いや〜頑張りました」

五月「本当に…お仕事もあるのに凄いです 私はてっきり今回も三玖が一番かと…」

一花「!三玖………私……そんなつもりじゃなくて……」

三玖「一花おめでとう 私もまだまだだね」

店長「試験突破おめでとう 今日はお祝いだ 上杉君の給料から天引きしておくから好きなだけ食べるといい」

風太郎「もー店長ったら冗談ばっかり」

四葉「ありがとうございます」

五月「でもまだ一人来てないんです」

店長「二人結びの子なら君たちより先にここに来てこれを置いていったけど」

五月「え?」

六海「試験結果の紙!」

店長「それと後で伝えようと思ってたが彼女かは君に伝言」

二乃〔おめでとう あんたは用済みよ〕

四葉「……ややったー!

五月「見事全員赤点回避を成し遂げましたね!」

六海「さすがねぇ〜ちゃん やれば出来んじゃん♪」

風太郎「お前ら良くやった 特に三玖 お前はいち早く安全圏に入り教える側に立ってくれた 助かったぜ」

三玖「………うん」

一花「…………」

四葉「あれ?どこ行くんですか?」

風太郎「祝賀会は全員強制参加だ 二乃を連れてくる」

六海「ありがと はいこれ バイクの鍵」

風太郎「!サンキュー」

 

 

五月「六海は何点だったんですか?」

六海「あ!ちょっと!」

 

【六海 国94 数91 理95 社93 英92 計465】

 

五月「え?」

一花「もしかして……」

六海「いや〜仕事で勉強疎かになってた…マジ恥ずい…」

三玖「六海だから100点じゃないのに違和感あるけど勉強してなくても平均90点ぐらいなんだよね……」

四葉「さ…さすが六海……」

五月「上杉君は何点だったんですか?」

六海「468点」

全員「‼︎‼︎」

一花「フータロー君が………」

四葉「100点を取ってないなんて………」

六海「フータローも悔しがってたよ 〔一生の不覚〕って……まぁ僕らの事はほっといて おめでとうねぇちゃん」

 




  期末試験点数表
一花 国40 数65 理55 社42 英50 計252
 
二乃 国35 数38 理45 社50 英62 計230
 
三玖 国45 数50 理43 社76 英36 計250
 
四葉 国54 数34 理33 社38 英35 計194
 
五月 国50 数37 理75 社35 英43 計240
 
六海 国94 数91 理95 社93 英92 計465

風太郎 国91 数98 理96 社94 英89 計468

《いかがでしたでしょうか?下田さんの登場にテストの結果…六海の点数が少し風太郎より低いのは零話を見て頂いたらわかると思います!あと伏線は六海のバイクでしょうか?ぜひ見直して確認してほしいです! にしても六海が無堂を調査しようとするなんで…自分も即興で考えました…でもそのおかげで修学旅行編と日の出祭編はなんとなく頭の中でストーリーができました!ぜひどうなるのか想像して待っててください!》
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