四葉「上杉さーん 二乃を連れてきてくれたんですね こっちですよ」
二乃「ね…ねぇさっきの話なんだけど…」
店長「上杉君!間に合ってよかった 今 キッチンに一人しかいないから早く入ってくれる?」
風太郎「はい 二乃、六海に鍵返しといてくれ」
二乃「………」
四葉「二乃〜〜」
二乃「ふん…いいわ 後でにしてあげる」
六海「期末試験突破!お疲れ様!」
全員「かんぱ〜い」
三玖「本当に赤点回避できるとは思わなかった」
四葉「うんうん この答案用紙を額縁に入れて飾りたいよ」
六海「それはもうちょい点数良くなってからにしない?」
二乃「お祝いだからってこれだけ贅沢しても大丈夫かしら……」
五月「店長さんがご祝儀としてご馳走してくださるみたいですよ」
六海(本当に風太郎の給料から天引きじゃないよね?)
五月「それにしても私たちの注文する商品はやはりバラバラですね」
四葉「まぁこれは平常運転だね」
三玖「はい 四葉一口あげる」
四葉「えっ何これ」
三玖「現文の問題 四葉の予想がドンピシャ」
五月「そうでしたね」
二乃「あれは助かったわ」
一花「じゃあ私も」
二乃「私も」
六海「じゃあ流れ的に僕も」
四葉「えええ!………ししし おいしいね」
四葉「あ でも私も皆に助けてもらったからお返ししないと」
二乃「それを言ったら私たちも…」
五月「きっとこの試験もそうやって突破できたのですから しかもいろんな味が楽しめてお得です!」
六海「本当はそれが目当てなんじゃ……」
三玖「はい 一花 ありがとう それにおめでとう」
二乃「まさか一花が一位とはね 意外…と言ったら失礼かもだけど どこにそんな力隠してたのよ」
一花「あはは……運が良かっただけだよ」
三玖「次は負けない」
一花「……うん」
四葉「わっ 五月のケーキ凄い美味しい!」
五月「ええ 私のおすすめです 前に六海と来た時に見つけて美味しかったのでもう一度食べたかったんですよ」
三玖「もう一度って…」
二乃「いつの間に行ってたのよ」
五月「えっと…その時もご馳走になりまして……皆に話しておきたいことがあるのですが…私 学校の先生になりたいんです」
四葉「え…それって…」
五月「も もちろん過ぎた夢ではありますが…」
四葉「いいと思う!五月の授業わかりやすかったもん ぴったりだよ!」
五月「四葉……」
一花「当然私たちも応援するよ」
三玖「じゃあ五月は大学受けるんだ」
二乃「いよいよ三年生になるって感じね」
六海「あ 進級と言えば親父に連絡しないと」
五月「そういえばしてませんでしたね」
二乃「あー大丈夫よ さっき私が直接話してきた」
一花「やっぱりマンションに行ってたんだ」
六海「それで親父は?」
二乃「当たり前だけど良い反応は貰えなかったわ 今はまだ甘えさせてもらってるけど いつかけじめはつけないといけない日が来るはずだわ」
三玖「でもマンションに行ったにしては帰ってくるの早かった」
六海「だってバイク貸したからね」
五月「え?バイク⁉︎」
四葉「上杉さんがバイクに乗ってるとこ想像できないよ」
一花「イメージと違いすぎるね」
三玖「かっこいい」
五月「えっ…」
二乃「本当似合わなかったのよ 調子狂うわ だから…あんな事言っちゃったのよ」
三玖「あんな事?」
二乃「あ!お皿片付けよっかな! ついでに店長さんにお礼言ってこないと」
一花「私もお手洗いのついでに手伝うよ」
六海「僕も手伝うよ」
三玖「二乃 なんで焦ってるの?」
side風太郎
店長「よし ひと段落 僕は少し休憩入れるからあとよろしくね」
風太郎「あ 店長 プリン二つ取り置きしてもいいですか?」
店長「いいけど何故だい?」
風太郎「バレンタインのお返しに」
店長「⁉︎君は仲間だと思ってたのに……裏切り者……」
風太郎「妹と六海のですけど」
店長「な なんだそういうことか てっきりあの五人のお友達の誰かからかと思ったよ」
風太郎「あり得ないですよ」(いや……貰ったといえば一月からずっと貰ってたがってそんなわけないか)
二乃「ご苦労様……って店長さんは?」
風太郎「今 奥に行った」
二乃「あらそう少し待とうかしら」
一方一花……
一花(はぁ……うまく隠せてたかな…三玖を応援してた気持ちに偽りはない…はず)
一花(でもあの時一瞬…三玖は一番になったら告白するって言ってたけど今回は私が一番だった……なら…しても…いいのかな…)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「悪いな 洗い物まで手伝ってもらって」
二乃「ご馳走になったお礼だわ」
風太郎「もういいぞ 店長には伝えておくから席で待ってろよ」
二乃「そ そうね そうするわ」
風太郎「?どうした?急に立ち止まって?」
二乃「………やっぱり バイクで言ったこと忘れてちょうだい」
風太郎「!」
二乃「困らせちゃうのも当然だわ 突然すぎたものね 少しアクセルを踏みすぎたみたい 何やってんだろ」
風太郎「二乃…なんのこと?」
二乃「ええっ⁉︎」
風太郎「心当たりがないんだが つーかあの時風が強かったから聞き逃してたかも」
二乃「なっ…何よそれー!」
風太郎「だから何を……」
二乃「なんでもないわ!」
二乃(なんだ 聞こえてなかったんだ そもそもあいつにとって私たちは恋愛対象外 三玖のバレンタインにだって気づかないくらいだし……)
二乃(聞かれなくてむしろ良かったわ!)
風太郎「よし…終わりっと 二乃の奴なんだったんだ…店長全部片付け終わりました」
二乃「あんたを好きって言ったのよ」
風太郎「…………は……? え?何?」
二乃「返事なんて求めてないわ ほんとムカツク 対象外なら無理にでも意識させてやるわ」
二乃「あんたみたいな男でも好きになる女子が地球上に一人くらいいるって言ったわよね それが私よ 残念だったわね」
風太郎「………っ!」
〜数分前〜
六海「あ!一花ねぇ何してるの?」
一花「六海⁉︎隠れて!」
六海「えっ!ちょっと!ムグゥ」
二乃「あんたを好きって言ったのよ」
一花・六海「‼︎‼︎」