五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第52話 スクランブルエッグ Ⅲ

 

風太郎(くそ……なんだったんだあの爺さん 六つ子の祖父だと……?いや今は五月だ 説明してもらうぞ!  見つけた!)

 

 

風太郎が階段を駆け上がって曲がった瞬間…六つ子の父(マルオ)がいた

 

 

風太郎「! お…お父さん…」

マルオ「君に お父さんと呼ばれる筋合いはないよ  この先は僕の部屋と息子と娘たちの部屋しかないが何か用事かな?」

風太郎「えー…五月さんに…」

マルオ「上杉君 君には先の試験で娘たちを赤点回避させてくれた功績がある 依頼者としてはぜひ叶えてやりたいね」

風太郎「あ ありが……」

マルオ「しかし父親としては眉をひそめざるを得ない この夜中に息子と娘たちの部屋に家族でもない男を入れてやる父親がいると思うかい?」

風太郎「嫌だなぁ トイレですよトイレ」

マルオ「トイレは向こうだ」風太郎「そうでしたね!」

 

風太郎(くっ…会うこともできない…連絡の手段もなし…詰んだな…これは…)

 

 

〜次の日〜

 

らいは「お兄ちゃん!朝だよー起きてー」

風太郎「……んだよ ずっと寝かせてくれ このまま寝続けて未来に飛ぶんだ 五月め…言いたいことだけ言いやがって…もう知らん

らいは「もう! もしもし…お兄ちゃん未来に飛ぶみたい せっかく電話くれたのにごめんね五月さん

風太郎「おはよう」

 

風太郎(そうだ!らいはも五月と連絡先の交換をしてるんだった!)

 

風太郎「五月!昨日はどういうことだ⁉︎」

五月[それはこちらの台詞です なぜ中庭に来てくださらなかったのですか?]

風太郎「え……?」

らいは「ねー何の話?」

風太郎「えっと待ってくれ 一度会って話をしよう」

五月[……そうしたいのは山々なのですが……監視の目があり……なかなか抜け出せそうにありません]

風太郎「……それならいい場所があるぞ」

五月[?]

 

 

 

〜少し後〜

 

六海(ふ〜極楽極楽♪  まさか親父と旅行行く事になってさらに風太郎達と会うとはな〜 そんな事ある? まぁいいや……最近忙しかったからゆっくり休も………)

 

風太郎「デミグラス」

五月「………ハ…ハンバーグ……」

六海(ん〜なんか隣に五月ねぇと風太郎がいる………確か隣って混浴………ハァ!なんで一緒に入ってんの⁉︎ あの二人ってそう言う関係だっけ…)

風太郎「オッケー どうやら今度こそ本物の五月みたいだな」

五月「あ あの……いくらなんでも温泉で仕切り越しというのは……」

風太郎「いや 流石に同じ湯はないだろ」

五月「そういう意味ではありません!」

六海(なるほど五月ねぇが女子風呂 風太郎が混浴にいるってわけか……)

風太郎「だがここなら父親の目も届かないだろ」

五月「無茶苦茶です……」

風太郎「………昨夜俺はフロントで五月に会い家庭教師を辞めるように(うなが)された」

五月・六海「え………」

風太郎「六海⁉︎もしかして男風呂にいたのか⁉︎いつからいるんだ⁉︎」

六海「え〜っと五月ねぇが入ってくる前にはいた」

風太郎「そんな前からか……」

六海「ちなみに促したのは俺じゃないぞやる意味がない」

風太郎「そうなったらこんな事できるのは……」

六海「ねぇちゃんしかいないな」

風太郎(決まりだな あの中の誰かが俺を拒絶している いったいなぜ……)

風太郎「誰か怪しい奴はいなかったか? つーか わざわざ五月に変装した理由はなんだ……」

六海「え〜っと……それは………」

二乃「あら あんたとはよくお風呂で会うわね」

風太郎「‼︎」

五月(二乃⁉︎どうして………)

六海(風太郎に意識させたいんだろうな……たぶん…)

二乃「なんで混浴になんて入ってるのよ」

風太郎「そ それは仕方なく……」

二乃「まぁいいわ どうせ一緒になったんだし 体でも洗ってあげよっか?」

五月(えええええ⁉︎)

六海(なんか嫌な予感………)

風太郎「ちょ……ちょっと待て 一ついいか?」

二乃「?」

風太郎「誰だ? 五月と六海じゃない……となると……いや しかし……」

五月・六海「……………」

二乃「~~~~~~~ッ 馬鹿!」

 

 

 

六海「お前さ……マジで………」

五月「今のはあなたが悪いです」

風太郎「無茶な 全員同じ顔なんだぞ 全部同じ柄の神経衰弱してる気分だ」

六海(それ逆に簡単なんじゃ……)

六海「全員が同じってわけじゃないと思うよ 現に俺たちは見分けれてるし風太郎もできるよ 愛があれば!

風太郎「出たよトンデモ理論」

五月「しかし疑問です あれほどあなたを嫌ってた二乃がどういう風の吹き回しでしょう」

風太郎(あれ二乃だったのか……)

五月「二乃だけではありません 一花も三玖も四葉も春休みに入ってからどこか変なのです それを尋ねるためにあなたを呼び出しました 何かご存じありませんか?」

風太郎(やはりあいつらの違和感…気のせいじゃなかったみたいだな 二乃はともかく……)

風太郎「ご存知ないな 直で聞いてみればいいだろ」

五月「身内の私や六海よりあなたの方が適任かと……」

風太郎(また姉妹喧嘩でもしたのか?成績に影響が出る前になんとかしねぇと…)

風太郎「ん?ってなんで前向きに俺が解決しようとしてんだ!こんな事やってる場合じゃねぇ!」

風太郎「俺にとっては偽五月問題の方が優先だ あいつの真意が理解できなきゃ本当に家庭教師解消になりかねない お悩み相談は後だ!」

五月「そ そうですよね…しかし実は私も偽五月に共感できる所もあるのです 私たちはもうパートナーではありません」

風太郎「ええー……お前も……?」

六海「お前も?」(お前もって事は偽五月ねぇにも言われたのか……)

五月「偽五月の真意は私にも分かりませんが もう利害一致だけのパートナーではないという事です だってそうでしょう?」

五月「数々の試験勉強の日々 花火大会林間学校 年末年始などなど これだけの時間を共有してきたのです それはもはや…」

五月「友達でしょう?

風太郎「………恥ずかしいことを堂々と……せっかくの旅行が台無しだ………やるか…お悩み相談……」

風太郎( ? 聞こえなかったな……)

六海「マジ!俺もやる!」

五月「ありがとうございます!」

風太郎「  ⁉︎ お前ら!なんでこっち来てんだ!あと六海!お前は仕切りを飛び越えてくるな!どんな運動神経してんだ!」

六海「これくらい普通だ!あと下はタオル巻いてるから大丈夫!」

風太郎「普通じゃないし大丈夫じゃねー!」

五月「混浴なので問題ありません!」

風太郎「俺と六海がいるけど!」

五月「なに言ってるんですか!六海は家族ですし友達ならこれくらい……当たり前…ではありませんね」

 

五月は急に冷静になった

 

五月「すみません……忘れてもらえると助かります」

風太郎「五月には頼みたいことがあるんだ 頼むぞ あと六海にはこの件に協力してほしい」

五月「⁇」

六海「OK」

 

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

五月「お父さん 少しお話があるのですが…」

マルオ「なんだい?」

 

風太郎(よし!ここさえ突破できればちょろいもんだぜ 後は一人一人話を聞くだけ こんな問題すぐに終わらせる!)※フラグ

 

風太郎「 ‼︎ 五月の森……なんで全員五月になってんだ?」

五月?「フータロー君 ノックくらいしてよ」

五月?「びっくりさせちゃった」

五月?「いや〜これには訳があってさ……」

五月?「丁度良かったわ あんたにはもう一度試してみたかったのよ 覚えているかしら五つ子ゲーム 私たちが誰が誰だか当てて見なさいよ」

 

 




《UA30000突破+お気に入り110突破ありがとうございます! あと投稿が遅れてしまって本当にすみません… 父と母が熱でダウンしてしまい小説を描ける時間がなく遅れてしまいました…》

〜追記〜
4月15日は風太郎の誕生日!おめでとうございます!
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