五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第54話 スクランブルエッグ Ⅴ

二乃「恋愛相談なんだけど 出会いは最悪だったわ でも気づいちゃったのよ あいつが好きだって」

 

一花(二乃お願い……それ以上言わないで……

 

一花「ええっと……それ 友達の話だよね?」

二乃「私の話よ 相手は…だめ!こればっかりは言えないわ!秘密!」

一花(知ってるけど……)

二乃「…………つい先日そいつに告白しちゃったけどそれが正解だったか自分でもわからない」

二乃「そこで聞きたいわ 告白されたら多少意識はするのかしら?」

一花「………私の経験では…だけど…ごめんそういうことはなかったかな」

 

一花(私だって…フータロー君のこと……だからまだこのままでいさせて!

 

二乃「そう 告白だけじゃ足りない……と」

一花「え!いや……そうじゃなくて……出会いは最悪だったんだよね その人のこと本当に好きなのかな?」

二乃「あいつは私の大切なものを壊す存在として現れたわ だけどあの夜王子様みたいなあいつを別人と思いこんだまま好きになっちゃった」

二乃「そして理解しちゃったのよ 私が拒絶していたのは彼の役割であって彼個人ではなかったことを」

二乃「王子様が彼だと気づいてからはもう歯止めが利かなかったわ」

一花「……そんな だから好きになったって…そんなの都合良すぎない?

二乃「そうよね こればかりは自分でも引いてるわ だからって諦めるつもりもないけど」

一花「 ! 」

二乃「だってこれは私の恋だもの 私が幸せにならなくちゃ意味ないわ」

一花「も もし!同じ人を好きな人がいたら? その子の方が自分よりずっと彼のことを思ってるとしたら?」

二乃「それは……そうね……悪いけど蹴落としてでも叶えたい そう思っちゃうわ」

 

一花(と……止まらない……愛の暴走機関車マーク(ツー)だ‼︎【マーク(ワン)は六海愛が凄い五月】話も聞いてくれない!相談って言ったのに!

 

二乃「あんたと話せて良かったわ やっぱ告白だけじゃ足りないのね」

一花「何するつもり………?」

二乃「手を……ううん 抱きしめて…それでもわからないなら……キスするわ

一花「そ それはまずいよ!いきなりキスって……」

二乃「そ そうよね冷静に考えて…下手くそだったら嫌われちゃうわ」

一花「………」

二乃「あんた キスシーンとか もうしたのかしら?

一花「な 何をするつもり⁉︎」

二乃「良いじゃない!姉妹なんだから!

一花「姉妹だからだめなの!」

 

 

 

 

五月「ひゃっやめてくださいよぉ」

四葉「ニシシ」

三玖「まだ冷たい」

六海「あ!一花ねぇと二乃ねぇも来たよ!」

四葉「おじいちゃんは?」

六海「あそこで風太郎と釣りしてる」

五月「いつの間に仲良くなったのでしょう

六海「さあ………」

 

 

二乃「ふーん あいつも来てるんだ」

一花「……………」

 

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

お爺ちゃん「今来たのが一花と二乃」

風太郎「えっ」

お爺ちゃん「あれが三玖と六海」

風太郎「えっ」

お爺ちゃん「その隣が四葉と六海」

風太郎「えっ」

 

風太郎(……爺さんにお願いして教えを乞うてみたものの……全然わからん!)

風太郎(早く偽五月を探さないといけないのに…もう見分けるのは諦めて足の傷で探るべきか?)

 

六海「お!結構釣れてるじゃん」

風太郎「ああほとんど爺さんの手柄だがな」

六海「クロダイとメバルあと………アイナメだっけ? お爺ちゃん この魚なんて言う名前だっけ?」

お爺ちゃん「こいつは……キスだな…」

一花「 ! 」

一花(えっ⁉︎二乃⁉︎まさか…こんな所で…⁉︎)

二乃「今じゃないわね」

一花(だよね!だよね!)

二乃「五月の姿じゃ効果が見込めないかも」

一花「…………はぁ……」

風太郎「おいしっかりしろ」

一花(フータロー君………///)

一花「ご ごめん ちょっとよろけちゃって 昨日足を痛めちゃったから」

風太郎「ちょっとこい!」

一花「えっ?」

 

風太郎「お前は誰だ?」

六海(多分一花ねぇが犯人だと思ったのかな?でもなんか一花ねぇではないと思うけどな……まぁ勘だけど…)

二乃「あれ……おかしいわね」

一花「 ! 隠れて!」

二乃「あいつ……どこに行ったのかしら……」

 

風太郎「急に胸に顔押しつけて何がしたいんだ……」

一花「ごめんっ」

一花(なんで私はいつも……悪い事だってわかってるのに……)

風太郎「うぐっ……せめて誰か教えて」

一花「そっか…私が誰かわからないんだ それなら……こんな面倒なこと考えなくてもいいか」

二乃「そこに誰かいるの?」

一花・風太郎「 ! 」

その時一花が風太郎を海へ落とした

二乃「何してるのよ?」

一花「あはは……」

風太郎(あの野郎……)

 

 

五月「なんで濡れてるのですか?」

風太郎「くそ……あと少しで腿の傷も確認できたのに……」

 

二乃「やっぱりおじいちゃんの前だと何かと制限されるわ」

一花「二乃……別に今じゃなくても……」

二乃「旅行も明日まで 二人きりで会えるチャンスがあるとしたら……夜になったらここを抜け出して彼に会いに行くわ 手助けしてちょうだい」

 

 

 

 

 

 

 

 

一花「……………」

 二乃〔その時ネックなのはパパね だから一花はパパを見張っていてほしいの〕

一花(お父さんはおじいちゃんと話してる……もし私たちの部屋に来ようとしても私が足止めすれば二乃に気づかれない………)

一花(きっと二乃はフータロー君と密会する……そして もしかしたらキスを………)

一花(もう止められない 私みたいにずるくない 誰の目も気にせず全力で……本気で恋してるんだ 私には………)

 

一花「入る余地も資格もない………」

六海(一花ねぇも二乃ねぇもいないし……探さないと親父に文句言われるの俺だし……えっ一花ねぇ?泣いてる………)

六海「一花ねぇ どうしたの? 泣かないで……」

 

 

 

 

 

 

二乃(遅いわね……部屋に置いた手紙ちゃんと見てくれたかしら……)

二乃「 ! もう……何して……」

マルオ「二乃……こんな時間に外出とは…感心しないね」

二乃「あれ……一花?」

 

 

 

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