五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第5章 〜三年生編〜
第58話 ようこそ!三年一組!


六海「ついに来週から三年生か〜」

五月「私たちが最上級生ですか……」

三玖「進級できて本当に良かった」

四葉「みんな!これからも頑張ろっ!」

一花「うんうん ところで来週から……お家賃を六人で六等分します」

  「払えなかった人は前のマンションに強制退去だから みんなで一緒にいられるように頑張ろ!ということで……よろしくね♡」

 

 

三玖「コンビニ…新聞配達…みんな大変そう」

五月「全員で同じところでできたら安心できるのですが……」

二乃「そんなに募集してる職場ないわ それに得意なこともそれぞれ違うんだし」

四葉「私に接客業なんてできるかなぁ 悪ーいお客さんとか来たらどうしよう……」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

四葉「お待たせしました〜」

オバさん「料理でお洋服が汚れたんですけど!弁償しないと警察呼ぶわよ」

四葉「ごめんなさ〜い!」

 

四葉「時にはもっと悪い人が来るかも……」

 

強盗「そこのバイト!レジにある金全部よこせ!」

四葉「ひぃぃぃぃ!」

 

警官「警察です お客さんの服を汚した罪で逮捕します」

強盗「早くしないと撃つぞ!」

四葉「あわわわわ」

 

   〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

四葉「お金稼ぐって大変だなぁ〜」

二乃「それでもお金が必要なんだもの まさか一花が急にあんなこと言い出すとはね どちみち働くつもりだったから求人集めてて良かったわ」

三玖「……でも 一花のあの感じ懐かしかった」

四葉「あ 私も思った!」

五月「むしろ今まで一花ひとりに無理させ過ぎてましたからね」

一花「そうね ああなった一花はなかなか手強いわ…それにしても強制退去って…あのマンションで一人っきり…」

  「もしかしたらお父さんと二人っきりかも……き…緊張感はあるわね…」

三玖「五月は目星つけた?」

五月「いえ……まだ決めかねています するからには自分の血肉となりえる仕事にしたいのですが……都合よくそんなもの見つかりませんね……」

二乃「血肉って……まかないが出るってこと?」

五月「私をあの人と一緒にしないでください!」

二乃「まぁ でもどうせならやりたいことってのは同感だわ」

三玖(やりたいこと……)

四葉「あ!上杉さんと言えばこんなバイト募集を見つけました!上杉さんが働いてるケーキ屋さん!」

バシッ

三玖「二乃 それ渡して」

二乃「なんでよ これは私の得意分野よ」

三玖「なんでわざわざフータローのいるところなの?」

二乃「うっ……あいつがいるのは不本意……ふふっ不本意だわ 味音痴のあんたはおとなしく諦めなさい」

四葉「私はやっぱりみんなで一緒のお仕事したいな〜 三玖 このお掃除のバイトなんていいんじゃない?一緒にやろうよ」

三玖「むむむ…………」

 

 

 

 

店長「えー 今日は面接ということで……まずは募集を見て来てくれて嬉しいよ」

風太郎「…………」

店長「しかしまさか二人同時に来るとは……」

風太郎「なぜお前らがここのバイト受けてるんだ!」

二乃「なんでこの子がいるのか私も知りたいわ」

店長「できることなら二人とも採用してあげたいけど…うちも向かいの糞パン屋のせいでギリギリでね……定員は一人なんだ」

  「上杉君が辞めてくれたら……」

風太郎「またまた店長〜ハハハ…………」

三玖「ケーキ作りたいです」

風太郎・二乃「⁉︎⁉︎」

店長「へぇ得意なんだ じゃあ君に…………」

二乃「ちょ ちょっと!私の方が得意です!」

三玖「今年に入ってから何度もチョコを作りました」

二乃「あんたねぇ!それだって私の手助けがあったじゃない」

三玖「最後は一人で作れた」

店長「上杉君 彼女たちは君の友達だったよね」

風太郎「えっ…………まぁ………………」

店長「任せた」

風太郎「えぇっ⁉︎

三玖「フータローどうするの?」

風太郎「おいおい……」

二乃「あんたなら当然私を選ぶわよね」

三玖「私にできることならなんでもするよ」

二乃・三玖「だから選んで

風太郎「……………………」

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

店長「来週からよろしく」

 

三玖「負けた……」

二乃「…………あんたが料理対決なんて言い出すから……なんの勝算があったのよ…………」

  「まぁ でも……悪いとは……」

三玖「向かいのパン屋も募集してるんだ こっちにしようかな……」

二乃「 !? 」

  「随分と切り替えが早いわね……そのパン屋にはあいつはいないけどいいの⁉︎」

三玖「うん 私の目的はフータローじゃないから」

二乃「 ! 」

三玖「今日ケーキを作って改めて思った どうやら作るのは好きみたい それに……」

  (フータローに好きになってもらえる私になるんだ)

二乃(……勝ったのに…なんだか腑に落ちないわ…でもこのバイトで……あいつを私のことを好きにさせてみせるわ)

 

 

風太郎「ということがあった」

六海「あはは……大変だったんだな……」

風太郎「つーかなんでお前がいるんだ?」

六海「まぁお互いの現状報告をしたいと思ってな ちなみにこうなったのは一花ねぇがやりたいことに挑戦したいから分担にしたらしい」

  「俺は仕事が順調にもらえてるから安心して!」

  「四葉ねぇも無事に受かったらしい まぁあの汚部屋を片付けれるから四葉ねぇは簡単な事だろうな」

  「五月ねぇはまだ踏み出せないみたい……まぁ五月ねぇは絶対大丈夫」

風太郎「何してくれたっていいさ 成績さえ落ちなきゃな」

六海「アハハ……それはねぇちゃん達と俺たちの頑張り次第だな 頼りにしてるぞ!風太郎」

風太郎(あれは事故だ……それに六海な訳がない…しかしあの時のあいつはどう思って……いやもう忘れよう……)

六海「あのさ……これからみんな忙しくなって全員揃うことも少なくなる……俺たちはこのまま大人になっていくのかな……」

風太郎「さあな だがきっと悪いことではないんだろうな……」

六海「そうかもな」

 

 

結論から言えば この一抹の不安は杞憂に終わる……

 

風太郎(この六人が持つ強いキズナはどうやら俺の想像を遥かに超えているらしい……六つ子だぞ……!ありえねぇ…同じなのは顔だけにしてくれ…)

 

 

 

 

 

 

江端「旦那様 無事お嬢様方が同じクラスに配属されたとのことです」

マルオ「そして?」

江端「彼も同じクラスです」

マルオ「ご苦労」

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