五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第61話 学級長の噂

三玖「え?誕生日のこと聞き忘れた?」

一花「フータロー君とバイト一緒じゃなかったの?」

二乃「ええ 一緒だったわ」

三玖「何してたの?」

二乃「んー?何してたと思う?」

 

五月「二乃、何かいいことでもあったのでしょうか……」

四葉「なんだか幸せそう」

一花「とはいえ…ほしいものを本人に聞くものなー」

六海「う〜ん……あ!そうだ!クラスの人にも聞いてみない?」

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

モブ1「え 上杉って誰?」

モブ2「ほら学級長の」

モブ1「あー……そんな名前なんだっけ?」

六海(もう忘れられてる……)

 

 

武田「上杉君にプレゼントかぁ 彼はそういうのを受け取らないタイプだと思うけど ね?」

六海「………………」

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

 

モブ3「う〜ん 全然わかんない」

モブ4「だよね〜」

四葉「そうですか…」

モブ3「それより四葉ちゃん 小耳に挟んだんだけどこれってホント?四葉ちゃんと上杉くんが付き合ってるって噂

四葉「……………?」

モブ4「二人とも学級長で仲良さそうだし あんな大胆に推薦できるなんて勘ぐっちゃうよね」

モブ3「でも火のない所に煙は立たないって言うし……」

四葉「わ…わ…私が上杉さんとつ…つき…なんて恐れ多い!」

モブ3「どうかなー?案外上杉くんの方は満更でもないかもよ」

 

 

 

 

モブ5「中野(四葉)さん6.9秒」

モブ6「凄ぇ!6秒台!」

モブ7「鬼速ぇ……」

 

 

モブ8「中野(六海)さん………5.7秒⁉︎」

モブ6「はぁ⁉︎5.7秒⁉︎ボタン押すのが早かったんじゃねぇの⁉︎」

モブ7「中野 もう一回だけ走ってくれね?」

六海「え?……別にいいけど……」

モブ8「中野(六海)さん………5.54秒⁉︎」【某ジャマイカの元金メダリスト(ウザイン・ボルト)のタイムが5.47秒である】

モブ6・モブ7「速くなってる⁉︎」

三玖←10.5秒

先生「体育委員いるかー?これ片付けておいてくれ」

モブ9「あ 今日は休みです」

先生「では学級長頼んだ」

四葉「はい!」

風太郎「ハァ…ハァ…くっ…不毛だ…50mのタイム計ってもなんの役にも立たないというのに…」

四葉「ほらほら文句言わずに 一緒に運びま……」

 

モブ3〔上杉君の方は満更でもないかもよ〕

 

四葉「………べ 別々の方が持ちやすいかもしれませんね!」

風太郎「え?そうか」

四葉「それじゃあ私はこの重そうな……」

風太郎「それじゃあ俺が…このでかいやつ運ぶから…細かいのは…頼む…」

   「くっふんんんっ」

四葉「無理しないでください」

 

モブ3「ほらやっぱり〜」

モブ4「絶対何かあるよね」

 

風太郎「なんか見られてないか?」

四葉「………あの…変なことお聞きしますが…上杉さんって私のこと……」

一花「大変だねー学級長さん」

三玖「手伝う」

六海「何か手伝える事ある?」

四葉「一花…三玖…六海…」

風太郎「四葉 何が聞きたかったんだ?」

四葉「いいえ!忘れてください!」

 

 

 

 

四葉「五月!学級長代わって!」

五月「えっ…あんなにやる気だったじゃないですか」

四葉「お願いだよ!コロッケパンあげるから!」

五月「た 食べ物で釣ろうとしても無駄ですよ! いただきますが!」

四葉「変な噂が流れてて困ってるんだ だから学級長を五月にやってほしいんだよ!」

五月「噂というと……?」

四葉「……わ…私と…上杉さんが…つ…つき…つっつき…もー!こんなことになるなら推薦しなきゃよかったな!」

  「みんなに悪いよ…ただ私は上杉さんが凄い人だってみんなに知って欲しかっただけなのに……」

 

    〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「ったく……学級長と言っても雑用ばっかじゃねーか こっちは終わったぞ お前の方は……」

四葉「……………」

風太郎「 ? 半分寄こせ」

四葉「 ! 」

風太郎「早く終わらせるぞ」

四葉「う…上杉さん……上杉さんは私のことをどう思ってますか?」

風太郎「 ? 」

四葉「私は上杉さんが嫌いです」

風太郎「は?」

四葉「ほ 本当ですからね!だから私に近づかない方が身のためです!でないと!たっ 大変なことになります!」

風太郎「はぁ……」

四葉「だから…その……」

風太郎「………何を気にしてんだ?」

 

      〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「俺とお前が付き合ってる⁉︎……ったくそういうことか…どうしたらそう見えるんだ あり得ないだろ」

四葉「で…ですよねー…でも女の子ってそういう恋バナ大好きですから 仕方ありませんよ」

風太郎「恋ね……恋は学問から最もかけ離れた愚かな行為…と思ってた…だが あそこまで真剣な気持ちを前ほど馬鹿にする気もおきないな」

四葉「どうしたんですか?まさかついに誰かを好きに……ま まさかの本当に私のことを⁉︎」

風太郎「ねーよ つーかそんなこと自分で聞くなよ」

四葉「ししし 火のない所に煙は立たないらしいですので!」

風太郎「それに特定の誰かがいるってわけじゃなくてだな……」

四葉「そうなんですかー?誰も好きじゃないんですかー? ほら三玖とかどうですか〜?」

風太郎「 ! なぜそこで三玖……」

四葉「うーん道のりは長そうですね…でも一歩前進です 良かった 上杉さんが恋愛を愚かじゃないと思ってくれて」

  「その時誰を好きになって どんな恋をしたとしても私は味方です 全力で応援します!」

風太郎「……気が早ぇーよ」

四葉「あはは ではお仕事も終わったのでみんなの所に行きましょう」

風太郎「…お おう トイレ寄ってくから先行っててくれ」

四葉「え はーい 待つのに…大きい方かな?」

モブ3「よ 四葉ちゃん!」

四葉「 ! 」

モブ3「また上杉くんといたでしょ!」

モブ4「見ちゃったよ!」

モブ3「放課後の教室で二人っきりなんて!」

モブ4「キャー!ロマンチック!」

モブ3「やっぱり上杉君と四葉ちゃんって……」

四葉「ないよ ありえません

モブ4「そ…そっか…」




六海の豆知識
最近やっと160cmになって嬉しかったらしい(でも六海の友達2(仮)(宿泊合宿の時の人)は身長185cmで羨ましい)

『結びの伝説 その二』や『ようこそ!三年一組!』に出てきた六海の友達の名前をアンケートで決めたいと思います!
投票よろしくお願いします!


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