武田「見事と言う他ないね 全力で挑んだ 全国統一模試 八位というのは僕にとっても願ってもない順位だ まさかその上が二人もいるとは 一位、二位おめでとう もうすぐ修学旅行だけど……」
風太郎「ちょっとまて なぜ俺はこんな昼間から
武田「ははっ 昨日の敵は今日の友 これが青春なのかもしれないね」
風太郎「帰る」(まだ四葉には届かないか………)
六海「待って 風太郎 忘れたのか?俺らは呼ばれてるんだよ………やっと来た…………」
〜・〜・〜・〜・〜
マルオ「待たせてすまないね まずは武田君 全国八位おめでとう 出来の良い息子を持ててお父さんも鼻が高いだろう 医師を目指していると聞いた どうだろうか 君のような優秀な人材ならば僕の病院に……」
武田「申し訳ございません 大変光栄なお話ではありますが僕の進路についてはもう少し考えたいと思っています」
マルオ「……そうかい 良い返事を期待しているよ 六海君 全国模試一位おめでとう……君ならやってくれると思ったよ」
六海「…………はいはい…期待してくれてありがと……」
風太郎(六海はお父さんの前だと不機嫌になるな……普段以上だな……)
マルオ「上杉君」
風太郎「はい」
マルオ「君に家庭教師の仕事を再度頼みたい」
風太郎「えっ」
六海「なに?親父が風太郎を雇うって事?」
マルオ「そういう事だ……まだ上杉君に依頼するのは不本意だ 本来ならプロでさえ手に余る仕事……だが君にしかできないらしい…やるかい?」
風太郎「 ! 勿論!言われなくてもやるつもりだったんだ 給料が貰えるのなら願ったり叶ったりですよ」
マルオ「それは良かった では当初の予定通り卒業まで………」
風太郎「あ そのことで一つお伝えしたいことがあります 成績だけでいえばあいつらはもう卒業までいける力を身につけています」
マルオ「頼もしいね」
風太郎「それでいいと思ってた だけど武田の話を聞いて思い直しました 次の道を見つけてこその卒業 俺はあいつらの夢を見つけてやりたい」
武田「上杉君………」
六海「風太郎……」
マルオ「………随分な変わりようだ 就任直後の流されるまま嫌々こなしていた君とはね」
風太郎「し 知っていたんですか……」
マルオ「どのような方針を取ろうが自由だ 間違っているとも思わないしね だが忘れないでほしい 君はあくまで家庭教師 娘たちには紳士的に接してくれると信じているよ」
風太郎「も 勿論一線を引いてます!俺は!俺はね! はは……ははは………」(一応……あいつらの心配はしてるんだなぁ……)
五月「えっ⁉︎ う……上杉君…六海……今乗ってきたのお父さんの車じゃ……な…何を……」
風太郎「えーっと……な…家庭教師復帰できることになった」
五月「 ! 功績が認められたのですね!おめでとうござい………ってあれっ⁉︎ なぜ避けるのですか……」
六海「親父から紳士的に一線引いてって言われてるからめっちゃ気にしてんのかも……」
〜・〜・〜・〜・〜
四葉「あー上杉さんいらっしゃーい」
一花「やっと来た〜」
二乃「遅いじゃない 何してたのよ」
風太郎「………ってうおっ!なんだこれ!」
一花「あはは……」
四葉「生活も落ち着いてきたし 大掃除してたんです」
六海「試験の反省会をする予定じゃ………」
二乃「そうだフー君 アロマ使った?」
風太郎「え?」
二乃「ほらあげたじゃない 誕生日プレゼント」
風太郎「あーアロマな 良いよなアロマ ふんふんアロマね 人を選ぶのが俺は上手いと思うぜアロマ」
二乃「絶対わからなかったでしょ もう!ちゃんと教えるから使いなさいよね」
一花「フータロー君 私のプレゼントだけど………」
風太郎「あれで買い物しろってことか?」
一花「うん あれでらいはちゃんの好きなもの買ってあげたら喜んでくれるんじゃないかな〜」
風太郎「最高!マジで助かる!ありがとな一花!」
一花「へへへ」
二乃「その手があったか……」
六海「……………………」
四葉「私の贈り物はどうでしたー?」
風太郎「ああ お前よくあんなに………… あー…今日はもう勉強もできなさそうだし帰るわ」
一花「えっ?もう?」
四葉「少しくらいゆっくりしていってくださいよ」
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「…ふぅ……いつまでついてくるんだ?六海」
六海「ん〜今隠してる事を吐いてくれたらかな?」
風太郎「さぁな……」
六海「じゃあこうしよう 風太郎の隠し事を一つ話してくれたら俺も一つ話そう」
風太郎「? お前の隠し事……?まさか!お前まさか女装の趣味が⁉︎」
六海「なんでそうなるの!違うよ!」(まぁ近い事?だけど……)
風太郎「まぁたまにはいいか……じゃあ言うが引くなよ」
六海「引くわけないじゃん!」
風太郎「モテ期が来た」
六海「…………」(やっと三玖ねぇたちの好意に気づいたか!)
風太郎「まだ驚くには早いぞ! 相手はあの一花と二乃と三玖だ」
六海「そっか!」
風太郎・六海「……………」
風太郎「俺はめちゃくちゃ恥ずかしい事を言ったぞ それ相応の物を早くよこせ」
六海「実は俺にはもう一つの姿があって……誰にも明かせない秘密があって本当は俺がレ……」
四葉「ちょっと 六海捜してくるよあれ!上杉さんとまだいたんだ 一花が押し入れの段ボールが誰のかって……もしかして話し中だった?」
六海「あ!ヤバ!それじゃ!風太郎 またの機会に!」
風太郎「あ!逃げんな!」
四葉「あー……お邪魔してしまったみたいですね……」
風太郎「まぁ気にすんな 大体予想はつくから なぁ四葉 レビュアーの【
四葉「おーい三玖〜バイトお疲れ〜 最近毎日頑張ってるよね 三玖は知ってた?六海って実は……」
三玖「四葉 ちょうど良かった 私の作ったパン食べて」
四葉「…………い いただきます……… モグモグモグ……おいしいっ!これ三玖が作ったって本当⁉︎ すっごくおいしいよ」
三玖「ずっと特訓してた」
四葉「もう少し早ければな〜 ここに上杉さんがいたのに」
三玖「もう少しだけ待って……フータローにはとっておきの舞台で食べてもらう」
四葉「そっか!………ところでとっておきって……?」
三玖「ほら京都の……」
〜・〜・〜・〜・〜
一花「六海 この箱見覚えのある?」
六海「あ!それ俺のだ!……もう着ないだろう服を入れてたんだった……」
一花「いらないものは捨てなよーって私が言えたことじゃないか」(あの箱の中身ワンピースだったような……気のせいだっけ?)
六海「やっぱ言えないな……この服の事…なんて説明したら……」
〜数時間後〜
六海「すみません下田さん 少し遅れてしまって……」
下田「少しって待ち合わせから一分遅れだろ 気にすんな」
六海「一分でも遅れは遅れです………今日は少しゆっくり話したいので……そこのカフェ入りません?」
〜・〜・〜・〜・〜
六海「それで無堂はどう動いてるんです?」
下田「全国を回ってて京都→滋賀→名古屋→最後にここだ……」
六海「京都…か……」
下田「どうかしたのか?」
六海「いやちょっとね……」
下田「………?まぁいい 今のとこ知りたい情報はこれだけかい?」
六海「はい!ありがとうございます……」
六海(京都……もしアイツと姉ちゃん達があったら……絶対に俺が守り抜く!)
最近の六海②
一花……暴走してたのを止めてくれて嬉しかった あと仕事帰りに知らない女性と歩いてる六海がいたのが気になる……
二乃……言い合いが全く無くなった………あと毎夜仕事以外で外に出ているのが気になっている
三玖……夜に出歩いてる六海が心配……最近喋る機会が仕事のせいで減ったような気がする
四葉……上杉さんと六海と勉強できるのが嬉しかったが六海が最近いないから寂しい
五月……最近仕事で一緒にいる時間がかなり減って悲しい
風太郎……仲が深まった気がする