第72話 私と姉弟①
〜六海退院から二日後〜
風太郎「これ渡しておいてくれ」
零奈?「え?何これ」
風太郎「誕生日のお返し」
零奈?「アルバム………」
風太郎「俺 金ねぇし五人分も用意できないんだって事でそれを作らせてもらった 武田と前田、真田と六海にも手伝ってもらって完成した お前たち六人の思い出……って言いたかったんだが…………まさか…な……」
零奈?「………ありがとう風太郎君 皆に渡しておくね」
風太郎「てっきりお前が京都で動くと思ったんだが……」
零奈「私なりには頑張ったんだけどな〜………」
風太郎「ともかく 零奈 お前には感謝している あの日お前に会っていなければ頑張って勉強する事も無かったから六海とも…あいつらとも会えずで俺は一人だったお前のおかげで今の俺がいる ありがとな」
〜数分後〜
⁇「六海」
六海「 ! 勝手な真似してごめん でも明かすべきだと思うよ 六年前、本当に会った子は…四葉ねぇだったって」
四葉「ううん これでいいんだよ」
〜六年前〜
六海「先生が言ってたんだけど瓜を半分に切っても同じ形だから『瓜二つ』って言うんだって」
一花「瓜って何?」
二乃「わかんなーい」
六海「食べ物って言ってたよ」
五月「それだったらメロンだってそうじゃない?」
六海「メロンも確かウリ科?だしね」
二乃「『メロン二つ』は変でしょ」
五月「だね〜」
四葉「うーん………」
六海「ん? どうしたの四葉」
四葉「瓜は六つに切っても同じなのかな」
「あはは じゃあ私たちは『瓜六つ』だね」
〜・〜・〜・〜・〜
ヘボ監督「おーい!そこの六つ子!良い所に来た!」
六海「あ!監督さんか……」
三玖「ヘボ監督」
ヘボ監督「おいおい とんだご挨拶だな 大人だって傷つくんだぞ二乃よ」
三玖「ブー 私三玖」
二乃「私が二乃だよ」
ヘボ監督「ぬわぁぁ!未だにわからん‼︎ ってすまんな お前らも間違えられるのは良い気分じゃないだろ」
一花「別に気にならないよね」
六海「うん そっくりは私たちにとって褒め言葉だから! 一卵性に感謝だね」
一花「むしろそこがウリってやつ?瓜だけに」
ヘボ監督「瓜?そ そうなのか………?」
一花「じゃあ行こっか 四葉 お財布忘れないでね」
四葉「はーい」
ヘボ監督「ま 待ってくれ!そんなお前たちに頼みがある」
一花「え〜もしかしてまた?」
ヘボ監督「ああ!もうすぐ練習試合だ 五人とも助っ人で参加してくれ」
〜・〜・〜・〜・〜
相手プレイヤー「えっ………ええっ⁉︎」(同じ顔の人が六人も⁉︎どう言う事⁉︎)
六海「いただき!」
相手プレイヤー「あっ!」
六海「二乃パス!」
三玖 ピョン
二乃「四葉!」
四葉「任せて!」
相手キーパー「止める!」(この距離なら相手はシュートを打てないはず!」
四葉「六海!」
六海「ナイスパス!」
相手キーパー(なんで⁉︎
バシュ!
ヘボ監督チーム 5点
相手チーム 0点
ヘボ監督「ハハ!今日もお前たちのおかげで大勝利だ! 六つ子の以心伝心が如き 息の合ったコンビネーションは見事!相手のマークを混乱させるおまけ付きだ」
二乃「もーこれで何回目?私たちそこまでそんなに運動得意じゃないんだけど………」
ヘボ監督「いいや お前らは上手くなってきてるぞ 特に四葉と六海!」
四葉・六海「え?私?」
六海「本当かな〜」
四葉「…………」
二乃「六つ子だからそんなはずないのにね」
六海「そうだよ!ヘボ監督適当な事言わないで」
ヘボ監督「いいや!俺の目に狂いはない!お前らも四葉をお手本にしてしっかり練習するんだぞ!」
四葉「 ! お手本かぁ……」
一花「もう!私たちはサッカーに興味ないって!試合終わったなら早く行こ!お店閉まっちゃう!」
ヘボ監督「なんだ?買い物だったのか?」
五月「うん お母さんにプレゼントあげるんだ」
ヘボ監督「あの美人お母様か!」
三玖「病気が治ったお祝いなんだ」
六海「この日のために六人でお小遣い貯めたんだよね〜」
ヘボ監督「俺も差し上げたいが……そうだ!君たちお父さんはいらないかい?」
六海「それは遠慮するよ お母さん最近イケメンの男の人と会ってるから」
三玖「若い人だったよね」
五月「病院の先生だっけ?」
ヘボ監督「くそーっ!やはり知性と経済力なのか!こんなことならもっと勉強しておけば良かった!」
六海「…………」
三玖「じゃ そういうことで………」
五月「とはいえ何買おうかな〜」
一花「う〜ん……お花!花束にしよ!お花屋さんにしゅっぱーつ!」
六海「も〜 一花は強引だな〜」
三玖「じゃあ100本の薔薇とか?」
四葉「母親にはカーネーションって聞いたことある!」
五月「100本のカーネーションか〜……」
二乃「それならあの無表情のお母さんも笑ってくれるかも 四葉いくらあったっけ」
四葉「えーっと………あれ…?お財布どこやったっけ?」
〜・〜・〜・〜・〜
六海「そっち見つかった〜?」
二乃「こっちにはないみたい」
三玖「サッカーの前まであったならこの辺りだけど……」
四葉「私もっと奥探してくる!」
一花(四葉……)
四葉(どうしよう 私のせいだ…どうしよう!……!)
〜・〜・〜・〜・〜
四葉「ごめん皆…私のせいで……」
三玖「四葉のせいじゃないよ」
五月「誰が持ってても失くしてたんだよ きっと」
六海「誰かの失敗も六等分だから」
四葉「皆ぁ………ごめーん」
ヘボ監督「くっ………美しき姉弟愛…最高だぜ…もう俺が金を出す!それで花でもなんでも買ってこい!」
四葉「あ!それでね…代わりってわけじゃないんだけど……そこで綺麗なお花を見つけたんだ…これどうかな……」
六海「四葉それは……」
四葉「あ ごめん こんなの都合良すぎ………」
六海「私たちも見つけてたんだそのお花」
五月「やっぱり六つ子だね〜」
零奈「帰りました……?帰りました いないのですか? ! 」
六つ子「お母さんおめでとう!元気になって良かったね!」
零奈「……………」
二乃「見てー これ皆で集めたんだ」
三玖「今日も仕事お疲れ様」
六海「いつもありがとう」
五月「あれ……?止まっちゃった」
四葉「やっぱこれじゃあ」
零奈が六人を優しく抱きしめた
零奈「私にとってはあなたたち六人が健康に過ごしてくれるのが何よりもの幸せです こちらこそありがとう」
一花「五月!いつまでお母さんにくっついてるの!」
六海「早くしないと修学旅行に置いて行かれちゃうよ」
五月「う〜……一花と六海は寂しくないの?」
六海「寂しいけど……」
一花「お母さんと離れるのが嫌なのは皆同じだから」
六海「あ あのお医者さんまたいる」
一花「お母さんあの人って………」
零奈「そうですね……いずれ紹介しますが…あえて言うなら……私のファン らしいのです」
〜・〜・〜・〜・〜
六海「あんなお母さんの顔初めて見た」
三玖「やっぱ彼氏なのかな」
一花「お父さんか〜どんな人なんだろう」
二乃「ちょっと気が早すぎない?」
短髪の少女・六海「わっ!」
六海「いてて……ごめんなさい」
短髪の少女「いえ こちらこそ不注意でした すみません」
六海「他の修学旅行の子かな〜」
二乃「流石に混んでるね」
三玖「迷子になっちゃいそう」
一花「逸れない様に手を繋ご はい四葉も……あれ?四葉……?」
四葉「う〜ん……あれも違う……えらいことになってしまった」(早く見つけないと私だけ取り残されちゃう 私たちは六人一緒じゃなきゃいけないのに………本当にそうなのかな?……皆の所に戻った方がいいんだよね ってだめだめ!こんなこと考えちゃ……)
「あーあ あの男の子みたいに一人旅できる勇気があればな〜 !」
四葉「その人は無罪だよ 私見てたもん」
金髪の少年「お前 誰?」
六海の豆知識
六海はあまりにも五つ子と似ていたため プールの授業ではラッシュガードを着てほしいとお願いされた(六海はOKした)
一度消してしまってすみません
一応応治ったっぽいので投稿しなおしました
これからもよろしくお願いします