五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第80話 分枝の時①

 

 

マルオ[…………ということだ 今後君には一花君以外の家庭教師を続けてもらう 同時に六海君のサポートも無くなる これは一花君と六海君の申し出だ 今までより大変にはなると思うが頑張ってくれたまえ]

風太郎「………………」

 

 

 

 

二乃「あー あー 聞こえない聞こえない」

一花「突然ごめんね九月から長期ロケゆ受けることにしたの」

六海「同じく…………」

二乃「あー あー」

六海「少し離れた撮影地で拘束時間も長くて………俺も一花ねぇもできるだけ家から通うつもりだけど………」

二乃「聞こえないわ」

一花「学校は諦めないと」

二乃「なんでよ!あと半年じゃない もうちょっとで卒業なのに……私たちが同じ学校に通えるのはこれが最後なのよ」

四葉「一花、六海 他に選択肢はなかったの?」

一花「お仕事に専念したいから」

六海「俺はロケの事もあるんだけど、織田さんの仕事を少し引き継ぐ事になって……織田さん*1が少しでも菊ちゃんと過ごせる時間を増やしたいんだって 少しでもそれに協力しようと思って…………」

二乃「なんでそんな大事なことをなんで相談してくれなかったのよ!」

五月「二乃…………寂しいですけど家では一緒と言ってくれてます 一花と六海が学校よりも大切なものを見つけたことを喜びましょう」

二乃「…………まさに優等生のセリフね それは本当にあんた自身の言葉かしら

五月「 ! 」

四葉「すごいなぁ一花と六海は……私も一花と六海と学校に通いたかったよ 一緒に卒業したかった 一花と六海がいないのは寂しいよ でも一花と六海の道だもんね 応援するよ」

六海「ありがとう」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

ハゲネズミ先生「確かに承った 教師として君達の活躍を願っている しかし古い考えかもしれんが高校は卒業しておいた方が良い 君達がどんな道に進もうとな 一度考え直してみないか?」

一花「いやぁ勉強はもう勘弁です………私の成績は先生もご存知でしょう?」

ハゲネズミ先生「うむ………六海君は?」

六海「勉強と仕事との両立は出来ないことはないと思います………けど体調をすぐ崩してどちらもダメにしてしまってはいけないので………仕事に集中しようと思います」

一花・六海「お世話になりました

ハゲネズミ先生「まぁ待ちなさい サインだけ頼めるか? 孫が二人のファンなんだ」

一花・六海「……………」

 

 

四葉「上杉さん! 急にどうしたんですか?」

風太郎「一花と六海はいるか?」

四葉「一花と六海なら学校ですけど……」

風太郎「くそっ 邪魔した」

四葉「あ 待ってください私も…………」

風太郎「 ? なんだ?ってうわぁ!なんだその格好(バスタオル姿)

四葉「あー…………いえ! 一花と六海をお願いします

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

 

真田「あ!六海!」

六海「お!真田!」

真田「夏休みやのに学校来てるん?」

六海「まぁちょっと用があってね」

女子マネ「え⁉︎本物!?」

部員「初めて見た……」

真田「あんたら!六海に失礼やろ!

女子マネ・部員「すみませんっ!

六海「気にしてないよ  真田は部活?」

真田「まぁな まだ大会が残ってるし! これで最後やしな……悔いなく終わらせたいんや

六海「凄いな」

真田「いやぁ 六海に比べたら全然やで!この前テレビ出てたやろ!オトンと二人でびっくりしたで!こんな有名人と同じ学校で一緒に勉強できるん誇らしいわ

 

 

??「有名人ですって おかしいですね」

六海「 ! 五月ねぇ」

五月「学校には話せたんですか?」

六海「うん 応援してくれてるって もうこれで戻れない……俺にはこの道しかない 覚悟が決まった気がするよ」

五月「そうですかね?六海ならなんでも器用にこなせると思いますが………」

六海「いや〜難しいよ?仕事と学業を両立するのは……」

五月「本当にですか? 仕事が忙しくなったのはわかります この先大きな仕事があるのもわかりましたでも本当に辞めなきゃいけないんですか?」

六海「…………本当は一緒に卒業したいよ…………」

五月「それなら…………」

六海「なんてね……止めてくれてありがとう五月ねぇ 帰ろっか」

五月(私じゃあ六海を止められません おそらく三玖も一花を止めれていないでしょう……でも彼なら………)

 

 

風太郎「お 偶然〜」

一花「フータロー君………なんでここに…………」

六海「風太郎………」

風太郎「一花、六海 休学について先生に聞いてきた 出席日数と一定の学力を示せればまた復学して卒業までできるそうだ この手段を選べ 六人で卒業したいという気持ちがあるなら」

三玖「フータロー…………」

一花「意外だなぁ 君は後押ししてくれると思ってたのに…………」

六海「一定の学力ってこれからずっと撮影と稽古だよ?授業も出ないで勉強と維持できる気がしないんだよ」

風太郎「そうだな…ただし……俺がいれば話は別だ またお前たちが個人的に俺を雇うんだろ 六海は生徒としてな お前たちの時間に合わせて俺が教える お前たちの学力は落とさない」

三玖「 ! 」

風太郎(どうだ 六海、一花 これが最善だろ?)

一花「フータロー君は優しいなぁ………」

風太郎「 ! …………ビジネスだ 生徒一人分の給料が貰えなくなった今どこかで補わなければいけない」

一花「ごめんね女優一本で行くって決めたんだ そのビジネスには乗れないよ」

風太郎「ふっ…………やれやれ」

三玖「カッコつけたのに失敗したね」

風太郎「つけてない」

六海「いや カッコつけてたよ」

風太郎「六海はどうするんだ?」

六海「俺はそのビジネスに協力するよ」

風太郎「 ! 本当か!」

六海「うん ここまでこっちに利益しかないビジネスはないよ! よろしく相棒………いや先生!」

風太郎「ああ!…………」

六海「どうしたの風太郎?」

風太郎「六海が出来ない日にバイトを入れようと思ったんだが………店長もリハビリ中だし……真田のとこは日によるし………」

三玖「 ! そ それなら………バイト募集中のお店 知ってるよ

 

 

 

 

一花「これでいいよね あとは………」

 

 

 

一花「このブランコギコギコ言ってるけど大丈夫? ヒィ〜数年ぶりに乗ったから怖いよ」

四葉「嘘っ いつぶりだっけ?」

一花「最後に乗ったのは小学生の頃かな 校庭にあったよね 覚えてる?」

四葉「えっ何を? ブランコ」

一花「ううん フータロー君のこと

 

 

 

 

 

 

*1
一花と六海の会社の社長 六話〜七話、三十一話参照





ちなみに真田はバスケ部(部長)

お気に入り150件ありがとうございます!これからも頑張って投稿していきますのでよろしくお願いします!
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