五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

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第84話 変わり始める日常

 

 

 

 

〜次の日〜

 

女子1「パンケーキでいいじゃん!このままじゃあ屋台のメニュー決まらないよ!」

女子2「いい加減諦めなさい男子!」

女子3「ふわっふわのパンケーキ食べた事ない?皆 大好きなんだよ 三玖ちゃんも言ってあげて!」

三玖「え…………えっと………………」

 

男子1「たこ焼きだって!決まんねーのはお前ら女子が頑固なせいだ!」

男子2「去年のデータ見ただろ!」

男子3「たこ焼きが嫌いな日本人なんて存在しねーよ!ね!二乃さん!」

二乃「まぁ……………」

 

女子1「あれっ?二乃ちゃんパンケーキ好きって言ってたじゃん! なんでそっちの味方するの?」

男子1「え?嘘ですよね二乃さん?」

二乃「あ〜もう!仕方ないでしょ!私が最初に提案したんだもの 最後まで責任もつわ それと食べるのと作るのでは話が別!そのふわっふわのスフレパンケーキ 私や六海だってたまに失敗する これ以上の話し合いは無駄っ!二つともやるしかないわ!

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

 

風太郎「ちっ今日も平行線か…………いよいよ決めないとやばいな」

五月「あ あの………上杉君ちょっといいですか?」

風太郎「なんだ?」

五月「えっと…………学園祭頑張りましょう!」

風太郎「当然」

五月「まさかメニュー決めでここまで揉めるとは思いませんでしたけどね………」

風太郎「ああ だが学級長としてできることをしていこう」

 

 

二乃「お互い面倒臭いことになったわね………あんたも後悔してるでしょ?」

三玖「まさかあんなことでクラスが二分するなんて…………言わなきゃ良かった」

二乃「そうよなんでパンケーキなんて言い出したのよ」

三玖「お母さんのパンケーキを思い出して………」

二乃「まぁそうよね あれこそふわっふわだった でもあれは一朝一夕じゃ作れないわ」

三玖「作ったことあるんだ」

二乃「私と六海の初めて挑戦した料理だわ どうしてもあの味が恋しくて昔パパに六海とお願いした事があるの パンケーキのお店に連れていってほしいって 頑なに聞き入れてもらえなかったわ」

三玖「それで六海も二乃も自分で作ろうと思ったね」

二乃「……………まぁね まだたこ焼きの方がイージーだわ 屋台ならなおさら」

三玖「だからってあんなに直球で言わなくても………」

二乃「私は嫌なのよ 陰でコソコソすんのは まぁでももしかしたら恨まれちゃったかもね〜嫌味の一つくらい言われるかも」

三玖「そしたら二乃は…………」

二乃「もちろんその時はえんりょしないわ!受けてたってやる! むしろ来てくれた方がスッキリするわ…………!噂をすれば……」

女子1・女子2・女子3「……………………………」

風太郎「二乃 三玖 なんだ一緒だったのか」

二乃「 ! 」

三玖「フータローどうしたの?」

風太郎「それならいいんだ まぁ今は色々忙しいがせっかくの学園祭 楽しんでいこうぜ」

二乃「……………なんなのよ………」

三玖「あ 私フータローに用がある 先帰ってて」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

五月「あれ?二乃も今帰りですか?」

二乃「そうね 一緒に帰る人探してるとこ 」

五月「それならすみません 私はこれから塾に直接向かいます」

二乃「あっそ 真面目ね」

五月「あの……二乃は入試判定どうでしたか?」

二乃「思ったほど悪くなかったわ 『B』だったかしら受けるとこ選んでるから」

五月「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

二乃「えっ何⁉︎」

五月「どうしましょう二乃…………全力で取り組んでいるはずなのに『D』です!お先真っ暗です! 所詮私はお母さんの真似事 学校の先生なんて夢のまた夢なんです!」

二乃「お 落ち着きなさい!」

 

 

 

 

五月「取り乱してしまいすみません」

二乃「フー君には言ったの………?」

五月「………いえ お忙しそうでしたし……何より申し訳なくて…………先生は一度親と相談した方がいいと…………でもそんな事…………」

二乃「してくれる親でもないか……」

五月「い いえ! そういう意味でなく………これ以上お父さんに心配をかけたくないんです」

二乃「は?心配?あの人が?いつ…………」

五月「私達がここまで成長できたのはお父さんのおかげ 私もそう思えるようになってきました 六海も言ってましたがあの花は間違いなくお父さんです 直接何かをしてもらったことは少ないですがずっと気にかけてくれたんだと思いますよ」

二乃「……………そんなわけ……」

五月「ひとまず下田さん………塾でお世話になってる先生に相談してみます それに近日()()()()()()()の方が来て特別教室が開かれるらしいのです まだ名前は分かりませんが全国回っているらしいです」

二乃「何それ怪しいわ それに前*1に六海が言ってた奴も全国回ってるって…………」

五月「………その人じゃないと思いたいですが……………」

 

 

 

 

四葉「むむむ…………今回も進展なし……ってあれ?二乃!上杉さんどこ?」

二乃「さっき出てったわよ こっち」

四葉「そうだ この前言われた招待状用意してるけど」

二乃「…………やっぱやめとくわ」

四葉「えっいいの?」

二乃「パパを呼ぼうだなんて………一時(ひととき)の気の迷いだわ」

四葉「私はいいと思ったけどな〜」

二乃「どうせ来るはずないわ 家にだってほとんど姿を見せずにいっつも陰でコソコソしてるんだわ」

四葉「ははは……手厳しい………でも…………」

二乃「あ ちょっと待って…………私を睨んでた女子だわ 面倒なことになる前に回避しておきましょう」

 

風太郎「お前らの意見はよくわかった」

 

二乃「 ! この声…………フー君⁉︎」

 

風太郎「えーっと…………女子なのに男子組の中にいるのはおかしい あんな媚びを売って男子の誰かを狙ってるに違いない…か………」

二乃(あーあ………やっぱりね…………)

女子1「そ そうだよ もしその相手が祐輔(武田君)だったら…………二乃ちゃんが相手なんて私に勝ち目ないよ…………」

風太郎「勘違いだ」

女子1「え…………?どうして…………」

風太郎「二乃の意中の相手はたこ焼き派にいない それだけはわかってる 安心してくれ」

女子1「信じられない!なんで上杉君にそんなことわかるの!?」

風太郎「……………学級長は中立の立場のためどちらにも投票してないんだ」

女子1「はぁ?意味わからない!関係ないじゃん!」

風太郎「二乃は俺をすっ………好きだからな!だから仲良くやってくれ」

女子1・女子2・女子3「……………………」

二乃・四葉「‼︎‼︎」

風太郎(二乃すまん……………)

女子2「う 上杉くん…………妄想はやめよう その設定は二乃ちゃんがかわいそうだよ………」

風太郎「ち 違う 本当に!」

女子3「うんうん 良い子紹介してあげるから…………」

 

四葉「二乃 陰でコソコソも悪くないと思うな きっと何か理由があるんだよ」

二乃「…………………」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

二乃(小学生)「結局パパ連れて行ってくれなかったね………」

六海(小学生)「お金あるのにケチだなぁ…………ん?机の上に何かあるよ?」

二乃(小学生)「これって…………」

 

そこにはパンケーキの材料や作り方が書かれている本があった

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

二乃「四葉 招待状の文面は一緒に考えて」

 

 

 

 

 

 

三玖「よし………頑張るぞ‼︎」

  (フータローと……デート!)

 

 

 

 

 

*1
第七十一話参照






ちなみに主はたこ焼きが嫌いです………たこが噛みきれない………(T ^ T)
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