五等分の花嫁と一人の弟   作:よもぎもなか

87 / 104
第85話 終わり掛ける日常

 

 

 

??1「おーおー いい部屋だな院長先生 こんな部屋が用意されてたんじゃ家に帰りたくなくなる気持ちもわかるぜ」

マルオ「……………お前の入室を許可した覚えはないすぐさま出ていけ 上杉

勇也「おいおい随分水臭ぇじゃねーか いい情報知らせに来てやったのによぉ」

??2「ええ情報ってなんや?俺にも教えんかい」

勇也「 ! 」

マルオ「………お前も許可した覚えはない………真田

大智(真田勇翔の父)「上杉!中野!久しぶりやなぁ! 元気しとったか?」

勇也「大智!お前大阪に行ったんじゃ…………」

大智「自分の店開こうと思ってな!ここに戻ってきな!…………ほんでええ情報ってなんや?」

勇也「来てるぜ 数十年ぶりだ 同窓会しようぜ

真田「ほぉ…………なんで六海君がここに来る様にゆうたんかわかったわ…………

マルオ「意味がわからないつまみ出してくれ」

勇也「あ!てめっ!」

大智「なんでやねん!離さんかい!」

 

 

 

 

 

 

〜数日前〜

 

三玖「フータロー」

風太郎「ん?なんだ三玖」

三玖「あのさ………ちょっと……………付き合ってよ

風太郎「 ! 」

三玖「あ ごめん 今の変な意味じゃなくて………今度の日曜日一緒にお出かけしよう」

 

〜当日〜

 

三玖「来週は学祭 三日間楽しみだね」

風太郎「素直に喜べなくなってきたがな たこ焼きとパンケーキ二つともやる事になるとは…………正直どっちだっていいだろ」

三玖「それだけ皆 必死なんだよ 忙しいだろうけどフータローも食べにきてね」

風太郎「………………学級長の負担が想像以上に重くてな ここ最近は四葉と東奔西走してる」

三玖「とーほんせーそー……………あ〜………四葉も言ってたとにかく忙しいって演劇部の舞台にも参加するからって」

風太郎「は? あいつが演技だと………?どんな舞台になっても知らねーぞ」

三玖「そうかな?まぁでも一花か六海がいたら………」

風太郎「………とまぁ……クラスまで気を回しきれなかったのもそれが原因だ もしかしたら当日も顔を出せないかもしれない その時は三玖 お前に任せたぞ

三玖「………うん 頑張ってみる」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

風太郎「…………………………」

三玖「お疲れの中呼び出しちゃってごめん………」

風太郎「気にすんな………」

三玖「でも私 学園祭前にフータローに言っておきたいことがあって……」

風太郎「そうか 俺もお前に言いたいことがあるんだ

三玖「! えっ………それ先に聞いていい?」

風太郎「ああ 聞いたぞ三玖 大学の入試判定の結果だ 『A』だったらしいな やったじゃねーか」

三玖「……………」

風太郎「初テスト32点のお前がついにここまできたんだな」

三玖「その事なんだけど………私……大学は………………」

風太郎「思えば長い道のりだった 家庭教師として力不足だったのではと不安になったりもした 俺も授業した甲斐があったってもんだな!

三玖「そう………だね………フータローのおかげ……」

風太郎「よし 次はお前の番だ それでお前はなんの話を…………」

三玖「あ 見てペンギンいるよ」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

飼育員さん「そしてこっちがアンちゃん その後ろにいるのがサンちゃんです さて皆さんに問題です!この子の名前はなんだったでしょーか?」

男性「皆同じ顔じゃん」

女性「違いわかんないよね〜」

三玖「当ててあげたい…………サンちゃんかな?」

飼育員さん「あ!正解!似てるのも当然でこの六羽は姉弟でペンギンちゃんなんです」

風太郎「まさにお前らだな」

三玖「言われてみるとアレ二乃っぽい」

風太郎「じゃあ今こけたやつが三玖か?」

三玖「フータロー………」

  (……調理学校に行きたいってこと言いづらくなっちゃった ガッカリさせちゃうな」

女性「あはは あの子一羽だけ跳べないよ」

三玖(ひとまず大学に行ってからでも遅くないかも あの時二乃が言ってたことに少し憧れた 私ももしかしたらフータローと同じ大学に行けるのかも………)

女性「あ!あの子跳び込んだ!」

 

三玖「私 料理の勉強したい だから大学には行けない ごめんねフータロー」

風太郎「そうか お前が決めたのなら応援するぞ」

三玖「 ! 」

  (すごい複雑な顔してる!)

風太郎「そうだよな…専門学校………それもありだよな………」

三玖「大学に行くのも間違いじゃないと思う何が正解かわからない………でも もう自分の夢に進みたくて仕方ない それを伝えたかった フータローは私にとって特別な人だから」

風太郎「! それって………」

三玖「もちろん 変な意味で 私は伝えたよ じゃあ次フータローの番ね」

 

 

勇也「風太郎」

大智「ふーうたろー君」

風太郎「親父 大智さん」

勇也「お前も今帰りか?」

風太郎「親父どこほっつき歩いてんだよ あとなんで大智さんと一緒に?」

大智「昔からの仲でなぁ久しぶりに会ったから()()で話しててん」

風太郎「三人?」

勇也「また話してやるよ」

大智「俺はこれで じゃあなふーたろー君!勇也!」

風太郎「またお世話なります!」

   (このタイミングで三玖が何故あんな話をしたのか 決して進路の話だけではないはずだ 次は俺の番 俺の伝えなければいけないことは………)

 

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

 

風太郎「…………なんでお前らがいるんだ?」

五月「あっ……」

六海「あはは…………」

らいは「お兄ちゃん お父さんお帰り〜」

勇也「五月ちゃん 六海君来てたのか」

五月「お父様 お邪魔しております」

六海「勇也さん お邪魔しています」

風太郎「何しに来たんだ?」

五月「こちらです 四葉が上杉君に渡した覚えがないというので 学園祭の招待状です 中に出し物の無料券や割引券が入ってて便利ですよ」

勇也「おいこりゃ助かるぜ サンキューな」

五月「お兄ちゃん なんでこんな大切なもの忘れてたの? 五月さんにお礼言って」

風太郎「あ…あり…………」

勇也「学祭 俺達も楽しみにしてるからよ…………ところで五月ちゃん 六海君 何もなかったか?

六海「無堂(クソ野郎)の事ですか? 今の所は何も」

勇也「知ってたのか……………」

六海「あいつは〔また会いに来る〕って言ってました 父さんと大智さんにも一応伝えましたが………」

勇也「マルオと真田にか?」

六海「一応…………」

風太郎「真田の親父さんと親父とお父さんって知り合いなのか?」

六海「父さんのことを風太郎がお父さんって呼ぶの辞めない?」

勇也「元々同級生でな!」

六海「それを知ってたから父さんの院長室に大智さんを呼んで協力してもらおっかなって思ってね」

風太郎「何協力してもらうんだ?」

六海「無堂を追い返すのを手伝って欲しくてね 次は絶対に許さない………勇也さんも協力してくれませんか?」

勇也「おう!元々あいつの事は気にしてたしな!六海君達のためならいくらでも協力するぜ!」

六海「ありがとうございます」

らいは「は〜いカレーできましたよ〜」

五月「い いただきます!」

 

 

 

 

風太郎「お前………こんな事してていいのか?」

六海「えっ?どういう事?」

風太郎「判定………聞いたぞ」

五月「うっ………だからって希望校を諦めたりしません!学園祭返上の覚悟で頑張ります!」

風太郎「頼むぞ………入ってもらわなきゃ困る これで落ちたら俺のやってきたことが無意味になっちまうからな」

五月「それは違いますよ」

風太郎「 ! 」

五月「女優を目指した一花、声優を目指した六海、調理師を目指した三玖との時間は無意味だったのでしょうか?」

風太郎「! そうは思いたくないが………」

五月「私たちの関係は既に家庭教師と生徒という枠だけでは語ることができませんそう思っているのは一花も三玖も皆同じはず 上杉君 たとえこの先失敗が待ち受けていたとしてもこの学校に来なかったら……あなたと出会わなければなんて後悔することはないでしょう

六海(一年前に比べて五月ねぇ………変わったな……………)

風太郎(………この関係は無意味じゃなかった 次は 俺の番だ

 

 

 





真田大智については番外編の「オリキャラ設定集」を見てください

テストがあり先週は投稿できずですみませんでした……今週からまた投稿するのでよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。