9:00
風太郎「学祭中も一人で自習してる?お前………勉強ばっかで大丈夫か?友達いる?学校つまんねーなら相談に乗るぞ」
五月「あなたにだけには言われたくなかった言葉です」
風太郎「俺ですらこの場の雰囲気に少しワクワクしてるってのに しかし不可解だな これだけやってりゃいくらお前ほどの馬鹿でも何かしらの成果が出ても不思議じゃないが………」
五月「想像を絶する馬鹿で悪かったですね!約束は15時でしたよね わかりました!それまでに用意した問題集を全て終わらせます!それまで教室には行きません!」
風太郎「…………」
10:10
女子1「ベリーパンケーキ お待たせしました!」
女子2「わ〜美味しそう!」
女子3「学祭のクオリティじゃないよね」
女子1「いい感じじゃ〜ん!」
女子4「三玖ちゃんやったね!」
女子1「これを簡単に作っちゃえるなんて女子力高め〜」
女子4「本当に三玖ちゃんがパンケーキを発案してくれて良かったよ〜」
女子1「あ あれうちの男子じゃない?何してんだろ?」
女子4「敵情視察よ 本当に姑息なんだから 男子のたこ焼きには負けられないよね!頑張ろ三玖ちゃん!」
三玖「…………あ あの………クラスの男子の話……なんだけど……」
女子1・女子4「 ? 」
三玖「………………」
(意地張ってないで仲良くしようよ!きっと一緒にやった方が楽しいよ! なんで言える勇気があればいいんだけど)
女子4「どうしたの?」
三玖(皆はこのままでいいのかな……?女の子たちは仲良くて雰囲気も良いし 私が気にしすぎなだけ……?)
女子1「クラスの男子………な〜るほどわかった 好きな男子がクラスの中にいるってことね!」
三玖「 !? 」
女子4「キャー だれだれ〜?」
三玖「ち 違………あ 違くもないけど………」
女子1「学園祭だしね〜そんな話の一つもないとつまんないよ」
女子4「どう?三日目告っちゃう?」
三玖「話聞いて!」
女子1「え〜もったいない 三玖ちゃんなら成功間違いなしなのに」
三玖「うん………ありがとう でも大丈夫」
(それに………この恋の成就が不可能だってわたしは知ってる)
女子4「上杉君だ」
三玖「え!?」
風太郎「屋台の安全チェックだ 事故が起こってからじゃ遅いからな」
女子1・女子4「は〜い」
三玖(心読まれたかと思った………)
女子1「ねぇ上杉は知ってる?三玖ちゃんの好きな人!」
風太郎「 ! 」
三玖「ちょ ちょっと」
女子4「あはは 上杉君が知ってるわけないじゃん」
女子1「六つ子ちゃんと仲良いから知ってるかなって」
風太郎「は はは………初めて聞いたぜ………」
女子4「ほらね〜」
三玖「こ これ以上は!もう!」
女子1「あ……ごめん」
女子4「あ〜あ 男子と一緒ならチャンスもあったかもなのに………」
女子1「女子しかいないもんね」
風太郎「さっさと和解しろよ」
女子4「え?私たちがあいつらと?無理無理!うちらだけで十分楽しいもんね 第一それが出来なかったからこんな状況になってんじゃん」
風太郎「………まぁそれは俺の責任でもある だが最後の学園祭だ 男連中も和解を望んでんじゃねーか?」
三玖「 ! 」
女子1「え〜ありえないよ」
三玖「あ あの………今度は私が………逆に………敵情視察に行ってみてもいいかな?」
女子4「あ それいいかもね ちょっと気になるし」
三玖(まだ諦めちゃいけない………もしかしたら男の子たちは仲良くしたいのかも………!)
男子「女子の奴らには負けねーぞ! おー!」
三玖(聞くまでもなかった)
風太郎「想像以上に溝は深そうだな お互いに意固地になってやがる」
三玖「どうしようフータロー………」
風太郎「………変えられるとしたら……三玖お前だ」
三玖「え………」
風太郎「今回俺は中立でしかないからな………学級長という立ち位置も警戒心を与えるだけだ 対立陣営のお前だからこそあいつらの気持ちを変えられるかもしれない まぁあくまで直感だ 信じる 信じないもお前の自由だ」
三玖「うん フータローを信じる」
男子1「ヘイらっしゃい!」
三玖「こ………こんにちは」
男子「 ! 」
男子1「中野さん⁉︎」
男子2「パンケーキのリーダーがなんの用だ?」
三玖(リーダーだったんだ)
男子1「今忙しいんだ後にしてくれ!」
三玖「あっあの………たこ焼き…一つください」
男子3「なんだよ クラスの女子たちに頼まれたのか?」
男子1「俺たちを馬鹿にするつもりなら………」
前田「はいよ」
男子3「前田!お前………いいのかよ」
前田「最優秀賞目指してんだろ?バカにされるわけねー」
真田「それに三玖ちゃんは今はお客さんとして来てくれてんねや 追い返したらあかんやろ ほい三玖ちゃん食べ」
三玖「美味しそう いただきます」
真田「熱いから気をつけや」
三玖「ありがとう」
男子「………………」
三玖「……うま あっおいしい………」
男子「………っ!」
真田「ハハハ!さすが六つ子やな!」
三玖「え?何が?」
真田「いやこっちの話や」
三玖「中がふわふわ……何か入れてる?」
真田「!よぅわかったな!牛乳入れてんねん!」
三玖「それなのに外はカリカリで………」
真田「この高火力に改造したコンロやから出来ることやで!」
三玖「やっぱり……皆頑張ってる…………クラスの女の子達にも食べさせてあげたいな………一日目が終わったら私が皆を連れてくる 男の子たちの本気がきっと伝わるはずだから!」
男子1「そんなこと急に言われてもなぁ………」
男子2「あいつらたこ焼きなんてダセーって言ってたぞ」
男子3「誰があいつらのために」
風太郎「お前ら素直に………」
三玖「待ってフータロー」
(信じる………私が言わなきゃ………)
「当日になってこんなこと言ってごめんなさい でもこのまま終わりたくないのは同じ気持ちなはず 全部終わって卒業したあともいい学園祭だったねって皆で喜べるものにしよう」
男子2「でもよ〜」
男子3「どうする?」
武田「そういえば前田君は松井さんに食べさせてあげてたよね」
前田「てめっ!それは言うなって………!」
武田「ふふっ……そうだったかい?」
男子「どう言うことだ前田………お前だけ抜け駆けしやがって!」
男子4「俺だって丸山さんに食べてもらいたかったのに!」
男子2「じゃあ俺はゆりちゃん」
男子3「吉川さん!」
男子5「六海さん!」
風太郎「六海もその中に入るのか…………」
男子1「気持ちはわかるけど………俺も………まぁ……食わせたい奴がいないでもない 中野さん こいつらのために頼んでもいいか?」
三玖「うん!もちろん! 話 聞いてくれてありがとう」
男子「……………っ」
男子5「仕方ねーな」
男子3「協力してやるよ」
男子2「ったく俺たちがいなきゃ始まんねーんだからよ」
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「そろそろ俺は行かないと怒られそうだあとは一人で平気か?」
三玖「う うん頑張ってみる」
風太郎「じゃあ15時にな 忘れんなよ」
三玖「そっちも間に合うように頑張る………あ ありがとう 全部フータローのおかげ」
風太郎「は?俺は何もしてないだろ お前が皆を動かしたんだ強くなったな三玖」
三玖(やった!私 頑張れた 勇気を出せばどんな不可能も変えられるんだ!)
10:30
二乃「だからってこの量は意気込みすぎでしょ」
五月「もう………二乃までそう言うのですか………」
二乃「…………これ食べる?」
五月「い いえ!全てを終わらせるまで邪念は断ちます!」
二乃「あっそ あんまり無理しないようにね」
五月「やっぱり私には分不相応な目標だったのでしょうか………」
二乃「! そ そんなこと言ってないわよ 学校の先生なんて立派な夢じゃない これでもあんたの夢応援してる」
五月「私の…………そうですよね すみません少々弱気になってしまってました」
二乃「全く 娘がこんなに困ってるのにパパは何してるのかしら」
五月「え?どうしてお父さんが……………」
二乃「招待状送ったのよ 十中八九来ないでしょうけど あんたにも悩んでることがあるなら頼ってみたら?よくわかんないけど……こういう時に道標になってくれるのが親の役目なんじゃない?」
五月「そう………でしょうか………」
〜・〜・〜・〜・〜
11:00
らいは「良かった まだ始まったばかりみたい この劇に四葉さんが出るらしいんだけど………」
勇也「まだいねーな だが風太郎が言うにはえらい大根らしいじゃねーか」
らいは「はは………ちょっと心配だね」
四葉「ここまでよ勇者一行!あんたたちをここで死なすのは惜しいわ 私の配下につきなさい」
勇者「くっ!女王エメラルド!」
勇也「まさかのファンタジーかよ 衣装凝ってんな〜」
四葉「っていうか四葉さん………かっこいい!」
演劇部部長「あなたの演技 とても未経験とは思えなかったわ」
四葉「えっ あ ありがとうございます 一花と六海のおかげかなぁ〜……」
演劇部部長「そこで相談なのだけど………女王エメラルドは本来もっと出番があったの 本番であのお芝居ができるのなら心配いらなそうね あなたさえ良ければ………明日から元の台本に戻してもいいかしら………?」
四葉「わ 私なんかが………皆さんいいんですか?」
演劇部部員1「舞台が良くなるならなんだってするさ」
演劇部部員2「じゃあ初日が終わったらまた稽古だな!」
演劇部部員3「ぐすっ 一時はどうなることかと思ったけど………先輩にお願いしてよかったです…………」
四葉「誠心誠意エメラルドさんを務めさせていただきます!」
演劇部部員「おー!」
お化け屋敷のおどろかし役「中野さんお見事でたよ 前やってた?」
四葉「あはは………」
唐揚げ店の生徒「呼び込みお疲れ うちのサービス券持ってってよ」
四葉「わっ!食べたかったんです!」
唐揚げ店の生徒「手伝ってくれてサンキューな!」
四葉「発見!」
風太郎「もう限界………」
四葉「よく頑張りましたね」
風太郎「四葉…………」
四葉「上杉さんはもやしなんだから休んでください」
風太郎「悪いな………もう大丈夫だ離してくれ15時までには終わりたい」
四葉「心配してるんです!言うことを聞いてくれるまで動きません!」
グ~~
風太郎「あ………そういや朝から何も口にしてねぇ………」
四葉「こんなにお店があるのに!だから力が出ないんです これあげます!しっかり食べてください」
風太郎「唐揚げの無料券………いいのか?」
四葉「はい!私はお腹いっぱいで」
グ~~
四葉「……………お おなかいっぱいでgood!さっ運んじゃいますよ!」
風太郎「四葉 ありがとな お前がいてくれて良かった」
四葉「何言ってるんでるんですか こういうのは持ちつつ持たれつつですよ」
風太郎「おう………そうだな」
四葉(こちらこそ 上杉さんに認められただけで全てが報われる気がします 頑張って良かった)
風太郎(なんつー体力………)
12:00
一花「本当あなたって優柔不断で最低ね」
監督「はいカット!」
一花「ありがとうございます」
俳優「あ ああ…………」
スタッフ「このシーン もう少しだけインパクトほしいですね」
六海「一花ねぇお疲れ様!携帯にメール来てたよ」
一花「えっフータロー君!?学園祭の最中になんで私なんか………なんの用だろ」
六海(顔が全然違う…………)
織田社長(六海君が嫉妬の目で見てる…………)←二人の様子をこっそり見にきた社長
一花(だめだめ変な期待しちゃ)
六海(あれ?風太郎から連絡きてる…………)
〜・〜・〜・〜・〜
一花(急に仕事が無くなったから来ただけ………別に何の期待もしてないし………クラスの皆に会いに来ただけだから………)
六海(皆元気にしてるかな〜………)
男性1「中野一花と中野六海いるじゃん?」
一花・六海「 !? 」
男性1「そうそう女優の この学校に通ってるらしいぜ」
男子2「マジかよ!ワンチャン会えっかも!」
二乃〈一花〉「こんなこともあろうかと持ってきて正解だったね」
三玖〈六海〉「このまま驚かせに行く?」
二乃〈一花〉「えーっと一組は………あれっ?何で二店舗もあるの?」
三玖〈六海〉「さぁ?」
男子6「あ!レッドだ!」
二乃〈一花〉・三玖〈六海〉「え?」
女子5「めっちゃかわい!」
男子6「握手してください!」
女子6「二乃先輩 こんな所で何してるんですか!」
六海「逃げるよ!」
一花「え!?」
男子7「こっち向いて!」
女子7「写真お願いします!」
一花(二乃!私がいない間にどうしちゃったの!?)
六海(二乃ねぇ!俺がいない間になにがあったの!?)
⁇「これ被ってろ」
男子6「あれっ二乃先輩は?」
⁇「広場の方に行ったぞ」
女子7「ありがとうございます!」
風太郎「なんだ やっぱり来たのか」
六海「なに?来て欲しいから連絡したんじゃ無いの?」
風太郎「仕事は大丈夫かよ………悪かったな つい六人に一斉送信しちまった」
一花・六海「…………」
風太郎「ん?どうした?」
六海「なんでもない」
一花「いや……いいの………ちょっと恥ずかしいだけ」
(あはは………そりゃそうだよね)
六海「それで?六人集めて何の用だったんだ?」
風太郎「ああ それな 特にこれといって用はない だがせっかくの学園祭だ いつものメンバーで集まりたいだろ」
六海「え それだけ?」
風太郎「だめか?嫌だったら無理にとは言わんが………」
六海「嫌じゃないけど………」
一花「あの子どうしたんだろ」
〜・〜・〜・〜・〜
風太郎「ショー君のお母さーんいませんか〜」
一花「迷子のお母さんを捜してまーす」
六海「見つかんないね…………」
ショー君「うっ………うぐっ……」
風太郎「やべっ!」
一花「ねぇショー君 一緒にいたのはお母さんだけ?お父さんもか兄弟はいないのかな?」
ショー君「パパは仕事………妹は……もうすぐ生まれる」
一花「そっか じゃあお兄ちゃんだ 大変なお母さんや赤ちゃんのためにショー君は強くならないとね お兄ちゃんできる?」
ショー君「う うん!僕強くなる!」
一花「よし 偉いぞ」
六海(こういう所だ………一花ねぇのこういう所を好きになったんだ………って駄目だ……あの日でこの気持ちに区切りをつけたはずなのに………子供相手に嫉妬して………)
風太郎「……………さすが長女だな」
一花「ありがと じゃあ次はフータロー君が長男らしいとこ見せてね」
風太郎「げ………次から次へと………おい!喧嘩はやめろ!子供が見てるぞ!」
〜・〜・〜・〜・〜
ショー君「お兄ちゃんも強くなろう!」
風太郎「おう………」
一花「あはは……カッコ良かったよ………」
ショー君「お姉ちゃんとお兄ちゃん見たことある」
一花・六海「あ………」
風太郎「お〜こんなチビにも知られてるんだな さすが大女………」
ショー君「この前キスしてた人だ」
風太郎「……………」
一花「へぇ〜あのドラマ遅い時間帯なのによく知ってるね」
六海「確かあの番組って23時から放送だった気が………」
ショー君「うん お母さんが見てるんだ」
風太郎「…………」
一花「ん?どうしたのフータロー君」
六海「もしかして一花ねぇと俺が他の人にキスしてたのショックだった?女優と俳優だよ?そう言うこともあるよ?」
風太郎「そういう訳じゃ………」
六海「だろうね 風太郎は経験済みだし」
風太郎「な なんでお前が………っ!まさかあの時見えてたのか!?」
六海「へ〜………本当にしてたんだ……多分タイミングは春に旅行に行った時かな?」
一花「え?」
六海「さっきの反応から一花ねぇじゃないな………で?誰と?二乃ねぇ?三玖ねぇ?四葉ねぇ?五月ねぇ?」
風太郎「………わ わかんねーよ あの時は全員が五月の変装してたし」
六海「ふ〜ん で?誰だと思うの?」
ショー君「お兄ちゃんもしかしてモテモテ?」
風太郎「……………」
ショー君「だめだよお兄ちゃん そういうの良くないって前にドラマでやってた」
風太郎「ドラマ好きすぎだろ」
六海「お!このお兄ちゃんに言ってやって!」
ショー君「僕が見たのは姉妹で同じ人を好きになってその姉妹の弟さんが長女の人の事が好きになるってやつ」
一花・六海・風太郎「 !? 」
ショー君「その男の人をめぐって険悪になって………弟さんは長女の事を応援するけどその男の人に嫉妬して………どんどん修羅場になっちゃうんだ」
一花・六海「この話はもうやめよっか!」
風太郎「そのドラマはどうなるんだ?」
六海「もういいじゃん風太郎」
ショー君「えーっと 片方と結ばれて片方とはそれっきり 弟さんは生きるのが嫌になって死んじゃうんだ」
一花「うわぁ………なんか後味悪いね」
風太郎「 ! 」
ショー君のお母さん「ショー!」
ショー君「あ!ママ!」
風太郎「良かったな」
ショー君のお母さん「ありがとうございます」
ショー君「お兄ちゃんたちありがと〜」
ショー君のお母さん「たち………えっうそっ一花ちゃん!?六海くん!?」
風太郎「あ………」
一花・六海「あ………」
男性3「えっ!本物!?」
男性1「本物じゃん!」
男性2「学校来てないって聞いたけど……」
一花・六海・風太郎「……………」
一花「フータロー君 後は頼んだ」
風太郎「…………マジかよ……15時忘れんなよ嫌なら来なくてもいいなんて嘘だ ちゃんとお前にも来てほしい」
一花「…………」
男性3「おいっ邪魔すんな!」
風太郎「押さないでくれあれは中野一花と中野六海の姉妹だぞ」
男性3「嘘つけ!あんなそっくりな姉妹いるか!」
風太郎「それがいるんだよな………」
一花(違うよ………これは期待してるんじゃない………)
14:⁇
二乃の友達1「二乃 15時に約束あるんじゃなかった?」
二乃「むむむ………悔しいわ………」
二乃の友達2「実は私も同じ時間に約束があってさ 仕事終わったら親が来るっぽいんだよね」
二乃「 ! 」
二乃の友達1「あ〜私の家族ももう学校にいるみたい でもこのまま三人でいても………」
二乃「だめよ!せっかく来てくれたのに!こんな所にいる場合じゃないじゃない!まだ閉会まで時間もあるし少しでも長くいてあげなさい」
二乃の友達1「えっ でも二乃は………」
二乃「私のことはいいから早く!」
二乃の友達2「ありがと 二乃」
二乃の友達1「気をつけてね」
二乃「はいはい」
生徒の親「最近の学園祭って凝ってるなぁ」
女子8「お父さんこっちだって」
二乃(隠れながら進んでたから遅くなっちゃった こんな仕事受けるんじゃなかったわ)
「さて………」
風太郎「この問題を解けばいいんだな?」
二乃「 ! フ……フー君なんでここに………」
四葉「もうすぐ約束の15時だからね 迎えに来たよ」
二乃「四葉まで」
四葉「それでは上杉さんお願いします!私も頑張って考えてみます!」
風太郎「20と0の間の空白……0月0日……そうかこれが%……20% 100円の20%……にじゅうえん………」
四葉「う〜ん 100円ショップ………」
風太郎「二重円!二重円に進むぞ!」
四葉「えっ?にじゅ?」
二乃「そういうことね……さすがフー君」
風太郎「何やってんだお前……いつまでそんな目立つカッコしてんだよ」
二乃「だって………見てほしかったんだもの」
四葉「二乃可愛かったですよね!」
風太郎「お おう………」
四葉「あのオープニングセレモニーは本当は私がやるべきだったんですが二乃が引き受けてくれたんです!」
風太郎「そういうことか 違和感しかなかったからな」
二乃「どう言う意味よ!あんた 誰にでもいい顔して仕事引き受けすぎなのよ 演劇部もしてたらしいじゃない 二つもどうするつもりだったのよ」
四葉「あはは………やれるかな〜って………でもありがとう!おかげで公演は大成功だったよ」
風太郎「へぇ………大成功ね………………」
二乃「あんたの性格上仕方ないのかもしれないけど自分のことも考えなさいね 陸上部の時みたいに」
四葉「うっ………余裕持ってやってるから大丈夫だと思う…………皆に心配かけたくないしね」
風太郎「お前……俺以上に働いてるくせに相変わらず体力馬鹿だな」
四葉「それ褒め言葉になってませんよ」
風太郎「褒めてないからな それに二乃は相変わらず姉妹馬鹿だ」
二乃「そ それだけじゃないわ!この仕事を引き受けたのは……舞台の上からなら客席が見渡せると思ったのよ」
風太郎「 ? 」
四葉「 ! 」
風太郎「どういうことだ?」
四葉「私たちお父さんに招待状を送ったんです」
二乃「影も形もなかったわ ま ダメで元々気にしてないけどね」
風太郎「そうか もしかしたらこの間に来てるかもな 教室で用事を済ませたら屋台の方見に行ってみっか」
二乃「っていうか用事ってなんなのよ」
15:25
全員「カンパーイ」
一花「ごめーん 二乃のダンス見れなかったよ」
二乃「み 見なくていいわよ!」
四葉「あれっ?ここにあった唐揚げは…………」
五月「はむっ………す すみません 断食の反動で………」
風太郎「まぁ……誘惑に負けず頑張った方だろ まさかあれだけの量をこの時間までに終わらせちまうとはな さすが負けず嫌い やるじゃねーか 本気なんだな」
五月「えぇ!教師になって見せます!」
六海「おぉ!頑張ってね 五月ねぇ!」
五月「はい!」
16:35
風太郎「おいタクシー来たぞ 明日は撮影があるんだろ?大変だな」
一花「まぁね……いいな〜六海は明日と明後日は撮影ないし私のマネも社長がしてくれるからオフだし」
風太郎「まぁ六海にも休みがないとな」
一花「それに社長の仕事を少し手伝っているみたいだし」
風太郎「は?」
一花「社長と菊ちゃんが少しでも長い時間いられるように手伝ってるみたいだよ」
風太郎「だからあいつ帰ってきても勉強せずにパソコンいじってたのか………」
一花「結構大変ならしいよ それにしてもフータロー君の告白にびっくりだよ 六人とも好きなんてまるで浮気男のセリフだよ」
風太郎「そ そんなに酷いか」
一花「ふふっ 私はいいと思うよ………あのさ……私はもう来られないかもしれない 今 答えを聞いちゃだめかな? べ 別にまだ迷ってるなら……」
風太郎「わかった」
一花(私じゃなくていい 二乃でも……三玖でも……姉妹の誰であっても………これでこの気持ちに区切りがつけられるんだ)
風太郎「俺は誰も選ばない それが俺の答えだ」
パシン
17:10
男子1「やばいって!」
男子2「急げ!」
先生1「近づかないで!」
先生2「消化器!消化器早く!」
先生1「熱っ!」
先生2「全員避難したな!」
女子9「最悪………ねぇ この時間って………」
女子10「………うん たこ焼きだよね」
先生3「幸いにも小さなボヤで済んだようだ とはいえそれだけで見すごせる事故でもない ここは上杉君のクラスだったね」
風太郎「えぇ………」
先生3「辛いだろうけど仕方ない 三年一組 たこ焼き屋 屋台を出席停止とします」
三玖(どうしよう………フータロー………私はどうしたらいいの………)
二乃「三玖!大丈夫!?」
六海「三玖ねぇ!大丈夫!?」
19:00
らいは「帰った後火事があったって本当?そのほっぺもしかしてその時の………」
風太郎「いや……火事の怪我人はいない」
勇也「そりゃ何よりだ そうだ風太郎 無堂ってやつわかるか?」
風太郎「あいつらの肉親だろ? 今日は見てねぇ」
勇也「そうか………このまま終わればいいんだがな……………」
皆が忘れているかもしれませんが 六海の本業は声優です!
あと時間はオリジナル設定です 目安として使ってください
お気に入り161件ありがとうございます!完結までやり遂げるのでよろしくお願いします!
次回の投稿も遅くなるかもしれません