【打ち切り】ダーリン・イン・ザ・フランキス:死の少年 作:らて丸
Episode.17
Side:イクサ
そらを飛ぶ無数のカモメ達が俺達を歓迎する
第26プランテーションとのキッシングを無事に成功を収めた俺達、第13部隊には特別に休暇が与えられた
そして俺達は、フランクス博士の計らいにより、今なんと…
「「海だァ……!!」」
そう!!俺達は現在、今では数少ない泳げる海に遊びに来ているのだ!!
「ほんと、ガキ…、休みだからって浮かれすぎ…!!」
「しょうがないよ、泳いでいい海なんて、私達初めてだもん」
「でも、地上でまだ、こんな場所残ってたんだ」
地上は、叫竜がいるせいで、人間が生活するには厳しすぎる
だが、そのなかで、ここが残っているのは奇跡としか言いようは無いだろう
「それにしても、アンタは眼帯外しなさいよ。眼帯の形に日焼けするわよ」
「えー、めんどくさ〜い」
それに関しては問題ない…!!
なぜなら、ゼロツーに背中とかも含め日焼け止め塗ってもらったからな
「………あのさ、イクサ…、今日の髪g「ダーリンッ!!行こッ!!」」
俺はゼロツーに手を引っ張られて連れて行かれる
「ゼロツーッ!!そんなに引っ張らなくても海は逃げないって…」
「ダーリン、は・や・くッ!!」
ゼロツーもみんなも、少し気分がふわふわと浮ついてるな…
「あ、ちょっとイクサッ!!待ちなさいよ!!」
「悪い!!また後で〜」
ミクがなにかいいたげだったがゼロツーに強制連行されているのだ
それにゼロツーが前から海に来たがっていたのも知ってる
だから俺はなるだけゼロツーを優先してあげたいしな
「イクサ君、元気になったね。」
「なんか心配して損しちゃった。」
「でも、ゼロツーの噂も晴れて、イクサも正式なパラサイトになれたんだ。いい事ずくめじゃないか」
少しずつ離れていくなかそんな話し声が聴こえた
本当にいい事ずくめだよな
「それぇ!!」
「ぶはッ!!」
余所見をしていたらゼロツーが水を顔面にかけてきた
しょ、しょっぱい…
海の水がしょっぱいのって本当だったんだな
「余所見厳禁だよ!!ダーリンッ!!」
「やったなぁ…それっ!!」
やり返すようにゼロツーにも水を掛けるがゼロツーの力が強いのか、俺が飛ばした水はゼロツーに届く前にゼロツーが掛けた水に相殺されてこっち側に来る
世界っていうものは残酷なんだな…
こんなに差があったら勝てるわけないじゃないかッ!!
と思いつつも、ゼロツーが楽しそうだから割りとこれでもいいのかもしれない
さーて、今日は遊ぶぞぉッ!!
◇
〜数日前〜
「お〜、ゼロツー、無事だったな」
ストレリチアの格納庫を見ていた俺らに、機械混じりの声が聴こえてくる
「ダーリンが頑張ってくれたからね。わざわざ来なくても大丈夫だったのに」
「そう言うな」
「もう帰るの?」
「目的は果たしたからな、必要なかったようじゃ」
顔の右半分が鋼鉄に包まれている老人…
この人は…
「イクサ、こちらはフランクス博士、
そんなにすごい人だったのか…
「そしてこの子が…「紹介はいいよ」
ナナの言葉を遮る金髪の少年
「どうせ彼らとは、また会うことになるだろうからね…」
彼はそういうと、俺の方に歩みを寄せてきた
「潰されずに生き残った人間初めて見るよ。ふーん、こんな感じなんだね!!」
なんだこいつ…
距離感が掴めない…
「ボク、君たちに興味あるな」
くそ、コイツがゾロメだったら顔面を掴んでそのまま引き剥がすのに…
しかし、初対面でそれをやるのは気が引ける
「博士、本日を以ってストレリチア及びCODE:002は、この第13部隊の管轄対象にシフトします」
「とっくにジジイどもから聞いとるわい」
「よって、只今を以ってCODE:013を正式に、CODE:002のパートナーとして任命する!!」
ハチのこえが響き、俺はビクッってなる
そっか、俺のことか…
「はいッ!!」
「ダーリンッ!!嬉しいッ!!」
ゼロツーは力強く俺のことを抱きしめるのだが、身体が圧迫され苦しい…
「ねぇ、博士!!ボク、ダーリンと二人でやっていくよ!!」
◇
「いくよ〜!!」
「来いっ!!」
「よし、そーれッ!!」
時は元に戻って現在
俺はゼロツーと泳ぎながらみんなのことを眺めていた
ミクとココロがビーチバレーを初めたのだが…
それを遠目から見る輩が4名…
「はぁ…海って最高だね…」
「心做しか、5割増しで可愛くも見える不思議…」
「確かに、これもなかなかだな」
「ハハハ」
「あれ、ヒロとゴローも結構この手の話題にはいける口?」
ヒロとゴローの二人の参戦は予想外だったのか不思議そうに見るフトシ
「所詮、二桁組のいい子ちゃん集団かと思ってたけど、案外話通じるんだな…」
「なんだよ!!俺だって男だぞッ!?この素晴らしい状況をスルーできるはず…」
「「うわぁあぁあぁッ!!」」
謎に熱弁を初めたゴローの横で、ボールに夢中になっていた女子二人組が激突し、転んでいる
「いてて…大丈夫?」
「ごめん、上ばっか見てた…」
「あ、紐緩んでる…」
「えッ!!やだやだ結んで!!」
大パニックしている女子の横で、ゴローたちは歓声を上げる
「「「「海って、最高だなッ!!」」」」
俺はそんな奴らを横目にゼロツーについていく
「ねぇ、何処までいくつもり?」
「ハァ…海ってとっても気持ちいね〜。今度は本物の海だね、ダーリン!!」
うん…彼奴等が言ってることを今理解できた
ゼロツーが笑って、キラキラしてる
何故かすごい幸福感に包まれる
ずっと眺めていたいくらいだ
それにしても、ナオミとミツルはいないし
イチゴとイクノも入ればいいのに
「ダーリン?」
「いや、水着姿がさ…」
「?……もしかして変?」
「そうじゃなくてさ、よく似合っててなんかちょっと小恥ずかしいかな…」
「前にボクの裸見たくせに〜」
「アレは事故で、わざとじゃないよッ!!」
いたずらっぽく笑うゼロツーもやっぱりキレイだな
「ダーリンがボクをここまで連れてきてくれたんだよ?ボク、泳げる海って初めてなんだ。ダーリンはボクの翼でしょ?ダーリンと一緒ならボクは何処にでもいける…ねぇダーリン、ボク達これからは、ずーっといっしょだよね?」
ずっと…かぁ…
そういえば、フランクス博士の言っていた
『CODE:013、お前に1つだけ忠告しておく…己の感情までは喰われるな。今後もずっと、パートナーを続けていきたいならな。後にお前自身が苦しむことになる』
あの言葉の意味って、一体なんなんだろう
「ダーリンはボクと、一線を超えたんだよ?」
顔と顔の距離が5cmにも満たないほどの距離になる
そのままキスされる…
そう思ったのだが…ゼロツーは俺の頬を優しく舐めた
「ははは、やっぱりダーリンはドキドキする味だ…」
俺が反抗しようと思い口を開こうとするが、ゼロツーの人差し指で簡単に抑えられてしまう
「キスされるかと思った?キスはね、ボクのものって言う証。だからダーリンは好きな人としかキスしちゃダメなんだよ?」
「好き?」
人間に対して…好き…か……
そんなの考えたこともなかったな
「それともダーリン…ボク以外の人としたことあるの?」
「いや、あの、それは…」
なにか弁解しようとしたところで足元に違和感を覚える
あれ?彼奴等は?
先程までゴロー達がいた位置には誰もいなくなっており、俺は瞬時に足元にいるのはアイツラだと理解できた
うん、理解はできたが行動に出せなかった…
だってそれより先に足が引っ張られるんだもん
「うわぁッ!!」
「?……ダーリン?」
引き込まれるなか足元には案の定フトシとゾロメ、ゴローやヒロもいる
ああ、なんてこったい
「捕まえたぞォ!!」
そのまま、四人がかりで担がれてそのまま、人気のない場所に連れて行かれる
どしゃっと投げられて俺は顔面から着地する
「なんだよ、いきなり…普通に痛いんだが…?」
「いや、ごめんね、イクサ…邪魔するつもりはなかったんだけどゾロメ達が聞かなくて…」
前のめりになり俺に顔を近づけるゾロメ
「んだよ…」
「キスってなんだ?」
「フェッ!?き、聞いてたのかよ!?」
「『キス』…初めて聞く言葉だけど…なんだか素敵な響き…」
フトシに視線が集まっている間になんとかしてコイツラから逃げなければ…
じゃないと俺が死ぬ!!精神的に!!
「どこいくのイクサくぅん?なんか隠し事してなぁい?」
首を絞めてくるゾロメ
てめぇ…投げ飛ばすぞ…
「二人でなにしてたのぉ?」
「なにもしてない!!な、なぁ?ゴロー」
「なぁ、イクサ…俺も教えて欲しい…、キスってなんだ?」
「おめーもかよ!!クソッタレがッ!!」
あー、まさに四面楚歌だ…
あとゴロー、お前は何故眼鏡を直した
「俺もよくは知らないけどさ…人の口と口が触れ合ってくっつくというか…なんていうか…」
「「「「口ぃ!?」」」」
四人とも驚いたような顔をしている
ヒロ、お前ちゃっかりそっち側なんだな…
「ごはん食べること以外に、口って何か意味あるの!?」
「お前、呼吸も会話もしてるだろ…」
「その、キスってのをするとどうなるんだ!?」
どうなるか…
「暖かくて、柔らかくて、ドキドキしてなんだか心がポカポカした…かな…、で、でもさっきはしてないから!!」
「俺、ちょっと興味あるかも…」
「うわぁあぁあ!!なんだそれ超気になるッ!!また俺達より先を行きやがってッ!!」
俺に近づき、ガシッと俺の肩を掴むゾロメ
「おい待て、お前何をッ!!」
「俺にもさせろォッ!!」
「離せッ!!好きな人としかしちゃダメだって、ゼロツーが…」
「んだよ、好きな人ってッ!!」
あ、イチゴ…
「フンッ!!」
俺はゾロメを掴むと、そのまま海に投げ捨てた…
さらば、ゾロメ…
「なにしてるの…?」
「イチゴはキスって知ってる?」
「え?」
「人の口と口が触れるやつ…」
俺の顔を一回見るとイチゴはそっぽを向いて
「し、知らない!!」
とだけ答えた
イチゴの奥、その先にミクが手を振っているのが見えた
俺はミクの方へと駆け寄る
「みんなぁ〜、ちょっといい?」
「どうした?なんかあった?」
「うん、なんかね…ミツルが…」
「?」
第二部スタートは水着回でしたね。
原作アニメのミクの水着姿が最高に可愛かったのを覚えてます…
これからもこんな感じで頑張っていくので応援よろしくおねがいします!!
ちなみに、アンケート期間は第二部終了までです
台本型式が良いか…?
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あり
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なし