【打ち切り】ダーリン・イン・ザ・フランキス:死の少年 作:らて丸
Side:13部隊
「俺たちちゃんと戦えるようになるのかなあの叫竜ってやつと…イクサがやってたみたいに」
とフトシはボールをゾロメにパスする
「はぁ?言っとくがあれは乗ったうちに入らねぇよ。あんな眼帯つけてて動かせるわけ無いだろ?」
と今度はゾロメがフトシに返す
「でも実際動いてたじゃん。
そこにミツルが口を挟む
「聞けば…あのゼロツーという
「ほらみろ!!アイツに先越されたなんて俺はみとめねぇからな!!って………あ?」
ゾロメの視線の先…
噂をすればなんとやら…イクサが偶然通りかかった
「あんまり調子こいてんじゃねぇぞっと‼」
思い切りボールをイクサの方へ蹴飛ばす
直撃は免れないかと思われたが…
本来、死角である右側だったが、まるで見えているかのように、片手で受け止めた
「なんだよ…、俺に構ってる暇あったら少しくらい研鑽を積めば?」
フトシの取りやすいパワーでボールを蹴り返す
それをしっかり、胸で受け止めパス回しを再開するフトシ達
「あのバケモノ女に乗っけてもらっているだけのやつがなにを…」
そうゾロメが言葉を溢した
しかし、それがいけなかった
バキッと鈍い音を立て、ゾロメはそのまま倒れ込む
顎にキレイに入り、脳が揺らされてしまったのか、なかなか立ち上がることができないまま、自分に一つの影が近づいてくることを視認することに精一杯だった
イクサはゾロメの胸ぐらに掴みかかり、無理やりにでも立たせた
「あのさぁ…俺のことをいくらでも言うのはいいんだけどさぁ…」
音を聞いて、慌ててヒロ、イチゴ、ココロ、ナオミ、ゴローが飛び出してくる
その場にいる全ての人間が恐怖した
「ゼロツーの事を…俺の恩人の事を貶すな!!」
ドスの効いた低い声
そして、彼の晒されている左眼で睨みつけられてゾロメも、睨まれていないフトシですらも腰を抜かしてしまう
その後ナナより連絡がありその場は収まった
Side:13部隊 out
◇
Side:イクサ
「これより、実機使用による模擬戦のチーム決めを行う。今回はイクサの参戦は決定しているわけだが…誰かイクサとペアを組む者はいるか?もしくはイクサの対戦ペアも決めておきたい」
その言葉に反応したのか、ゾロメが大きく手を挙げ立候補する
「はいは~い!!俺とミクがやります!! イクサ!!てめぇのことなんてボコボコにしてやるよ!!」
「イクサ、構わないか?」
俺は首を縦に振り承認する
どうせ、ゾロメが来ると思ってたよ
「さて、残りはイクサのペアだが…」
「ボクがやるよ」
振り返ると、紅いパラサイトスーツを身に纏ったゼロツーだった
「ゼロツー!!」
俺が目を輝かせたときだった
「ダメよ、ゼロツー。貴女はまだ13部隊配属じゃないんだから」
「じゃあ、私がやります!!」
そう名乗りを挙げたのはイチゴだった
イチゴか…これ絶対私情もりもりだからあまり巻き込みたくないんだけどな…
「決まりだな、それでは準備にかかれ!!」
ハチの声が響く
それが体を奮い立たせ、一瞬で戦いのための空気に変わる
「よし、やるか…」
Side:イクサout
◇
Side:イチゴ
「やい‼イカレ野郎‼これで白黒つけてやるからな!?」
「優秀なリーダーさんでもそのパートナーじゃ勝っちゃうかもな‼」
そんな感じで、イクサはズタボロに言われてるけど特別、気にしてなさそう
これでイクサと繋がるのは2回目…
「ごめんね?面倒なことに巻き込んじゃって?」
「いーよ…そんなことよりイクサは一つになることだけを意識して?」
「了解…」
大丈夫…私でもイクサの力を引き出せ…
ドクンッ‼っと心臓がいきなり跳ね上がり、心拍数が上昇するのを感じる
ポンプが握りつぶされたかのように、グングンと血液が早く廻り体温が一気に上昇し、汗が体を滴る
なにこれ…?
なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?
体が内側から壊れる
頭の中に流れ込む知識、記憶、そして…彼の意識
「あぁああぁぁああぁあああぁぁ!!」
侵食される脳内
見覚えのある少年と赤い肌の少女
少年はあることを少女にいう
「今日から僕は‼■■■■■■■■」
ブツンッ‼っと音をたててイチゴは深層心理から開放され、気絶する
その瞬間、空気が震える
「Ahaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
その叫び声と同時に、蒼い
デルフィニウムは…
Side:イチゴ out