【打ち切り】ダーリン・イン・ザ・フランキス:死の少年 作:らて丸
Side:第13部隊
「結局さ、イクサがパラサイトになれるっていう話、どうなったのかな?」
ホールに集まった少年少女のうちの一人、フトシが疑問に思ったことを口に出す
「微妙なんじゃないかな…
その問いにナオミは顎に手をあてながら答える
「あんなん駄目に決まってんだろ?ただ一人で
そこにゾロメが意見するが…
「その相手にやられたのもどうかと思いますけどね…」
そこにミツルが嫌味を言う
「あ?あれはな、ミクがパニクってちゃんと動かないからで…!!」
それにゾロメが反発し
「はぁ!?アンタだって、まともに動かせてなかったじゃない!!」
ミクはすかさず言い返すが…
「あ?知らねーよ、お前の調子が悪かったんだろ」
「信じらんない…イクサのほうが幾分ましだわ…」
「はぁ⁉なんで俺があんな奴に負けなきゃ行けねぇんだよ‼」
「喧嘩は駄目だよ?数値に響くよ?」
2人の仲裁にココロが入る
「でもさ…乗るのにいちいちリスクを抱えるパラサイトをこのままパパが置いておくとは思えない…」
イクノが冷静な見解を示す
「そうだよな…施設ではそうやって次々みんな消えていった…」
「悲しかったよね…」
「それにしてもさ、イチゴもイチゴよね〜、リーダーの癖にイクサに肩入れしすぎよね…あれじゃあパートナーのヒロが可哀想よね。ヒロもよく我慢できるわよね」
「ヒロは関係ないでしょ?」
そこにいきなり現れるイチゴ
それにびくっと驚くミク
「俺がどうかした?」
「なんでもないよ。イクサがパラサイトなら大きな戦力になるでしょ?イクサの様子見たでしょ?」
「そりゃぁ…」
思い起こされるのは意識が無かったとはいえストルリチアを駆けていた姿
そして数日前の
「パラサイトなら…でしょ?」
「まだ十分可能性がある…今回乗ったとき…前回より負担が少なかった気がする」
「アンタであんなんになってたんだからアタシじゃ無理だし…」
「でもストルリチアには乗れた…たとえ意識がなくてもあれだけの動きをして…私達を助けてくれた…私はそう信じてる。」
しばらくの沈黙…そしてその静寂を破るのはミツルだった
「イチゴ…イクサをかばう気持ちはわかりますが…意識が無かったイクサは乗せられてただけに過ぎませんよ」
「でも!!別にそうと決まったわけじゃ!!」
「確かに!!イクサは特別でした二桁組の中でも飛び抜けていましたから」
すくっと立ち上がりミツルは演説を始める
「みんな思っていましたよ!!イクサはヒロとともに道標になってくれると!!でも現実は違った。彼はパラサイトに成れなかった…」
みんなを見回して冷たく言い放つ
「あの頃のイクサはもういないんです。あんなイクサはもう見たくないですから…」
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