始まりは、いつも突然である。何処かの誰かがいった言葉だ。
子供の時、大好きだった番組がある。レスキューフォース、俺の憧れだ。どの特撮よりも好きだった。
主人公たちのレスキュー魂に、俺は惹かれていたんだ。
気づけば、大人になっていた。だけど、俺は諦めきれていなかった。
俺は散歩に出かけていた。ここ最近のウイルス騒動で息が苦しくなってきたからだ。ただ歩くだけ歩いて、そして帰るだけの…はずだったのだ。だが、道路で見てしまった。トラックが子供を跳ねかけるのを。咄嗟に体が動いた。子供を押して、そして俺は…
「はい、死にましたね」
「え?」
此処はどこだ?俺はトラックに…
「そうですね、跳ねられました」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!此処は何処なんだ!?」
「あ、ここですか?此処は転生の間、所謂転生者とか言う奴らが来る場所です」
「え、えぇ…」
こうして、俺、
結論から言おう、俺は転生した。転生先は僕のヒーローアカデミア、と呼ばれる世界だ。レスキューフォースの世界では無かった。代わりにある物をもらったが。
この世界には個性と呼ばれるものがある。中国の軽慶市という場所で光る赤子が生まれたのがその始まりらしい。俺にもある。それが先程言ったある物だ。
個性、レスキューフォース、それが俺の個性だ。能力はレスキューフォースが使っていた力のそれ、レスキューコマンダーを使い色々な事ができる。着装からビークルの呼び出しまで。
そんな俺なのだが、今現在中学三年生だ。高校は雄英高校と呼ばれる場所に行こうと考えている。雄英高校はヒーローの育成をしている学校だ。ヒーロー免許と呼ばれる個性使用の免許を取ることもできる。俺はレスキューフォースとしてこの世界で活動するためにヒーロー免許の獲得したいのだ。
こうした経緯で今俺は雄英高校の入学試験に来ている。俺は僕のヒーローアカデミアのストーリーはよくわからないが、まあ介入にはならないだろう。
筆記試験は上手く出来た。百点までとは行かないだろうが、かなりの高得点は取れたはずである。
ボイスヒーロープレゼントマイクの話を聞く。途中うるさい輩が何人かいたが、多分気の所為だ。
指定された場所に行き、開始の合図を待つ。突如としてそれは来た。
「はい、スタート!」
大体プレゼントマイクの性格からこんなふうな始まり方になるのは予測できていた為、すぐにレスキューコマンダーを取り出しビルドアップのレスキューカードをスラッシュする。
「着装!」
『BUILD UP』
周りに大量の画面のような物が浮かび上がりオレンジ色のスーツが俺の体を覆う。右手を胸の前に持って来ると、装甲が手にくっ付いた。腕を下ろすと上半身と頭に大量の装甲がまたくっ付く。そして額部分にある逆三角形にRの文字が写って、俺はこう放った。
「R1!着装完了!」
レスキューフォース、着装の瞬間だった。
やっぱ、レスキューフォースは着装が命だな。