「んぅ・・・・」
窓から差し込む朝日が眩しい・・・
起きたばかりで若干怠い体を起き上がらせ、部屋に掛けてあった時計を見ると5時を指していた
電ちゃんから聞いたこの鎮守府のルールでは艦娘の起床は任務などのない場合には6時だったはず・・
「早く・・起きすぎたかな?」
恐らく夕立や電ちゃん達はまだ寝ているだろう
いつまでもベッドの中にいるわけにもいかないので僕はベッドから降りた
「すごい・・」
窓を見てみると海に太陽が反射して、海面が輝いていた
昨日見た月も綺麗だったが、僕の中ではそれ以上にこの景色が美しく見えた
暫くして僕は宿舎を出て、海岸沿いを散歩していた
海を見てみると、太陽はさっきより高く上り、海面を照らし続けていた
海から潮風が吹き、とても気持ちがよかった・・
僕達艦娘は、第二次世界大戦時に作られた戦艦をもとに生み出されているのは僕も知っている
白露型駆逐艦二番艦「時雨」
それが、僕のもとになった戦艦だ
「呉の雪風・佐世保の時雨」なんて言われるほどの幸運艦だったらしい
そのせいか、潮の香りがとても心地よく、嬉しかった
宿舎に戻ると5時30分になっていた
どうやらみんなも昨日は疲れてすぐ寝てしまったようで、既にみんな起きていた
「みんな、おはよう」
そういうと夕立と雷ちゃんが「おはよ~」と眠たそうに返してくれた
「おはようなのです!時雨どこにいたんですか?」
「早く目が覚めたから、海岸を散歩してたんだ」
「時雨は早起きなんですね!」
「電ー?時雨?昨日お風呂入れなかったからはいりにいきましょー?」
「分かったのです!時雨も行きましょう!」
「うん、ちょっと待ってて」
そう言って僕は部屋に着替えを取りに行った
お風呂は宿舎に近い所にあり、大浴場を皆で使うことになっている
「6時半から食堂で朝ごはんだから早めにでるわよ?」
そう言うと雷ちゃんはお風呂に入って行った
それに続くように僕も浴場に入った
中は思っていたよりも広く、浴槽も室内にある大きな物だけでなく、露天風呂もあった
でも、今はあまり時間がないので早く体を洗ってしまうことにした
浴槽にあまり入れなかったのが少し悔しかったけど僕達はお風呂を出た
僕達が食堂に着くと、ちょうど朝ごはんの用意ができたところだった
「間宮さんおはよー!」
「おはよう、夕立ちゃんは元気ですね。」
「間宮さん、おはよう」「間宮さんおはようなのです!」「間宮さんおはよう!」
「みんなもおはよう、すぐ提督さんが来ると思うからちょっと待っててね?」
そんな話をしていると提督が食堂に入ってきた
「皆おはよう!」
「「「「「おはよう(ございます!)(なのです)」」」」」
この鎮守府では食事は出来るだけみんなで取るというルールがある
電ちゃんから聞いた話ではこのルールは提督が決めたらしい
みんなが席に着いたことを確認してから提督が、「いただきます」と言うとみんなもあわせて、「いただきます」と言いご飯を食べ始めた
朝ごはんは鮭の塩焼きなど、和食で纏められていた
朝ごはんを食べ終えると提督が「少しいいかな?」と言ってみんなに話し始めた
「昨日、僕がブイン基地に鎮守府の本格稼働について報告したことで、今日から基地のほうから物資補給が始まったり、一部施設の使用許可が下りたりとか色々な事が出来るようになったんだ」
提督の話を聞いてみんな頷いた
「正式に鎮守府としての活動を始める第一歩としてみんなの訓練をヒトマルマルマル時から実施してみたいんだけどどうかな?」
そう言うと提督は僕の方を向いた、多分旗艦の僕が答えるべきだと思ったのだろう
・・いきなり出撃とかだったら困るけど、訓練ならむしろ僕達を鍛えられるから良いかな?
みんなの目を見ると同じ考えのようだった
「うん、大丈夫だよ」
「うん、了解、じゃあさっき言った時刻に海上訓練場に艦装を装備して集合してくれるかな?」
その言葉にみんな頷いた
「よし!じゃあまた後で、みんな時間を取らせてごめんね」
そういって提督は食堂を出ていった
なかなか話が進まない・・