アナタがLv1で、私達は絆10♡   作:一時キリカ

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Episode00 【The Terrible Trio / 始まりは3人で】

 

【Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)】

 

 現在でも多く知られている、FATEシリーズのスマホアプリゲーム。この作品は、"未来を取り戻す物語"。主人公と数多くの英霊(サーヴァント)と共に戦う。要約すると、"昔の偉人が超人となって主人公に召喚され、ラスボスを倒して世界を取り戻す"王道のRPGストーリー。

 

え、"御託は良いから話を進めろ"って?

 

 

「なあ、マスター。何か打つ手はないのか!?」

 

『アーチャー、plz run(とにかく逃げて)!!』

 

 

〘グルォォオオオオオオッッッ!!!〙ブンッ

 

ドゴォッ!!

 

Son of a bitch strong(クソッ、馬鹿力が!!)!? 制限さえなければ、どうにかなるってのに!!』

 

私達は現在、格落ちした最強格の怪物(英霊)に追われている。2.5メートル越えの怪物が、自身と同じサイズの斧とも大剣とも思える武器を振り落とす。本来よりも知能が大幅に低下してるからか、攻撃自体はそうそう当たらない...が、立ち止まったら"死"と同意義なのは変わらない。

 

 

「――――!! あの崖の向こうにある窓に飛び込むぞ!!」

 

Sounds good(良いね)、マウストラップじゃないと良いけど!!』

 

「アイツの武器でミンチにされるよりかは、断然マシだ。遅れるなよ、3..2...1!!」

 

I have no other way(やるしかないか)!』

 

バッ!

 

足場が途絶えるギリギリまで走り、屋敷の窓へとそれぞれ飛び込んだ。普段から慣れているからか上手く小さな窓を割って、屋敷へと無事に侵入する。

 

ガンッッ!

 

『悪いけど、デカブツはお断りだよ♪』

 

「冗談言ってる暇はないぞ、今のうちにできるだけ距離を稼ごう」

 

『...そうだね、ストーカーの適正あったの忘れてた』

 

赤髪の青年は、黒髪ポニテの女性に余裕はないと注意する。二人はこのような体験は初めてではなく、何ならデジャヴと答えるほど全く同じ体験だ。

 

 

『しかし...参ったね、身体能力以外一般人と大差無いなんて』

 

「全くだ。説明も無しだったら、バーサーカーに襲われた時点で詰んでただろ」

 

『...戦う力が無いとね』

 

「なら、人探しの再開だな一時(Hitotoki)

 

『そうだね、士郎(Sirou)。うーん、あの子のゲームに付き合うのは嫌なんだけどね...』スッ

 

アーチャーと呼ばれる青年は、一時に再び人探しをするよう言う。しかし彼女は乗り気ではなく、まるで訳あり物件を押し付けられたような顔でポケットから丸いコンパクトミラーのような物を取り出す。それを開くと"目標まであと36m♡"と、無駄に凝ったホログラムマップと共に演出される。

 

 

Good, We’re almost there(運が良い、近くに居るみたい)

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

グルォォォォオオオオオオオオオッッ!!!

 

「――――――!!」サッ

 

赤髪の少女は咄嗟に、シートが敷かれたテーブルの中に隠れる。暴れるように鳴る心臓、その胸を両手で力強く押さえた。

 

 

((アイツだ...あの怪物...!!))

 

逃げ切れたと思ったのに、ここまで追いかけてくるの!?

 

「こ、ここから...逃げなきゃ...」

 

そうだよ、バレないようにまた逃げれば..!!

 

ガバッ!

 

「!? ンーッ!!

 

――――Be quiet(静かにして)、見つかるでしょ!?

 

後ろから誰かの手が、私の口を塞ぐ。驚いて暴れたけど、すぐに女の人の声がした。声に気付いて暴れるのをやめると、私の口を塞いだ手を離してくれた。ゆっくりと首を回すと、"黒髪の女の人"と"私と同じ髪色の男の人"が唇に立てた人差し指を当てていた。

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

ぐだ子の方だったかー。(ノд`)

 

ギャグ路線ならよく報告に出るけど、シリアスストーリーのケースは結構珍しい。この場合は、FGO本家ルートに舵を合わせないと厳しいか?そう私が思い悩んでいると、ぐだ子が口を開く。

 

 

「ここ、どこなんですか...? 私、さっきまでマシュ..友達と一緒に居たのに...!!」

 

「悪いけど、俺達も詳しくは知らない。地形的には冬木市みたいだが、どうも毛色が違う...意図的に作られた環境にも思える。 あのバーサーカーも、もはや偽物と大差はないしな」

 

「バーサーカー?」

 

『外に居るムキムキマッチョマンの巨漢のことだよ。一応知人なんだけど...どうやら赤の他人っぽい』

 

「知人?...えっ?」

 

It's a long story(話せば長くなるさ)、悪い話ばっかりだけど』

 

困惑する少女、どう見ても一般人の反応ですね。落ち着いてください、正常な反応ですよ。お薬の代わりに、BAD NEWS(悲報)を出しておきますわね。

 

 

――流石はパイセン、ゴキブリ以上の生命力です♪

 

「まだ誰かいるの!?」

 

『うわぁ...』

 

「喧しいのが来てしまったな」

 

PON☆

 

ガシャンッ!

 

「可哀想な皆様(チキンたち)こんばんは〜、アナタの唯一無二のムーンキャンサー"BB(ビィビィ)"ちゃんです♡」

 

コミカルな爆発と共に、自分達の隠れ蓑であるテーブルは吹き飛ぶ。3人は見上げると、宙に浮かぶ紫長髪の女性が恍惚の表情を浮かべて見下す...つもりで見てるらしい。黒いコートよりも、あの超と言っていい程のミニスカートが目立つ。宙に浮いていなくても、普通にあの白いパンツ見えそう....

 

 

『ちょっと!? こっちは隠れてるのに、何やってんの!!』

 

「ダメですよぉ? この世界はホラーじゃなく、あーる・ぴー・じー! 始まりの村で引き籠もってる勇者なんて、腐ったフルーツ、可愛くないパペット。誰もこんな展開なんて望んでませーん!」

 

「一般人に"正面からバーサーカーと戦え"と? 冗談にも程がある」

 

「赤いプラナリアさんなら、斬られても増えるので問題ナッシング! そのままパイセンの盾になって、圧殺されてどうぞ♪」

 

「なんでさ」(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)

 

ドスン!

 

 ドスンッ!

 

ドスンッ!!

 

「ヒィッ!? こ、こっちに来るよ!?」

 

先程の物音が聞こえたのか、或いは話し声か...巨体が走り出すような音が、自分達が居る部屋へと向かってきている!

 

 

『あぁ、もうっ!! BB!! こっちはちゃんと合流したんだ、何かしらのクリア報酬くらい出しても良いんじゃない!? じゃなきゃ、この部屋で死体が3人分用意されることになる!!』

 

「え〜、パイセンつっめたーい! ...で・も♪ 良いですよ、一方的なリードは観衆のテンションダウン⤵⤵。望み通り、戦うだけの力を"一人分だけ"返しておきますね」シュッ!

 

「おうっ!? これは...カードか?」パシッ!

 

「ふふん♪ それは触れている間だけ、封印した能力が使えるようになる自信作のハンドメイド。Lv.1なので〜、パイセンなら"−変身−(シフト・チェンジ)"、赤いオカン「誰がオカンだ!!」....紅茶さんは"投影"がレベル通りの能力しか使えませんのでご注意!」

 

「ふむ...」

 

【投影:干将・莫邪】

 

説明を聞いたアーチャーは、早速魔術を使用。彼の手からは黒と白の双剣を、火花のようにバチバチと発しながら投影した。その双剣を見つめ、やや難しい顔をする。

 

 

『大丈夫、心配する必要なんてないよ士郎』

 

「一時...」

 

迫る轟音、迫る恐怖....ヤツはもう、すぐそこだ。

 

バンッッ!!

 

 

オオォォォオオオオオオッッッ!!!

 

「さて、全霊で相手してやるか」

「あわわわ..!!」

 

『行くよ二人共、相手は仮にも大英雄の影だ。でも...忘れないで、While there is life there is hope(生きているかぎり希望がある)!』

 

 

――――さあ、SHOWTIMEだ!

 

 

 

 





今までまどマギばかりでしたが...

ちょっと趣旨を変えて、FGOにも手を出し始めたサボり魔です。ハイ(語彙力低下)


1話目から戦闘シーン組みたかったけど、長くなりそうなんで次回になるよ。詳しいキャラ情報は....(投稿予定は)ナオキです。

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