何故か、BLEACHの主人公になってしまった。   作:クロにくる

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33話:「...なにも今じゃなくてもいいじゃん。」

side一護

 

どうやらあの女を夜一さんは何とかしたようだな。だけど、心装を使うのはやめてくれよ。あれ対藍染たちとの戦いでの切り札なのに...

俺はそう思いながらも斬月を地面から抜いて無銘に戻して納刀した。

山本「...おぬしか、今瀞霊廷で暴れている旅禍の集団の纏め役は」

一護「そう言ったらどうするってんだ?」

俺は嫌な予感がするが聞き返した。

山本「何、部下が世話になったのでなちぃと礼をさせてもらおうと思ってな。」

そう言って総隊長のじいさんは杖から刀を出現させた。

一護「...あんたさぁ、そういう建前を言うのは構わないけど、本音の顔のニヤケ笑いは抑え込んでくれない?」

言葉の内容と顔のニヤケ笑いが一致しないので俺はそうツッコんだ。

山本「...ふっ、この歳になっても面白いことには体は正直なものよな。」

総隊長はそう言っているがこの場には気絶させた副隊長がいるので俺は瞬歩で移動した。

 

side山本

 

旅禍のというよりは本来は客人と呼ぶべきものたちの頭領の立場にいる者は気絶した副隊長を巻き込むわけはいかないので瞬歩で誰もいない開けた場所に移動した。

山本「どうやらこの老骨の我儘に付き合ってくれるということか。」

京楽「山じいこの緊急時に何言ってるのさ。」

春水はそう言っておるが今まで儂を超える死神は1000年いなかったのでな、これほどの血の昂りを止めろという方が無理な物よ。

卯ノ花「総隊長、私もご一緒してもよろしいでしょうか?」

山本「うむ、よかろう」

春水「卯ノ花隊長も何言ってんのさ。」

烈は見た目に反して儂と1000年近くの付き合いなので何を考えているかある程度分かる。おそらくあの男と斬り合いたいのじゃろうて。

山本「春水、理由がどうあろうと護挺十三隊の総隊長の儂があの男と戦わなかったというのは色々不味いのでのう、悪いが行ってくるぞ。」

京楽「...全くこういう時の山じいは本当に止まらないんだから。」

山本「それに此度の黒幕はどうもあの男と儂が潰し合うのを待っているようじゃしの。尻尾を掴むためにもここは戦う以外にないのじゃ。」

京楽「それっぽい理由なのがまた山じいらしいね。...でもそれなら僕からはもう何も言わないよ。」

山本「そういう訳で烈、行くぞ!」

卯ノ花「はい、総隊長」

儂らは瞬歩であの男のいる場所に移動した。

 

side一護

 

俺は開けた場所に移動して外套類をしまって死覇装と斬魄刀を呼び出して準備万端で総隊長のじいさんが来るのを待った。

山本「待たせて済まぬな。」

一護「...総隊長の爺さんの相手をするのはいいけど、そっちの女死神はなんで来たの?」

卯ノ花「それは私もあなたと戦うために来たんですよ。」

ユ(ヤバい、山本重國とあの女と戦ったら今の一護でも危険だ!!)

ホワイト(おいっ!どうすんだよ!!一護も謎の不殺するつもりだから全力を出さないしよ!!)

ギョク(もうこうなったら仕方がないです。いざって時はホワイト!あんたが表に出るのよ!!)

ホワイト(そういうことなら分かったぜ!)

なんか中の人達がうるさいけど、俺としては剣八との戦いの余韻がまだ残っているのか剣八とは異なる強さの二人とは一度剣などを交えておきたかった。

卯ノ花「そして一つ聞いておきたいんですがあなたは十一番隊の更木剣八という死神をご存じですか?」

一護「知っているも何も俺が倒したけど?」

卯ノ花「...そうですか」

なんか悲しそうな表情をほんの一瞬したがすぐに戻した。そして俺は続けてこう言った。

一護「あいつはここに来て戦ったやつの中で一番強かったよ。途中で始解を解放した後の戦いは特に楽しかったよ。」

俺がそう言うと

卯ノ花「...えっ!?」

山本「...なんじゃと?あの者が始解を戦いで会得したのか?」

一護「そうそう、それに俺さ、ちょっと特殊な術が使えてね、結界を張ってその結界内と外の時間をずらして時間を大幅に確保できる術を使っててさ、剣八との戦いはあんたらの視点では一瞬で終わったって認識でも俺達は数日徹夜で戦っていてな。」

俺は自分の能力でバラしても問題ない物を伝えると

卯ノ花「...そうですか、それは素晴らしい力ですね。」

卯ノ花烈は素敵な獲物を見つけた顔をして

山本「なるほどのう、それはよい力じゃのう。ではちとこの老骨と死合おうか。」

総隊長の爺さんもやる気に漲った表情をして上裸になった。

...もしかして俺、やっちまった?

一護「...なんかすっげぇ気が重たくなったけど()るか。」

俺は腰の二本の斬魄刀を抜刀して構えた。

山本「...最後に戦う前に一ついいかのう?」

一護「何?先に戦いたいって言ったのはそっちだろう?」

山本「いや、それはわかっておるがおぬしは志波家に所縁のある者かのう?志波海燕と驚くほど似ておるのでな。」

そういえば全力で戦うために外套とかを外していたんだったな。まぁ答えても問題ないな。

一護「俺は確かに志波家と所縁はあるよ、あんたらの所の志波海燕は俺の従兄妹だからな。」

山本「なるほどのう、そういうことか。...じゃが何故おぬしから滅却師(クインシー)の気配を感じるのじゃ」

すると爺さんの気配が一瞬で変わった。

一護(...これ変に誤魔化すと戦争になりそうだから正直に答えた方が良いかな。)

俺はそう思って爺さんに話す。

一護「俺の父志波一心が純血統滅却師(エヒト・クインシー)の俺の母である黒崎真咲と結婚したからな俺は死神と滅却師の混血児になるんだよ。」

俺は隠すことなくそう言った。

山本「...なぜそのようなことをしたのか聞いておるのか?」

一護「何でも、虚と戦っていた父が自分を助けてくれた母がその虚の影響で死にかけたから恩人を死なさないために助けた結果、結婚して俺が誕生した。」

俺がそう言うと

山本「はぁ...相も変わらず志波家の者はこう義理堅いのじゃな。そういうことなら儂がとやかく言う筋合いはないが元部下だった十番隊の日番谷冬獅郎と松本乱菊には謝罪しに来るように言っておいてくれ。」

一護「あいよ」

俺はそう言うと今まで黙っていた卯ノ花烈は斬魄刀を抜刀した状態で話しかけてくる。

卯ノ花「お話も済みましたし早速始めましょうか。」

なんか嫉妬の気配もするが大部分は自分にとって久方ぶりの最高の斬り合いができるという感情が多いな。

一護「...でどっちから()る?」

卯ノ花・山本「「私です/儂じゃ」」

両方同時に言った。

 

ビキッ

 

一護(なんか変な音が鳴ったな。)

俺がそう思っていると

卯ノ花「あらあら、総隊長ここは普通に部下から戦うのが自然でしょう?」

山本「何を言っておる、おぬしは回道が使えるのでのう。それならわしが先に戦うのが道理じゃろうて。」

なんか二人で言い合いになっている。

とりあえず不毛な言い争いでしかないので俺が割って入る。

一護「元々は爺さんの相手するためにここに移動したんだから総隊長から始めようか。」

山本「そうかそうか、では始めようかのう、烈!ちぃと離れておるのじゃ」

卯ノ花「はいはい、わかりましたよ。...ですが次は私ですよ。」

卯ノ花烈はそう言ってある程度距離をとったがその気配は絶対に負けるなよという意思を俺にぶつけてきた。

一護(...まぁ、あの人とは純粋な斬り合いしてみたいし勝ちますか。)

俺は今回加速世界は使わずに戦いを行う。

俺は動静血装(ブルート・ヴィーネアルテリエ)で全身を強化して両方の斬魄刀を解放した。

山本「...二本の斬魄刀にそれぞれ別の能力か、ますます楽しみじゃわい。」

一護(...この人ってこんなに戦闘狂だっけ?)

俺は内心でそう思った。

そう思っていると爺さんは抜刀して構える。

山本「最初から儂も全力で相手をしよう。万象一切灰燼と為せ『流刃若火』!」

解号と名を言い斬魄刀を解放すると刀身から爆炎が噴き出る。

近くで見ると凄まじいな、さすが炎熱系最強最古の斬魄刀だな。

一護(ここは『捩花』や『氷輪丸』とかを使って戦った方がいいな。)

俺はそう判断をして万華鏡から水と冷気を放った。

山本「...水と冷気じゃと?斬魄刀に二つの能力はないはずじゃが...」

一護「とりあえずこの馬鹿騒動を起こした黒幕を何とかしたいから協力したいので俺の斬魄刀の能力を言うけどこっちの大刀は斬月で能力は切れ味の良い月輪の発生と操作でこっちのガラスのような刀身の脇差しは万華鏡って言って能力は自分が知った斬魄刀の始解を模倣できるんだよ。」

山本「便利な能力じゃな、しかしどこでその力を知った?」

一護「ここに突入する前に志波家に行ったんだけどそこで和尚って死神に全斬魄刀に関する書物を貰ったんだ。」

俺はそう言って本来の理由を誤魔化す。

山本「...なるほどのう、あやつは時々霊王宮を離れておるが何故そんなことをしたのか。」

一護「まぁそれは後にしようぜ。」

山本「じゃな、では行くぞ!」

そう言って爺さんは爆炎と瞬歩を組み合わせて爆速で切りかかってきた。

刀には炎を纏わせてきているので俺は冷気を纏った万華鏡で受け止めた。

 

ゴオォ!

 

熱を冷気がぶつかってその際に発生する熱の膨張によって俺と爺さんは軽く吹っ飛ぶ。

一護「『氷龍』!」

俺は氷輪丸の能力を模倣して氷の龍を放った。

山本「はぁっ!」

爺さんは炎をぶつけることで相殺したがその際に水蒸気が発生したので俺はそれを目くらましに使って斬月で斬撃を飛ばしながら3歩法融合して一気に死角に回りこむが

山本「甘いわぁ!!」

爺さんは俺が水蒸気を利用することを予測していたのか炎を圧縮した地雷を設置していたが俺は剣八との戦いで開花した超直感で回避して斬月で切りかかる。

一護「はぁあ!!」

山本「しゃあっ!」

斬月と炎を纏った流刃若火はぶつかり合って凄まじい衝撃が発生するが俺はそのまま脇差しで刺突を放つが即座に爺さんは体捌きで回避して左拳で殴り掛かってくるが俺も蹴りを放って即座に距離を開ける。

山本「やるのぉ!久方ぶりの感覚じゃぞ!!」

一護「俺もだ!あんたみたいな歴戦の老戦士と戦える機会はそうはねぇからな。」

山本「言うのうっ!小童が!!」

俺達はそう軽口を叩きながらも再び歩法で加速して激突した。

 

side雨竜

 

雨竜「...うん?何だこの強大な霊圧は?」

僕たちは四十六室の謎を探るために浮竹さんと一緒に四十六室のいる場所に移動していたら突如異常な霊圧を感知して足を止める。

浮竹「これは...元柳斎先生の霊圧か!どうしてあの人が戦っているんだ?」

どうも浮竹さんの知り合いらしいがこれほどの霊圧の大きさは僕たちが知る限りでも一護以外で感じたことはないな。

...いや敵も含めるとあのロア・ベリアルも一緒か。

チャド「世界は広いんだな、まさか一護に近い霊圧を持つ者がいるなんて。」

浮竹「まてまて、その一護というのは君たちと歳はそう変わらないんだよな?」

一同『そうだけど』

浮竹「...まさか元柳斎先生と互角かそれ以上の霊圧を既に持っているとはな。」

雨竜「今はそんなことを気にしている場合ではないですね。僕たちは僕たちのやるべきことを優先しましょう。」

浮竹「...そうだな、よしっ!急ごう!!」

浮竹さんがそう言って僕たちは移動する速度を上げる。

 

~5分後~

 

僕たちは四十六室がいる部屋まで来た。

浮竹「ここだ、まだこの時間ならいるはずだ。」

僕たちはそう言って部屋に入ったんだけど中は想像を超える悲惨な事態になっていた。

雨竜「ッ!!」

チャド「...これは!?」

織姫「っ!」

雨「...ひどいですね」

そう部屋には死体がたくさんあったのだ。

浮竹「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

一同『...え』

何故か浮竹さんはこの状況で()()()()()()を言った。

雨竜「何...言ってるんですか!!?こんなに死体があるのに」

チャド「そうですよ!!ここに生きている人はもういないのに!!」

織姫「何を言っているんですか!!?」

雨「そうですよ!いくら何でも不謹慎です!!」

浮竹「死体?何を言っているんだ君たちは?ここに死体なんて無いじゃないか?」

浮竹さんはまるで現実が見えてないかと思うような発言をしているが当の浮竹さんはまるで()()()()()()かのごとき反応だった。

雨竜(...ッ!まさか!!)「チャド!!浮竹さんに!!」

チャド「ッ!そういうことかわかった、すみません浮竹さん!!」

僕の言葉で即座にチャドは右腕を黒腕に変化して浮竹さんの頭を掴んだ。

浮竹「茶渡君!?いきなり何を!!」

チャド「大丈夫です、もう終わりましたから。」

チャドはすぐに手を離すと浮竹さんは僕たちの言っていたことを理解した。

浮竹「これは!?そういうことか!四十六室が洗脳されていたのではなくて俺達が幻を見せられていたのか!!?」

浮竹さんの反応と僕らの反応でおかしいと感じた時、すぐに浮竹さんの認識がおかしくされたことを理解した僕はチャドの能力で浮竹さんの弄られた感覚を戻した。

浮竹「ありがとう、君たちのおかげで根本的な間違いに気づけたよ!」

雨竜「いや、これはどうしようもないですよ。いつの間にか幻覚を見せられていたんですから。」

僕はそう言ってくる浮竹さんにフォローした。

チャド「問題が今回の黒幕の目的がいまだ不明ということだな。」

浮竹「あぁ、ルキアを処刑することがそいつらの目的なら一体それになんの意味があるというのか...」

織姫「でも、その黒幕たちがどこにいるのかが分からないですよね、これだけの騒ぎが起きてるのに誰も気づかないなんて」

雨「ですね、()()()()()()()()()()に隠れているのか、それともその者たちの能力で何処かに潜伏しているのでしょうか?」

僕たちは走りながら各々が意見を出しているいるが、今だ敵の目的どころかその姿を見ることさえできていない。

浮竹「待て、(うるる)ちゃん。君は今なんて言った?」

雨「え?能力で潜伏ですか?」

浮竹「その前だ!」

雨「誰も普段はいかない所ですかね?」

浮竹「それだ!!」

雨竜「浮竹さん、何か心当たりでも」

浮竹「あぁ、瀞霊廷でも限られたものしか立ち入ることのできない場所があってね、あそこなら姿を隠しておくには最適だ。」

浮竹さんは心当たりのある場所があるらしく僕たちは急いでそこに向かった。

 

~10分後~

 

僕たちは目的地に到着したが

浮竹「ゴホッゴホッ」

浮竹さんが持病の咳をしているので僕たちは持ってきていた薬を渡した。

浮竹「ごくっ!ごくっ!ぷはぁ!ありがとうおかげで苦しくなくなったよ。」

薬を飲んだ浮竹さんは僕たちに礼を言ってくるが

織姫「いえいえ、御礼なら一護君に行ってくださいよ。それは一護君が作った物なんで。」

浮竹「その子はすごいんだな。」

雨「えぇ、私達の自慢の男性です!!」

浮竹「そうか、では俺達も頑張らないとな、早く行こう!」

一同『はいっ!』

僕たちは目的の建物に入って奥へと進んでいくと

???「おや、もう来たのか?ずいぶんと速い到着だね。」

???「おやおや、えらいここに来るのが早いな~結構時間を稼げた思たのに」

奥に進んでいくと眼鏡と掛けた優男と僕達を追い出した狐のような男がいた。

浮竹「藍染、市丸まさかお前たちが...」

藍染「...ふむ、この様子はどうも鏡花水月が解除されているね、彼の報告通り彼らには幻覚系は通用しないし解除も容易いのか。」

ギン「めんどいな彼らには真っ向勝負しか勝ち目ぇあらへんのか」

二人は暢気にそんなことを話している。

浮竹「鏡花水月だと?それは確か別の能力だったはずだ!」

藍染「...ふむ、彼らには通用しないならバラしても大して問題ないな、それなら話しておこうか。僕の斬魄刀鏡花水月、有する能力は完全催眠だ。始解の解放の瞬間を一度でも見た相手の五感・霊感等を支配し、以降解放の度に何度でも相手を支配していくことが出来るというものでね。」

浮竹「ッ!そうかあの時にすでにお前の術中に嵌っていたのか!!」

藍染「そういうことだ。ではそろそろ行かせてもらうよ、今は彼と総隊長が戦闘中のようだからね。このような絶好の機会を捨てるわけにはいかないからね。」

藍染はそう言って市丸が何かしようとするが

チャド「させるか!!」

チャドは完現術を行使して鎧を纏い殴り掛かる。

藍染「では少し遊んでからにしよう。『破道の九十・改 黒棺(くろひつぎ)奈落(ならく)』」

男はチャドを黒い箱に閉じ込めてそれを圧縮することでチャドを一撃で戦闘不能にした。

チャド「ごはぁ!」

一同『チャド(君)!!』

浮竹「茶渡君!!」

僕たちは驚愕した。チャドを一撃で戦闘不能にしたのもそうだが問題なのは男が使った鬼道のほうだ。

雨竜「今のは一護の...」

藍染「彼は非常に興味がそそられる存在だ。特に彼の使ったりした破道はね。だが今は我々の目的を遂行しよう。では諸君、御機嫌よう。」

そう言って狐男の市丸ギンは白い布を広げると藍染と一緒にどこかへ転移した。

浮竹「不味いぞ!早く奴を追いたいが茶渡君の手当てを...」

織姫「大丈夫です!もう終わりました!!」

チャド「すみません!先走ってしまって...」

浮竹「そ、そうか、だがこれで急げるな、早く奴の企みを阻止しよう!!」

一同『はいっ!!』

僕たちは急いで奴らの追跡に入った。

 

side一護

 

俺はバーニング爺と絶賛打ち合いをしている。

一護「はああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

山本「でりゃあああああああ!!!」

俺達は咆哮を上げながら刀を振るう。

一護「『紅蓮氷龍剣』!『月虹・片割れ月(げっこう かたわれづき)』!」

俺は万華鏡から紅い氷の龍を放ちながら斬月を振るって相手の位置を的確に狙い定めた上で、上から地面に三日月を縦に突き刺す様な斬撃を複数放つ月の剣技を放った。

山本「そう来なくてわのぉ!!『破道の八十八 飛竜撃賊震天雷砲』!『城郭壁(じょうかくへき)炎上(えんじょう)』!!」

爺さんは左手から雷撃を圧縮した光線を放ち、流刃若火の炎を自身の上で壁として展開して防御した。

一護「まだまだ!」

俺はそう言ってあの力を解放する。

一護「卍解!『天鎖斬月』!『万華鏡 千変万華』!」

俺の死覇装が黒いコートのような形状に変化して斬月が鍔が卍の形状に変化した黒刀になった。

万華鏡のほうは変化なしだ。

山本「それがおぬしの卍解か!来いっ!!」

一護「行くぜ!」

俺達が加速しようとした時

浮竹『こちら浮竹十四郎より伝令!!今回の事件の主犯は藍染惣右介、市丸ギン、東仙要と判明!今すぐに奴らの追跡を頼みます!!こちらもすぐに向かいますので!!』

浮竹さんの言葉で折角の楽しい時間に水を差された。

一護「...なにも今じゃなくてもいいじゃん。」

俺は不貞腐れた感じの言葉を吐いたのだがそれは許してくれ。

山本「おのれぇ、ここからが良いところじゃったのに」

爺さんも拳を握り締めている。

卯ノ花「...私に至っては戦うこともできなかったのに文句を言わないでくださいよ。」

卯ノ花さんに至っては文句を言いつつも戦い自体が出来なくて原因に対して目が笑っていない。

一護「...とりあえず、追跡行きましょうか。」

山本「そうじゃのう」卯ノ花「ですね」

俺経ち3人はそのまま瞬歩で移動した。

ちなみに俺は卍解を維持したまま移動した。

 

side恋次

 

俺はルキアを抱き抱えたまま平野を走り追手から逃げている。

恋次「はっ!はっ!」

ルキア「れ、恋次」

ルキアがなんか言っているが俺はあいつとの約束を守る!

???「どうやらちょうど良いタイミングのようだな。」

いきなり前から声がすると空間から白い布が出てきて市丸隊長と死んだはずの藍染隊長が出てきた。

恋次「なっ!」

俺は驚いたがすぐに刀を抜いた。

恋次「吠えろぉ!『蛇尾丸』!!」

俺は斬魄刀を構えるが

藍染「ふむ、いい構えだが前しか見ないのはよくないよ?」

恋次「何?」

俺は藍染隊長の言葉に疑問を浮かんだが背後から切られてしまった。

恋次「ぐあぁぁ!!」

ルキア「恋次!!」

幸いにルキアの声でなんとか意識をつないで倒れることはなかったが予想以上の傷に意識が残っている方が奇跡なくらいだ。

藍染「よくやった要」

東仙「いえ、私は任務を果たしただけです。」

隊長3名が裏切った事実が判明してこのことを早く伝えたいが立つのもやっとの状態だ。

藍染「さて、早くしないと彼が来てしまうな。」

そう言って藍染隊長は手袋のようなものをしてルキアの鎖結と魄睡を貫いたが何故が黒い穴のようなものが出現して中から紫色の玉が出てきた。

藍染「...ふむ、魂魄に異常なしか、素晴らしいな彼の作り出したものは。さてこれで君の役目は終わりだ。」

そう言って、藍染は刀でルキアを切ろうと抜刀し振り上げた。

恋次(クソッ!動けよ!俺の体!!)

俺は傷だらけの体を動かそうとするがそれより早く刀が振り下ろされた。

 

ガキィン!!

 

ルキアに振り下ろされた音とは思えない音が辺りに響いた。

藍染「...ほう、なかなか来るのが速かったじゃないか。黒崎一護」

一護「...ようやく会えたな、虚刀虚を生み出した元凶がぁ」

一護が黒い刀で藍染の刀を受け止めていた。

藍染「一体どうやってここまで来た?あの場所からここまで相当な距離があるはずだよ?」

一護「俺の融合歩法を舐めんじゃねぇよ!」

一護はそう言ったが先ほど感じた場所からここまで相当な距離があるにもかかわらずほんの短時間できて見せたという。

藍染「...ふむ、想定外ではあるが目的は達成したから良いとしようか。」

一護「目的?何のことだ?」

藍染「おや?浦原喜助から聞いていないのかい?」

一護「...なんでそこであの阿呆(喜助)が出てくんだ?俺達はルキアの無実証明のために来ただけだが?」

藍染「...ほぉそうか、では教えておこうか彼女の中にはこの崩玉というのがあってね私はこれを手にするためにこの事件を起こしたんだよ。」

一護「なんとなく理解した。要はあの馬鹿がそれをルキアに入れたことが原因ということか後であいつをシバいておこう。」

藍染「理解が速くて助かるよ。」

藍染はそう言って崩玉を懐にしまうと

藍染「では私達はそろそろ行かせてもr」夜一「させると思ったのかの」藍染「これはこれはお早い到着だ」

藍染たちの周りには既に砕蜂隊長と隠密機動の面々と隊長たちが取り囲んでいた。

だがあの男は逆に笑みを浮かべた。

夜一「...何が可笑しい?」

藍染「いやなにあの時彼女をこちらに引き入れられた自分の幸運に感謝していたとこだ。」

恋次(...まさか!?)

この状況を文字通りひっくり返せることのできる存在が一人いた!!

???「全く、ここまでやって追いつめられるって情けないわね。」

その声がする同時に囲んでいた面々は全員が俺の後ろにいた。

一同『っ!!?』

藍染「そうは言っても彼らの実力が我々の想定を軽く超えたに過ぎない。」

ロア「まぁ、そうなんだけどね、久しぶりね一護♡」

黒髪の破面女がそこにいた。

一護「...はぁ、ロアかよ。面倒くさいな、今出てくることもないと思うが?」

ロア「仕方ないでしょ?この雄との約束なんだから。」

一護とロアと呼ばれた女は旧知の知り合いとでもいうべき気安い会話をしている。

一護「...しょうがないな、あまりこれ以上の戦闘行為はしたくないがお前らに一泡吹かせずに帰られるのも癪だ」

一護はそう言って顔に手を当てると()の霊圧を発して顔に虚のような仮面を出現させた。

一同『なっ!!?』

隊長たちは驚愕の声を上げた。...だが奴らは驚くどころか笑みさえ浮かべていた。

一護『さて、ロア少し俺と遊ぼうか。』

 

side一護

 

俺は最高速度で藍染たちがいるところに急行したがルキアがちょうど切られそうになっているので天鎖斬月で受け止めて色々聞いた後夜一さん達が捕獲しようとするがロアの登場でそれも上手くいかなくて悔しいがどうしよう?

ホワイト(おいっ!今なら俺のほうから仮面を出すことができるぞ!!)

一護(マジかなら頼む!!)

ホワイト(任せろ!!)

ホワイトからの朗報に俺はOKサインを出す。

とりあえず俺はロアと少し話すと

一護「...しょうがないな、あまりこれ以上の戦闘行為はしたくないがお前らに一泡吹かせずに帰られるのも癪だ」

一俺はそう言って顔に手を当てると虚の霊圧を発して顔に虚のような仮面を出現させた。

一同『なっ!!?』

周りは驚いているが今はこいつらに一泡吹かせたいので無視する。

一護『さて、ロア少し俺と遊ぼうか。』

ロア「いいよ、一護!私も鍛錬じゃなくて同格の存在と戦いたかったんだ!!」

ロアはそう言って腰の虚刀を抜刀した。

一護『いくぜ!』

俺は虚化の状態が解放されたことで素の状態でも響転(ソニード)鋼皮(イエロ)を使用可能になったので俺は鋼皮と動静血装(ブルート・ヴィーネアルテリエ)を融合して全身を強化して響転を含めた4歩法を融合して加速した。

一護『はぁあ!!』

俺は卍解した二振りを振るい黒い斬撃を飛ばした。

ロア「アハハ!」

ロアも笑いながら虚閃(セロ)を放ったが容易く破壊してロアに直撃した。

ロア「凄いよ!やっぱり一護は最高だよ!じゃあ私も全力で!吹き抜けなさい!!『風霊聖剣(シルフィード)』!!」

ロアは虚刀を納刀して自身の斬魄刀を抜刀して刀剣解放を行った。

黒髪が金髪に変化してポニーテールに纏められ服がALO編のリーファの服に変化していて手には直刀が握られている。

一護『いくぞぉロアァァァァァ!!!』

ロア「うん!!一護ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」

俺達は加速して剣を打ち合った。

一護『「輝彩(きさい)天満繊月(てんまんせんげつ)(ぜつ)」!!』

俺は腕から輝彩骨刀の刃を生やしそこからも三日月を飛ばして天満繊月の隙間が生じる弱点を埋めそれに聖文字絶対切断(the absolute end)を付与した。

ロア「アハハ!じゃあ私は!『霊嵐の剣舞(ストーム・ソード)』!」

ロアは回転しながら巨大な竜巻を生成して俺の月輪を相殺した。

一護『これならどうだ!!』

俺は天鎖斬月を天鎖穿月に変えて万物貫通(the X-axis)を付与した一点集中の矢を光の雨(リヒト・レーゲン)で放った。

ロア「次は弓ね!次から次へと楽しいわね『空刃(くうば)五月雨(さみだれ)』!!」

ロアは真空刃を雨を放ち俺の矢を相殺した。

一護『まだだ!「紅蓮爆龍剣」!!』

俺は万華鏡から加速(the Accel)を付与した黒炎の龍を飛ばした。

ロア「『虚閃龍(セロコンテヌラ)』!!」

ロアも龍型の虚閃を放ってこれまた相殺した。

一護(さっきから俺の攻撃を簡単に相殺しているけどロアのやつも崩玉の力を限界まで引き出しているから滅茶苦茶無理しているな!)

はたから見ていると簡単にロアは相殺しているが俺からすると相当の無茶をしている。

一護(当然か、俺は生まれてから自分の力を理解して鍛錬を積み戦闘経験を積み上げてきたのに対してロアは力は得たがそれを最大限発揮できるくらいに同格の存在や格下でも厄介や敵とは戦えなかったからどれくらいの配分で戦えばいいかわからないんだな。)

俺はそう分析するとロアを追い詰めるために再び技を放とうとすると突如空間から光が降り注ぎロアと藍染たちを包み込んだ。

一護「...?何だこれ?」

山本「それは『反膜(ネガシオン)』大虚が同族を助ける際に使用する光線。光の中は隔絶された異空間となり攻撃など外部からの干渉を受け付けないのじゃ。」

一護『そうか』

俺は爺さんの説明を聞いてそんなものあったなと思った。

とりあえず俺は戦闘が終了したので仮面を外した。

藍染「では死神たちよさよならだ。」

藍染は偉そうに俺たちに言ってきた。

浮竹「...地に堕ちたな、藍染」

藍染「驕りが過ぎるぞ、浮竹。誰も天に立ってなどいないさ、君も私も神さえも...だがそんな耐えがたき天の空白ももう終わる。」

そう言って藍染は眼鏡をはずして

藍染「私が天に立つ!」

左手で髪をオールバックにして右手に持ってた眼鏡が砕け散りながらそう言った。

ロア「一護!!今度は私が勝つからね!!」

一護「お前の場合勝っても負けてもお前が勝つようになってるから良いじゃねぇか!!」

ロア「それはそれこれはこれ、負けっぱなしは好きじゃないの!!」

一護「じゃあ次も俺が勝つ!」

俺はロアにそう言い切った。

そして、ロアたちは消えて行った。

一護「はぁ...疲れたぁ」

俺はくたびれたようにそう言うと

山本「済まぬな此度はこちらの者が迷惑をかけて」

一護「いいって俺らもあいつらには散々な目に合わされたからいっぺん殴らないと気が済まないから。」

山本「そうか、では手を貸してくれぬか」

一護「いいぜ、俺らも手を貸すからあんたらも手を貸してくれ」

山本「よかろう」

俺達は共闘関係の握手をしてルキアの処刑騒動はひとまず終わりを告げた。

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