何故か、BLEACHの主人公になってしまった。 作:クロにくる
side???
雨の中二人の男が走っている。
???「...さて、どこにいるんすかね〜?」
片方の男はそう呟きながらも、足を動かしていた。
なぜ、走っているのかについてだがある一人の依頼人に息子を虚から助けてほしいと言われ了承したからだが一つだけ誤算が生じてしまった。
その子供と虚の霊圧が何故か探知できないのだ、それ故にこうして地道な探索になってしまったのだ。
???「全く感知できませんね、これはどういうことでしょう?」
もう片方の男も疑問に感じたのだ。
普通の虚や人間ならある程度の時間で見つかるはずだが今回はどうもそれとは違うのだ。
???「可能性が高いのはその虚が子供を殺して気配を消したか、逆に子供が虚を何らかの方法で倒したか、それ以外にも可能性はありますけどこの2つが有力っすかね〜」
???「1つ目は分かりますけど2つ目はそんなことあるのですか?」
???「その可能性が0ではないからありえそうなんすよね〜、さて無駄口叩くのはこれくらいにしてそろそろ本腰入れないとまずいですね。」
なにせ、男達が依頼を受けてから2時間弱経過しているのだ、生きているにしろ死んでいるにしろ見つけられないじゃ済まされないのだ。
そう思った矢先、異様な霊圧を探知したのだ。
???「どうやら、向こうのようっすね!早く急ぎましょう!!」
???「ええ!!」
この時感じたのが虚に近い霊圧だったので二人は急いでいたのだがこれが勘違いだと気づくのはすぐの話。
side一護
俺は、現在公園でチョウチンアンコウと格闘している。
何を言っているかわからないだろうけど俺も何言っているかわからない。
あの後、足の静血装を動血装に切り替えて街中をマラソンするはめになった。
雨で傘もレインコートを着てないためびしょ濡れなのだ。
普通なら虐待を疑われるができる限り人通りが少ない場所を選んだためその必要はないのだがそのせいでおよそ2時間くらい走る羽目になった。
飛廉脚があればだいぶ楽なのだが血装以外教えてくれなかったため、自分の足で走っているのだ。
そのせいか全身に動血装と静血装の同時使用が可能になったのだがちっとも嬉しくない。
そんなことを思っているとグランドフィッシャーがなんか叫んでいた。
グ「ええい、小僧さっさと儂に殺されろ!!」
そういうグランドフィッシャーだが身体のあちこちに傷を負っているのだ、対してこちらは無傷である。
何があったのかというと逃げながら他の人間を襲わないようにチクチク攻撃してヘイトを自分に向けさせ続けるというのを何度もしたのだが最初の辺りは攻撃が効くぐらいだったのが攻防一体の血装、
とはいえ変なところに打ち付けて意識を失うとジ・エンドなんで竜貴との組手で培った防御と受け身と受け流しの技術でダメージらしいダメージを受けずにいるがこの硬直状態をなんとかしないといけない、あと一手でなんとかなるがその一手がでてこないのだ。
ダメージ与えれるんだからこのまま押し切ればいいかと思うがまず俺はまだ9歳なため身体が小さいので威力を出すには少々工夫がいるのだ、体重も軽いため体重を乗せた攻撃はグランドフィッシャーには効きにくいため本当に困っている。
てかいくらなんでも浦原喜助達が遅すぎる、母のことだからもう連絡を入れていると思うしあのバッハが未知数の手段と評する浦原喜助が2時間も探知できないとかあり得るのか?
一番の可能性としては監視している藍染あたりがなんかしたのか?やつもやつで面倒な研究してたから霊圧探知を封じる虚やら道具を作っていても不思議じゃないぞ。
もし藍染が関与しているとだいぶやばいぞ、救援無し武器無しでグランドフィッシャーをソロで討伐しなければならない。
そう思っているとグランドフィッシャーに妙なことが起こったのだ。
グ「ぐぅ!?な、なんだこれは!?...ゔ、ゔおおおおおおぉぉぉぉああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
どういうことかグランドフィッシャーの霊圧が増加したのだ。
先程までよりおよそ10倍くらいの霊圧に増加したのだが突如爆発的に増えた影響か自我が希薄になり暴走状態のような感じになっている。
おいまてこれは流石に不味い、あのレベルの霊圧の攻撃はいくら何でも
攻撃の速度も先程までとは比べ物にならない速さだこの体の潜在能力の高さが無かったらとっくにお陀仏だよ。
突っ込んでくる巨体を躱しながら全力で蹴りを入れ距離を取るのだが蹴りの感触からダメージを受けていないのを感じるとウンザリした気持ちになった。
ただでさえ攻撃手段が徒手空拳しかないためこれが効かないとなるとまた最初からやり直すことになるからだ
そう思っているとグランドフィッシャーの攻撃速度が先程までより更に速くなった。
一護「なぁ!?」
なんとか全力で防御と受け身と受け流しでダメージを最小限に抑え込んだが威力を殺しそこねたのかぶっ飛ばされたときに壁に打ち付けられた際の当たりどころが悪かったのか意識が朦朧としてきたのだ。
グランドフィッシャーが近づいてきて周囲の時間まで遅く感じ始めていよいよ死が迫る感覚が近づいてきた。
一護(...あぁ、俺死ぬのかまぁやるだけやったしもう後悔ないからいいか)
意識が朦朧とする中そう感じた後悔が無い様に生きてきたが意識が途切れかけたその時、悲痛な声と表情の母の姿がよぎった。
瞬間、俺は途切れかけた意識を叩き起こした。
一護(おい、何やってんだ?原作の家族が死んで絶望した黒崎家を知っているのに俺が死んだら意味ねぇじゃないか)
絶望の淵にいた自分を救ってくれた母や大切な妹達、あとついでに父を悲しませると思うと死を認められるか?と自分に問うた、答えはこれだ。
一護「認められるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺がそう天に向かって吼えると身体からパワーアップしたグランドフィッシャーなんて目じゃないレベルの尋常じゃない霊圧が溢れた。
グ「グゥオォォアァァ!?」
その霊圧にビビったのかグランドフィッシャーは動きを止めた、いや周りの時間が止まったのだ。
そして俺は周りの景色が先程いた公園から上下の感覚が不安定のビルが連なる不思議な世界にいた。
一護「いつか、来たいとは思っていたがいくらなんでも早すぎない?ユーハバッハのおっさん」
ユ「...そうか私の声がもう聞こえるのか...だがここにお前が来たのは偶然の産物だがな」
そこにいたのは原作で、斬月のおっさんと呼ばれた男1000年前のユーハバッハが居たのだ。
一護「あんたがあの漏れ出た霊圧の大元を抑えてくれているのか?」
ユ「そうだ、お前には、死神と滅却師、虚、完現術の力に先程溢れた霊圧を遥かに超える莫大な霊圧を有するのだ...が今のお前には過ぎたる力なため
流石にユーハバッハには自分が違うことは見抜れていた。
一護「ふ~ん、
ユ「...世辞はいい私が知りたいのは
ユーハバッハのおっさんはじっと力強い目線でこちらを見てきた。
半端な答えは駄目だな、下手な嘘もアウトだ、そんなことをすればユーハバッハのおっさんが見限り俺はこのまま現実に戻りグランドフィッシャーに殺されるだろう。
だから俺は真っ直ぐおっさんの目を見て堂々と行った。
一護「俺は家族を護りたい!そして自分自身も護るその為にこの力を使う!!」
ユーハバッハはほんの少し目を見開いた。
原作でユーハバッハ
この違いが原作でのすれ違いを発生させていたが俺は違う、大事なものを護りたいのは同じだがそれは自分が無事だからできるのであって死にかけていたりしたら意味がないのだ。
だから俺はどんな戦い方もするし使えるものは全部使うつもりだ。
ユ「...護るべきものの中に自分が入っているのか」
一護「これが満足する答えか?」
ユ「...あぁ、わかった力を貸そう」
ユーハバッハのおっさんがそう言った。
よし、これであとは
一護「というわけだどこかで観ているホワイトさんも手を貸してくれよ。」
ホ「...チッ、あんまり俺たちを失望させるなよ一護ォ」
そう言うと俺の色を白黒反転させた男ホワイトさんが出てきた。
一護「ありゃもう出てくんの?」
俺が疑問に思ったことを言う。
ホ「いや、今お前現実で絶賛ピンチなの忘れてんのか?」
あ、ヤベなんか滅茶苦茶パワーアップしたグランドフィッシャーのことスッカリ忘れてた。
一護「忘れてはいないけどあいつ倒す手段がない」
ユ「それに関しては問題ない」
ユーハバッハは断言した、おいそう言われても滅却師の力は血装の強化のみで打撃は通用しないしさっき放出した霊圧を使っても倒しきれないのだ。
ホ「どうもここら一帯に妙な結界が張られていてな俺の虚の力の封印がほんの少しだが緩んでいて僅かだが虚化できるぜ」
ホワイトさんがそう言ってきた、マジでというか結界ってことはやっぱ藍染のやつがなんかしたな。
とりあえずそれは置いておいて俺はホワイトさんに聞いた。
一護「それはどのくらいの時間使えてどの範囲までの力を使える?」
俺がそう言うとホワイトさんが極悪な笑みを浮かべた。
ホ「理解が早くて良いじゃねーか、虚化に時間制限は無ねぇ、
あと超速再生だがそれも本来の再生力、再生速度と比べれば微々たるものだ、傷の治りが多少速くなる程度の認識でいい。」
一護「十分だ」
先程までに比べれば火力のある状況となり十分と感じてしまう。
ユ「...私をノケモノにしないでもらいたい。」
あ、ユーハバッハのおっさん、忘れてた。
そうだ今ここでアレについて聞いておこう。
一護「おっさん、俺に飛廉脚を教えてくれ」
ユ「...分かった、ここで飛廉脚を少しでも使えるようになってもらう。」
とりあえず高速移動技を使えるようになったためガッツポーズした、だが一つ疑問に思ったことがあるので聞いてみた。
一護「虚化どうすんの?俺やり方わかんないぞ」
ホ「それは俺が勝手にやるから心配すんな、体も乗っ取ったりしねぇからよぉ」
それを聞いて安心したため、ユーハバッハのおっさんに飛廉脚を教えてもらう。
ユ「...飛廉脚は足元に作った霊子の流れに乗って高速移動する滅却師の高等歩法。
死神の瞬歩、虚の響転に値する技だ。」
そう言いながらおっさんは流れるように霊子の足場に乗って空中を移動してみせた。。
今の俺には、真似できないレベルの霊子操作能力を見せられたがいずれは死神、滅却師、虚、完現術の全てを使いこなさないといけないため、ここで最上の霊子操作能力を見れることはむしろ俺にとっては+であった。
ユ「...とりあえずやってみろ」
おっさんはそう言ってきたため、俺は見様見真似でやってみた、動静血装の会得のおかげで少し上昇した霊子操作能力でおっさんの真似をしたがおっさん程上手くは無いが飛廉脚としては及第点に達するレベルだった。
ユ「ギリギリ及第点とはいえ1回で修得するとは...」
一護「まぁ、まだまだだけどね。」
ユ「当たり前だ、だが最初でこのレベルならあの虚も問題ないだろ、...そろそろ時間だ」
おっさんがそう言うと周りの景色が白くなり始めた。
とりあえず現実に戻るまでに二人に言った。
一護「おっさん、ホワイトこれから長い付き合いになるよろしくな」
ユ「...あぁ」
ホ「俺の力使って負けたら、ただじゃおかねえぜぇ!!」
一護「分かっている」
そして俺は現実に戻ると戻る前まではしていなかったはずの
グ「グゥおおおおぉぉぉぉああああああァァァァァァァ!!!!!!!!!」
虚の仮面を被りパワーアップしグランドフィッシャーだったものに意識を向けた。
一護「さぁ、最終ラウンドだ!!」
次回、決着です。
ちなみに一護が気絶仕掛けて精神世界にいったのは鬼ごっこが開始して1時間50分くらいです。