艦隊これくしょん the last aegis   作:明日をユメミル

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第111話

ジョン・ポール・ジョーンズが仲間となり、基地では新人を出迎える恒例の歓迎会が行われた。しかし今は作戦中である事から、規模な小さくはあったが、皆新たな仲間の加入に期待を寄せていた。

 

 

「皆聞いてくれ。本日付けで我々と共に戦う事となった新たな仲間を紹介したい」

 

 

壇上で長門に促され、壇上に上がるジョン。

 

 

「今紹介に預かった、合衆国海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦3番艦 DDG-53 ジョン・ポール・ジョーンズだ。好物はチキンブリトー。深海棲艦だけじゃなくエイリアンとだって戦ってみせてやる。気軽にジョンと呼んでくれ」

 

 

そう自己紹介をしてから、僅かな時間だが交流の時間が設けられた。

早速だがジョンは色んな艦娘達から質問責めに逢う。

 

 

「ジョンさんてクリスさんとバークさんとどういう言う関係ですか?」

 

「ジョンて夜戦とか好き!」

 

「Hey!同じアメリカの艦としてよろしくな兄弟!」

 

「ジョンさんて強い?」

 

 

 

しかしジョンはそのフランクな性格故に、皆の質問に嫌な顔一つ見せる事なく一人一人に応えていく。

 

 

「OK、1つずつ応えよう。まずバークは俺の姉貴でクリスは俺の何個も下の弟だ」

 

「次に夜戦は一回だけ経験があるが俺なら目を閉じていても戦えるぜ」

 

「そして新鋭の原子力潜水艦まで居るのかよ!」

 

「強いかどうかだって?俺はエイリアンの船を3隻沈めたんだ、これが強くないなんて言えるか?」

 

 

皆、クリスやバークに対して強い信頼感をもっているのか、ジョンの事も直ぐに受け入れている様子だ。対するジョンも誰も対して分け隔てなく接している。

 

 

「何とか問題なさそうだな」

 

「えぇ」

 

 

クリスとバークもジョンが受け入れられている事に安堵の表情を浮かべる。

 

 

 

「さて、問題はジョン姉さんの艤装だが」

 

 

クリスは滑走路の端に駐機しているCP-130に目を向ける。

 

 

「何分、損傷が激しいから修理は少し掛かりそうね」

 

 

実は、バークらflog小隊はジョンを救助した時に彼の艤装も回収していたのだ。しかし、ジョンの艤装は損傷が非常に激しく、マストは折れている上に、速射砲の砲身と砲塔の他にも装備品の大半が何かによって引き裂かれたかのようになっており、修理には時間が掛かりそうになっている。

 

 

「明石と夕張はなんて?」

 

「修理するよりも新しく作り直した方が良いって」

 

「やっぱりか。ジョン姉さんの戦闘ログを確認してみたが、あんな攻撃を受けてたんじゃな」

 

 

既にクリスはジョンの艤装内にあるイージスシステムにアクセスしており、保存されていた戦闘ログから彼女に何が起きたのかも把握している。明石と夕張の意見は正しいと言える。

しかし幸いな事に、艦娘が使用している艤装はたとえどんなに破壊されても入渠と呼ばれる作業で完全に元通りになる上に、イージスシステムのアップデートや調整はクリスとバークでも出来るためジョンでも問題なく出来るであろう。

 

 

実質的に彼女の戦線復帰は早期に可能だが、彼女にはまだ教えておかなければならない事が沢山あるため、しばらくは待機が続くと思われる。

 

 

「まぁ慌てずボチボチ行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1日が経過した………

 

 

 

「これが俺の艤装か」

 

 

ジョンの目の前には入渠によって完全に元通りなった自身の艤装が置かれている。

 

 

「何とか使える様にはしたけど、コンピューターなんかの電子機器関連は自分でやってね」

 

「ありがとう。これでようやく戦えるぜ」

 

 

そう言うとジョンは早速、イージスシステムの調整に入った。

流石にクリスやバークと同じく、コンピューターの取り扱いは上手い物で、システム調整に使うノートPCのキーボードを高速タッピングしながら作業を進めていく。

 

 

「よし!終わった!」

 

 

そしてものの30分で調整が終了、これで艤装は問題なく使用できる様になった。

 

 

「さて、訓練だ!」

 

 

艤装を装着すると早速訓練に入った。今回は鎮守府よりも訓練設備が少ない事とまだ作戦中なのもあり、短期間で進められていく。

クリスやバークと同じく、ジョンも課された訓練を淡々と進めていき、前世での戦闘経験もあった事から全ての訓練プログラムは満点の成績を残した。

 

 

「凄いな。たった3日で満点を叩き出すとはな」

 

「当然だ!こんなのエイリアンと戦うに比べたらな」

 

「だが深海棲艦もエイリアンと同じくらい厄介よ。気を引き締めてね」

 

「あぁ。早くおれも作戦に参加させてくれないかな」

 

 

 

 

ジョンの期待に応えるかのように次の作戦は着々と進められていき、それに呼応するかの如く深海棲艦も人類側を待ち受ける準備が進めていく。ジョンの実戦参加もそう遠くはないであろう。

 

 

 

 

 

 

 

続く




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