艦隊これくしょん the last aegis   作:明日をユメミル

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第48話

ケータ列島上陸から丸1日が経ち、オ1号作戦も次の段階へと移ろうとしていた。

 

 

『こちらスネークアイ、現在第1目標の父島上空を旋回』

 

「こちらHQ、敵目標は確認できるか?」

 

『こちらからは敵の哨戒機並びに水雷戦隊とおぼしき艦艇の姿が確認できる』

 

「了解。偵察続行せよ」

 

 

作戦の第2段階である父島上陸に備えて、米海兵隊航空団所属のRF-4Bが父島を偵察しており、彼らが持ち帰った航空写真は直ちに作戦司令部へと届けられる。

 

 

「結構居るわね」

 

「あぁ。写真から父島の敵水雷戦隊は5個、航空機はおおよそ100機以上だな。それに敵には無尽蔵とも言える兵器生産能力があるから、いざとなればこれの倍の戦力も出てくるか………」

 

 

父島に配置されている敵戦力は事前の偵察任務からかなり増加しているが、特にその中でも危険視されているのが父島を占拠している深海棲艦の陸地型である『飛行場』『港湾』『泊地』と呼ばれるこの3つの上位個体の存在だった。

これに加えて集積地凄姫も含めて4つの上位個体がいたが集積地凄姫は昨日の作戦で殲滅してしまったため、現在は上記の3つの個体が父島を支配している。

 

上位個体には共通した能力があり、それは自身の身体から戦闘機型や水上型の個体を大量に精製できる能力があり、その量は無尽蔵とも言われ、戦闘機型や水上型の個体自体は大した戦闘能力は持っていないものの数で人類側を大きく勝っている。それに上位個体の一部には物理的攻撃を無力化する障壁を展開させる能力を持つ者もあり、そこが深海棲艦が人類に対する大きなアドバンテージとなっている。

父島を占拠している3つの上位個体にその能力が備わっていた場合、人類側は非常に不利であるが現在のところは確認されていないため、現状はこのまま作戦続行という形で進められる事となる。

 

 

「父島の敵戦力で厄介なのは水雷戦隊と航空機ね。何とかこの2つを無力化できれば……」

 

「敵水雷戦隊の編成が1個につき16隻、それが5個だから80隻。俺とアリーのトマホークとSM-6、魚雷を使ったとしても無理だな。それに敵がそれ程の戦力を一気に投入してくるとも思えない」

 

「やっぱり水雷戦隊は私達が直接叩いて、敵機はアメリカとイギリスに任せる?」

 

「そうだな。特に制空権の確保は重要事項だから、優先して潰す必要がある」

 

 

作戦会議は夜通し行われた。

 

 

 

 

 

そして作戦開始から2日目の朝

 

 

 

「5航戦全艦、出撃!」

 

 

夜明け前の0430時、翔鶴ら5航戦は敵水雷戦隊撃滅の任務を受けて、橋頭堡として確保された嫁島から父島方面へ向けて出撃していく。

 

 

 

キィィィィィィィィィィィィィィン!!!

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

一方、嫁島に設けられた即席の滑走路でも爆装したシーハリアーがエンジンを全開にして次々と離陸していき、北の空からは爆装したA-6とF-4Jの爆撃隊が通過していく。

作戦ではキティーホークのA-6が父島の飛行場姫への爆撃を行い敵航空戦力を無力化、F-4Jが港湾凄を攻撃して敵水雷戦隊を誘き出した所を5航戦が迎え撃つ手筈となっている。

 

そのため爆撃は徹底して行われるため、キティーホークに搭載されているA-6とF-4Jが全機投入され、それぞれ交代させながらの波状爆撃が行われる。

そのため爆撃隊の機体にも最大搭載量ギリギリで大量爆弾が搭載されており、ふらつく爆撃隊をF-14がしっかりと守っている。

 

 

 

「……」

 

 

5航戦の真上をA-6とF-4Jの爆撃隊が爆音通過していく。

 

 

 

 

 

 

続く




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