艦隊これくしょん the last aegis 作:明日をユメミル
鎮守府の案内が終わり、部屋に戻ってきたクリス。
「もう届いてる」
部屋には明石のPXで注文した物品が箱入りで届いていた。段ボールを開けて中身を確認する。
そこには注文した品々がビッシリつまっており、透明のフィルムでしっかりと封がされている。
「新品の匂いだ」
箱から品々を出して封を切り、着替え類はしてサイズを確認してからタンスへと仕舞う。
「着替えるか」
この鎮守府に着いてから着っぱなしだったマルチカム迷彩のコンバットシャツ、プレキャリとM9が入ったレッグホルスター、fastヘルメット、タクティカルブーツを脱ぎ、届いたばかりのタンクトップに着替え、ベッドで横になる。
暫く横になって黄昏れていると………
ジリリリリリリリリリリリリ!!!!
その時、部屋の中の内線電話が鳴り響いた。
「俺だ」
『長門だ』
受話器を取ると電話の相手は長門だった。
「どうした?」
『実は食堂で面白い事がある。食堂まで来てくれないか?』
「面白い事?分かった」
電話を切ると、レッグホルスターを再び装着してM9を挿し込むと部屋を出た。
「やけに静かだな」
先程まで寮内には艦娘達の声が響いていたが、いつの間にかそれが聞こえなくなっている。疑問を抱きつつ、食堂へと足を進め、食堂入り口の側まで差し掛かる。
「何か企んでるのか?」
窓は全てカーテンに覆われ中が見えなくなってる。壁に耳を当て中の音を聞こうとするが、何も聞こえなかった。
「やっぱり直接確かめた方が良いか……」
クリスはレッグホルスターからM9を取り出し足音を立てずに壁伝いで食堂の入り口に近付く。
ドアの前に立ち、片足で蹴破ると中に飛び込んだ。
パンッ!パンッ!パンッ!
直後に響いたのは銃声ではなかった。
「!?」
その音はクラッカーの破裂音だった。
「なんだ?」
「なんだはこっちの台詞だ。物騒なモノなんか持って」
長門がやって来た。ふと見ると食堂内には大勢の艦娘達が集まっていた。
「歓迎会だ。驚かそうと思ってな」
「成る程。てっきり何か企んでるのかと思ったから」
「まぁ無理はない。今のお前の立場を考えれば……あぁ、皆に紹介しよう」
クリスはM9をホルスターに仕舞し長門はクリスを壇上に上げると全員の前でクリスの紹介を始めた。
「皆、既に聞いてる者もいれば、初耳の者いるやもしれんが、改めて本日よりウチの鎮守府に仮配属となった新顔だ」
長門にそう紹介されクリスは一歩前に出た。
「合衆国海軍、アーレイ・バーク級駆逐艦クリス・カイルだ。よろしく頼む」
続く
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