美人クラス委員長が俺の終わった高校生活を変えようとしてくる   作:Brahma

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第12話 クラスメートの金髪ツインテ女子とLEIN交換したのだが?

「委員長って、真面目で、クールで、公平で冷静さが服を着て歩いているような人だけど、おちゃめなところもあるんだね。」

「ああ、意外だろ。」

「七村はどう思ってるの?」

「学校で二人で勉強の話ばっかしててみろ、いかに進学校と言ってもうきまくりだぞ。」

「そうだね。でもさ、なんで助けてくれたの?わたしって七村にとっていやなやつだと思うんだけど。坂戸に言われていていい気味だと思わなかった?」

「ああ最初は思ったが、坂戸の態度があんまりだったからな。たとえばラーメン屋とかでオヤジがバイトどなっててるのを想像してみろよ。おちついてラーメン食えるかよ。そんな感じ。それにあのとき俺はお前をかばいつつも、お前に感じていた怒りをぶちまけさせてもらったぞ。しかしみごとにそっくりなリュックだったな。」

「ほんとにわたしも、同人誌、ラノベ買占め仕様におもわず噴き出しそうになった。」

「裏地がアニメや挿絵関連じゃなくてよかったよ。こないださ、坂戸に星ヶ崎のことどう思うかって聞いたんだよ。そうしたらこんな感じ」

俺は顔しかめ、ゆがめて、指で顔面の筋肉をいじってみせる。

「『あ~返事しなくていい』って、聞いたこっちが返事しちゃったよ」

「あはは~わたし好かれていないなと思ったけど予想以上だったね。あんなにむきになるなんて。」

「ああいうのみると、ぼっちでよかったとつくづく確信が深まったね。星ヶ崎にしろ坂戸にしろ人間関係築ける奴らって本当にすごいと思うよ。尊敬に値する。ただ絶対まねしたくないな。まあ、まねしようとしてもできないけど」

「見た目の通り卑屈だな。」

「見た目の通りってどういう意味だ?」

「う~ん、伏し目がちで、なんというかなあ、ほら『俺にとって学園青春ラブコメはありえないはずだ』の主人公、比企八旗に髪型といいその伏し目がちというか死んだ目のような感じとかそっくり。」

「奇遇だな、白峰にも言われた。彼女、読んでたんだよ。あのラノベ、心理描写や人間の心の機微の描き方が凄いって。」

「でもまさか七村は、比企八旗じゃないしと思ってたけど、こないだ自分を犠牲にしたところ見てそっくりって思っちゃった。」

「まあ、それはいい。ラノベのこと隠したいんだったら学校へ持ってこないほうがいいぞ。」

「うん、気を付ける。」

「そういえば、七村はこれもう読んだって言ってたよね。早いね。」

「まあな。それなりに面白かったぞ。」

「え~なにそれ。こないだ出たばっかりじゃん。ねえねえわたしは半分ほど読んだけどどこがおもしろかった?」

「しかし、星ヶ崎はなんでラノベ読むようになったんだ。」

「う~ん、お兄ちゃんの影響かな。今の姿からは想像つかないだろうけど、わたし引っこみじあんだったんだ。だからお兄ちゃんの本棚から勝手に読んでたら面白くなっちゃって。お兄ちゃんも同好の士がほしかったせいか私が読むのをとめないどころかお勧めまでしてくれて、すっかりはまって自分でも買うようになったんだ。」

お互いにラノベの話をして久しぶりに楽しい時間をすごぜた。会計を済ませて店を出る。

「ねえ、LEIN教えてよ。」

「俺と交換しても仕方なくないか...。」

「わたしさ、ラノベの話できる友達いないんだ。だから七村につきあってもらえるとうれしいな。ダメかなあ。」

つききあってほしいといわれて動揺しない、いや実は動揺していて内心ではじつは喜びが込み上げている。恋人いない歴=年齢。ぼっち脱却より彼女が先という白峰の予言があたるような予感。全然OKです。しかしその沈黙はなにか星ヶ崎に変な誤解を与えたらしい。

「何考えてるの?委員長のこと?」

「違う。わかった。OKだ。」

「やった。」

LEINと電話番号の交換をして星ヶ崎は露骨に嬉しそうだ。本音を言えばこんな美少女と...という意味では俺もうれしいが。

「それじゃあ、また学校で...」といいかけて星ヶ崎はくちごもる。何か思い出したようだ。

「いや学校は難しいと思うぞ。お前被害者ってことになってるし。」

「う~ん、わたしは被害者とは思ってないけど。」

「なにかあったらLEINで伝えてくれ。それにまたここに来ればいいし。」

出たばかりのジョナサンを見ながら言う。

「そうだね。わかった。ああ、わたしの家ここから歩いて帰れるところだから。」

「ああ、じゃあな。」

俺は自転車に乗った。うしろを振り向くと星ヶ崎が手を振っていた。自分もに三回手を振ってから、前を向いて家路を急いだ。

 

数日たった。人のうわさも75日というが、陰口はたたかれたりするものの、もともとぼっちだったのだから時間をかければただのぼっちになるだろう。

ゆううつなのは、例の遠足の話だ。

修学旅行、校外学習、遠足のたぐいは、ぼっちにとって鬼門といっていい。

ふだんは授業時間が大部分なのでそれほどの苦痛はないが、修学旅行、校外学習、遠足のたぐいは移動時間は、実質休み時間の様なもので、仲がいい同士がかたまっておしゃべりに花を咲かせたり、トランプなどのゲームをしたりしている、その間、いやおうなしにぼっちを痛感させられるのだ。

せっかく隣になったやつがいても話すことがないからいつのまにかいなくなっている。

高1の時は、県内の離島へ行ったようだが全くと言っていいほど記憶がない。誰と班になったかもすっかり頭から抜け落ちていた。

 

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