遊戯王に転生したコンボ好き決闘者   作:山本二等兵

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 どうもお久しぶりです。携帯を変えてパスワード分からなくてここまで遅れてきたアホこと、山本二等兵です。
 今回は久しぶりともあって拙い話や後書きが多めですがご了承を!

前回のあらすじ~
 海馬に様々なノルマを課せられたカオルはその内の1つ、デュエル大会に出る。シャカパチに負けずアロマタクティクス(悪臭)にも負けずに勝ち進め、準決勝と決勝では作者が米津○師を聞いて思い付いた名前、種津兄弟というオーク使い、ゴブリン使いに勝利!見事ノルマを達成した!
 だが、海馬社長の様子がおかしいようだ…


ルールなら私は喜んで

n日前、KC社長室にて。

 

「Death-Tにですか?」

 

「そうだ、お前には前の電話でゲームの案件を言っていただろ。今回はそれをDeath-T2の最後の砦として採用した」

 

(来て早々ノルマとは…というか採用する(・・)じゃなくてした(・・)のですか…(困惑))

 

 全てのノルマを終えた翌日、私は追加の業務があると海馬社長に呼び出された。そしたら、いの一番でDeath-T…海馬ランド屋内施設の落成式で行われる余興ゲームの内容変更と来たもんだ。

 

「あの、そこはシリアルキラー役のDeath-T番人が選ばれたプレイヤーを追いかける所だったのでは?」

 

 そう問うたら社長曰く、何でもその役の人が前に事件に巻き込まれたらしい。

 詳しく聞くと、夜中の道中。ある女性に声をかけたら恨みを買ったらしく、全身を殴られ、停めてあったパトカーに頭から叩き込まれて重症を負ったのだと言う。

 更にその事件で心にも傷を負ったらしく、「チョッピーは…ひ!!蛇!!幼児と蛇がぁ!?ユルシテユルシテユルシテ……」と錯乱状態が続いてるため、代わりに私を採用するらしい。

 

 そっか…残念だなぁ。モクバ先輩にとても有名人だって聞いたから楽しみだったのだが…

 

「心配はない。最初の1回だけでお前はクイズを出題するだけ…その後も心配ない」

 

「で、ですが私ではとてもとても…」

 

「…そうか、承諾するのならばくれてやったのだが…」

 

 そう言った社長はデスクから数枚のカードをひらりと見せて…って!

 

ほ"あ"あ"あ"!!?○○○○シリーズぅ!?どど、どこでそれを?確か実装されてすぐ海外で占領されていたはずではッッ!」

 

「ふぅん何、ちょっとアメリカの資産家にあるカード(・・・・・)で用があってな。その時ついでにうb…譲って貰った中にあっただけだ」

 

 道理で…○○○○は海外、アメリカで特に人気があるからな!理由?…イラストがカワイイからかな?(すっとぼけ)

 あれだよ。人は皆、ケダモn…獣なんだぜ?

 

(ですが、数がありませんぞ?)

 

「うん…悪いですが、○○○○はピン差しした所で一部は…」

 

「ん?何を勘違いしている、魔法も含め全種3枚ずつくれてやるが?」ビラララ!

 

是非やりまーーす!!!!

 

(ちょ、カオル殿!!即決は危険ですぞ!!?)

 

 黙りやがれCV:千葉○声が!お前はバイオな村で商売でもしてな!

 

(えっどういう意味ィ!?)

 

「そうか、ではくれてやろう。それとクイズはお前が考えておけ。後考えたのは磯野に渡せ」

 

「フフフ!壊獣軸も壺軸も~♪え?あ、はい!!……はい?」

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

 そして順調に準備は進み、カイバランド落成式当日!園内は大にぎわい、屋内スタジアムも超満員!!そんな中…

 

「はぁ、何で1人(?)で寂しく野菜を飲まないといけないのか」

 

(ごめんね、炭酸系が売り切れてたわ)

 

「だからって小学生に5つも買ってくるのがあるか!腹タプタプンになるわ!」

 

 私は(いつもの精霊3人と)デュエルリングコーナーのVIP席で待つように言われていた。

 試練の方も問題なし。散々皆さんとシュミレーションしたし、下手して落ちても(・・・・・・・・)策が…と思っていると、

 

「ん?あれは…おじいちゃんじゃないか」

 

(本当でおじゃる!もしや選ばれたプレイヤー?)

(え~まさか!うーん、また社長の癇癪ですかな?)

(なんか無理矢理って感じね)

 

 何故か遊戯さんのおじいちゃん…武藤双六が黒服達に運ばれていた。そしておじいちゃんはソリッドビジョンの雛型、バーチャル・シュミュレーター・ボックス(デュエル用)に詰められる。

 お、外に遊戯さんと城ノ内さんもいるじゃないか!

 

「…え、海馬社長自らデュエル?どれどれ、あのボックス内の音声を聞くスイッチは…っと」カチッ

 

 そこから、海馬社長VSおじいちゃんの決闘が始まった。

 社長が強力なモンスターを色々と出す。が、おじいちゃんも負けじと今の環境にしては、素晴らしいタクティクスで撃破している。

 

(あの海馬(シーホース)、なんでわざわざ〖ジャッジ・マン〗やサギーなんか使ってんの?ふざけんのか?)

 

「さあ?…舐めプとか?」

 

 

『バトル終了!伏せていたカード、〖七星の宝刀〗!〖エルフの聖剣士〗で3枚ドローしたうちの1枚、〖暗黒騎士 ガイア〗を除外して発動し、2枚ドローじゃ!

 ホホ、引いたぞい…〖エルフの剣士〗と聖剣士を生け贄に出でよ、〖青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)〗!カードを1枚伏せる!』

 

「!」

 

(うまい!流石は城ノ内氏達にデュエルを教えるだけあるでおじゃる!)

(しかもブルーアイズとは、これで盤面が磐石になりましたな!)

 

「…いや、おじいちゃんの負けだ…」

 

((?))

 

 くそが…この状況を最後に見たのが前世も合わせ、20年も前だからようやく思いだした!しかも今さっき墓地に行ったのが〖太古の白石〗…来る!

 

『ふん!ならば〖リビングデッドの呼び声〗発動!〖カイザー・シーホース〗を召喚!そしてジジイ、しかと見るがいい!エンドフェイズに〖太古の白石〗の効果、デッキから降臨せよ!〖青眼の白龍〗!!!』

 

(((っ!)))

 

 更に社長のターンに移る。

 引いた〖おろかな埋葬〗で〖伝説の白石〗を送って〖青眼の白龍〗をサーチ、〖トレード・イン〗で2ドロー。〖死者蘇生〗で2体目の〖青眼の白龍〗。そしてダブルコストのカイザーを生け贄に3体目の〖青眼の白龍〗。

 なんて鮮やかな動き…!

 

『フフフフ…』

 

『(〖青眼の白龍〗が3体じゃと!!伏せの〖ジャスティブレイク(攻撃時、通常モンスター以外を破壊)〗ではとても敵わん!ワ…ワシの負けじゃ!!)じゃ、じゃが少年よ、入手困難なこのカードを一体どうやって…』

 

 それを聞いた社長は恐るべき入手経路を語りだす。

 なんだと!?アメリカ、インド、香港のコレクターから……嘘だろ…そんなマフィアまで動かすとか、それに1人は自殺だと!?

 

『…!!(なんと恐ろしい少年じゃ!!)』

 

『さあ、3体のブルーアイズでダイレクトアタック!そしてジジイ、オレに負けた罰だ!』

ビリビリィ!!!

 

「っ!」

 

(((ファ!!?)))

 

『わはははは!これでこのカードを持つ者はオレ1人というワケだぁぁー!』

 

 世界に4枚しかないカード破る!?保存用に取るとかないのか!?

 

『更にジジイ、お前に罰ゲームを与えてやる!』カチッ

 

 そうどこかズレたことを考えていると、テンションのおかしい社長は更に、シュミレーションボックスに隠された恐ろしい装置を起動した!

 

ゴゴゴ『ひ、ひいいいい!!』

 

『ワーハハハハ、追証による通称「死の体感」だー!!!』

 

『じーちゃん!』

 

 何と、実体化したモンスター(ビジョン)がおじいちゃんに襲いはじめたのである……ん?なんだろうこの光景、どこかで聞いたような…

 

(ん?……もしかして……や"っ"べ…!?私やっちまった?!!)

 

「は、エダ何が?」

 

(ほ、ほら…カオルと初めてあった時、集団睡眠魔法やったでしょ?)

 

 ?ああ、約1年半前のあの時か?(第3話「ルールを守って()楽しくゲーム☆」より)

 あの時はたまたま隣にいた社長にも見られそうだから記憶操作も含めてエダが「オラッ!睡眠魔法ぉ!!」をうっかり全開で出し、化物に襲われる悪夢まで……

 

((…))

 

(多分あいつ、その時の悪夢を再現…いや、更にグレードを上げている…!!)

 

「……」カタ…

 

コンコンコンガチャ「ああその…すまないカオル補佐、そろそろゲームの持ち場に向か…カオル補佐?顔色が…」

 

「…う"ん"ん"ん"」ガタガタタタタタ!!

 

「カオル補佐!?え、な、貧乏ゆすり!??」

 

 は、ハハ、河豚田(ふぐた)さん気になさらず!ちょちょっと体で32ビートをやりたくなっただけですよハハ…ハハハハハ!!!!!

 

 ぜ ん ぶ 私 の せ い だwハハハハハ↑(発狂)全部私のせいだぁ

 

『止めるには条件がある!遊戯、お前が海馬ランドの裏アトラクションである「Death-T」、死のテーマパークに挑むと誓え!!』

 

 死のテーマパークDeath-T…そんな物騒なことが始まるというのに、スタジアムがさらに盛り上がりを見せている。

 それを見て、やはりここは童実野町なんだなと現実逃避をしながら、河豚田さんの後を着いていった。

 

~~~~~~

 

 その後、何とか冷静さを取り戻した私は、本田さん達と、何故かバイトしていた杏子ちゃんと合流した遊戯さん達をモニターで見ながら、

 

「ゴクゴク…ここのボタンでこれが出る…で、ここは…」

 

 遊戯さん達に出す試練の最終チェックをしていた。他の3人の精霊達には別々のお願いをしている。

 エダは遊戯さん達がヤバい時に助けてあげるために行かせたのでいない。

 うう、緊張と罪悪感ですげぇ喉乾く…

 

(ふう…カオル氏、ただいまでおじゃる)

 

 む、罰ゲームの確認に行ってたナーガが帰ってきた。

 

「どうだった?」

 

(カオル氏の言う通り、隅々探しても何もなかった(・・・・・・)でおじゃる!)

 

「やっぱりか…じゃあいっぱい出して置いて」

 

(了解でおじゃる!…遊戯氏達はどうで?)

 

「ん?今は電気椅子ライドで赤ちゃんのジョージが出したウンチホープのお陰で、老執事を感電死させた」

 

(…え?なんて??)

 

 いやーホント予想以上に遊戯さん達御一行が早い。T-1のシューティング・スターダストもそう。

 あの「あいつらも怖えだろうよ。元グリーンベレーの俺に勝てるもんか」とか言ってた男は城ノ内さんの蹴りですぐやられ、他のお喋りな2人もある男の視線誘導と本田さんの射撃で感電死。

 そしてホラーゾーンにいた拷問が得意な執事も感電死…うん、ここ感電死多いね!

 

 そう考え(ふけ)ってると思い出す。ワイトはどうだろう…そろそろ着いているよな?

 

 そう思った私は徐にカードを取り出してバーを込める。

 

「…おし繋がった。こちらカオル、おじいちゃんはどう?」

 

 いい忘れていたが、おじいちゃんにはワイトを憑いて行かせた。主に連絡要因としてね。

 

(はいワイトですぞ!今病院に着き、医師の話だと予断を許さない状態のようですな。ショック死しかけてたそうなので)

 

「は!?おファ○クですことよぉ!!」タァーン!

(あ"ー!痛ったぁ!?)プツリ…

 

 私はサァ…と血の気が引く。思わず〖ワイト〗叩きつけちゃった!?き、傷は…ついてない。ホッ…スリーブを二重にしててよかった…

 

 「でもワイトに悪いことしちゃった………ま、チョコバナナパフェで許してくれるか」

 

(カオル氏~?)ジー

 

 は…ははは、ナーガ。そんなじっと切れ長な目で見ないで、めっちゃ気まずい。

 じとーっと見ているナーガの目線から逃れるため、スクリーンに目を向けると、遊戯さん達も佳境のようだ。

 

『なっ、ギロチン!!

 

『ハハハ、ステージ最後の番人の前に軽いデモンストレーションをしてやる!

 正解のスイッチは4つの内1つだけ!間違えた場合、お前らの手は切り落とされる…制限時間5分を過ぎてもだ!そしてチャンスは一度だけ、スイッチも一つしか押せん!』

 

『な、皆さん!!』『くそー!』

 

『(ここら辺に板でも~っと)』

 

「お、来たね。ナーガ、お願いね」

 

(…了解でおじゃる!)

 

 さあ私も位置についてっと。さて、今回は大人(おとな)らしくいこうか。

 

『フフ…ヒントはこの部屋の中にある…健闘を祈るぞ』プツン

 

ーーーーーーーーーーー

 

 ~遊戯達視点~

 

 海馬の説明が終えてから4分。遊戯達5人(・・)と赤子は、まだ答えを出せていない。

 だが、本田の甥っ子を代わりに抱いていた花咲友也はふと思い出す。

 

「…待てよ?…遊戯君!さっきの紙!」

 

「紙…ヒント!……じゃあこの数字は…!」「…はっ!そうか!」

 

「「11!杏子!それが正解のスイッチだ/です、押して!」」

 

「!うん!!」カチッ☆

 

 残り5秒前、遊戯とトモヤは導きだした答え…右から2番目のスイッチを杏子は押した。ギロチンは…

 

「と、止まった~…」「ギリだ…」

「恋人作る前に右手と泣き別れする所だったな(笑)」

「ジョージ!てめぇは見てただけだろうが!」

 

 落ちはしたが、遊戯達の手首まで、赤子の拳一つ分の所で止まったようだ。一同がホッとした所で、横の扉が開く。

 

『おめでとう、お前達は今のでDeath-T-2の参加資格を得た…挑むがいい、次はクイズ、「The アンカー」!くくく…次の番人を倒すことは出来るかな?』

 

「The アンカー…?」

「へっ何がクイズだ!こっちには遊戯と花咲もいるぜ!」

 

 皆は疑問に思いつつも、次々と扉をくぐり、暗い道を行く…最後に杏子が入った所で扉が…否、鉄格子が降りる!

 そして電灯が全てつき、その部屋の全貌が明らかとなる。

 

「きゃ!?」「な、なんだ!」

「扉だけじゃねぇ、回り全部鉄格子だ!」

 

 なんと、四方は鉄格子に囲まれていた。天井や床も、先ほど通ってきたホラーゾーンのような木製ではなく、金網となっている。

 他に目がつくものといえば、真ん中に鎮座している台とその上にあるボタンとマイク、格子の向こうにある海馬が写っている巨大画面だろうか。

 

『さて、ここからゲームの説明と進行はお前に任そう…花咲補佐

 

「「「「「…え?」」」」」

 

 海馬の呼び掛けで、一斉にトモヤへの注目が集まる。

 

「はっ!いや、違いますよ!僕じゃありません!」

 

「何?」「…そういえば花咲のお父さんって…!」

「!KCの社員じゃねぇか!」「それじゃ」

 

 

「残念……答えは右手を御覧ください」

 

 ふと、檻の向こうから声をかけられる。

 

 「「「「!カオル/ちゃん!!」」」」

 

 そこには、足に枷を嵌められ、〖クイズ〗のカードイラストのおっさんが被っている物と同じ帽子をつけたトモヤの妹、カオルがいた。

 

「カオル、どうしてここに!!」

 

「お兄さん。それはあなたを含め、皆様方と勝負するからでございます。

 ちなみに杏子様のようにバイトではありません、正社員です。この就職の氷河期にリクルートしていただけるなんて最高ですね!」

 

 そんなカオルにたまらず本田は吠える!

 

「お前…騙していたのか?俺達との友情は遊びだったのか!」

 

「騙してない、そちらも本当です。殺すだなんて聞いてなかったし、私だって皆と戦うとは思ってなかった…」

 

 そうカオルは苦虫を噛むような顔で言葉を吐き捨てる。

 

「なら「ですが、」…?」

 

「私もKCの端くれ。辛くとも、責任を持って全うしなければ、でなければ……っ…」 

 

 6歳児が何をと思うが、トモヤをチラリと見た彼女の目を見て誰も言えなくなる。あれは覚悟を決めた目、最早その意思は曲げることすら不可能だ。

 

「…今回は、皆様でもわかるようデュエルモンスターズのクイズとします!スクリーンを御覧ください。

 ルールは簡単、私が出す問題に4問正解したらクリア!不正解すると檻につけられたアンカーが下がっていきます。

 5問不正解になると、檻ごと噴水用の浄水タンクへ落ちて(アンカー)しまい溺死するでしょう」

 

「く、やるしかねぇ」「カオルちゃん…!」

 

 「始めましょう…The アンカー(最低辺へ)番人、臨時企画及び商品アドバイザー兼kcデュエルプロフェッサー兼副社長補佐、花咲薫が相手だ!!」

 

「「「「「(や、役職名が無駄に長い!?)」」」」」

 

~~~~~~

 

第1問、スクリーンを御覧ください」

 

 カオルがそう言った途端、画面いっぱいに、背景の一部が隠されていたイラストが映し出される。

 

「「「「ぶ!!」」」」「ちょっ、カオルちゃん!?」

 

「こちらレベル4〖水の踊り子〗、カワイイですね?さて問題、この水の踊り子の後ろに描かれている物はなんでしょう?答える場合はボタンを押してください」

 

「「「…はっ!」」」

 

 遊戯御一行は気づく。これはサービス問題だと。

 普段、カオルは水属性デッキで〖水の踊り子〗を出しまくっているのである!

 

「ごめん皆!私ステータスしか見てなくてわかんない」

「僕もわからないです…」「くう、イイ身体…」

 

 興味がないのか、杏子達3人はわからないようだが問題ない。この男達がいる。

 

「問題ねえ!」「おらぁ!」「任せて!」ピンポン☆

 

「城ノ内さんどうぞ」

 

「おうよ!答えは………」「「……」」

 

 その内の1人、城ノ内は答えようとするが…そのまま停止。終いには冷や汗が流れる。

 

ダラダラ「(…おっぱいと脇しか思い出せねえ!く、くそ!背景だぁ!?本田や遊戯は…)」

 

ダラダラ「(くっ…水に隠れたおっぱいが焦れったいぜ…!)」

タラリ「(腰つきが……ダメだ!集中が…!)」

 

 城ノ内は他の2人にも目を向けるが城ノ内同様、何故か鼻から冷や汗(・・・)を流すばかりで思い出せない様子。

 

「答えは?答えなければ2段階、アンカーを落としますよ」

 

「だー!!待った待った!え~あ~………た、滝?」

 

ブッブー☆「不正解!!後ろに写っている物の答えは龍、もしくはドラゴンです。

 私よく攻撃する時、『水龍の舞!』と言ってたんですがね…まあいい、不正解にはアンカー1ダウン!!!」

 

「「「「わあぁあ!!?」」」」グラグラ

 

 下からジャラジャラと音を立てながらグンと、何かが下がる。先ほど〖水の踊り子〗が写ってたスクリーンを見ると、水中の上の方で揺れてる(いかり)の先端が見える。遊戯達のアンカーが下がった証拠だ。

 

「アレがあと4回も落ちたら…!」

「もー何やってんの城ノ内!」

 

「し、仕方ねーだろ!ド忘れしちまったんだよ!」

「ままあ杏子!僕達も答えれなかったんだし城ノ内君を責めるのはダメだよ!」

「そそうさ、まだ1問目だ!切り替えていこうぜ!」

 

 自信満々と不正解を出した城ノ内に杏子は詰め寄るが、他の男達がまあまあと諌める。

 …ナニがとはいわないが、こういった時の男達の〖結束 UNITY〗は強い。

 

「ゴクゴッ……会議はお済みで?…龍繋がりで第2問!スクリーンに写されたデュエル盤面を御覧ください」

 

 やけくそ気味に何かを飲んでいたカオルは、ゴシゴシと鼻下を拭っている城ノ内達を無視して問題を進める。

 次の問題として、以下の盤面が出る。

 

 

・敵フィールド LP∞

手札なし

 

・〖墓守の使い魔〗・〖次元の裂け目〗

 

・〖羊トークン〗☆1 ×4体

 

 

・自分フィールド LP∞

手札・〖拡散する波動〗〖運命のウラドラ〗

 

伏せカード・〖DNA改造手術〗

 

・〖ワイト夫人〗☆3

・〖ジュラック・モノロフ〗☆3

 

 

「これは…」「へ???」

「か、カオルらしいいやな問題だ…」

 

「問題…この1ターン以内で、あなた側はこの盤面で何枚ドロー出来るでしょう?動きも説明願います。

 ちなみに残りのデッキのカードは全て攻撃力2000~2500のドラゴン族とします」

 

 問題を聞いた遊戯達はカードの効果を確認。自分の場には全体攻撃の恐竜に壁の夫人、種族変更の罠カード…だが、相手側に問題がある。

 〖次元の裂け目〗はモンスターが墓地に行く時に除外される…〖墓守の使い魔〗は攻撃する場合、デッキの上から1枚墓地に送らなくてはならない…

 お気づきの方もいるだろう。これは攻撃宣言すらできなくする古のロックコンボ!この2枚の魔法カードを越えねば話にならない。

 

「どうしたら突破出来んだ?」

「ドローだからウラドラは使うわよね…」

 

 城ノ内達はうんうんと頭を悩ます。

 

「!そうだ改造手術!これで魔法使いにして夫人にウラドラ使えば魔法効果をうけないぜ!」

「ちょっと本田?夫人は他のアンデッドがいないと効果が発動できないわよ!」

「…はっ!ならよ、アンデッドに変更してモノロフで全体攻撃すりゃあ!」

 

「………いいや、違うよ城ノ内君!!」ピンポン☆

 

 皆がああでもないと話していると、それを遮るように黙っていた遊戯はボタンを押す。

 

「はい、遊戯さんどうぞ。何枚ドロー出来ますか?ゴクゴク」

 

「…答えは0枚だ、カオルちゃん」

 

「うんうん」「なぁ!?」

「おいおい遊戯、手術でアンデッドにすればモノロフで4体!それで攻撃力1000に付き1ドローだから8d」

 

解答者以外は黙っているように!!!…さて動きの説明もどうぞ」

 

「うん…!〖拡散する波動〗はこのロックを越えるのには使えない。

 それなら改造手術でアンデッド族にして〖ワイト夫人〗の効果で魔法罠が効かなくなったモノロフで攻撃すればと思うけど、ウラドラは戦闘破壊がトリガーで発動できる効果。

 それだと〖ワイト夫人〗のもう一つの効果、レベル3以下のアンデッドは戦闘破壊されないがあるからレベル1のトークンも戦闘破壊出来なくなる。よってドローすら出来ない!」

 

「ふふ…正解です」ピポピポーン☆ チャラリ…

 そうカオルは少しホッとしたような顔で正解のスイッチを押した。

 

「おおおお!」「やったぁ!」

「ゆ、遊戯~!俺は信じてたぜ!」

 

「は、調子いいもんだな」「こらこらジョージ君、しー」

 

~~~~~~

 

 そこからクイズ、「the アンカー」は熾烈を極めた。時には本田が凡ミス、

 

~〖壱時砲固定式〗って何なんだよぉ!?」

「効果が複雑そうで複雑すぎる…!」

 

「あん?これ一次方程式だよな?ピンポン☆…2じゃね?」

 

「へえ!!?……せ、正解!」ピポピポーン☆ チャラリ…

「「「じょ、ジョージ…!!!」」」

 

 時にはかなりの難問(ナーガが考えた)に苦戦。

 

~よって、捨てた(・・・)ベージとケルトは特殊召喚できる!」

 

ブッブー☆「ゴク…本田さん不正解です。〖手札断殺〗は墓地に送って(・・・)ドローするため、暗黒界の効果は発動出来ません。アンカーダウン!」

 

「し、しまったぁ!?」

「「「ぬわ~!」」」「「きゃ~!?」」

 

 簡単なコンマイ語の問題(カオルが考えた)でつまずくこともあったが、それはそれ。

 遊戯達は何とか正解を重ね、正解3問、不正解4問まで進めていった。

 

ピポピポーン☆「杏子ちゃん正解です!…ふぅぅん、ここまでくるとは、流石だと言いたいが…流石だ(?)」チャラリ

 

「ひぃ!でもアンカーがあんなところまで!」

 

 だが、泣いても笑ってもこれが最後。画面には不正解によってかなり下がったアンカーが映る。

 それが揺れる度、遊戯達のいる鉄格子も嫌な音を立てながら軋む。

 

「大丈夫だ花咲!お前のおかげで〖スモール・ワールド〗の問題も行けたんだしよ!」

「そうよしっかり!」

「花咲君、後一問も僕らで力をあわせればきっと」

 

ふん、甘いぞ遊戯!!……さん!」

 

 だが、皆が許しても問屋が許さない。カオルはそんな希望を絶ち切るような言葉を放つ。

 

「次の問題は私が解答者を使命します。しかも相談や助言は許しません!した場合は即行でアンカーします」

 

「おいおい横暴すぎるだろ!」

 

 本田が何か抗議しているようだがそれを無視し、カオルは深い笑みを浮かべながら生贄…否、解答者を指名。

 

「その解答者は……城ノ内さんです…」

 

「な、何~!俺ェ!?」

 

「そ、そんな無理よ!城ノ内は本田と同じぐらい頭が悪いのに!」

「終わった…杏子ちゃんとのお風呂が…」

 

「「お、お前らなぁ~!」」

 

「お静かに!!…では最後は口頭問題です。これはあなたの知識と記憶を確かめる問題」

 

「ぐ…こ、来いやぁカオル!いいいつでもいいぜ!」

 

 最早やけくそ気味に啖呵を切った城ノ内は、カオルに全神経を集中させる。その様子にどこか満足げなカオルは出題する。

 

「ではアンカー問題

………相手LP2000、あなたのLP1000をとする。あなたのフィールドには〖大砲だるま〗攻撃力900、装備された〖闇・エネルギー〗があり、手札には〖巨大化〗

 

「「…!」」「…な!カオル、お前それ」

 

 問題を聞いた瞬間、後ろにいた遊戯と本田は目を見開く…!

 城ノ内も思わず声が出るが、カオルは黙れと言わんばかりに手で制し、問題を続ける。

 

「……相手フィールドと手札にカードはない。さて…このターンでダイレクトアタックで0にできるか、理由も含めてお答えください」

 

 カオルが最後まで問題を言い終わった後、城ノ内は今までの問題と打って変わり、静かにボタンを押す。

 

「…カオル、いいんだな?」ピンポン☆

 

「……ええ、言って(行って)下さい」

 

「ああ!答えは0に出来ない、だ!」

 

「理由は?」

 

「〖大砲だるま〗には〖闇・エネルギー〗が装備されており、攻撃力は1200。だが、〖巨大化〗を付けると「自分のライフが低いと元々の攻撃力を倍にする」だから〖大砲だるま〗の攻撃力900の2倍の1800になり、相手ライフは200残る!」

 

 城ノ内の解答を聞いたカオルは、どこか安心したような顔を浮かべながら告げた。

 

「フフ…よく覚えてましたね城ノ内さん…正解です!4問正解したため、そちらの勝ちです」 ヂャキン…

 

「「「「おっしゃーー!!」」」」

「「やったぁ!」」

 

「注目!…勝った遊戯さん達にラッキーアイテムをば。その台の裏にあります」

 

 皆の喜びもつかの間、カオルはどこか急かすように伝える。

 

「封筒?」

 

「取りましたね?次のステージで開けて下さい」

 

「?どうし『おめでとう諸君!無事カオル補佐を倒したようだな』

 

 疑問に思った遊戯はカオルに問おうとするが、それを遮るようにあの男の声が響きわたる。

 

「「海馬!」」

 

「社長、申し訳ありません……」

 

『ふん、わかるな?このDeath-Tの負けたらどうなるかを』

 

「ええ、4()問間違えましたから」

 

「2人で勝手に進めんじゃねえ!どうゆうことだ!」

 

『うるさい味噌っかすだ…まあいい教えよう。スクリーンを見ろ』

 

 そう言われた、皆は画面に目を向ける。

 

「「「?…な!」」」

 

 そこには、檻につけられたアンカーの他にもう一つ(・・・・)のアンカーが徐々に下がっていっているではないか!

 

『今下がっているアンカーはカオル補佐につけられたアンカー。アレが落ちきると、次のステージに檻が移動する仕組みだ!カオル補佐が溺れ死ぬ様を見ながらその屍を越えて来るがいい!』

 

「と、止めろー!!」ガシャガシャ

「海馬くん!止めて下さい!止めて!やめろ!!やめてぇ…」

 

『フハハ!ではまた会おう諸君』プツン

 

 そんな抗議も虚しくアンカーは下がっていく。

 

「大丈夫です。ほら空気と鍵はここに」

 

「ボトルとヘアピンでどうにかなるわけねーだろ!!」

「カオルちゃん!」

 

「はは、気にしないで。ここで私が落ちて皆が助かるのならば」

 

「カオルー!!」

 

 

 

「私は、喜んでアンカー(最低辺)を選びます」チャキン…

 

 その言葉を最後に、カオルは大きな水飛沫をあげながら貯水タンクに落ちていった。

 それを皮切りに、檻が動き出す。

 

「そんな…カオル…」

「……んん!?おい画面見てみろ!」

「…カオルちゃん!」

 

 スクリーンには、苦しそうに口やお腹を押さえながらも、枷を外そうと鍵穴辺りをいじっているカオルがいた。

 

「嘘、片方の枷が外れたわ!」

「マジかよ!」「がんばれーカオル!」

「!そういや前、カオルに鍵開けの仕方を教えてたんだった!」

「ナイス城ノ内君!」

 

 沈んでいた皆の顔に希望が灯る!しかし、それはすぐに変わっていく。

 

「?なんだあの紐?」

「なんか近づい……違う!あれは」

「何十匹いやがんだ…」

 

 そう、何故かヘビの大群が我先にとカオルに殺到したのだ。

 蛇に絡みつかれたカオルは限界のように口から赤い水をこぼす。

 

「いやあああ!!!」

「そんな…」

 

 そのまま、蛇達に押されるように画面外に押し出されていくカオル。

 そして、檻にいる遊戯達が最後に見た光景は、数匹の蛇と右から貯水を汚すように広がる、赤いソレのみであった。




久しぶりなので分かりやすい主要人物紹介~

・海馬瀬戸(かいばせと)
 今回の元凶。里親のせいで勝負に関する価値が歪んでいる。
 カオルに関しては意外と優秀なので殺したくはなかったが、遊戯を苦しめたいのでやっぱ殺すことにした。

・花咲薫(はなさきかおる)
 今回の元凶の元凶。カオルが予期せず関わったため、マンガ版展開になってしまう。
 最後には貯水槽に盛大な腹打ちをキメ、胃の中にあった5本分の野菜ジュースを口から〖激流葬〗しながらナーガの蛇達に助けられるという、ある意味罰を受ける。

・武藤双六(むとうすごろく)
 一番ヒロインのカワイイおじいちゃん。海馬にカードの心を教えてやらねばとホイホイついてきたが、「死の体感」で瀕死状態となる。

・武藤遊戯(むとうゆうぎ)
 海馬の逆怨みされてる可愛そうな子。最近もう1人を意識しつつある。カオルには、色んな有用カードや凶悪コンボを教えてもらってる。

・城之内克也(じょうのうちかつや)
 遊戯の親友で怖いもの苦手な凡骨。速攻で元グリーンベレーのあごを蹴り砕く活躍をするが、ホラーゾーンでは気絶してた。

・本田ヒロト(ほんだひろと)
 遊戯の親友でデュエルが1番弱い。普段エアガンで鳥を撃って鍛えた腕(ドミノ町では以下略)でSAT隊員と殺し屋を制した。The アンカーではいいとこ無し。

・本田ジョージ(ほんだじょーじ)
 もう出ることはない頭のいいスケベな赤子。本田の後ろで銃を渡す役、ホラーゾーンでは老執事の膝に絶望神を産み落とす、The アンカーで〖壱時砲固定式〗を答える大活躍をした。

・真崎杏子(まざきあんず)
 おそらくヒロイン。アメリカでダンスを学ぶため、バイトで金を貯めてる。海馬ランドでたまたまバイトしてた。遊戯達に武器調達で貢献し、次の「ピースの輪」やリズムブロックで大活躍するけど省略。

・花咲友也(はなさきともや)
 一番原作と変わった男。カオルのお陰で遊戯一行のメンバーになれた。角に靴を置いたりして元グリーンベレーを釣ったり、ホラーゾーンのギロチンで答えを見つけた。筋トレも続けてるため、リズムブロックも大丈夫。「ピースの輪」ではカオルの分の両手を出した。
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