モブ社員「流石社長、大量の蛇を投入するとは…!ご覧下さい、観客が大盛り上がりですよ!」
海馬「なんだあれは、知らん…」
モブ社員「え…」
今回でやっとDeath-T編が終わりです!ちょっとなぞりすぎて後半グダッてるのはユルシテ…
その後は少し番外等を挟んで王国編です!お楽しみに!(まだ執筆途中)
後ここのところ、新しく発売された遊戯王パックのカードが楽しくて仕方ありません。面白いカードが多すぎますね!
一番のお気に入りは〖離世召人形〗です!
~少し前、本田視点~
「The アンカー」をクリアした俺たちが次に放り出されたのは、異様に天井が高く、何もかもねえ部屋だった。
「そんな…!」 「うう…」
そんな部屋を見たトモヤはうつむき、遊戯に至っては懺悔みてーな後悔を吐き出しはじめちまった。
無理もねえ、トモヤはさっきのクイズで妹をやられた。遊戯はそれも含め、俺達を巻き込んだと責任を感じちまってる。
けどよぉ遊戯、何でそんな水臭えこと言うんだ!ここぞって時に1人で背よい込んじまうなんて!
「お前らがつらくて苦しいなら! そいつをオレによこせよ!それが仲間じゃねーか!!」
そんな遊戯に俺や城ノ内の熱い励ましにカオルが残した封筒のカードと手紙(ここにいた経緯とじいさんの無事のことが書かれていた)
そして、その手紙を読んだ杏子が描いた俺達仲間の絆の印、「ピースの輪」により、遊戯とトモヤは何とか持ち直した。
へ、これなら大丈夫!俺達は次のゲームもクリア出来る!…って思ったんだがなぁ…
「本田!」「本田も早くしろ!本…な!!」
「俺はダメみてーだ…」
「(本田くんのリーゼントが服がブロックの間に!!)」
「あばよ…」
「本田ぁぁぁ!!!」 ドスン☆
そんなこんなで俺は、この「リズムブロック」に取り残されて必死に避けてるわけだ。
だが、恐らく約10分以上は避け続けて身体がもう限界に来てる。※実際は5分
「はぁ……はぁ今度こそ…最後かな…」
俺は覚悟を決め、目を閉じた……が、いつまでたってもブロックはこねぇ。
「と、止まったのか?」
ガラガラ「セーフ……クフフ…ええ、もう大丈夫!何故かって?」
「わた「なぁー!?!」たぁぁもう…」
お、お前は…!
~~~~~~~
~遊戯視点~
リズムブロックでまた1人の仲間を犠牲にクリアした俺達は、Death-T4、
なるほど、あの時店に来て難癖つけてきたクソガキが海馬の弟だったとはな…何故海馬がじーちゃんの〖青眼の白龍〗に目をつけたか、完全に理解したぜ…!
「け、ケケ!ガチャで出た全てが☆1~2カプセルとはな!オレ様の4~5の前じゃ、そんな雑魚なんざ捨て鉢も同然だぜい!」
「…そうゆう風にカオルのことも見てたのか?」
「ッ………うるせぇンだよ!!さっさと配置しな」
そして勝負は周りの観客の熱狂とは裏腹に、静かに始まった。
俺のモンスター達は確かに弱い。だが、「脳ミソスライム」以外はかなり優秀な効果を持っている。
「そこだ!俺は「イカニンジャ」でその2体を自爆に巻き込む!」
「…し、しまった!クソが、雑魚の分際でッ!」
俺的には少し拍子抜けしている。カプモンチャンプの試合を噂伝手で聞いた話では、かなり知識と洗練された動きと言われていた。
だが、今のモクバはなんと言うか冷静さに欠けている。今だって「アルマサウルス」で潜る特性がある俺の「モグノン」を攻撃してくるなんてありえない……よし、避けて同士討ちだ。
「ぐぎぎ、ん?…あ!?マズイ、「ヒートン」が進化マスの目の前にいる!いつの間に!」
「このまま一気に片を付ける!☆2「ヒートン」を進化、☆5となった「ハイパービートル」でモクバの☆5「ビッグフット」に攻撃!角アタック!」
結果は共倒れ、だがモクバの最後のモンスターを撃破した。そして、こっちは潜らせた「モグノン」を残している…俺の勝ちだ。
「ウソ…ウソだウソだ!!オレは認めないぞ!捨てる覚悟を持ったオレ様はか完璧な筈だ!レベルも違ってたし、何も間違いなんてない…なかった筈なんだ!!!」
「…モクバ、俺は行くぜ。海馬のいる最終ステージに」
「違う…こんなの、こんなの…!」ジワ…
正直、もう見てられない。目尻に涙を溜めているモクバを背に、俺はDeath-t5のエレベーターへ向かう。
ザザ『待ちくたびれたぞ遊戯、余興も飽々していた所だ…さあ、その通路を渡り最終ステージに上がって来るがいい!』
「…!海馬!」
待ってろ海馬…今行くぜ…!俺がそう思っていると、モニターに映った海馬はモクバの方へ、兄弟とは思えない冷徹な目を向ける。
「に、兄サマ…オレ…」
『ふん…その憐れですがるような負け犬の視線を、俺は背中で感じ続けた』
「~~っ!」
『そのボックスから出られるのは勝者のみ。敗者には罰ゲームが待っている…分かるなモクバ、それがこのDeath-Tの掟だ。
さあ、その更に腑抜けた要因の元まで落ちろ』プツン
「そんな…兄サマ!まさか死の体感を!………っわあぁあああ!!!」
ボックス内が煙とモクバの悲鳴で満たされる、あれはじーちゃんが同じ「死の体感」…!
海馬、アイツ弟のモクバにまで罰ゲームを…!
「ギャアァアアァアア!!」
「モクバ!手を掴め!」ダッ ガシィ!!
俺は急いで戻り、モクバをボックス内から何とか引っ張り出す!
「な、何故だ遊戯…何故オレを…」
「……モクバ、俺がゲームに勝てたのは仲間が手を差し伸べてくれた仲間がいたからだ」
「…な、仲間……!……カオル…」
モクバの無事を確認した俺はエレベーターに乗り込んだ…
~~~~~~
ワアアアア!!!
エレベーターを上りきった先にあったのは、割れんばかりの歓声が響くステージと黒服に拘束されている杏子達の姿。
「ようこそ最後ステージへ、遊戯君」
「海馬、俺はお前を許さない…!」
「遊戯ー!頑張れ!」「勝って!」
そして、その横では不敵な笑みを浮かべた海馬がいた。
…海馬…お前のために、皆が傷ついていく…今決着をつけるぜ!
「ククク、最早俺達に言葉は意味はない。俺達に代わって決着を決めるのはカードのみ…!!」スッ
「俺のは、じーちゃんの魂のカードとカオルが残したカードだ!」スッ
俺達は互いにデッキをカット&シャッフル。そしてそれぞれの位置につく。
「ルールは海馬スペシャルルール!モンスターを守備表示でも召喚出来る。基本ダイレクトアタックは出来ん!だが、同名モンスターが3体いる場合は出来る!
さあ、ソリッドビジョンシステム始動!開始だ!!」
「「デュエル!!」」
闇遊戯LP4000 vs 海馬LP4000
「こちらの先行、ドロー!小手調べだ、〖ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-〗を召喚。ターンエンド」
海馬LP4000 手札5
〖ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-〗
☆4 攻1200守1100
『ヌン!』
「モンスターが実体化したわ!」
「ってあんにゃろう!遊戯をおちょくってんのか!?」
「でも城ノ内くん、あのデッキは遊戯くんのおじいさんのデッキだよ?種も半分は割れているはず」
「受けて立つぜ!俺のターン、ドロー!」
手札5→6
よし、モンスターは少ないが何とかなりそうだ。
「俺は〖エルフの剣士〗を召喚!剣士で支配者に攻撃!」
〖エルフの剣士〗☆4 攻1400守1200
『ハァァ!』
「ぐっ」
海馬 LP4000→3800
剣士の斬撃により、支配者は両断される!
「よっしゃあ!」
だが城ノ内君、喜んでもらって悪いがこれ以上は何も出来ないんだ。
「俺は2枚伏せ、ターンエンド!」
遊戯 LP4000 手札3
〖エルフの剣士〗☆4 攻1400守1200
伏せカード2枚
「ふ、これくらいのハンデがないと面白くない…ドロー!」
手札5→6
どう来る?
「このカードだ、〖闇・道化師のサギー〗を攻撃表示!」
「闇道化師!?でもそいつの攻撃力じゃ…」
「確かにエルフは1400でこいつは600。だが2枚伏せ、このカードを合わせて出すと!」
…装備魔法カードか!
「〖魔導師の力〗!ククク、お前には公園で見覚えがあるかな?これをサギーに装備!自身の魔法罠の数×500アップする!」
〖闇・道化師のサギー〗
☆3 攻600→2100守1500→3000
カオルも使っていたカード!マズイ、2000代がこんなにも早く、
「サギーでエルフに攻撃、ダーク・グライド!」
『アッーー!』
装備魔法によって、ふた回りは大きくなった闇道化師の放った黒き光弾がエルフをかき消してしまった!
「っ!」
遊戯 LP4000→3400
「どうだ?コンボ攻撃の破壊力は!ターンエンド!」
海馬 LP3800 手札2
〖闇・道化師のサギー〗☆3 攻2100 守3000
伏せカード2枚 〖魔導師の力〗
く、前回のデュエルやじーちゃんとのデュエルでもそうだった。流石は昨年の日本チャンプ、デュエルモンスターズを知りつくしている!
「遊戯、頑張って!おじいちゃんの魂のデッキなんだから!」
「そうです!きっと勝てるよ遊戯くん!」
そうだ、あのカオルも時々圧倒するゲームマスターのじーちゃんのことだ。何か秘策があるはず!
「俺のターン、ドロー!」
手札3→4
〖封印されし者の右足〗?ダメだ、このカードじゃ闇道化師は倒せない…ならば!
「俺は伏せていたカード、〖暗黒界の取引〗を発動!互いに1ドローして1枚捨てる!」
手札3→4→3
「ブラフ伏せだったか…フフ」
手札2→3→2
よし!これなら!
「俺は引いた〖死者蘇生〗を発動!捨てた〖暗黒騎士ガイア〗を蘇生しバトル、スパイラルシェイバ(
〖暗黒騎士ガイア〗☆7 攻2300守2100
「ほう、切り札が手の内にあったのか」
海馬LP3800→3600
「兄サマ…!」
あれは…モクバも見に来たようだ。いや、今はデュエルに集中だ…。
「モンスターをセット、カードも1枚伏せてターンエンド!勝負はまだわからないぜ!」
遊戯LP3400 手札1
伏せモンスター1枚
〖暗黒騎士ガイア〗☆7 攻2300守2100
伏せカード2枚
「やった、これでまたライフがほぼ互角になったわ!」
「よっしゃ!やったぜ遊戯!」
よし、何とか体勢を整えた!このまま押し込む!
「
〖青眼の白龍〗☆8 攻3000 守2500
だが、俺が安心したのもつかの間、スタジアム全体に白龍の咆哮が轟く!!
「何!?」
「とうとう出やがった!?」
「そんな、いつの間に!」
「きっと取引の時に落としたんですよ!」
「そして俺の
手札2→3→2→3
異常なリカバリー速度だ!2枚目の〖青眼の白龍〗がもう手札に!
「バトルだ、〖青眼の白龍〗でガイアに攻撃!滅びの
『グォォォ!!』
「ンぅあっ!」
遊戯LP3400→2700
「〖暗黒騎士ガイア〗、粉☆砕!」
「なんつー威力だ!?光弾というよりカ○ハメ波だろアレ!」
「城ノ内くん例え…せめてレーザーとか言いましょうよ…」
バトルフェイズを終えた海馬は、〖カイザー・シーホース〗を守備表示で召喚してターンエンド。
まずい、何か防御手段を引かなくては、海馬はすぐにでも2体目…いや、悪くて3体の〖青眼の白龍〗を出してしまうだろう。
「フフフ、死に損ないのジジイが残していったカードデッキか…カードからも死に損ないの息づかいが聞こえてきそうだよ。いや、死人の子供のカードも混ざっていたんだったかな?」
「!カオルとじーちゃんは、俺を信じてこのカードを託したんだ!俺には聞こえるぜ、カオルのデュエルを楽しむ心!じーちゃんの熱い魂の鼓動が!
海馬、そんなお前のカードに信じる力は宿っているか!!」
「っ…」
俺は…このカードを信じるぜ!
「ドロー!!…俺の引いたカードは〖強欲な壺〗!2ドロー!」
手札1→2→1→3
これなら…
「っ…俺は〖ホーリー・エルフ〗を守備表示で召喚。カードを1枚伏せてターンエンド」
遊戯 LP2700 手札1
伏せモンスター1枚
〖ホーリー・エルフ〗☆4 攻800 守2000
伏せカード3枚
「ふん、あれだけほざいた割に、壁のみとは呆れた物だよ。すぐに消し去ってやる!
ドロー、ダブルコストの〖カイザー・シーホース〗を生け贄に、2体目の〖青眼の白龍〗を召喚!バトルだ!〖ホーリー・エルフ〗と伏せカードに攻撃!」
〖青眼の白龍〗☆8 攻3000守2500
「マズイぜ、モンスターが!」
「遊戯…!」「…?いや、」
「今「攻撃」と言ったな!トラップ発動、〖聖なるバリア-ミラーフォース-〗!海馬、お前の攻撃表示のモンスター…〖青眼の白龍〗を全て破壊するぜ!」
「む!」
〖青眼の白龍〗は戦闘では最強だ…だが、効果破壊ならどうだ!墓地にいけば、貪欲等で巻き返すにも一苦労なはず!
「ふぅん、効果で破壊か……甘いわ!こちらもトラップを発動する、〖身代わりの闇〗!
カードを破壊する魔法・罠・モンスター効果が発動した時、その効果を無効する!!」
「何!?」
「ウソー!?」「な、無効とかずりーぞチクショー!」
「最初の伏せで盤石にしてたとは…!」
「はっ、文句は創始者のペガサスにでも言うんだな!
その後、レベル3以下の闇属性モンスターを
「ううっ!!」
く、1ターン分の妨害がなくなってしまった!しかも効果ダメージを回復に変える〖ダメージ・イーター〗まで!
「仲間との結束とやらもこの様か…ターンエンド。
フン、そうやってカードが無くなるまで守備表示を続けるつもりか!遊戯!!」
海馬LP3600 手札2
〖青眼の白龍〗×2 ☆8 攻3000守2500
伏せカード1枚
…じーちゃん、本田君、カオル…俺は、最後まで諦めない!俺は…!
「ドロー!…これは……」
手札1→2
「どうした遊戯!怖気づいたか!」
「いいや、仲間が答えてくれたのさ!魔法発動、〖天よりの宝札〗!互いに6枚までドローする!」
手札1→6
「…!カオルのカードか!」
「そしてこのカードを発動、〖光の護封剣〗!これで3ターンの間、お前の〖青眼の白龍〗を封じるぜ!カードを1枚伏せてターンエンド!」
遊戯 LP2700 手札4
伏せカード3枚
〖光の護封剣〗
「!!…無駄なことを。3ターン引き延ばした所で何が出来る!(3体目のブルーアイズ!それにこのカードか、ククク…)」
手札2→6
確かに海馬の言う通り、俺の手札にあるカードは2枚目の〖七星の宝刀〗!他は〖封印されし者の右足〗、左足、左手と意 味 不 明のカード!これで、どうやって戦えばいいんだ…!
……ホ……ぎ………
え?
………ホホ、遊戯。お前らしくないのお。いいか、この世に意味など無いものはないんじゃ!………
ふと声がした方を振り返る。
……そう、その組み立てた千年パズルのピースのように、カードにもある……
じーちゃん!
じーちゃんは俺が呼び止める間もなく闇へ消えていく。今のはいったい…
「モンスターとカードを伏せてターンエンド。フフフ、これで1ターンにーー」
「…」
…そういえば、少し前にじーちゃんとカオルに聞いたことがある…ある特殊なカードの存在を!
~~~~~~
それは亀のゲーム屋でだったか、
「特殊勝利?」
「そう、このデュエルモンスターズではLP0にしたり、デッキ切れの他にも、ある一定のやり方で勝てるカードも存在するんじゃよ。
その代表と言えるカードは、5枚手札にあって初めて召喚できる無敵のモンスターなんじゃ!」
「わ私も、何とか左手だけなら手に入れたんです。まあ…ハハ、全然集まりませんけど…」
「やるのうカオルちゃん!…じゃがのぉ遊戯、その5枚を揃えられた者はまだ、誰もいないんじゃよ」
「え、そうなのじーちゃん?」
「うむ、ワシも揃えたら苦渋の森ッターコンボに〖非常食〗ターボ、〖強欲の壺〗3積みとかやったみたいんじゃがなあ…」
「(本当は揃ってるんだな…)…あ、もし揃えたらこのカード3枚を使うのはどうです?」ピラ
「ほほう〖王立魔法図書館〗と〖鉄の騎士 ギア・フリード〗にエルマ……無限ドロー…か!ホホ、末恐ろしいの~(震え声)他にはどんなコンボが?(揃ってること絶対言わんどこ…)」
「そうですね、ロックや遅延軸、トレパン撤収軸とか調理師軸…あ!この頃発見されたのだと、〖つまづき〗等や氷結界を使ったハラキリzーー」
~~~~~~
…エクゾディア…このデッキの中に、エクゾディアが…!!
「おい、聞いているのか!お前のターンだ、早くカードを引け!!」
「ハッ…今引くぜ、ドロー!俺は伏せていた〖七星の宝刀〗を発動、今引いた〖ブラック・マジシャン〗を除外し、2ドロー!」
手札4→5→3→5
「遊戯…!」
「ん…(遊戯君、何か
「大丈夫、あんなにドローしてンだ!カオルは言ってたぜ!1ドローはLP1000以上の価値があるってな…!」
「これで4枚揃った!…トラップ発動、〖闇次元の解放〗!これにより、除外された〖ブラック・マジシャン〗をフィールドに特殊召喚」
〖ブラック・マジシャン〗☆7攻2500守2100
「ふん(今さらどんなカードを引こうが同じことだ…)」
「(守備するくらいなら、少しでも削る!)バトル、〖ブラック・マジシャン〗でセットモンスターに攻撃!
『フッ!』
『ーッ!!』
「〖神竜ラグナロク〗撃破、ターンエンド!」
遊戯LP2700 手札5
〖ブラック・マジシャン〗☆7 攻2500守2100
伏せカード1枚
〖光の護封剣〗
〖闇次元の解放〗
「フ…そんなの、痛く痒くもない。ドロー!
封印が解けるまで後1ターンか…魔法カード、〖フォトン・サンクチュアリ〗を発動!フィールドに
〖青眼の白龍〗×3 ☆8 攻3000守2500
「く、ルールでダイレクトアタックが可能になったか!(だが、護封剣で海馬のモンスターは攻撃は出来ない!)」
ここでターンを凌いで、次のターンに〖七星の宝刀〗等でーー
「だが、ここで普通に仕留めても盛り上がりに欠ける。前のターンに伏せていた〖砂塵の大嵐〗を発動!このターンのバトルフェイズを放棄するが、魔法・罠を2枚まで破壊する!〖闇次元の解放〗と忌まわしい護封剣を破壊する!」
ビュオオオオォ!!!
「な!」
「カードを2枚伏せターンエンド。さあ遊戯…最後のカードを引け!次のターン…3体のブルーアイズが、お前に総攻撃を仕掛ける!!!」
海馬LP3600 手札2
〖青眼の白龍〗×3 ☆8攻3000守2500
伏せカード3枚
「…〖闇次元の解放〗が破壊されたら〖ブラック・マジシャン〗も破壊され除外…」
〖七星の宝刀〗が腐った!それに最初の伏せカードは〖ダーク・バースト〗。攻撃力1500以下の闇属性は墓地にいない!そしてデッキは後20枚程…
ジワリと熱が抜けるような感覚……ダメだ…!例えこの4枚がエクゾディアのだとしても、このラストターンで引く確率は、あまりにも低い! ※約5.0%
『『『グォォォ…!!』』』
「フフ…(悩んでも無駄だ、俺の伏せカードは〖天威無双の拳〗!どんな効果だろうと無効…
破壊したとしても、昨年に手に入れた「究極」のカードがお前を葬る!!)」
このカードを引けば全てが終わる…例えどうなろうとも…俺はカードを引……な!
俺はカードを引こうと手を伸ばすが、そんな行為とは裏腹に、カードはどんどん離れていく…
「(遠ざかって……違う。カードが遠ざかっていってるんじゃない!カードから逃げようとしている…!俺がカードを引くことに怯えてるんだ…!)」
クソ、手まで震え…ん?
ふと、手に描かれたが目に入る。……このマジックの痕は、さっきの「リズムブロック」で…
ーー手を出して!ーーホラ!ピース!ーー
ーーー遊戯!ーー遊戯…ーー
ーーもし、ひとりで辛い時があったらこのピースの輪を思い出して…ーー
「!」
ーー遊戯、お前はひとりじゃねぇーー
ーー僕達はこの輪で繋がってるよーー
ーー遊戯さん!ーー
いつの間にか、手の震えはとまっていた。そうだ、もう大丈夫!俺は信じて進める!
「…ありがとう皆。俺はもう、何も恐れない!!」
遊戯LP2700 手札5→6
「フン!ついに開き直って
海馬、それは違うな。
「俺は
〖封印されしエクゾディア〗!!!」
「何っ!?そのカードは…」
そして今、5枚全てが揃ったために封印は解かれ、その姿を現した!
「バ、バカなッッッ!!エクゾディアだとぉ!?奇跡を起こしたというのかッ!!!」
エクゾディアは両手を胸の前に持っていき、その中心が光輝く!そして、その力を解き放った!!
「怒りの業火ー
エクゾディア 攻→∞守→∞
「~~~~ッッッ…バカな…俺の〖青眼の白龍〗が…!」
海馬LP3600→0
「カードと心を一つにすれば奇跡は起こる。お前の負けだ…」
そして、負けた者への「罰ゲーム」!!
「償いの瞬間だぜ、海馬!!
罰ゲーム!
「うわあああああああ!!!」
パリーン…
「お前の心の悪は、砕け散った…!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「兄サマ!?兄サマ!!」ユサユサ!!
デュエルを終えた後、彼はすぐにお兄さんの元へ駆け寄る。
しかし、お兄さんは彼に何度声を掛けられても虚空を見つめたまま座り込んでいる。まるで脱け殻のようだ。
そこへ、勝利した者は語りかける。
「モクバ。海馬は今、闇の中で自分の心のカケラを拾い集めている。優しい心が少しでも残ってたなら、戻ってくるさ…きっと」
「遊戯…」
そう言い残し、遊戯さんは仲間の元へ戻っていく。
「みんな!」
「終わったな遊戯!」「勝ててよかったです!」
「皆信じてたわよ遊戯!」
「ホントホント、すごかったぜ!」
「ねっ?言ったでしょ本田さん?遊戯さんは負けませんでした」
「おうよ!本田やカオルもきっとそう言って……………………ヒギャーーー!!!?」
「カオル!!?」「生きてる!?」
「おいおい城ノ内、俺らをお化けみたいに…傷つくぞオイ…」
あ、ようやっと気づいてくれた。
「カオルちゃんどうして、あの時食べられたはずじゃ!」
「残念だったな、トリックだよ」キリッ
本田さんや皆には「あの映像は偽物」と言っておいた。本当のことなんて言えん。
本当は、落ちた時におもッくそ腹打ちし、その拍子で出た吐瀉物で窒息しかけてた所を慌てて蛇ちゃん達に助けてもらってたなんて…!
この事実は胸の中にしまっておこう。恥ずかしいもん…ん?
ピッ「はい、私です。どうされました?」
(カオル殿!おじいさんが目を覚ましましたぞ!医者によると、無事ですが経過観察のため、2~3日様子を見てから退院だそうで!)
「なるほど、それは良かった。それではそのように伝えます。どうも(なら回りに黒服っぽい人がいなければ帰ってきてね、ワイト)」
(ホホホ、了解!あ、さっき叩きつけられたの痛かったんですぞぉ?後でデザートは色つk)プツン
おじいちゃん…よかった。私は裾に隠している〖ワイト〗に魂の力を込めるのをやめて携帯をしまい、さっきのことを遊戯さん達に伝える。
「ありがとうカオルちゃん!」「よかったわ、一安心ね!」
「早速病院に行こうぜ!」「おう!」
「カオルも行こう!」
そうお兄さんは手を出して来てくれた。けどごめん…
「…いや、今日はまだ仕事が残っている。私はモクバ先輩とこの場を納めないとだからお兄さん達で言ってきて?」
「なーに言ってンだ?そんなんいいじゃねえか!もう海馬の野郎はあんなんだぜ?」
聞いていた城ノ内さんが横やりを入れてくるが、私の覚悟はきまっている。
「給料貰って仕事してるんです。責任持ってやらないとダメですよ…ああ、外にタクシー止めておいたからそれを使うといいですよ。お金は払ってあります…
…なので猿渡さん方、彼らを捕まえてはいけません」
「…チッ」
私は遊戯さん達後ろに近寄って来た黒服達に牽制を掛けとく。ホント、ある意味分かりやすくて助かりますわ(半泣き)
「すいません、河豚田さん。彼らを入り口まで送ってはいただけませんか?」
「…へ?…あ、ああわかった。君たち、着いてきなさい」
何度も振り返りながら離れていくお兄さん達を見送っていると、護衛を終えたエダ、それと気まぐれなのか、お兄さんの精霊の〖気まぐれの女神〗が話しかけてきた(ナーガには水を浄化して貰っている。マジすいません…)
(ぬぁぁん疲れたもー!ふう……カオル、よかったの?本当に行かなくて?)
(ふぁぁ…オッツでーす。寂しそうだけどどうしたん、女神が聞こか…?)
いや、大丈夫…ではないけどね。これから多分、海馬コーポレーションはガッタガタになるだろうな…
(私達は事前に回収したが)株価は下がるだろうし、会社不審から退職者、失業者も増える。一枚岩ではないから派閥も増えそうだ。
(う、その他諸々も考えたら、尚更辞めといたほうがいいんじゃない?)
でもな…そう心で話しながらモクバ先輩に目を移す。どうやら
「兄サマ…」
もし…私まで辞めた場合、誰が彼の…海馬モクバの味方になってくれるのだろうか…考えられる限りは2~3人くらいしか思いつかん。
それなら一応、副社長補佐である私は海馬社長が起きるまで彼のサポート業務に徹するよ。
(へー。まあ君もいい思いもしたんだし、お返ししないと~。雨乞いしたんなら、
(雨?えー…)
ん?あれだ、
(あーなる程。だいたい分かったわ())
(喋んの飽きた~、家戻っとる~…)
さて、まずはこのスタジアムでザワザワしてらっしゃる観客達を案内で帰さなきゃならないな……うへぇ、人で酔いそうだ…
こうして、落成式(海馬ランド)は全体的には成功。所々(Death-T)失敗の連続で終わったのであった。
後日。幹部会議にて、
???3「というわけで、海馬社長が植物状態でいない今、社長が主導で進めていた海馬ランド(野外)の工事は一旦ストップです」
???5「うむ、いやはや残念!ハッハッハッ」
???1「そうか、あの場所の企業を買い取るのは骨が折れたんだがなぁ」
大田「おいおい…」
大瀧「くえええええええ!?ちょ!ちょっとちょっと!大門さんどうゆうことで!?」
カオル「そんな…どうしてですか?工事は6割は進んでるんですよ?」
???5→大門「大瀧、それと子どもは黙って貰おうか」
???3「それに関して端的に言うと、株価が一気に低迷しています」
大瀧「ままママま待ちなさい!!!ではアレは!ペンギンランドは!?」
大田「残念としか言えんな」
大瀧「ーーブクブクブク…」ドサリ
カオル「…大瀧さん?大瀧さん!?しっかり!!」
この後、大瀧は3日間寝込んだ。