ちなみにやっぱりチューナーモンスターは使いたいので〖灰流うらら〗〖エフェクト・ヴェーラー〗みたいなのは使わず、それ以外はチューナー扱いにしないで使って行くので、ご了承下さい!じゃないと回らなくなるカテゴリーが多いので…
夜、遊戯は原因となった人物の前に相対する。その人物は戸惑っているようだ。
「また会ったな。じいちゃんや城ノ内君達にしたことの仇を取らせてもらうぜ…さあ、ゲームの時間だ。場所を移そう、ついて来てくれ」
「ゲゥッ、ゲーム!?なな何故ですか!!私は何も」
「ゲーム」という言葉を聞き、その人物はひどく狼狽していた。その姿を見て、遊戯は少し胸を痛めた…が、されたこと…そしてもう1つの目的ために心を鬼にする。
「ただし…普通のゲームじゃないぜ?カオルちゃん」
ーーーーーーーーーーー
~数刻前~
「よし、次は~、〖メルキド四面獣〗に〖
(うう、シナジーのないバニラだけでおじゃる…あ、12枚目の〖ワイト夫人〗)
(〖ワイト〗はもう少しモラルを弁えなさいな)
(ホ?ワイトが悪いのですかな!?言いがかりですぞ!)
自宅謹慎が解けて
「オ゛ア゛ア゛!〖命削りの宝札〗〖トランスターン〗に〖
(くそ…すげえ声だ、耳持ってかれるかと思った…ん?カオル、〖サンダーボルト〗と〖ブービーゲーム〗出たわ)
「…本当に?嘘だ…私を騙そうとしてる…!……本当だ!!ありがとう!」
その間にも兄さんは退院し、高校を通っている。近頃高校では色々あったらしく、預言者が詐欺師だった、鉄板の上で爆発騒ぎ、理不尽な教師達が等と、童実野町らしい話は事欠かない。
この前も、城ノ内さんが最新スニーカーの狩りにあったらしい。といっても、そのスニーカーを売った店もグルだったらしく、闇遊戯さんがやったようなので問題ないだろう。
(お、〖D.D.クロウ〗〖アマリリース〗後はバニラの〖牛魔人〗〖
(いや、ワイトは目がないでおじゃろう)
それよりも、だ。開封したカード達に目を向ける。やはり
〖サンダーボルト〗〖命削りの宝札〗〖D.D.クロウ〗〖G・B・ハンター〗×3枚〖
ククク…〖サンダーボルト〗は嬉しいが、この2つのぶっ壊れ汎用ドロー魔法が当たったのも嬉しい。
〖壺の中の魔術書〗は互いに3枚ドローできる。見たことないので、原作遊戯王とかにあったんだろう(※アニメGXです)
〖天よりの宝札〗は互いに6枚までドローできる効果!同じ効果が入った某神の専用罠カードより、とても使い勝手が良い(※ocgでは、自分の手札とフィールド全て除外して、自分だけ2ドロー)
「クフフ…」
(うわ…小学生がしていい顔じゃないでおじゃる)
(〖強欲な壺〗みたいですな)
(〖成金ゴブリン〗じゃない?後そろそろ時間よ?早く亀のゲーム屋に行きましょ?おら早くしろ)
「あ、ホントだ!ごめんエダ」
そうそう、最後のアメリカから帰ってきた精霊の紹介を忘れていた。
こちらのたまに口が悪く、褐色肌(重要)の美人は魔法使いこと〖ダーク・エルフ〗。活動時の偽名はエダ・マクレーン、私にはエダと呼ばせてくる。精霊の中では最も貢献していて、たまに大ポカやらかす精霊でもある。
それはもう最初にあった頃から悪かった。カードショップで出会っていきなり実体化したものだから、横で〖ドラゴン目覚めの旋律〗等を買っていたとある
幸い、すぐに魔法で店員ごと全員眠らせたようだが、出力を間違えてモンスターに襲われる悪夢(体感7時間)を見させてしまったらしい。…何やってんだお前ェ!!!(某四皇感)
…だが、それ以上に貢献もすごい。私の代わりにカードの横流し、売却、パック購入を行う(ダミーのパックはこちらで買うが)
そして、主要なカードがある大会があればどこだろうとこっそり飛んでいき、カードと賞金を稼いでくる。
とまあ、ナーガ以上に金銭で貢献してるため、約束で賞金の半分は彼女達の物にさせているし、カード狩りを狩ったカードは、余程の物や使いたいカードじゃない限りは、エダに預けている。
(けどカオルって変わり者ね。弱いやつを鍛えるのがそんなに楽しいの?)
「楽しいというより楽しさを知って欲しいというのが強いかな?初心者って相手が強すぎたりルールがややこしすぎたりして離れるっていうのが多いんだよね」
厳しくやったって楽しくない。先人が優しく導くことが大事なのだ。ほら、ルールを守って楽しくって言うだろ?
…だからこそ、先行1ターンの四~六無効妨害やパーデク等は辛い(死んだ目)ウララチャンGタベナイデ…
(?どうしたでおじゃるカオル氏。目がワイト氏のように黒々としてるでおじゃる?)
「なんでもないんだ。ナーガ、留守番よろしく…さあ、城ノ内さん達待ってるかもだから行こう!」
ーーーーーーーーーーー
今日はワイトとエダさんを護衛に進んでいく。前回の件もあってか、ワイトがカタカタと
(さあ見えてきましたな!カオル殿、遊戯殿達も待っているとはいえ十分に……魔法使い?何を持っているで?)
(ん?さっき路地裏で拾った「
(ホキャー!?なんて情操教育に悪い物を!御禁制、御禁制ですぞ!!)
(フフ、ほれほれ~)
(いや~!?)
「こっ!こんにちは!すいません待ちましたか?すいません」
「カオルちゃんいらっしゃい!」
「よく来たのう!今日はパック買うかね?」
そうすると、遊戯さんと遊戯さんのおじいちゃんに、いつものように迎え入れられる。そして、
「カオル!待ってたぜ、今日は先週のようには行かねえからな!」
「本当か~?城ノ内、前のデュエルの時〖トルネード〗で破壊したら無効出来ると思ってたじゃねえか。ノされるのがオチだぜ」
「う、うるせぇ!それは最初だけだ!本田こそ☆7を生け贄無しに召喚してただろうが!」
んだとー!とわちゃわちゃしている城ノ内さんと本田さん。杏子ちゃんは予定があるらしく、来てないようだ。っておいおい…
「その…アザ大丈夫ですか?事故?」
「ん?ああ、大したことねぇよ」
よく見ると、本田さんと城ノ内さんの顔中、治りかけのアザだらけだった。本田さんに聞いた所、中学生の頃の城ノ内さんの友達といざこざがあったようだ。城ノ内さんってよくボコられてるな。
「ホホ、そう立ち話もいいが、レディを立たせたままにするもんじゃないワイ。どれ、皆に茶菓子でも持ってくるからその間に始めるといい」
「そうだね、皆こっちこっち!」
「あ、すいません、あありがとうございますっっおじいちゃん!」
(…まだ慣れませんかな?緊張しすぎですぞ、カオル殿)
すまん、後4回くらい待ってほしい。ちょっと慣れてきてるところだから。4回過ぎたら普通に話せる…と思う…それにデュエルの話なら普通話せるし!
「じゃじゃあ皆さん、最初はデュエル知識を深めてですn」
「「「えー!」」」
「そんな小難しく考えるよりさっさとやろうぜー?」
「そうそう、間違えたらその時でいいのさ」
…ごね出したな。実は最初、城ノ内さん達にルールを教えたり、クイズを1~2問出していたのだが、早くデュエルしたい皆(特に勉強嫌いの3人)には不評なのだ。
コンマイ語を知ってた方がもっと楽しく出来ると思うんだけどなぁ。
(うーん、ご褒美あったらやる気になりませんかな?ほら、ドーナツとか!!)
(年上にカードあげる…とかは情けないことになるわね…)
年上…ご褒美……は!エダ、それよこして!
「えー…3問正解して私とデュエルしてくれたらさっき拾ったこの
「何やってんだ?さっさと問題を寄越しな…!」
「ふ、この本田ヒロトに解けない問題はねえ…!」
「パラダイス…パラダイスセカンドシーズン…!」
切り替え早!しかもなんて目してやがる…!みんな覚悟完了してるじゃねえか…
「で、では早速問題!中途半端な攻守のモンスターの名前とその数値を一枚お答えk」
「〖
「〖ダーク・キメラ〗攻撃1610守備14…5いや…1460だと思うぜ!!」
「〖カードを狩る死神〗!攻撃1380守備1930のリバースで相手の罠を破壊する効果だよ!!」
即答した…だと!?
~~~~~
「では問題。相手
「「「「!?」」」」
「ここまで来たってのに…!!」
「畜生!」
「く、落ち着くんじゃ2人とも!テキストをよく見るんじゃ!」
「そうだよ!ボッキ◯、ボ◯キンだよ城ノ内君、本田君!」
第5問目、おじいちゃんは戻ってきたら3人の味方となった。取り上げるんじゃないのかよ…
「こ、答えは…!削れr」
「待て本田!ここは俺がやる…!!」
城ノ内さんはそう言い、出されたカードをじっくり見る。どんだけビデオが欲しいんだよこの漢達…
「ふ、全くいじわるな奴だなカオル!答えは……削れない!」
「理由は?」
「〖大砲だるま〗には〖闇・エネルギー〗がついてて攻撃力は1200ある。だが、〖巨大化〗を付けると「自分のライフが低いと元々の!攻撃力を倍にする」だから〖大砲だるま〗の攻撃力900の2倍、1800になっちまって相手ライフは200残っちまう!……だ、だよな?な??」
「クフフ…正解です!すごいです!よくわかりましたね!」
「「「「よっしゃー!」」」」
いや驚いたわ。凡骨とも言われた城ノ内さんがここまで理解を深めていたとは…ならデュエルの方も実りがありそうかも。
「ですが、最後のデュエルが残ってますよ!前は遊戯さんと本田さんでしたので」
「ああ、今回は俺だ!こっちでも勝ってやるぜ!」
「待つんじゃ!城ノ内君、こっちに来なさい、2人も」
デュエルをしようとした所、おじいちゃんに止められる。?どうしたんだろう、皆ヒソヒソと…ん?今カードを何枚か変えたか?
「ありがとう皆!力、貸してもらうぜ!カオル!今回は加減無しで大丈夫だ!」
「え?えと、はい」
い、いいの?ならそうするけど。私は〖氷水〗〖恍惚
「さあ、デュエル開始じゃ!」
「「デュエル!」」
カオル LP4000 VS 城ノ内 LP4000
「ではコイントスじゃ!」
「裏です!」
「表!」
おじいちゃんがピンッとコインを弾く。先行の行方は…
「表、俺が先行だな!ドロー!」
手札5→6
おっと、今回はあっちが先行…さあ、どう来る。
「早速来たぜ!俺は手札から〖
入れ替えたカードか…って
「さあ選んでくれ」
〖デス・ストーカー〗〖伝説の剣豪MASAKI〗〖岩窟魔人オーガ・ロック〗〖置換融合〗〖アマリリース〗
えーと、3枚はバニラで2枚は墓地効果か…なんか前世の環境を考えるとホッとする5枚だ。
「では〖アマリリース〗を」
「おう、〖アマリリース〗以外は墓地に送る!そして墓地には3枚の通常モンスターがいる!〖岩窟魔人オーガ・ロック〗と〖デス・ストーカー〗を除外して〖紅蓮魔闘士〗を特殊召喚だ!」
〖紅蓮魔闘士〗☆6 攻2100 守1800
(あー、そういうことですか!〖アマリリース〗は囮だったわけですな!城ノ内殿考えましたなあ)
「(よし、何か知らんが遊戯の言う通りだったぜ!)そして効果発動!墓地のレベル4以下の通常モンスターを出せる!〖伝説の剣豪MASAKI〗!」
〖伝説の剣豪MASAKI 〗☆4 攻1100 守1100
「更に〖融合〗を発動!手札の〖炎を操る者〗と〖伝説の剣豪MASAKI〗で〖炎の剣士〗を融合召喚!」
炎の剣士〗☆5 攻撃1800 守1600
「最後にモンスターをセット、〖連合軍〗と〖凡骨の意地〗を発動してターンエンドだ!」チラ
「いいぞー!城ノ内ー!!」
「「………」」
城ノ内 LP4000 手札0
〖紅蓮の魔闘士〗☆6 攻2100→2500 守1800
〖炎の剣士〗☆5 攻1800→2200
伏せ〖アマリリース〗
〖連合軍〗〖凡骨の意地〗
(始めて数週間なのに悪くない動きですな)
(ま、次のドローによってはワンキル圏内ね)
「私のターン、ドロー」
手札5→6
まだ足りない、引き寄せなくちゃな。
「手札から〖予想GUY〗を発動。デッキから〖水の踊り子〗を特殊召喚!そして1体の特殊召喚が成功した時、〖地獄の暴走召喚〗を発動!デッキから更に2枚の〖水の踊り子〗を特殊召喚!そちらも同名カードがあれば特殊召喚出来ますが…」
〖水の踊り子〗×3 ☆4 攻1400 守1200
「く、〖紅蓮の魔闘士〗は1枚だけだ…」
「ならば続けます!〖馬の骨の対価〗で〖水の踊り子〗1枚を墓地に送り、2枚ドロー!」
手札4→3→5
「そして〖伝説の都 アトランティス〗を発動!」
〖水の踊り子〗×2
☆4→3 攻1400→1600 守1200→1400
「カオルちゃんが盛り返してきておるな…」
「で、でもよ!まだ攻撃力は城ノ内が上だぞ」
「けれど召喚を残してあの手札4枚…難しい状況だよ」
(ワイトもそう思います)
「〖
〖巨大戦艦クリスタル・コア〗☆5→4 カ0→3
攻2100→2600 守1000→1500
〖水の踊り子〗×2 ☆3攻1600→1900守1400→1700
「〖壺の中の魔術書〗で互いに3枚ドロー」
手札1→4
「お、サンキュー…!これは…」チラ
手札0→3
よし、欲しかったカード達だ!次のターンでやれるかも…
「
「突破されちまった!?」
城ノ内LP4000→3400→1500
「クリスタル・コアはダメステ終了時、カウンターを1つ取り除く。カードを3枚セットしてターンエンド!」
カオルLP4000 手札0
〖巨大戦艦クリスタル・コア〗☆4 攻2600守1600 カ2
〖水の踊り子〗×2☆3 攻1900守1700
伏せ 3枚 〖
「まずい状況じゃのう、クリスタル・コアはカウンターの数だけ戦闘破壊を
「うん、それにあの伏せカード、どれもヤバい気がする」
「城ノ内…!」
「問題ねえ!
手札3→4
城ノ内さんの場には〖凡骨の意地〗がある。まあ、出来て3ドローといった所かな(フラグ)
「!〖
手札4→8
ふぅ、焦ったぁ…結構なアドを稼いだもn
「手札から速攻魔法、
「何ー!?」
「〖
もうやめて、城ノ内ー!!畜生、こんなことなら〖強欲な壺〗にしとけばよかった!
「う、モンスターカードじゃねえ…なら墓地の〖置換融合〗を除外して〖炎の剣士〗を融合デッキ戻して1枚ドロー!」
手札7→11→12
(カオルのカードアドバンテージを上回った!?)
(何という豪運なのですかこの男はぁ!)
「反撃開始だぜ、〖嵐〗を発動!こっちの魔法罠を全て破壊し、その分相手の魔法罠を破壊する!アトランティスと真ん中の伏せを破壊!」
〖メタル化・魔法反射装甲〗が!これではお立ち台特殊性癖コンボが使えない…!
「〖融合回収〗で〖炎を操る者〗と〖融合〗を回収!そして魔法、〖
〖アックス・レイダー〗☆4 攻1700守1150
「〖融合〗を発動!手札の〖ベビードラゴン〗と〖ワイバーンの戦士〗で〖ドラゴンに乗るワイバーン〗を融合召喚!2枚目の〖連合軍〗、そして〖ロケット戦士〗を召喚し、バトル!」
〖アックス・レイダー〗☆4 攻1700→2100守1150
〖ドラゴンに乗るワイバーン〗☆5 攻1700守1500
〖ロケット戦士〗☆4 攻1500→1900守1300
「計算を間違えましたね!確かに踊り子は倒せるでしょう…けどクリスタル・コアは倒せない!」
「ならひっくり返しゃあいい、〖ロケット戦士〗でクリスタル・コア攻撃!そしてチェーンして〖月の書〗を発動!」
〖巨大戦艦クリスタル・コア〗
☆5攻2400守1300 カ→0
「うまい!」
「なるほど、裏守備表示ならカウンターは取り除かれ、クリスタル・コアは丸裸じゃ!」
「クリスタル・コアを裏守備にして攻撃、ブースト・ソード!撃破!更に〖ドラゴンに乗るワイバーン〗は相手モンスターが水 地 火の場合、直接殴れる!
「うう…」
LP4000→2300
「城ノ内ー!押し込めー!」
「(おかしいのう、何じゃこの違和感は)」
「おうよ!〖アックス・レイダー〗で〖水の踊り子〗を攻撃!疾風斬り!」
「…フフフ、今「攻撃」といいましたね…?」
「ん?ああそうだが」
「…あ!!いけない城ノ内君!!」
「もう遅い!相手の墓地が8枚以上の時、このカードの条件は満ちる!ダメージステップ時、〖
「へ?なんだ、てか通常トラップは基本ダメージステップには発動出来ないだろ!」
おや、忘れてしまったようだ、宿題だ。
「城ノ内さん、攻守変動の時はダメージステップでも発動出来るってこの前の時〖オネスト〗で教えましたよね?さあ〖墓地墓地の恨み〗の効果、相手のモンスター全ての攻撃力を0にする!!」
「ぜろー!!?タンマタンマ!攻撃ナシだナシ!」
〖アックス・レイダー〗☆4 攻2100→0 守1150
「ダメージステップ時は攻撃を巻き戻せない!恨みの水龍の舞!往生せいやぁー!!!」
〖水の踊り子〗☆4 攻1700守1500
「ぬわー!!」
LP1500→0
「フゥゥン…私の勝ちだ!」
「チクショー…!負けちまった…パラダイスが…」
「けど何でカオルは3回目の攻撃で罠を発動したんだ?〖ドラゴンに乗るワイバーン〗の前には発動出来てたじゃねえか」
(このトンガリーゼント本当に見た目だけのバカね。アメリカにいた黒人リーゼントを見習え)
そう言わないであげてエダ。本田さん、最初よりデュエル強くなったから…そこら辺の小学生中学年より。
「それは相手の油断を誘うためだよ本田君。カオルちゃんは城ノ内君の顔を見て何かあると感じとった」
「だから〖月の書〗を切らせるまで耐えてた訳わけじゃな」
「な、なるほどなぁ…」
ま、無くてもあんなに手札アドバンテージがあったら警戒するわな。
「ええ、それに城ノ内さんとは決定的に違うものがある」
「違うもの?」
「それはこの勝負に集中していたかだ。城ノ内さん、あなたデュエル中ビデオの方をチラチラ見てニヤニヤしてたよな?勝ってこれにありつこうと、どんな内容かと思いめぐらせてたんじゃあないか?」
「…い、いや?」
「城ノ内さん、私はさっきのデュエルであなただけを見ていた。あなたは私じゃなく、勝利の先にあるビデオを見ていた。勝とうと思うなら、まず対戦相手たる私を見ろ!」
(それで釣ったのはカオル殿ですぞ…)
「…!……目が覚めたぜ、すまねえカオル。つまんねえデュエルさせちまったな」
城ノ内はふと手札を思い出す。彼の手札には、
「いえ、若輩者が過ぎたことを…すいません…それに城ノ内さんのデュエルタクティス、いいセンスでした。また楽しいデュエルをやりましょう」
そう言って私は城ノ内さんと握手を交わす。今回は少し消化不良な所もあったが、楽しくないということはなかった。
〖月の書〗をああやって使うとは…彼の手札によっては負けてたかもしれん。じつに実りを感じた…というわけで、渡さないとな!
「はい、◯ッキンパラダイス~セカンドシーズン~です」
「…へ?でも俺お前に負けたんだぞ?」
「?でも言いましたよ?「3問正解して私とデュエルしてくれたらプレゼント」って」
「「「「あ」」」」
やはりルールを守らないとね。ルールを守って楽しくが私の信条だからな!…え、精霊使って金を稼がせている?………ルールの穴をついただけです!!
「やったぜーー!!」
「よし、よし!」
「早速見ようよ!」
「おいおい、わしも混ぜんかい」
(ホホ、青春ですなぁ!)
(ビデオ1つであんなに皆で盛り上がれるなんて、ある意味羨ましいわね)
「で、ではまた今度!あ、あ後拾った物なので動作不良があったらすません!」
「おう、まあそんときゃ笑って許してやらあ!道に気をつけるんだぞー!」
「はいいッ」
~~~~~
「ふう、暗くなってきたな」
(カオル殿カオル殿、帰りにアイスでも買いませんかな?)
いや、時間的にまっすぐ帰らないと夕飯間に合わないからなあ…食べ終わったら皆でこっそり買いに行こうか。私チョコバナナアイスな。
(あら?あれは…)
「どうしたのエダ?」
途中、また脇道に行って何か拾い、ポンポン汚れをはらいながら戻ってきた。
「見て見てカオル、今度は海外物よ!」ガチャガチャ
(ギャ~!?目がー!)
こ、これは!前世のニヨニヨでも人気だったアメリカのゲ◯ポルノじゃないか!
「見せて見せて!」パカッ
(たく、あっちの骨みたいにキャーとか反応期待したんだけど?)
あれ?どういうことだ?………中身がボッ◯ンパラダイス~セカンドシーズン~だぞ?本来の中身は何処に…
(あら?何よ違うじゃないこれ!ナーガに見せて楽しもうと思ったのに、とんだ期待外れ!マトリョーシカか!)
「玉手箱では?今度遊戯さんにでもあげようかな、2つあればもっと嬉しいだろう!」
(うう、これならダイ・◯ード2のツララシーンの方がまだマシですぞ…)
そう精霊達とわいわいしながら私は帰路についたのであった。
パカッ「あれ?これ違うビデオだよ!」
「本当だ!んだよ、カオルのやつ中身確認してなかったのか!何々、「M◯◯◯◯e Fant◯sies 2」?何て読むんだ?」
「最初はかすれて読めんが、後はファンタジーズじゃないかの?しかも海外の18じゃ…これはもしかすると無いかもしれんのう……モザイクが」
「「「!」」」
「再生だ!再生しろ遊戯!巻き戻しがもったいねえ!目ェ細めても見えなかった向こう側に全速前進だ!」
「うん!!スタート!!」
その数分後、「アアンホイホイチャーハン!?」「アーッ!」というテレビの音に混じって、漢達の苦悶の絶叫が響き渡ったのは言うまでもない。
(あーそうだった。アメリカのデュエル大会終わった帰り道、車に轢かれそうな子ども助けたんだけど、このカード達くれたわ)
〖毒蛇王ヴェミノン〗〖毒蛇神ヴェノミナーガ〗〖蛇神降臨〗
「うーん、〖ワーム・ゼロ〗とかあるけど…まだ爬虫類族少ないんだよね…3種類とも一枚ずつかぁ。せめてヴェミノンと〖蛇神降臨〗が3枚だったらなぁ。エダさん、まだ預かってて」
〖毒蛇神ヴェノミナーガ〗ガーン…