この頃はヌーベルズデッキにハマってます!怪獣カグヤと相性良くて好きなのだ。後タヌキとか。
さあ、今回は好きなこと詰め込み過ぎてしまったのと遊戯全開な所は、クリフォート並みの大きな心で許していただいたら幸いです。
「ーで、自分をゾンバイアだと名乗って爆走したんでおじゃる!もう何がどうなってるんだか…」
翌朝、登校まで30分の空き時間が出来たので、私はエダが作った(自称)最強デッキと対戦していた。そしてさっきから、ナーガが変なことを言っている。
(ぬお…手札が止まらないー!?)
手札2→3→4→5
「…何…え?ちょっと待て、今エダを終わらせるから。〖ダーク・ファミリア〗で攻撃!〖一時休戦〗でダメージ0!リバース効果で2体目のファミリアセット!〖召喚制限ー猛突するモンスター〗で表になってリバース効果発動!攻撃!」
(ぞ、増Gつかわなければよかった…!)
手札9→10→11→12→…
「ククク、ファミリアで攻撃!ファミリアが破壊され、墓地に送られたのでリバースの効果発動!2枚目のファミリアを
これが対増G用、ファミリアループコンボで殴る型、ファミパンコンボ」
さて、泣きそうになっているエダに
昨夜、ナーガがアパートに帰るために玄関を出た所、我が兄トモヤがコスプレしたまま外に出ていった。
そんなトモヤをナーガが追ってると、偶々公園でリンチにあってた男が!
トモヤは逃げようとしたが、某支配の悪魔のような構文で自身をゾンバイアだと言って心を奮い立たせる。
不良に突撃したら、触るだけで不良が吹っ飛んだ……なるほど。うん、意☆味☆不☆明!
「確かに今日のお兄さんは機嫌が良……いや不良が…でもなあ………ん、これで最後だな。ファミリアを特殊召喚!ターンエンド」
「ヒッヒィンッ…こんな、酷すぎる゛!これが人間のやることかよ゛オオォッ!ウワ゛ァァァ!!」
手札20→21→デッキLOST
「フゥゥン…私の勝ちだ!……だったらいつも大会で使ってるギャンブルデッキ使えばいいじゃない。コイン操作はお手の物でしょ?」
この〖ダーク・エルフ〗、サイコロをほぼ正確に投げたりコイントスの操作はピカイチで、某デトロイト市警のアンドロイド並みに上手いのだ。
それをたまに利用し、大会で優勝しているためか、
ま、ソリッドビジョンが出来たら考えなければならないが。
「グズいやよ!私の実力でカオルに勝つわッッ!」ギュッ
(いや、それも実力では?ワイトはそう思いますぞ?)
「うっさい黙れ!馬の骨!」
そう言ってエダは、私の膝に顔を埋めて動かなくなった。そんなエダを撫でつつ、ナーガにお願いをする。
「今日は仕事もあるからそうだな…ナーガ、今日はワイトと一緒にお兄さんについてて監視してくれない?株の方はお休みってことで」
(わかったでおじゃる!あの2人の不良が来たら『蛇』に追わせるでおじゃる)
(ワイトは報告要因ですな?了解ですぞ!)
「エダは私の護衛。予定は学校が終わったら大瀧さんと打ち合わせ、モクバ副社長とは…エダ?………エダ、酒買ってあげるから」
「本当!やっ……………いやよ」
「………あー、ほら。たまに行ってるらしい小料理屋で飲んでいいぞ。奢るから」
「…………ガバ! し、しょうがねぇなぁ~(カカ口ット)許して下さいってか?!許してやるよぉ!!」
ようやくご機嫌になったエダを見ながら、内心ホッとする。やれやれ、エダは一番優秀な分、面倒だ。普段大人ぶってても負けるとよく泣いていじけるし…まあそういう所も可愛いもんだから、つい許してしまうのだが…
6歳になって初めて父性愛(?)を理解しつつ、登校の準備の方も終える。
「2人とも、危険過ぎる場合ちゃんと連絡してね。それじゃあ行こうか」
ーーーーーーーーーーー
「~♪」
(と言われたものの…)
(もう放課後になりましたな)
2人は、カオルの兄である花咲友也ともあって細心の注意を払って監視をしていた。
登校、授業、昼休みと、あらゆる時でも交代でトモヤを見守っていたが、いつもよりトモヤが少し堂々としてる以外、変化がなかったのである。
(ホホホ、これはカオル殿の杞憂でしたかな?このまま…爬虫類?)
(いや…そうでもなさそうでおじゃるな…昨日の奴らでおじゃる)
ナーガが視線を向けた先には、校門前にあの2人の不良が。
「あれ?……!遊戯くん!!」
「あ!?花咲くん…」
(なるほど、彼奴らがですか…)
しかもよりによって
「怪我とか無いですか遊戯くん!」
「花咲くんちょっと…」
「ああ~?なんだてめぇ…」
「大丈夫!遊戯くん!!君はボクが守ります!!このゾンバイアが!!!」
「?」
(あの大人しさはホント、どこに行ったんでしょうな…
どうしますかな爬虫類、カオル殿には監視だけしか言われてませんぞ?)
(ふう~…こういったバカは1度殴られてしまえばいいでおじゃる(呆れ))
トモヤの余りの成りきりっぷり(重症)に、流石に優しいナーガも顔を横に振る。さっさと殴られて夢から覚めてしまえ、そういう諦めにも似た目で見守っていた。
それにここは校門前、トラブルになれば先生方も来るだろうと踏んでの見送りだった…が、
「おい、コイツの声…」ヒソヒソ
「!…ゾンバイアだと!?……チッ」……ニヤ
(…ホ?帰っていきますぞ?)
「何だったんだろう、花咲くんを探してたのに…」
不良達はトモヤに何することもなく、一目見た後、すごすごと帰っていった。
(『蛇』、あの男達を追跡。位置を随一知らせよ……) ( `д´)シャー
ちなみにカオルの方はというと、仕事でBIG2大瀧とソリッドビジョン(ミニ)でペンギンランドの検証をしていた。
(光る~クリスマスツリィ~♪それと~♪七面鳥~↑とぉ♪)
「ーなるほど、こういう風に…うーんあー……その、雪のエフェクトが強すぎますかね?これだとペンギンが主役なのかこの景観が主役なのか曖昧になるんじゃないかな~と」
「うう…そうですねぇ。実際再現して見てみるとペンギンちゃんの存在を喰いかねない…」
(お?カオル、この肖像画の男!絶対ホモのサディストよきっと!名前は…海馬…剛…三…)
「そ、そんな気を落とさないで…こちらのデータはどうでしょうか、これならさっきより抑えながら遮蔽する物もー(う、うるせぇ……)」
が、カオルと2人だけで行動してるとテンションが高くなり、かなりの頻度でちょっかいをかけてくるエダのせいで、その後のモクバとの新しいネット情報事業、掲示板等の完成に遅れが出ていたのであった。
ーーーーーーーーーーー
()
「…ふう、そっちは大変だったようだね。まさか昨日の今日で不良が来るとは…よし宿題終わり」
(いえいえ、カオル氏よりかはマシでおじゃったよ。お勤めお疲れ様でおじゃる)
(お疲れ様ですぞ!)
海馬コーポレーションから帰って少し。夕食の前に私は、2人から報告を聞いていた。
ふーむ、これは継続した方がいいのか?昨日の今日で不良が高校にまで……………ん?
()
「ナーガ、同じ不良が高校に来てお兄さんを探してたんだよな?」
「シャヒ?そうでおじゃる。遊戯氏がそう聞いたらしいでおじゃるよ?「花咲って奴いるか?」って」
「…なあ、じゃあなんでその不良2人がお兄さんを探すの?昨日その不良達を倒したのは「お兄さん」じゃなくて「
(え?…あ!確かに、何故トモヤ氏を探してたのでおじゃろうか!せめて「ゾンバイアに詳しい奴」とか「ゾンバイアのコスプレした奴」とか言うはずなのに!)
そう、そこがおかしいのだ。何故奴らは、昨日の今日でお兄さんを特定出来たのだ?
そもそも、何故あの近所の人通り少しある公園でリンチしていた?
(ホホ…まあこの一件で、トモヤ殿の虚妄が増大してしまったのは確かですぞ?)
(やはりあの不良が笑っていたのは意味があった…近々仕掛けてくるのでおじゃろうか?)
「…お兄さんのことを教えた第三者がいる?何のメリットが?」
((「……うーん」))
()
(…所でそこでカード持って倒れている魔法使いはどうしたんですかな?)
「ん?ああ、余りにもウザ絡みが過ぎるからね、勝ったら酒1本追加、負けたら酒1本取り上げてくってルールで5回デュエルして勝った」
((うわ…))
「でもハンデとしてループとバーン無しだぞ?」
ただし、ロックしないとは言ってない。〖八咫烏〗と竹光って楽しいよね!もっとカードプールがあればイドロックもやってみたいものだ…ヘケェ!(〖強欲な壺〗フェイス)
そんな友だちを無くしそうなことを考えていると、廊下からお母さんに声をかけられる。
「薫ちゃん、友也ちゃん!ご飯よー」
「お、はーい!ワイト、エダを戻しておいて。それとナーガ、蛇ちゃんに不良の盗聴をお願い」
(了解でおじゃる、『蛇』聞き耳を開始…)
(んもう、またワイトが骨折り損ですぞ!)
悪いね!何かあったら呼んでくれ、さーてご飯ご飯。
~~~~~~
夕食時。お父さんを入れての4人で食卓を囲む時は、オカズが少し豪勢になる。なので普段は嬉しいボーナスタイムでもあるのだが…
「?どうしたのカオル?」
ビクッ「…いいや?」
「?モグモグ」
お兄さんがいつ暴走するか気が気でなく、全く集中出来ん。せっかく一家水入らずの夕飯なんだが…
「あら?トモヤちゃん、あなた何だか男らしくなったんじゃない?」
「え?そ、そうかなあ…!」
「フフ…(よかった、自身をつけてきたんだな)」ウンウン
いやお母さん…お父さんもうんうんと感心してる所悪いんだけどさ、それは違うと思う。
1度男だった経験(前世)のある私だからこそ、あの表情はわかる。
「(あの顔、恋に恋して盲目な自身を良くしようとしてる感じだ…)」
分かりやすく言うと、クラスの隣のまあまあいい女がこっちチラチラ見て、「あれ?コイツ、俺のこと好きなんじゃね?」ってなって謎の確信を抱き、その女にふさわしくなるよう身綺麗にしたり、イメチェンして色気付いてるような…
そんな事実はないのに、独り相撲してるような痛々しさを端々に感じる雰囲気だ。
「(こうなったら説得せねば)ふう~…ズズ」
「あ、カオル。終わったらボクの部屋に来て欲しいんだけど」
「…うん、わかった」
ああもちろん、好都合だとも。
~~~~~~
「ふぎぎぎ…3!ハァハァ、ふっぎぎ…」
「いいよいいよ!後2回!」
夕食後、お兄さんに昨日の晩の出来事を(武勇伝風に)聞かされ、「悪人との戦いに備えてトレーニングの見張りしてて」というお願いで見ている。今はスクワット中(何故か昨日のコスプレ姿で)
「ふっふっ…!」
「ラスト!後1回だよお兄さん!ゾンバイアも見てるよ!」
「!ぐぅ~…5ぉ…!」
「あいOKー!!」
理由はともかく、お兄さんが筋トレに励むのは良いことだ。なので、闇遊戯さんの罰ゲームで培った知識でお兄さんを軽くしごいてた。サンクス、ハ◯トマン軍曹、
さて…私は窓側にあるベッドの上で居ずまいを正し、ハァハァ言ってるお兄さんに勇気を出して向き直る。……毎度だけど、言いたくねぇなぁ…
「…お兄さん、昨日の話さ、あれって…その……不良がお兄さんのノリに乗ってあげただけとかじゃない?マスクかぶっただけで力が出るとか可笑しいよ…」
「はあ…はあ…、ふぅ!…何を言ってるんだいカオル、ボクは心配ないさ!それにもしカオルが危険な時はさ、今度はボクがカオルを守るよ!」
…………………スゥゥーーーー………(深呼吸)
…いや、せめてコスプレ夜間外出だけでも止めさせないと!
「あの、お兄さん。こう……例えば、険しい山があるとするよね?
その…プロの登山家なら、大変ながらも確かな知識と道具、経験で登って上に着けるんだよね」
「?まあそうだね、山では動物とか危険なこといっぱいだし」
よし、いいぞ…!
「そう、危険があるからこそ、登山者は普段から地道に学び鍛えてるんだ。突然力がついて登ったわけじゃない。お兄さんもそうさ、今回は相手が武器や心得がなかっただけで次はそうは行かないかもだよ?」
「そうかな、そうかも…」
「そうだよ(便乗)。備えるなら戦い方や怪我した人を助けるための応急措置の練習も必要だと思うな。
あ、筋トレは否定してないよ、ある程度は必要だよ!?まあゾンバイア程の筋肉は必要なi……」…ハッ!
ピクッ「…ム」
し、しまった!?お兄さんの前でゾンバイアを!!
「カオル!!あれ程言ったはずだよ!!彼は!ゾンバイアはただの
完全に言葉を間違えてしまった。実はお兄さんはゾンバイアのことを筋肉男だのと言うとは禁句なのだ…
ゾンバイアを1度でも筋肉等と言おう者なら、かなりの厄介オタクと化す…!
「ーやはり彼の魅力が伝わりきってなかったんだね!?ならば、今からでもゾンバイアというダークヒーローの素晴らしさがわかるようみっちりと教えなきゃ…!!!(使命感)」
「ヒ、ヒィン…」カタカタ
そう早口で捲し立て、お兄さんは立ち上がった!
目的は達成したのにヘイトがこっちに!また6時間コース講習やる気か!?や、やだーー!!(幼児退行)
「さあ、こっちに(カオル氏!窓から離れるでおじゃるー!!!)(カオルー!!)
「うう!?」
身構えてると、突然ナーガとエダが壁から!?窓ってなん
ガシャーーン!
「!カオル!!」グイ! 「んぎ?!」ベシャ
何か割れる音と共に、お兄さんが強引に引っ張ってきた!痛ってえ、イカっ腹を盛大に打ち付けた…
「ごめん大丈夫!?……ん、これは…!」ガサガサペラッ
「うう、何?……遊戯さんを誘拐?」
どうやら石を投げ込まれたようだ。その石を包んでた手紙によると、校門前にいた不良が遊戯さんを誘拐したらしく、地図の所にこいと手紙には書かれていた…
「カオル!ちょっと行ってくる!!!」バタン!
「ああまって!」
なんだ、何がどうなってんだ…?
(カオル氏!あの紙は嘘でおじゃる!奴らの目的はトモヤ氏を使って身代金を…キシャー!?)
(カオル、足がッッ!
「足?…わ、くそが!?」ダクダク
(ここここれ飲みッかけなさい早く!)
(い、痛くないですかな!?)
バシャバシャ「……よし、血が収まった。ナーガ、奴ら?身代金って?」
(し、シャ!実は昨日、奴らがやってたことはお金を貰ってやったことなんでおじゃる!それでお金を渡してたのはー)
………………ハ???
~~~~~
プルルプルルガチャッ「はい……え、その場所にこい?何…ご、50万も!?そんなお金払えるわけが…、出さなかったらトモヤを嬲りころ!?もしもし…もしもし!!」
急いで
(((「……おい」)))
「あわわわ…どうしたら!ん、かカオル?どうしたんだい!今は」
(((「シャ…どうしたじゃねえこの
「ひあー!!!」
「うわ!何ー!?」
野郎を
(((「ん、何ですかな?」)))
「ヒッ、ゾンバイアガレキ作ってて塗装用のスプレー切れてたからこんな時間だし花咲君に借りようかなって!(早口)」
(((「…チッ、持って帰りなさいな」)))ゴソゴソ ポイ
「え?わわ!」パシ
目潰し兼◯◯用だったが仕方ない、下駄箱から変わりの物を詰め込み、最後にこいつを取り出す。
(((「待ってろ!
「速い!?って水鉄砲持って何処へ…は!大丈夫ですか?」
「ゴホッゴホ、遊戯君!実はトモヤが!ー」
ドドドド!(((「オラ!いい長さ」)))バキッ
目的の川近くの公園に着く。その辺に捨ててあった登り旗をへし折って水鉄砲とこれとこいつをガムテでつける。後は
ドド…コソ(((「あそこですな…待ってて、全部入ってたらコイツで……くっ!」)))
お兄さん(コスプレ姿)が三人の袋叩きに!あの様子では間に合わん、
その間にも、奴らはお兄さんの顔面(マスク付き)を執拗に殴る蹴る等と過剰な暴行を加えている。
バキッ「ハハハ、お前もバカだな!昨日は
「ハァハァ…ゴホ!え?」
!……ソレ以上言うなー!!
(分かったわ!)
「俺たち3人はな、お前の!」
止めろー!!
「お前の親父に金貰って一芝居してただけなんだよ!ギャハハハ!」
そんな苦い真実をバラされたお兄さんは、時が止まったように立ち尽くしている。
「………………ウソだ……ウソだー!」
「バカが」ブシュー!「ほらよ!」ゴッ
ドサリ「ガハッ……そんな…ボクは…うう」
あ、あのゴミめらッッッ!!!お兄さんの目にスプレーを…!野郎ぶっ殺してやる(ベネッ◯)
「ヴァハハ!死((「このクソカスどもがー!」))ヒュン! ギャー!!?」バチ-ィン!
((「はっ!虫がタバコなんか吸いやがってッッ!!」))ピャッ!
「か、カオル…?!」
痛えだろ!登り旗のよくしなる棒はよ!ケツ肉確定だ!!今度は※にぶち込んでやるよォォォ!!
((「きエエエエ!!(猿叫)」))ビャッ!ピュン!
ビシ「痛っで!!何だコイツは!」
「構わねえ!このガキも嬲り殺しだぁ!」
((「ホホホヒ、くらいな
激昂した不良3人は、お兄さんから離れて
はっ!スローリーな蹴りだ!スタンガンをくらい……?何だ足が動か
「オラァ!」ゴッ
((「ゴエェッ!?」))ドサッ
「あ…」ヨロヨロ (出来……カオルッ!?今実体化s)
((「来るなぁ!」))
うご、イカ腹に蹴り貰った畜生め…!!シャヒ、傷が開いて血が出て…!!クラクラしますぞ…いやしてねえ!…
((「ハアハア…ぶっ飛ばしてやるカス共が…!」))
ガシャッ「はっ!
「子供は寝んねの時間だ!」「ガキが!」
「待ちな!」「トモヤ!カオル!」
遊戯さんとあの
「よってたかって遊びたいようだな?ならよ、てめえらはオレが遊んでやるぜ!」
そう言うと、闇遊戯
その隙にあいつは、近づいてきた。
「カオル!この隙に逃
((「触るな!エダぁ!!…あの野郎共、今お兄さんにやった借りを返してやる!!」))ヨロヨロ
ひ!?」
スプレーで何を描いて……!なるほどな、エダ!準備出来たんだんだよね!?
(ええ!これを持って…ん?)
「トモヤ、お前もこの隙に帰ろう!遊戯君に任せて」ソ…
パシィ!「…パパ、ここで逃げたら永遠に強くなんかなれないよ!それにボクはお兄さんなんだ!カオルを置いて逃げてたまるかー!」ダダダッ!
「!……トモヤ…!」
(へえ…!)((「お兄さん…フフ」))
その間、避けてた闇遊戯さんは、フェンスに追い詰められた()ようだ。フェンスを越えたとしてもその先は川…
だが、闇遊戯さんの不敵ながら余裕の笑みは崩れない。
「ククク…バーカ、オレがただやみくもに走っていたとでも思ってんのか?下を見てみな!……よし、来たな」
「な!」「これは…」「迷路!?」
そう、闇遊戯さんが器用に避けながら描いていたのは迷路だったのだ。しかも…
「へ、だからなんだ!」「これくらい踏み越え」
「カオル、ここでいいの?…やい!!そのスプレーはな、引火性だ!!ゴホッゴホ…」
「「「な!」」」
ボトルに入れたライターオイルは十分…パーティーの時間だぜ…水鉄砲につけたライターをつける。
(((「クフフ!イピカ◯エー、ざまあみろ!」)))
カシュッカシュッゴオオオオオオ!!
ジ「「「うわああああーっ!?」」」ボワアッ!
「ひっ、足に火が~~!」
「アチアチーっ!!!」
私が放った火炎放射は、闇遊戯さんが描いた物に引火し、あっという間に炎の迷路となった。
「ハハハハ、走れ走れー! 迷路の出口に向かってよー!」
(((「クフハハハ!お返しだ、
カシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッ!
「ぎゃー!背中にー!?」
「ひいいいい!!!」
「ケツが~!!!!」
「安心しな、迷路を抜ければ命は助かるからよ…」ニヤニヤ
(((「クホホ、キャンドルにしては動きますなあ」)))ニヤァ
そう言いいながら闇遊戯さんは、不良共が川に飛び込むまで私と笑顔で眺めていた。
「うわー…」
「(唖然)」
ーーーーーーーーーーー
そんなバーベキューの後、闇遊戯はトモヤに肩を貸し、カオルは父親におんぶされながら家に向かっていた。
「ごめんね…ボクのために… ボクはバカだよね… ボクがヒーローになんかなれるわけないのに」
その途中、トモヤは遊戯達にポツリとこぼす。
トモヤは自責の念に捕らわれていた。自身のせいで親や友だち、何より大切な妹まで巻き込んでしまったためだ。
そんなうつむいたトモヤに、闇遊戯は答える。
「いや…なれるさ!なあカオル」
「…ええ。…お兄さん、その…ガラスが割れられた時さ、助けてくれてありがとう。あの時引っ張ってくれなきゃ、全身ズタズタになってたよ」
「いや、あの時だってボクはカオルに怒鳴って…独りよがりな理想を押し付けて…」
「ううん気にしてないよ…それにさっきはあんなに気に入ってたマスクまで脱ぎ捨てて遊戯さんの為に立ち向かってたじゃない」
「カオル…」
ボロボロになっているカオルは、同じく殴られてボロボロになったトモヤの顔を見て微笑む。
「お兄さん、漢の顔になったね」
「!!!カオル……カオル…ううう!」ポロポロ
「花咲君、いい妹さんだな、羨ましいくらいだぜ」
トモヤは涙が止まらなくなった。嬉しかった…ゾンバイアのリアルマスクも、友だちと遊んだことも、助けてくれたことも…
だが、自分よりも才能があって体は頑丈、嫉妬心さえも抱くこともあったが、密かな憧れでもあった…そんな妹に初めて認められたということが何よりも嬉しかったのだ。
「そうか…そうだったのか…私はバカだった…」
そして、これらの光景を見ていた父親はようやく気付く。 ゾンバイアのマスクに隠れていた、妹の為に立ち上がり、友達のために傷ついた顔こそが、本当のヒーローの顔、彼の本当に進む道だったのだと…
おまけ~
後日、カオルとトモヤは自宅謹慎をしていた。
無理もない、2人共に夜間に外出した上、重症になって帰ってきたからだ。と言っても、カオルはこっそり回復を早めているのだが(トモヤにも、彼が寝てる隙にこっそり与えている)
ちなみに父親は、母親に数十回に渡り往復で叩かれ、頬を3倍に腫らしながら会社に行っている。
(いいのですかな~、せっかくの精霊のカード、護衛増強なのですぞ?)
(仕方ないでおじゃる。カオル氏の決定でおじゃるからな)
(にしても、あのゾンバイア好きーなトッモがデュエルモンスターズを始めるとはねぇ)
3人(?)の精霊の目線の先には、今まさにパックを開けようとしているトモヤ、それを見ているカオルがいた。そのパックは、父親が買ったあの海外パックである。
「ワクワクするなあ!」
「でしょでしょ!わかる!ささ、開けて開けて!(お兄さんを守ってくれるような精霊が来ますように)」
そう促され、トモヤはパック(精霊入り)を開け、1枚ずつ取り出すようだ。その1枚目は彼に相応しい、あのカードであった。
「わーー!!〖ダーク・ヒーロー ゾンバイア〗だ!!!」
(ハハハ!む?この男の子が私のマスターかな?ワーッハハハ!よろしくたのむよ!)
「(あ、アク◯ョン仮面と同じ声だ…!)おー!よかったねお兄さん!ほらほら、感動するのはいいけどさ!まだ4枚あるんだよ?まだまだパックあるし」
「あ!うん、そうだね!えーと次は~…よし!〖ヒーロー見参〗、こっちのゾンバイアもカッコいい…!」
そんな様子をニコニコ微笑みながら、カオルは一安心する。彼とならやっていけそうだな。
「さー次は~…〖気まぐれの女神〗だって!かわいいなー!」
(むにゃむにゃ…んえ?かわいい~?あんがと~…)
(ワーッハハハ(小声)よろしく)
「え?」ピシリ…(((…え?)))
ニコニコしていたカオルの笑顔がピシリと割れる。
「お、〖サイファー・スカウター〗かー!カッコいい女の子だね!」
(あなたマスターか、おっと。見えてないとはいえ、マスクを着けたままでは無作法か)カチャリ…
(ハハハ!共に戦おう!)
「えッえッえ?(3度見)」((???))
(わお、素顔はロシア系美人なのね)
「最後は~…〖闇の精霊 ルーナ〗かー!ゾンバイアのヒロインに似てかわいいー!」
(あら、この子がマスター?かわいいわね…フフフフ)
(お、闇属性で私とうまく連携もとれそうだね!よろしく!)
「……私は…2年かけて3枚…お兄さんは今日で4枚…可愛い子ばっかり…… 」フルフル
(カオル殿?)(シャヒ?)
(ああなるほど…ブホォwwマジ愉悦!)
「さー!次のパックは…カオル?」
「…き……貴様~~!!」がばぁ!
「うわあ!?どうしたのカオル!カオル!?」
「貴様~~!うぉ~ん!!」
この日カオルは初めて、兄であるトモヤに嫉妬心を抱いた。