カオルの兄、トモヤに自信をつけてほしい父親は、不良3人にやられ役を依頼(10万)
不良達は最初、大人しく従ってたが、金に目がくらみ父親から50万を脅し取ろうとする(童実野町ではいつものこと)
↑のこと全てを知ったカオル、激昂…!
出血、貧血、制御不能の怒髪天のデバフ盛々三重苦ながらも、闇全開な闇遊戯と共闘。可燃性迷路と水鉄砲(炎属性)を使用し、不良3人はしめやかに川へ退散。
父親反省、トモヤ更正、そしてトモヤもデュエリストの道へ…
今回はデュエル描写多め!
前回に引き続き今回も〖絶望神アンチホープ〗並みのカチカチ難産でした。
もう少しあらすじも語彙力も〖隣の芝刈り〗みたいに面白く、スムーズに肥やしていきたいものです。
ある予定地にて。そこでは、殺人級(過労死)のスピードで工事が行われている。そんな少し外れた所で、私達はいた。
「うう…ついに…ついに完成しましたね!カオル補佐!!!」
「ええ!これなら注目のこと、間違いなしですね大瀧さん!」
私と漢泣きしている大瀧さんは、互いに固い握手を交わす。思えば、よくここまでこれたものだ。
私はお兄さんの事件から現在まで、精霊達3人(+α)と多忙の日々を過ごしていた。
ーー最初は私と精霊達であの全憑依の反省。前回のモクバ先輩の時には上手く行ったため、不良3人ならやれるとあの時全憑依を決行。
が、色々不幸が重なったこと、そして何より4人の心がバラバラの方向に向かってた為か、本来の半分の力も出せなかった。
この全憑依ってのは某セカイ系アニメで例えると、シンクロ率みたいなもので、ある程度感情が纏まらなきゃ力が半減するし、強い感情の方に引っ張られてしまうんだよな。今回は私の憎みとワイトの殺意が出てしまったらしい。
ワイトって何故か家族関連が絡むとマジギレするんだよね。
なのであの会議で出た案、力の基礎と制御を先に身に付けることとなり、毎日練習の連続である。
…それで全憑依は使えるようになったかというと…えー………A.調整中です
「ワシにも感謝してほしいものだな大瀧、カオル。貴様らの懇願でこの舞台用ソリッドビジョンをいち早く製造し、
「もちろん感謝していますとも!あなたのお陰でこんなにもカワイイペンギンちゃん達がー」
「ありがとうございます!
次に私は現在進行形で、海馬社長に課せられたノルマをこなしていた。
内容は色々あり、モクバ先輩の仕事の補佐やから始まり、ペンギンランド開発の手伝い、社長が海馬ランドの屋内型のエリアに「究極のゲーム」を作りたいらしく、その内容の1つを発案(クイズゲーをチョイスした)、何故か海馬家の使用人方にデュエル指南、その他etc...
どれも大変だが、その中でも大変なのが2つあり、1つは今話しているBIG5の1人、確かアニメだと〖機械王〗……あれ〖機械軍曹〗?になって3人とデュエルしてた軍需工場の元工場長、
「カオル、わかっておるだろうな?ワシらとの約束を、ん?」
「ええ、もちろんです。プロですから(ベネ◯ト)」
「このぅ、調子に乗りおって」ワシャワシャ
「あ゛~髪が乱れる~!?」
だが、私がモクバ先輩よりも幼い女の子ともあってか、警戒されるよりも同情的な目で見られた。それもあって簡単とは言わないが、彼らの心の懐に潜りこめたのである。
その先から
止めにエダ御用達の小料理屋に誘い込み、飲みニケーションやカラオケ接待でなんとか、彼ら(大瀧さんも含め)の心を掴んでみせた。
ま、心を掴んだだけで海馬瀬人側につかせるのは流石に無理ゲーだったけどな。
自分の誇りである工場爆破させられたんだ。そら怒る通り越して憎むわ…
そのため、
「ふん、ワシは予定があるのでこれで失礼する……後その…なんだ、明日は恥のない結果を出すことだな」スタスタ
「え?…あ、はい!頑張ります!」
「…あの石頭の
は~…まあ冗談はさておき、私も失礼!大会、楽しんで来なさいなカオル補佐!」
そう告げた笑顔の大瀧さんと、大田さんは舞台上から降りると、足早に出口の方へ行ってしまった。
…大瀧さん、あんなルンルンとスキップまでして………ペンギンランドが出来たの、本当に嬉しかったんだな…
「カオル補佐、迎えに来たよ。家まで送ろう」
「あ、磯野さん!ありがとうございます」
磯野さんも来たことだし帰るか。ほらほら、ワイト達も見るの終わりっ、閉廷!帰るよー。
((((((はーい))))))
ーーーーーーーーーーー
次の日、某所の大型カードショップにて。
「ここに名前を書いてねー……花咲薫ね。ではこの参加賞のカード3枚をどうぞー。開始時刻は◯時だから待ってて」
「あ…あ、ぁありがとうございます」
(もう、3回目の大会なんだからいい加減慣れなさいよ)
エダに愚痴られつつ、目を伏せている私はカード貰うと、そそくさと販売機前に戻っていく。
今日は海馬社長から課せられた大変なノルマの2つ目にして最後のノルマ、デュエル大会を2~3回優勝を目指してここに来た。
(あら、あの娘はいないのね)
「今回のコンボはデッキ破壊辛いからなぁ…レインちゃんには悪いけど正直助かる」
別にゆっくりやってもいいんだぜい?とモクバ先輩達に言われているが、社長曰く「ふん、仮にもプロフェッサーの役職も与えたのだ。それを無下にする程、愚かではないだろう?」と
こりゃあ、尚更頑張らねば…(使命感)
「あ!カオル、受付終わったんだね。ほら、ココア買ってきたよ」
(さあ受け取りたまえカオル君!)
それと今回も我が兄、トモヤに保護者として来てもらった。
保護者?と思う人もいるかもしれないが、ここの世界のデュエル大会って10歳以下は保護者同伴が必須なのよね。何でも盗難と代行対策なんだとか。
「ありがとう!…その、今回もごめんねお兄さん。助かるよ」
「いいさ。それに最初のカレーコラボの大会の時も言ったでしょ?ボクもデュエル覚えたいからついて来ただけさ」
(…ホント、あの独り善がりナードがここまでお兄さんになるとはね)
(ワッハッハ、そうマスターを誉めてくれると私も鼻高々さ!)
後ろの方では、今回の護衛の精霊2人が何やら話し込んでる。1人はデュエル大会では大ベテラン、エダ・マクレーンこと〖ダーク・エルフ〗。大会で必須の情報を教えてもらうために同伴させている。
そしてもう1人の
前にお父さんが買ってきたパックを覚えてるだろうか。4人目の精霊となると、パック越しでも分かるもの。
せっかくお兄さんが始めるともあって、その精霊入りパックをあげたのだ。
だが、流石にそのパックに彼の他に美女モンスターが3人も入ってるとは、このカオルの目を持ってしても見抜けなんだ……ま、まあ!?お兄さんの護衛も増えてよかったしー?臨時でこっちも手伝ってくれるしー!?
ーー何やっておるのだ…今からでも〖気まぐれの女神〗タソを交換して貰ってこい…腋をこのドラゴネクロ寄越せ!ーー
ーーハッ頭チ○ポか貴様、お主には〖マスター・オブ・OZ〗の腋毛がお似合いよ…サイファーちゃんを交換して
ええい去れ私の
今は大会の優勝カード、使いがってのいい「ブルーアイズ打点」のカードに集中しろ私!煩悩退散!
「ブルーアイズ打点、絶対取ってやる」「攻撃力3000は俺だ…!」
「ゲゲゲ、一週間物の体だぜ…」
「何万になるかなー♪」
周りでもライバル達がギラギラと目を血走っている。そうさ、この大会でも気は抜けない…!さあ、大会の始まりだ!
~~~~~
「カオル、頑張れ…」
(大丈夫、彼女ならやれるさ!)
次は5回戦目……………え?その間の4回の戦い?アロマタクティス(激臭)、
そちらは一撃で倒したので問題ないし、現環境でよくいる攻撃力1800~1900の紙束ビートがほとんどだったので見せる程でもない。サイエンカタパで全て終わったとだけ言っておこう。
さて、次の相手は…
「ブフ、君が相手かな?…あっと待ってて!制汗スプレーいいかな…」
「ええどうぞ」
丸坊主で汗っかきの巨漢であった。でも身だしなみに気をつけているのか、清潔感がある。
「あのデケぇ中坊は…オーク
「やつのオークビートはヤバいぜ…」
何、二つ名だと!?…ならばそろそろか。次で決勝だしな…私はカードを10枚入れ換える。本当はデッキごと入れ換えることも出来るのだが、今回はこのサイドしか持ってきてないので我慢。
「「対戦、よろしくお願いします。デュエル!」」
カオルLP4000 VS
「私が先行か、ドロー」
手札5→6
サイエンカタパやチーちゃん等を抜いたからね、ビート気味に行くぞ。
「私は永続魔法〖補給部隊〗を発動、そして手札から〖独法師〗を特殊召喚。そして〖ダーク・ヒーロー ゾンバイア〗を召喚、〖独法師〗は効果で自壊!〖補給部隊〗で効果で1ドロー!」
手札5→3→4
〖ダーク・ヒーロー ゾンバイア〗☆4 攻2100守500
(すまない、〖独法師〗君!)
「あのガキ、いきなり2000代出したぞ!」
「維持しやすいゾンバイアか!」
引いたのは…良いね。
「私は更に2枚伏せてターンエンド」
手札2
〖ダーク・ヒーロー ゾンバイア〗☆4 攻2100守500
〖補給部隊〗
伏せ 2枚
「僕のターン、ドロー……1枚伏せて〖手札抹殺〗。互いにカードを全て捨ててその分ドロー!〖サイクロン〗、右の伏せカードを破壊!」
手札6→4→0→4→3
「っ…」
手札2→0→2
伏せ 2→1枚
く、必要なカードが2枚も落ちた…
「僕は伏せたカード、〖悪夢再び〗を発動。墓地から守備力0の〖遅すぎたオーク〗と〖暗躍のドルイド・ドリュース〗を手札に戻し、ドルイドを召喚!
召喚成功効果、墓地から攻守どちらかが0のレベル4闇属性モンスターを
〖暗躍のドルイド・ドリュース〗☆4 攻1800守0
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻2200守0
「あれ、オークの方は守備?これじゃいい的だぜ」
「もしや、アレを呼ぶ手段あるんじゃ…」
何?後ろの人たちが言っているアレとは?その疑問の答えは直ぐにわかった。
「仕上げだよ!〖
(なるほど、考えたね!)
(ええ、今のオークはドルイドで
「まずい、これが通ったらカオルのライフが半分に…!」
それは問題ないよお兄さん。
「オークでゾンバイアに攻撃、ボーン・バッシャー!」
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻2200守0
「ゾンバイアは撃破される…」
カオルLP4000→3900
「最後にドルイドで直接攻撃だよ!」
〖暗躍のドルイド・ドリュース〗☆4 攻1800守0
「通常罠、〖ガード・ブロック〗。そのダメージを0にしてドローします!」
手札2→3
「……バトル終了、1枚伏せてターンエンド。どうぞ」
種津剛LP4000 手札3→2
〖暗躍のドルイド・ドリュース〗☆4 攻1800守0
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻2200守0
伏せカード 1枚
〖セコンド・ゴブリン〗
この人、二つ名あるだけあっていい動きする。私にとっても実りあるデュエルは大歓迎だ…!
「うん!私のターン、ドロー」
手札3→4
この速攻魔法……私は墓地のカードを確認した後、目を伏せる。
「〖強欲な壺〗で2枚ドロー……〖予想GAY〗でデッキから〖ワイト〗を守備表示で出し、〖ジェスター・コンフィ〗を守備表示で特殊召喚。
そして〖女邪神 ヌヴィア〗を召喚して自壊させる。〖補給部隊〗で1ドロー……カードを2枚セットしてエンドです」
カオルLP3900 手札1
〖ワイト〗☆1 攻300守200
〖ジェスター・コンフィ〗☆1 攻0守0
伏せカード 2枚
〖補給部隊〗
「(ヌヴィア!?何故?〖ワイト〗や〖独法師〗といい、デッキコンセプトが読めない。だが、あのモンスターを残すのも不味い)ぼ、僕のターン!ドロー」
手札2→3
ドローした種津さんは微妙な顔。お目当てのカードでは無いようだ。
「く、仕方ない。〖遅すぎたオーク〗を召喚!ジャイアントの方に〖デーモンの斧〗を付けてバトル!」
〖遅すぎたオーク〗☆4 攻2200守0
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻2200→3200守0
〖暗躍のドルイド・ドリュース〗☆4 攻1800守0
〖遅すぎたオーク〗は召喚ターンは攻撃出来ない…思い通りに来るかな?
「ドルイドでワイトに攻撃」
「〖補給部隊〗で1ドローです」
手札1→2
「そして最後にオークでコンフィに攻撃!ボーン・バッシャー!」
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻3200守0
よし、最高の動きをしてくれた!
「攻撃宣言時に速攻魔法、〖
〖ジャイアント・オーク〗☆4 攻3200→3600守0
「な!?…は、はい?えーと、そのまま攻撃?(困惑)」
「何やってるのカオルー!?そのカードは守備貫通能力があるんだよ!!?」
…なんだ?お兄さんや周りの奴もバカを見る目で見おってからに。
「さあ、〖ジェスター・コンフィ〗は破壊されました…なので、種津さんに3600のダメージです」
「……ブフ?」
種津剛 LP4000→400
「「「???」」」
(あら、阿呆けた顔しちゃって♥️オークの敗北決定な)
(その…綺麗に決まったね!)
私がダメージ計算した後、何故か周りが野次を飛ばし始めた。「出鱈目言うな」だ「ルールを守れや!」だのと…
な、なんだなんだ!こんなか弱い小1の女の子に寄ってたかって!
「う、うーん(いや、前に不良燃やしてたよね…)」
(え?…そ、そうだぞ!!恥ずかしくないのか君達!)
(……か弱い??)
おい、なんで味方が疑問浮かべてんだ…
それにこれはルールに則った戦法なんですけど!!
「…いいですか、〖ビッグバン・シュート〗は装備モンスターの攻撃力を400アップと 装備モンスターが守備モンスターを攻撃した時、 その守備を攻撃力が超えてれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与えるんです」
「は!?じゃあオーク種津にダメージは入らんだろうが!!」
分かるよ野次の心も。前世のマスターデュエルでも同じことを思った。
「ではですよ?…このカードにとっての「敵」は誰ですか?」
「ああん?だから……あれ?」「…待てよ?それはこのガキのカードだよな?」
「え?どういうことだ?」「あ…あ"ー!」
「……そうかそう言うことか!ブぐぅ、僕は何てバカなんだ!!」
「え、え、どういうことなのカオル?」
「あのねお兄さん、このカードをプレイしたのは私…つまり
貫通ダメージはこのカードのコントローラーから見た相手プレイヤーが受けるから、私という
私も一時期ハマったよ、この逆噴射は。リンクのイゾルテやパワーツール等で装備を引っ張って〖マシュマロン〗等を殴らせまくったものだ。
「…うわ…よくもまあ思いつくよ」
((ホント右に同意見))
「引かないでくれない!?…もう、それでどうします?」
「ブぐ…ターンエンドです」
種津剛 LP400 手札1
〖遅すぎたオーク〗☆4 攻2200守0
〖暗躍のドルイド・ドリュース〗☆4 攻1800守0
伏せカード 1枚
因みに〖旗鼓堂々〗はエンドフェイズに装備させたカードを破壊する。なので〖ビッグバン・シュート〗の隠された効果、「離れたら装備モンスターを除外する」が発動したため、〖ジャイアント・オーク〗は消えている。
「私のターンドロー」
手札2→3
今頃最初のコンボパーツが来た…だがもう必要ない。
「伏せてた装備魔法〖
「ブフぅ、勉強になったよ…君強いね」
種津剛LP400→0
「いえ、パーツがなかったら私が負けたでしょう」
そして互いに褒め称え、握手を交わす。うむ、普通に種津さんもいい動きだった。ただ罠とか妨害が乏しい印象だ。
「種津さん、もし改良を考えているなら〖ガムシャラ〗や〖ピンポイント・ガード〗とかもオススメですよ」
「!…それならセコンドが無い時の奇襲性が増すかも!ブフフありがとう花咲ちゃん。うん、君なら兄ちゃんにも勝っちゃうかもね」
「?…兄ちゃん?」
~~~~~
礼儀正しく、心優しいオークと対戦した後、今は決勝戦。最後の相手は…
「フキキ、君か!俺の弟を倒したのは!」
身長は低く、全体的に細い男。ただし、お腹周りが少し出ている。
「ゴブリン種津までいるのか!」
「でもよ、あの子もやるかもしれねえぜ?」
「カオル!いけるよー!」「純兄ちゃん、頑張れー!」
「おうよ剛!やってやるぜー!」
普通逆じゃね?って思うほどの身長差だ…戸○呂兄弟かな?
まあとりあえず、後の5枚のカードも変えて万全で行こう。
「フキキ、よし!始めようか!」
「はい!」
「「対戦、よろしくお願いします。デュエル!」」
カオル LP4000 VS
「先行は…私のターン、ドロー。〖
手札6→5→8
ぬお!なんだこれ、最高か?
「モンスターを伏せる。カードを2枚伏せて〖補給部隊〗を発動!ターンエンドd」
「フ、待ちな!相手の魔法罠が2枚以上ある時にこの罠を手札から発動出来るぜ、〖タイフーン〗!
「お、手札誘発とは珍しい」
(中国の奴も使ってたわー)(へー)
「な!?」
「「「て、手札からトラップだと!?」」」
え?そんなに驚くこと?こんな表側表示1枚破壊なんざ、〖無限抱擁〗や〖拮抗勝負〗より100倍ましだぜ(遠い目)
「…ターンエンドです」
カオルLP4000 手札4
伏せカード1枚
伏せカード2枚
「フキキ、その目を見るに効いたようだな!俺のターン、ドロー!」
手札7→8
確かにな、オムライスにグリンピース乗ってたぐらいに辛いよ。
「微妙すぎて伝わりにくいなぁ…」
(カオル君、好き嫌いはいけないよ!)
(違う、そうじゃない)
「俺は〖増援〗を発動!〖
〖ゴブリンドバーグ〗☆4 攻1400守0
〖ゴブリン突撃部隊〗☆4 攻2300守0
これならやり過ごせるか?
「まだだ!〖トランスターン〗を発動!レベル4の〖ゴブリンドバーグ〗を墓地に送り、デッキからレベル5の〖無敗将軍 フリード〗を特殊召喚!バトルだ!」
〖
「…!」
仕方ない、発動するか。前の大会優勝で貰えたぶっ壊れカードだ!
「バトルの前に罠を発動します!〖エンペラー・オーダー〗、〖血肉の代償〗!どうぞ」
「お、おう?バトル!」
「おいおい、なんで〖血の代償〗を今発動するんだぁ!?」
「それに〖エンペラー・オーダー〗とかゴミカードもいい所だろ…」
「ブフ…(どういうこと?何故あのカードを……待てよ?さっき…)」
…除去がなかった!行ける!
「私はそのバトルフェイズに500LP払い、代償の効果発動!手札からモンスターを1体召喚出来る!」
カオルLP4000→3500
「「「なっ!」」」
「相手ターンに召喚だとぉー!?」
いやー、昔のデュエルモンスターズで良かったよね。もし環境がocgだったら害鳥とかが飛んできたに違いない。
「私は〖女邪神 ヌヴィア〗を召喚!」
〖女邪神 ヌヴィア〗☆4 攻2000→1600守800
「フキ?何かと思ったら「や、やっぱりだ!まずいよ兄ちゃん!」?どうしt」
「召喚に成功した時、ヌヴィアの自壊効果発動!それにチェーンして〖エンペラー・オーダー〗で自壊を無効、チェーンして手札の〖カゲトカゲ〗の効果で召喚成功した時に特殊召喚!に、チェーンしてオーダーで無効!それによって計2ドローです!」
手札3→5
おっしゃ、アドを取り返したぞ!
「キぃ、直撃を避けたか!ならばフリードと突撃部隊でヌヴィアと伏せカードに突撃だぜ!」
「ヌヴィアと伏せた〖ヘルウェイ・パトロール〗は破壊されます」
カオルLP3500→2800
「攻撃した突撃部隊は守備表示になる。バトル終了、3枚伏せてターンエンド!(くそ、バック破壊がない…)」
種津純 LP4000 手札2
〖無敗将軍 フリード〗☆5 攻2300守1700
〖ゴブリン突撃部隊〗☆4 攻2300守0
伏せカード 3枚
さっきのドローで結構動けそう…
「私のターンドロー」
手札5→6
「スタンバイフェイズに永続罠を3枚発動だ!〖ゴブリンの小役人〗を2枚、〖最終突撃命令〗!
まず小役人でスタンバイフェイズ毎に500ダメージ与え、突撃命令がある限り、全てのモンスターは攻撃表示を強制させるぜ!〖ゴブリン突撃部隊〗に攻撃表示になる!」
「!」
カオルLP2800→1800
突撃命令か…2300打点は今の環境では、倒すのに一苦労で結構強い。2500打点以上持っている人なんて大人はともかく、学生では半分くらいしかいないのだ。
だが、バックの除去の手間が消えたのはありがてぇ、そのまま行く!
「〖血肉の代償〗の効果、メイン1にLP1000払うことで通常召喚を3回まで出来る!」
カオルLP1800→800
「っ!」
「あいつ、迷いなくライフ削りやがった!」
「頭おかしいぞ!」
「私は〖独法師〗を特殊召喚し、2体目のヌヴィアを召喚!
法師、オーダー、ヌヴィア、オーダー、トカゲ、オーダーでチェーンを組む。計3ドロー」
手札4→7
「な…」
「〖魔犬 オクトロス〗を召喚!法師、オーダー、トカゲ、オーダー、トカゲ(2枚目)、オーダーでチェーンを組み、計3枚ドロー」
手札6→9
「フギ?…そのトカゲターン1ないのかよぉ!?」
(そら普通、召喚成功時のモンスターにターン1なんて必要ないわ…当たり前だよなあ?)
「クフフ、〖ボティス〗を召喚。法師、オーダー、ボティス、オーダー、トカゲ、オーダー、トカゲ、オーダーでチェーン、4枚ドローし、〖補給部隊〗発動!
フィールドにいるオルトロスを破壊し、〖破械童子アルハ〗を特殊召喚!法師は自壊、〖補給部隊〗で1ドロー!墓地にいったオクトロスでレベル8で悪魔族の〖真魔獣ガーゼット〗をサーチ!
墓地のパトロール除外、3枚目のヌヴィアを特殊召喚!」
手札8→12→10→12→11
「召喚したと思ったら、消したり増えたり、もう無茶苦茶だ…」
「ひ、1人でやってるよ…」「あの子本当に小学生?」
「1ターンで4体もモンスターが…」
何か失礼なこと言われてるけど気にせん!社長、力をお借りします…これでしまいだ!
「私はヌヴィア×2体、ボティス、アルハを生け贄に特殊召喚!〖真魔獣 ガーゼット〗だゼーーット!!!」
〖真魔獣 ガーゼット〗☆8 攻0守0
これがこのデッキの切り札だ!なんだ?元ネタの真マジ○ガー衝撃は2009年だったって?…知らんな!
「ブフ、攻撃力0?」
「ただの0ではありませんよ…あのカードは生け贄にしたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値となるんです」
お兄さんの言う通り!しかも元々の攻撃力なのでヌヴィアの攻撃力200ずつダウンも気にならないのだ!そして1700のボティスと1500のアルハを加えた合計は…
「合計、7200!!!」
〖真魔獣 ガーゼット〗
☆8 攻0→2000→4000→5700→7200守0
「「「「な…」」」」
「フキキ、嘘でしょ…」
「更に〖ビッグバン・シュート〗で400アップさせてバトル!
〖ゴブリン突撃部隊〗に攻撃だガーゼーーーット!!全てを原子に打ち砕け!真・ビッグバン パンチッ!!」
〖真魔獣 ガーゼット〗☆8 攻7600守0
〖ゴブリン突撃部隊〗☆4 攻2300守0
「……す、すげぇ…お前すごいよ!戦えてよかった!!」
種津純LP4000→0
「こちらも種津さんとデュエル出来てよかったです…対戦、ありがとうございました!」
そして互いにがっちりと握手を交わす。久しぶりに清々しく、実りのあるデュエルだったな。
(ゴブリン種津…ある意味名前以上のリスペクト精神ね)
(コラコラ、名前いじりはいけないよ!)
~~~~~~
ふぅー、あの後種津さん兄弟とデュエル談義しすぎて少し遅れてしまったな…ノルマも達成したし、優勝カードの〖双極の破械神〗も手に入ったことだしさっさと帰ろう。
そうしてお兄さんと帰ろうとした時、目の前に大きな人だかりが出来る…あ…
「ゴブリン達と話してた話、こっちにも聞かせてくれませんか?」
「なあ君、良ければ俺のデッキの改善点教えてくれねぇか?」
「待ってくれ!俺の〖カラテマン〗コンボを一緒に考えてくれ!」
「俺のウォールも!」
「ああの、あ、あ、」
「アハハ…今回もこうなったかー」
(今回は倍以上だね!)
(だからいつもさっさと帰りなさいって言ってるのに)
クソ、どうして毎回私に聞いてくるのだ。帰らせろ頼むから!今日も初めて会ったデュエリストといっぱい話してクタクタなんだ(人見知りで効果倍増)
だが結局、皆さんとコンボやアドについて話し込んで盛り上がり、家に着く頃にはお兄さんの背中で寝てしまっていた。
来週には海馬ランドの落成式で呼ばれているのに、何やってんだかなぁ私は。
この大会の1ヶ月前、KC社長室にて、
「フフフフ…まさか4枚目が武藤遊戯の祖父が持っていたとはな。愚弟もたまには役立つものだ」
そう言い、海馬はほくそ笑む。事の発端は昨日、弟のモクバが海馬に黙って「亀のゲーム屋」に一般客として偵察に行った時のことだ。
モクバが偵察のために来店した時、丁度友だちと帰ってきた遊戯が祖父に頼み込み、世界に4枚しかない幻のあの超レアカードを見せていたのだ。
「ふぅん、老いぼれジジイめ。友だの何だのと戯言をほざきおって。すぐに渡せばよかったものを…まあいいさ。落成式に必要な袋が3枚以上になっただけのこと」
そう言いつつつ、彼は電話をかけ始めた。
「俺だ。お前に業務の追加を言い渡す。時に…ゲームは好きか、カオル?」